山本由香

  • ストックホルム在住のデザインライター及びデザインコーディネータ。ウェブサイト「スウェーデンスタイル・コム」にて随時最新情報を発信している。著作に「北欧スウェーデンの幸せになるデザイン」と「北欧スウェーデンのかわいいモノたち」。
    ウェブサイト
    ブログ 

2010年2月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28            

北欧スタイル最新号案内

北欧4カ国ブログ



  • デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノルウェーの北欧4カ国から、現地情報を随時更新中です。ここでしか出会えない北欧スタイルに触れてください。

北欧サイト

北欧関連リンク

  • デンマーク、ノルウェー、スウェーデン旅行の公式情報 スカンジナビア政府観光局

北欧デザインツアー

  • ≪ツアー報告公開中≫

    第2弾!北欧ツアー報告公開中


リンク

  • サイドリバー

    こだわる大人のための趣味と生活のポータルサイト
  • エイ出版社
    あらゆる趣味の雑誌、書籍、文庫を発行し、新しいライフスタイルを提案

    世田谷ライフ~暮らしの楽しさここで見つける~|エイ出版社

PR

開催中キャンペーン

  • サイドリバーショッピング送料無料キャンペーン
    サイドリバーショッピング送料無料キャンペーン


    2010年度エイ・スタイルカレンダー

イベント

2009年3月19日 (木)

スウェーデン人の心のアーティスト、カール・ラーション

カール・ラーションといえば、スウェーデンで最も愛されているアーティストの1人でしょう。20世紀初頭に活躍し、幸せな家族の暮らしをモチーフに、スウェーデンデザインの原点ともいえる白木の家具やテキスタイルを描いた優しいタッチの水彩画を数多く世に送り出しました。今でこそシンプルな家具は北欧デザインの代名詞になりましたが、その頃はまだロココ調のこってりした家具が好まれていた時代でした。ラーション一家が好むシンプルな家具は美しくないと非難されることもあったようですが、テキスタイルデザイナーでもあった妻のカーリンの作り出すデザインとともに、シンプルで明るい色彩のインテリアという彼らのスタイルを貫き、今では誰もが愛するインテリアのスタイルに確立されました。

カール・ラーションの作品は国立美術館など主要な美術館で鑑賞することができますが、2月から5月末までストックホルムの元宮殿である「プリンス・エウシェン美術館」で彼の作品が一堂に集められた特別展示会が開催されています。カール・ラーションと同じ時代に風景画家として活躍していたエウシェン王子の住まいは、彼が亡くなった後ストックホルム市が所有することとなり、その後美術館として一般に公開されるようになりました。美しい庭園や豪華な家具の並んだ客間も見ごたえがあり、森の中にある宮殿美術館として人々に親しまれています。


元宮殿の美術館外観

200903130775carllarssondraft
カール・ラーションの作品が広い館内でじっくり鑑賞できる

200903130833carllarssondraft
王子も使った当時の客間も公開されている

Bruden2 Sjalvportratt2
左は妻カーリンのウェディング姿、右はカールの自画像

Livets_gata1911
1911年のラーション家の子供たち
当時このような白い家具はめずらしかった

2009年2月19日 (木)

ファニチャーフェアの前途有望な日本人デザイナーたち

冬のデザインの祭典ファニチャーフェアが今年も無事に幕を閉じました。最近はわりと大人しくなってきた感もありますが、その分内容が充実してきたのかもしれません。目を惹くような新作よりも、使ってよし、環境によしといった作品が増えているようです。

特に今年は有能な日本人デザイナーが参加していたように思います。まず、最優秀家具賞である「北欧デザイン賞Nordic Design Prize(2006年まではForsnas賞)」を受賞したソファテーブル「Newton」をデザインしたのは須長檀さんとスタファン・ホルムさんです。須長さんはイェテボリを拠点に活躍している日本人デザイナーで、昨年もKarl Andersson & sonerから「イトマキ」というソファーテーブルを発表しています。

気鋭デザイナーの新作が揃うOFFECCTでは、ヤナギハラ・テルヒロさんデザインのソファ「Grow」が発表されました。パーツの組み立て方でいろいろな変化が楽しめるソファです。

北欧家具の老舗ブランドSWEDESEからは、伊藤節さんと伊藤志信さんデザインのハンガー「Hanahana」が登場。ネーミングのごとく、花が咲いたようなハンガーはオブジェにもなりそうです。

グリーンハウス会場に出展される「ヤング7」の1点に選ばれたのは、ハマナカ・アツコさんの「Fiction Cabinet」です。ブラウンの落ち着いた色合いのキャビネットの模様はなんと髪の毛。光を通すキャビネットがいろいろなタイプの髪の毛を美しく輝かせています。

シンプルで素材のよさを生かすのが上手なのはスウェーデン人と日本人に共通する感覚です。これからの活躍が期待されます。

Newton
Newton by Karl Andersson & soner

Grow_3 
Grow by OFFECCT

Hanahana
Hanahana by Setsu & Shinobu Ito

Fictioncabinet
Fiction Cabinet by AKO & Co

2009年2月 3日 (火)

イッタラのオリゴが10周年

Origomix
オリゴの新作「オリゴ・ミックス」

Origo10yearstimeline
オリゴ10年の軌跡

Taika Aalto_2
左、タイカの新作  右、アアルトベースの新色

1ヶ月ぶりのストックホルムは、ほんのりと雪が積もって冬まっさかりです。去年よりは寒いですね。去年はまったく使わなかったスノーブーツは、今年は出番がありそうです。

さて帰って早々イッタラの新作発表会に行ってきました。イッタラはフィンランドのメーカーですが、スウェーデンのホガネスセラミックやローストランドなどを傘下に入れ、いまや北欧を代表するテーブルウェアメーカーです。

新作はオリゴ10周年記念のオリゴ・ミックス、タイカの新デザイン、アアルトベースの新色です。特にオリゴは今年10周年を迎え、定番のストライプがちょっと違う形になっていたのが目を惹きました。オリゴは10年の間に9タイプのデザインを発表し、国際的にも大きな成功を収めています。

そういえば昨年11月にイッタラ直営店が銀座にオープンしましたね。老舗のウェッジウッドが倒産したりとテーブルウェア業界も不況の話題が尽きませんが、イッタラは元気いっぱいのようですね。北欧ブランドが力を合わせて、不況を吹き飛ばしてもらいたいものです。やはり日本は大切なマーケットなので、日本のお客様に愛していただければうれしいです。

2008年12月 8日 (月)

NKデパートのクリスマスショーウィンドウ

毎年恒例ですが、やはりクリスマスといえばNKデパートのショーウィンドウ。毎年11月下旬に公開されますが、今年はアドベント第1日目より1週間早い11月23日に公開されました。クリスマスから1ヶ月前の日曜日がアドベント第1日目で、この日を皮切りにクリスマスデコレーションが一斉に始まります。

今年のNKデパートのショーウィンドウのテーマは「プレゼント」。6種類のプレゼントボックスには、思いのこもった楽しいオモチャたちが入っています。 どれかのプレゼントにお気に入りが見つかるのでは。

Nk
NKデパートのクリスマスデコレーション

01glas 02plast3
左はカップやプレート、右はカラフルなプレゼントボックス

03robot1 04blue2
左はロボット、右は大きな靴のプレゼントボックス

05garn1 06krokodil1
左はカラフルなあみぐるみ、右はクロコダイルのプレゼントボックス


おまけに動画もアップしちゃいましょう。

2008年11月24日 (月)

いくつになっても現役!故オーレ・エクセル氏夫人のルーセルさん

オーレ・エクセル氏の作品展の準備のためルーセル夫人を訪ねたところ、テーブル一面にイラストの絵を見つけました。「また始めてみたのよ。」というルーセル夫人は、オーレさんと同じくイラストレーターでした。オーレさんの仕事が忙しくなって自分のイラストを描く時間が少なくなったというルーセル夫人ですが、最近久しぶりにイラストを再開させたそうです。とはいっても仕事としてというより、まずは腕試しにいくつか描いているそうですが、かなりの腕前です。50年ぶりといいますが、全くその腕は衰えていません。

オーレさんとはまったく異なるタッチで、主にモードファッションやインテリアのイラストを描いていました。新聞等の1面のイラストを手がけたこともあるそうです。第二次大戦後に渡ったアメリカのアートスクールでは別々のクラスでイラストを学び、お互いにアドバイスしあったり支えあい、オーレさんの魅力あふれた作品が生み出された背景にルーセル夫人の存在は欠かせません。80歳台後半になろうというルーセル夫人の現役ぶりにすっかり感動してしまいました。エイ出版社様でイラストお使いになりませんか?

Ruthel1 Ruthel2

11月26日から12月2日まで新宿伊勢丹本館7Fで「北欧モダンコレクション」が開催されます。そこにオーレ・エクセル特集として、オーレさんの作品が展示されます。

2008年9月 4日 (木)

インテリアフェアFormex

インテリアフェアFormexが始まると、夏休み気分も吹っ飛んで本格的に仕事が再開された気分になります。充分に休暇を取ったデザイナーや企業は、このフェアで新作を発表します。充分休むことは、その後の仕事にも存分に力が入るようです。今回のFormexの様子をお知らせしましょう。

Formex

開園前からエントランスは人だかりになるほど最近のFormexは盛況です。今回のテーマはセレブレイティング・トラディッション。伝統的な古きよきスウェーデンのデザインがテーマです。手作り、手描き、手編みなど、スローライフなデザインが見直されています。

Frukost
photo: Ragnar Lundgren

初日はプレスリリースの朝食から始まります。朝食のテーブルアレンジはいつも見ものですが、今回は各種フェアの展示を手がけるLars Erikssonがトラディショナルなプレス朝食のアレンジを手がけました。ブルーカラーがテーマのテーブルに、イッタラやロイヤルコペンハーゲンなどの北欧人気テーブルウェアが贅沢に使われました。

Entrance_2
Photo: Magnus Skoglöf

エントランスホールを飾る展示は、セレブレイティング・トラディッションらしく、伝統工芸を中心とした会場の展示物がステキにレイアウトされていました。

Young
Photo: Magnus Skoglöf

今回から始まったヤング・デザイナーズラウンジには、新鋭のデザイナーたちが楽しい作品を披露してくれました。

Formidabel
Photo: Magnus Skoglöf

今回から始まったデザイン賞Formex Formidable

2008年6月23日 (月)

伝統的な夏至祭 in ストックホルム郊外

1ヶ月ぶりにストックホルムに戻りました。1年中でいちばんいい季節にスウェーデンにいないのも悔しいので、なんとしても夏至祭までには戻りたいと思っていました。

東京では展示会やインテリアフェアに参加し、遠くからでは分かりにくい日本での情報を得ることができました。インテリアフェアではノルディック・ライフスタイルという会場まで設けられていて多くの北欧グッズを目にし、こんなにも北欧モノが日本に浸透しているのかと驚くとともに、北欧人気も再認識しました。

さて、久しぶりのストックホルムはさわやかな気候です。東京では暑いか寒いかのどちらかでしたが、ここはやっぱり最高の季節で、お天気がいいと本当に気持ちがいいです。ただ朝晩はちょっと寒いくらいですが。

そして夏至祭、行ってきました。夏至祭は地区ごとに行われますが、ストックホルム近郊で気に入っているのはSorudnaという車で1時間ほど南に行ったところにある小さな地域です。夏至祭では白樺の葉で飾られたメイポールを立てますが、ここのメイポールは独特の飾りつけがされています。民族衣装も地域によって違いますが、ここにもそんなこだわりがあります。この時期に特別に焼かれる伝統的なアップルケーキも振舞われていました。やっぱり夏至祭は思いっきり伝統的なのがいいですね。

Sorunda2 Sorunda3
Sorundaのメイポールには特別なデコレーションがされる。
民族衣装をまとった人々がその周りで踊る。

2008年6月 1日 (日)

オーレ・エクセル展、代官山Collexで開催中!

オーレ・エクセル展、ついに開催です。

私はルーセル夫人とともに、出品としてGlyphの柳本さんが希望する作品を手配することが主な役割でしたが、希望される作品が見つからないものもありました。実際あるはずなのですが、あまりにも膨大な数なので、どこにしまったか分からなくなってしまうのです。または、貸し出したまま返ってこない作品もあるようです。その代わり、新たに発見するものもあります。今回新たに発見したのは、1952年から1970年まで担当した日刊紙Aftonbladetへのコラム記事の切り抜きでした。パリパリに乾燥して色も若干変色していましたが、1枚ずつ切り抜いて取っておいてありました。その中から数枚を取って今回の展示品とさせていただきました。

Aftonbladet57_2
1957年のコラム記事。会場に展示されています。

30日のオープニングセレモニーではスウェーデン大使夫妻と、今回の展示企画を推薦して下さったスウェーデン大使館の文化参事官アネット・増井さんご夫妻もいらして下さいました。大使ご夫妻はとても気さくな方々で、今回の展示会をとても喜んで下さいました。スウェーデン大使館の人々は、大使も含めて全員がスウェーデンのセールスマンとして、スウェーデンの売り込みに懸命なのだそうです。私もこれからも引き続きいろいろと紹介していきたいと思っていますが、これからは日本のよいものもスウェーデンに紹介していきたいと思っています。

Utstallning3
ココアアイズが目に飛び込む展示会場

Foods
オープニングセレモニーのテーブルにもココアアイズが。

Products
オーレ・エクセルのイラストを使った製品。カワイイもの揃いです。

2008年5月25日 (日)

オーレ・エクセル氏展示会

ただいま東京に来ています。31日から代官山のコレックスリビング・スピークフォーで開催されるオーレ・エクセル氏の展示会が主な目的です。

オーレ・エクセル氏は昨年の4月に永眠されました。享年89歳でした。晩年は視力が衰えて仕事をすることはありませんでしたが、生涯のパートナーであるルーセル夫人の支えでご自宅で静かに過ごしていました。いつか世間の目に触れるようにと、ルーセル夫人はご自宅に膨大に残された作品をきちんと整理していました。オーレさん自身とても几帳面で、採用されなかった試作品を保管し、自分の書いたコラム記事を切り抜いて取っておいているような方だったそうです。オーレさんが亡くなった後は、スウェーデンはもちろん、海外からも自宅を訪れていろいろな作品を見せる機会があったそうです。記事になったり本になったり、オーレさんの作品はますます人気が高まっています。

特にオーレさんのイラストは日本でも根強い人気があり、ついに今回の展示会へと結びつきました。ルーセル夫人ご自身も高齢であるにも関わらず積極的に動き、この展示会のためにいろいろと準備をされてきました。「日本で展示会が開かれることをオーレが分かってくれているといいのだけど。」とおっしゃった言葉が印象的でした。もちろん分かっていますとも。オーレさんが亡くなった後もご主人の愛用していたシャツを洗濯してアイロンをかけたり、最期まで使っていたベッドをそのままにしておいたり、オーレさんを心から愛していたことを強く感じます。そんなルーセル夫人の思いもつまった展示会を、ぜひお楽しみいただければ幸いです。5月31日より6月15日まで開催されます。

Malmo499
1999年にスウェーデン、マルメで開催されたオーレさんの展示会

Olle
当時はまだお元気で、来場者へサインもしてくれた

Mazetti_godissack_2
オーレさん自身が描いたマゼッティの作品

Faglar2
オーレさんが得意だったのは鳥をモチーフにしたイラスト

2008年3月19日 (水)

アンティークフェア

ストックホルムで開催されたアンティークフェアに行ってきました。フェア会場ではショッピングも出来るので現金持参が鉄則です。普段現金を持ち歩かないスウェーデン人のため、出前キャッシングマシンまで来ていて、長蛇の列になっていました。

会場費も含まれるので出展品は若干高めですが、それでもこれだけ一同に揃っていると、探していたものがほとんど見つかります。私が最近集めているのはRorstrandの陶器のスパイス入れ。まだ2つしか持っていませんが、ここにはあるわあるわ、全てが揃ってしまうくらいの品揃えの中、お気に入りだけをゲットしました。あまり一度に買い揃えると楽しみが半減するので、続きはまたの機会にしたいと思います。

Antik2
リンドベリのファヤンス焼きも豊富

Antik3
普段使いだった缶類もステキなインテリアになりそう。

Antik4
すごく気に入ったけどお値段で購入を断念したGustavsbergスパイス入れ

Antik5
戦利品は左からArabiaのジャー、右はRorstrandのスパイス入れ

2008年3月11日 (火)

イースターのかわいいモノたち

3月23日はイースターです。スウェーデン語ではポスクといい、この週末は4連休になります。今の時期はイースターグッズが豊富に出回り、クリスマスのように家の中を飾り立てます。グッズに欠かせないのはタマゴ、魔女、ウサギ、ひよこです。タマゴ型のボックスにタマゴ型のチョコレートやキャンディーを詰めて子供たちにプレゼントするのが一般的で、庭にタマゴを埋めて子供たちが探すという遊びもあります。

春らしく明るい色彩のグッズが多く、まもなくやってくる春を先取りしたようなで、気分も高まります。お菓子のセムラもイースターにまつわるもので、イースターを過ぎるとめっきり姿を見せなくなります。

Pask1

Pask5
ベーカリーやスウィーツショップのショーウィンドウはイースターのお菓子で飾られます。

Pask2
お花屋さんの店先もイースター仕様になります。
カラフルな羽をつけた枝やスイセンがイースターに欠かせません。

Paskagg1_4 Paskagg2_3

タマゴ型のボックスが街中に出回ります。この中にお菓子を入れてプレゼントします。