ウルトラマン
夕方、何か面白い番組はないかとチャンネルをガチャガチャやっていたら、なんとウルトラマンがやっていました。幼少の頃、毎週ワクワクしながら待った、あのウルトラマンです。ちょうど子供たちもいたので、一緒に見ることにしました。主題歌をほぼ間違えずに口ずさんだら、『うそ、覚えてるの?』と驚かれました。そりゃあ、毎週見てましたから(^^)v
しかし、時代は変わりましたね。こんなテレビ番組を見ているだけでも実感します。今の子供たちから見れば、CGはないわ、ケイタイはないわ、飛行機やウルトラマンはピアノ線で吊っているのが見えるわ、隊員はみんなオッサンだわで、そりゃガンダムやトランスフォーマーに比べたら突っ込みどころ満載の映像です。しかし、この特撮が当時は最先端の技術だったわけで、ボクたち子供はドキドキしながら見ていたんです。
どのくらい楽しみにしていたかというと、たまたま日曜日に家族で出掛け、ウルトラマンの放送時間(最悪でもハヤタ隊員が変身する時間)までに帰ってこれないと、ぐずって泣くほどだったんです。息子は『ウルトラマンぐらいで泣くことないだろ』と言いますが、ビデオデッキもツタヤもなかった当時、「放映を見逃す」ということは「一生見れない」に等しいことだったのです。もちろん、一度見た名場面を繰り返し再生するなんて夢のまた夢ですから、ボクたちはウルトラマンの活躍を一生懸命まぶたに焼き付けました。これだけでも時代の進歩を感じますね。
そういえば、冒頭で「チャンネルをガチャガチャやって・・・」と書きましたが、リモコンが当たり前の今の子供は、チャンネルつまみを回したことなどないでしょう。あの頃のテレビは取っ手をつまんで文字通り「チャンネルを回して」いたわけですが、乱暴に扱うとその取っ手がスポッととれちゃったりなんかして、大変だったのです。また、カラーテレビはまだ一般にいきわたっておらず、あったとしても放送自体がほとんど白黒で、カラー放送の場合はわざわざ画面に「カラー」という断りがあったほどです。いったいどんな時代だったんでしょうね~(^^;)
今日のウルトラマンはジラースという、言ってみればゴジラにえりまきを付けただけの怪獣が相手だったのですが、もちろん、そんなことを考えるのはいまだからこそで、当時は純粋な少年の心で「これは断じてえりまきを付けたゴジラなんかじゃない、ジラースなんだ!」と頑なに信じておりました(試しに息子に感想を聞いたら、『なんだこれ!ホントにゴジラにえりまき付けただけじゃん』と言っておりました)。
物語は毎回前半でウルトラマンが苦戦し、途中からはカラータイマーがピコンピコンと鳴り出し、ああヤバイ!・・・とボクらが手に汗を握り始めた頃合を見計らってスぺシューム光線が炸裂、無事怪獣退治となり、ウルトラマンは「シュワッチ!」と叫んで空へと飛んでいくのでした。子供心は純粋であるが故に時として残酷でもあり、「どうせ最後はスぺシューム光線なんだから最初から使えばいいのに」と悪態をついたこともありましたが、今は大人になって、最初からスぺシューム光線を使うわけにも行かないウルトラマンの事情を察することができるボクがここにいます。いや~、人間も時代とともに進歩するのでしょうか(^^)
しかしまあ、今月も「締め切り」という名のゼットンに追い詰められているボクは、本来ならのんきにウルトラマンの話などを書いているバヤイではありません。毎日編集締め切りが一日ずつ迫ってきて(当たり前か)、すでにカラータイマーが鳴りっぱなしの状態なんです。このままプシュ~~と消えてしまわないよう、そろそろスぺシューム光線を出さなきゃいけませんね。
どうせ出すなら最初から出せよってか?

