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2009年7月20日 (月)

青コーナー主義

・・・メインカードになんとなく番狂わせの匂いを感じ、3000円の立ち見券を購入したボクは、コンビニで缶ビール2本とおにぎりを2個買って、試合開始前にホールに入りました。

この日はお隣の東京ドームで巨人阪神戦もあったため、周辺はもの凄い活気でしたが、この時点ではまだお客さんの入りはまばらです。

Photo_3

このあと試合が開始されるとどんどん座席が埋まっていくのですが、最近は女性のお客さんが多数見られますね。以前は怖そうなオジサン(ボクもその一人?)ばかりだったのですが、女性同伴のお客さんはもとより、女性だけで観戦に来ている人もかなりいます。このあたりは業界の努力の賜物でしょう。

さて、試合ですが、ボクはよほど贔屓の選手が出ている場合を除いては、基本的に青コーナーの選手を応援します。

ボクシングでは2人の選手が赤コーナーと青コーナーに分かれて闘うのですが、その際、赤コーナーには実績や肩書き(ランキング)で上回る選手が陣取るのが普通です。また、実績やランキングが似通っている場合は、その興行を取り仕切る側の選手、言ってみればホームの選手が赤コーナーに座ります。

つまり、青コーナーの選手というのは実績やランキング、所属ジムの力関係などで劣る立場、あるいはアウェイの選手であることが多いわけです。ときには噛ませ犬(この表現は好きではありませんが)として、メイン選手の引き立て役を想定されている場合もあるでしょう。

しかし、青コーナーの選手だってみすみす相手を引き立てるために日々、厳しい練習をしているわけではありません。勝てば相手のランキングをいただけるのですから、当然燃えています。その、「絶対に番狂わせを起こしてやるぞ!」という気持ちが伝わってくるから、どうしても肩入れしたくなってしまうのです。

もちろん、青コーナーの選手が予想以上の頑張りを見せれば、赤コーナーの選手だって「格下に負けてなるものか」と力が入り、試合は白熱します。これは真剣勝負でなければ味わえない醍醐味だと、ボクは思っています。

今回も、すべての試合で青コーナーの選手が感動的ないいファイトを見せてくれました。勝った選手も負けた選手もいますが、精一杯戦って負けた選手にも、惜しみない拍手が贈られます。この空気もすごく好きです。

ボクのすぐ近くには、青コーナー側各選手の応援に来ている人たちが陣取っていましたが、相手の強さを知った上でなお仲間の勝利を信じ、熱い声援を送り続ける姿は、いつ見ても感動的で、羨ましくさえあります。

こうして久しぶりに旧友と会い、なつかしの後楽園ホールでボクシングを観戦し、少しだけかつての自分を思い出すことができました。今月は公私共に人生を考え直したくなる出来事があったのですが、その結論も見えてきた気がします。

また機会を見つけて、あの熱い場所に戻って行きたいと思いました。