SALT WORLD最新号案内

2008年11月

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

リンク

  • サイドリバー
    こだわる大人のための趣味と生活のポータルサイト
  • エイ出版社
    あらゆる趣味の雑誌、書籍、文庫を発行し、新しいライフスタイルを提案
フォトアルバム
 

« ベインズさんに行ってきました | メイン | ベインズさんに行ってきました 完結編 »

2008年5月28日 (水)

ベインズさんに行ってきました その2

・・・というわけで、賢明な皆さんにはお見通しの通り、ベインズさんでトラウトルアーを買った僕は、翌朝芦ノ湖へと向かいました。

Photo 松任谷由実の歌を聞きながら夜明け前の国道1号を上ると、芦ノ湖は深い霧に包まれていました。これはヤバイ! 湖上の霧は、ある意味風よりも波よりも怖い存在。ボクも過去に湖上で深い霧に見舞われたことがありますが、どっちが岸かもわからず、どっちから船が来るかもわからず、それはそれは恐ろしいもの。この霧が上がらなければ出船は様子待ちにしよう・・・と考えていました。しかし、午前5時前にはこの霧も晴れ始め、無事に湖上に漕ぎ出します。

Photo_3  パートナーはおなじみのクルベさん。ベタナギの湖面をポイントに向けて走っていると、やがて霧は上空に消え、二子山の頂上からは後光のような朝日が差してきました。ソルトルアーの世界では、見渡す限り水平線という大パノラマを見ることができますが、淡水の釣りではこのように、時間によって、季節によって移り行く景色を愛でるのが大きな楽しみ。今日はレイクトローリングで大きなマスを釣ろうという目論見ですが、新緑の中での釣りは本当に心が癒されます。

Photo_4 ボクのタックルはこれ。ウエダの名竿『CLT1010M』と『CLT1010L』の2本にアブのアンバサダー7000Cをセット。ラインはレッドコアライン18ポンドです。これで各ポイントにルアーを通していくのです。

Photo_5 レイクトローリングというと、おおざっぱでつまらないとか、退屈で眠くなると思う方もいると思いますが、実際にやってみるとこれがとても難しく、奥が深いのです。例えば岬の先端のポイントを狙う場合、キャスティングならそこをダイレクトに攻めればいいのですが、トローリングの場合はコースを緻密に計算して船を走らせ、数十メートル後ろのルアーがピンポイントを通るようにしなければなりません。ちょっとコースを間違えただけでポイントを外れたり、根掛かりしたりするシビアな世界。しかも通し損ねたポイントを再び狙うには、もう一度大回りしてポイントに入りなおさなければならないのです(写真はクルベ氏)。

そんなリスクを考えると毎回の流しが真剣勝負。『適当に引っ張っていればいいや』とは思えないし、また、適当に引っ張っているだけの人には、マグレ以外では釣れないのも事実です。筋金入りのトローラーたちは、風向きや天候、湖流の向きなどを考慮し、実に緻密に戦略を立てているので、退屈なんて思ってもいないのです。

しかし、そこまで考えていても「釣れないときは釣れない」のが釣りという遊びの奥深さ。テレビゲームのような、絶対の攻略法はあり得ないのです。この日も海で言うところの『ナギ倒れ』よろしく、どこを流してもヒットしません。当たるには当たっても、ハリ掛かりしないのです。結局、夕方になってクルベさんが中型のブラウントラウトを釣り上げたところで、ゲームオーバーとなったのでした。納得がいかないボクは、後ろ髪を引かれる思いでいったんはタックルを片付けたのですが・・・(次回に続く)。