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2006年7月27日 (木)

メバチになりました

昨日、左目に“ものもらい”が出来てしまいました。実はおとといから、ちょっと嫌~な感じがしていたんですが、昨日の朝、その違和感が確かなものになっていました。かゆさはないのですが、ゴロゴロとした違和感と痛みがひどく、集中力は大きく低下。ちょうど取材の日で、往復600kmほど車を運転しなければならなかったため、うっとうしくて仕方ありませんでした。

こんな時、多くの人は「一体、どこで病気を移されたんだろう?」と考えるのではないでしょうか? 僕もそうです。一昨日の晩、取材移動中の宿泊費を浮かすため、とある温泉施設で雑魚寝をしたので、そこのタオルか何かで感染したのか? などと勘ぐりもしました。

でも、それは僕の勘違い。インターネットで調べたところ、実際には、ものもらいは自分のまぶたに存在する細菌が内側に入ることによって引き起こされるもので、ウイルスを媒介とした病気のように人から人へ伝染することはないのだそうです。言ってみれば、ものもらいの原因となる細菌は、常に自分のまぶたの表面にあるってことですね。

では、それがどんなきっかけによって発症に至るかというと、汚い手で目をこすったり、かゆいからと言って触ったりすることが一番いけない。これは直接的な原因として誰でも納得できるだろう。僕の場合も、仕事柄フルタイムに渡って衛生的な環境にあるとは言い難いし、思い当たることもある。ただし、それだけではないらしい。ものもらいの間接的な、しかし重大な原因は、①寝不足や季節の変わり目による体調不良、②度を過ぎた飲酒、③辛いものの食べすぎ…などであるとのこと。こうしたことで体のバランスが崩れ、細菌の侵入を許してしまうのだそうだ。

「ガ~~~ン!」。なんと、すべて自分に当てはまっているではないか! しかも昨日の晩は、目薬等でよ~く洗浄したあと、「まだ消毒が足りないからアルコール消毒をしよう」と、わざわざ酒を飲んでしまった。消毒どころか、さらに細菌くんを喜ばせてしまったかもしれない。今日も昨日以上にアルコール消毒をする予定だったのに、なんたることだ。こうなれば一日も早く治して思いっきり酒を飲んでやるぞ!…ン? まだ続きがあった。「ただし、ものもらいは一度治ってもすぐに再発する可能性があるから、引き続き気をつけましょう…」だって。この部分は読まなかったことにしよう。

Photo_388 余談だが、地方によってはものもらいのことを「メバチ」と呼ぶそうだ。メバチマグロのように目が腫れるから?…なわけないか。きっと“目にバチが当たる”ってことなんでしょうね。みなさんもメバチにならないよう、十分ご注意を!

2006年7月25日 (火)

自己嫌悪

参った。今週も取材が1本中止になってしまった。先週、東海道新幹線に乗って太平洋岸を横断した時、どの川も河川敷いっぱいの濁流と化しているのを見て嫌な予感はしていたのだが…。沖のシイラはまだしも、沿岸部の釣りは、この雨による真水の流入と濁りでかなり影響を受けているのではないだろうか? 実際、この雨で喜ぶのは河口でエサを追うスズキくらいのものだと思うが、それにしたってもう十分だろう。いい加減、梅雨前線にはお引取り願いたいものだ。

ところで、今月号の記事を読み返していたところ、「ハリ屋が語るハリの話」の中で、ちょっと誤解を与えるかな?と思う箇所があったので記しておきたい。それは全体的なニュアンスの問題なのだが、今回の記述を読んだ方が「オーナー社は短い軸のハリしか作っていない」と思ってしまわないかということだ。もちろん、そんなことはないわけで、実際にオーナーばりではシャンクの長さやポイントの向き、その釣りの特性などさまざまな要素を勘案して1本のハリを作っている。その中のショートシャンクの話がたまたま面白かったから取り上げたのだが、いささか誤解を招く表現だったかもしれないと反省している。もしもそのように理解しておられる読者がいたら、ここでお詫びしたい。

お詫びついでに言ってしまうと、今回も誤字やレイアウトのミスをゼロにすることが出来なかった。毎回ひとつも間違いを出さないようにやっているつもりだが、出来上がった本を見ると自己嫌悪に陥ってしまう。特に、個人のお名前やメーカー名、商品名など、固有のデータに関する間違いは本当に申し訳なく思う。関係者および読者の皆様には、この場を借りてお詫びしておきたい。

この責任の重さを実感するために、1号あたり自分がどのくらいの文字を相手にしているのかと計算してみたら、だいたい1ページ平均で1500の文字が使われていた。これが、例えば59号なら約150ページあるわけで、単純に大雑把に計算すると、ソルトワールド1冊には225000の文字が並んでいることになる。この文字を、原稿をいただいた時点で1回、それを記事にリライトする段階で1回、記事として組まれた段階で1回、校正で2回と、最低でも5回は読んでいることになる。225000×5=延べ1125000文字だ。

こんなに読んでも間違いが見つからないのも情けないし、これだけ読んで見つからなかった間違いが、出来上がった本を読むと一発で見つかるというのも情けない。校正の段階で集中力が不足している証拠だからだ。これから次号に向けて、また万単位の文字と格闘することになる。完璧な仕上がりになるよう、一層の責任と集中力をもって臨まねばならない。

2006年7月21日 (金)

キムチチャーハンpart2

本日から二日間取材に出る予定で自宅待機していたが、梅雨前線の停滞によって天候がすぐれず、中止となってしまった。9月号に向けての取材は大半が今月中旬から来月の中頃にかけて組まれているが、この分だと順延、順延の繰り返しで苦労させられそうだ。

そんな事情で、今日の昼ご飯は自宅で食べることになったのだが、さて、何をどうしようか? 最近麺類ばかりだから何かご飯物を食べたいな。そこで早速冷蔵庫を物色すると、昨夜の残り物のご飯とキムチがある。もう決まった、今日はキムチチャーハンだ。しかし、すっかりその気になったところで肉がないことに気がついた。もうキムチチャーハン以外食べたくないモードだが、肉屋に行くのも面倒くさい。どうしよう。

Photo_380 と、冷蔵庫の中に、これまた昨夜の残りの肉野菜炒めがあるではないか。こいつは豚肉、キャベツ、にんじん、細ねぎ(万能ねぎ)を炒め、味の素のクックドゥー・コリア「豚カルビ用」で味付けしたものだ。ピカッと頭の中で閃いた僕は、大胆にもこれをそのまま使うことにした。

まず、熱した中華鍋に油を引いて、冷蔵庫から取り出した「韓国風肉野菜炒め」をもう一度炒め、そこに冷や飯を加えてほぐしながらよく混ぜる。十分に混ざったところで今度はキムチをドバっと入れ、さらに混ぜながら炒めれば出来上がり。ちょっと味見をしてみると…うまい! ここまで何の味付けもしていないが、「韓国風肉野菜炒め」のごま味噌風味とキムチの味が見事にマッチして、もう十分においしい。最後に塩で味を調えるつもりだったが、このままいただくことにした。いや、実に美味でした。ごちそうさま。

肉や野菜を切りもせず、塩コショウすらしないで、残り物の肉野菜炒めとご飯を混ぜただけ。よく言えば「素材の持ち味を生かした料理」、悪く言えば「手抜き」だが、おいしかったんだから結果オーライ、これでいいのだ。

こんなふうに台所に立つ男のことを、世間では「ゴキブリ亭主」と呼ぶそうだが、ゴキブリでもアブラムシでも構いません。毎日苦心して献立を考えている主婦の皆さんには申し訳ないが、たまにやる僕としては、残り物を使っての料理は実に楽しいのである。

というわけで、図らずも平日に自宅で昼飯を食べている僕であるが、いくら天気が悪いと言っても、このまま遊んでいては次号が作れない。明日、明後日は土日だが、関西方面を回り、海に出なくてもできる取材を済ませてしまう予定だ。ではまた。

2006年7月20日 (木)

寒いですね?

夏バテに注意、熱中症に気をつけて…と書いた途端に梅雨空が戻ってきて、昨日、今日はむしろ寒いくらいの天気。僕はやっぱり麺類に依存する生活が続いているが、さすがに冷たい麺はパスかな、という気分ですね。

昨日は午前中、近隣の書店さんにソルトワールドの売れ行きを確かめに行き(どこにも売ってないんですけど、もう売り切れ?)、昼はそのついでに某駅構内の立ち食いそば屋で済ませてしまった。はっきり言ってまるでおいしくなかったが、なんだかんだ言ってそばが好きなんです。

そんな僕の夏の楽しみのひとつは、家族揃って信州にそばを食べに行くことである。ここ数年、夏は必ず信州に行き、高原の涼しさと旨いそばを思いっきり味わっている。もちろん今年も行く予定だが、ここ数日、長野県は未曾有の豪雨に見舞われており、とても心配な状況だ。これ以上雨が降らず、これ以上被害も広がらず、一刻も早く元通りの生活になることを陰ながらお祈りします。

ところで、夏といえばもうひとつ、ウナギも忘れてはいけません。来る23日は土用の丑の日、僕も大枚をはたいて食べるつもりでいるのだけれど、このウナギ、今年は中国からの輸入減とシラスウナギの不漁のため、供給量と価格はかなり不安定な様子だという。ただでさえ高いウナギがべらぼうな値段になったらどうしよう。なんとか踏ん張って値上げをせずにやってくれるお店も多いそうだが…。

シラスウナギとはウナギの稚魚のことで、秋から翌年の春にかけて海から川に入ってくる。これを捕り、養鰻業者が育てて食用にするのだ。冬の夜に相模川や花水川の河口でシーバスを釣っていた頃、このシラスウナギ(ソーメン仔)を捕っている漁師さん達にしばしば遭遇したが、激しく打ち寄せる波打ち際に胸まで立ち込み、全身ずぶ濡れで夜の海に網を入れ続ける姿には圧倒されたものだ。

それは下手をすれば命に関わる仕事なのだが、相場を聞けばあの気合も納得できる。嘘か誠か、僕が湘南海岸に頻繁に通っていた頃(20年くらい前)の取引相場は、確か升一杯で30万近いと聞いた記憶がある。最近の動向をインターネットで調べてみたら、丼一杯(=1㎏、約5000尾)で100万円を超えることもあれば、10万円を切ることもあるとのこと。どんなに苦労しても、どんなに経費がかかっても、自分たちが作った(捕った)ものの価格を自ら決められない、第一次産業の辛いところだ。

ただ、波打ち際を共有するシーバスマンとしては、正直、彼らが来ると釣りにならない部分もあるわけで、「シラスウナギが不漁」などと聞くと、あの頃の、一釣り師としての葛藤を思い出す。せっかく来たんだから釣りはしたいけれど、ケンカはしたくない。向こうは生活がかかった仕事であり、こっちは遊び。ウナギ漁の人が来るのは波が荒れ気味の日で、シーバスゲームにはあまりよくない条件。さあどうする? そんな葛藤だ。

結果的に僕は、彼らがいる間は釣りをあきらめて、話を聞くことが多かった。もちろん、話すといっても「今年はソーメン仔はどうですか?」「だめだなあ」などというどうでもいい会話なのだが、たまにはシーバスに関する情報を教えてもらえることもあって、それはそれで無駄ではなかった(と、今は思える)。

あの漁と僕らの釣りがバッティングするのはほんの一時期のこと。今、一歩引いたところから当時を振り返ると、あの頃自然のサイクルや季節の風物詩を身近に感じられたことは幸せだったかもと思えないではない。今年の秋はソーメン仔がたくさん回ってくるだろうか?

2006年7月17日 (月)

熱中症に注意!

昨日は午後1時から5時まで、炎天の下、地元の少年ソフトボールチームの練習を手伝った。昼食は本日=パスタ、昨日=付け麺、一昨日=付け麺…と相変わらず麺類が続いていて、体力的にはちょっと弱っているかもという状況で出かけたのだが、歳のせいか、日頃の運動不足のせいか、はたまた猛暑のせいか、ちょっとしたダメージを受けた。もちろん、練習中に倒れたとか、途中でリタイヤしたというほどではないのだが、暑さにやられて帰り道の足取りが重かったのだ。帰宅して水分を補給し、涼しくしていたら大分回復してきたが、要は軽い熱中症ということになるのだろうか。

僕たちの若い頃は「熱中症」という言葉自体がなかったので、これが熱中症だという自覚はないのだが、インターネットで検索したところ、めまいや頭痛も含め、体温上昇による体調不良を総称して熱中症と定義するそうだから、これも立派に該当するのだろう。

ついでに言えば、僕たちの若い頃は医学的な見地と精神論の両面から「運動中に水分を補給するのはタブー」とされていて、本当に水一滴すら口にせずに練習をさせられた。でも、あの頃、熱中症で倒れたり、死んだりする例はほとんどなかったように思う。今のように報道されたり、注意を促したりすることがなかっただけで実際にはあったのかもしれないが、昔はあんなやり方で、みんなよく倒れなかったものだ。

今の子供たちの練習は、監督やコーチが十分に様子を見て、定期的に休憩をとりながら水分も補給しているため、昔のような無茶な印象はない。しかし、炎天下での運動が楽なはずはなく、元気な子供たちと言えども後半は動きが鈍くなってくる。熱中症は体温が上昇して臓器が正常に機能しなくなることだから、呼吸が乱れたり、意識が朦朧としたり、体が痙攣したりしたら、できるだけすみやかに体温を下げることが大切、発症してから20分以内に体温を下げることができれば、大事には至らないそうである。そのためには、わずかな体調の変化も見逃してはならない。

また、水分補給の際に気をつけなければいけないのは、水だけでなく塩分、つまり電解質も補給する必要があるということ。発汗によって失われた水分と塩分を同時に摂るには塩水を飲めばいいのだが、ただの塩水が喉を通るかどうかは疑問。そこで、スポーツドリンクの登場となる。必要な栄養分をバランスよく、かつ飲みやすく配合したスポーツドリンクは水に比べて体内への吸収が早く、いろいろな面で水だけを飲むよりいいそうだ。

熱中症は炎天下のグラウンドだけで起きるものではない。激しい運動で体温が上がれば、冬でも発症する可能性がある。まして太陽を遮るもののない船の上では、体力の消耗度は半端ではない。まさにオフショアシーズン真っ盛りの今、シイラやカツオ、マグロに熱中しているアングラーの皆さんも、体調管理には万全すぎるくらいの準備をして出かけて欲しいと思う。老婆心ながら僕の経験上、真夏の釣りのアドバイスをしておくと…

●飲み物は余るくらいに持参すること。空のペットボトルに水道水を入れていけば、頭からかぶったり手を洗ったり、道具を洗ったりいろいろに使える。できれば飲食物専用のクーラーをひとつ用意し、氷で冷やしておくと良い。

●食べ物はドカンと大盛りの弁当より「食べたい時に食べたいだけ食べられるもの」がベター。おにぎり、サンドイッチなどはその一例だ。もちろん、油物など消化の悪いものは避ける。

●飲み物を冷やしておくクーラーの中に、リフレッシュ用のおしぼりを入れておく。暑くてたまらないときにこれで顔を拭くと生き返る。

●日焼け止めを必ず塗ること。せっかく海に行くのだから日焼けしよう…などと考えたら危険なことになる。直射日光と海面の照り返しを侮ってはいけない。

言うまでもなく、帽子、バンダナで頭を保護することは当然、疲れたら休むことも忘れずに。体調に気をつけて、夏の海を楽しんでください。

2006年7月14日 (金)

暑いですね

今日は天気予報で「今年一番の暑さになる」と予想していたとおり、本当に暑くなった。からっと晴れて、いい風が吹いているため、ジメジメ感がないのが救いだが、こう暑いと食欲はそれなりに減退して、さっぱりしたものが食べたくなる。そしてその最右翼といえば、やっぱり麺類だ。僕の昼食は先週あたりからその傾向が出て、ほぼ毎日麺類を食べている。ざるそば、ソーメン、冷やしたぬきそば、冷やし中華などなど、おんなじようなメニューのオンパレードである。今日はピリ辛の味噌ダレで、付け麺をいただきました。子供の頃は、大人がざるそばやソーメンを食べているのを見て「麺だけ食べておいしいんだろうか?」といつも思っていたものだが、今は夏バテとは関係なく、麺だけ食べてもおいしいと思う。人間、変われば変わるものである。

しかし、今日みたいな暑い日は、昼間に無理して栄養をとるより、夕方涼しくなってから枝豆やとうもろこしなどをつまみに縁側で一杯、なんてほうがよほど食が進む。あれ、どうしてなんだろう? 本来は暑ければ暑いほど食欲がなくなるはずなのに、夜の酒は暑い日ほど旨い。う~ん、わかりません。ま、おいしく食べられるんだから理屈はどうでもいいですが。

で、僕が今凝っているのがB級ウィスキー。B級というのは品質のことではなくて、安い値段で売っているという意味。酒屋に行って、バーボンでもスコッチでも、1000円程度の銘柄を買ってきて飲むのが楽しみです。ウィスキーは不思議なもので、こんなに安いものでもそこそこに飲める。もちろん、長年寝かせてまろやかになった高級品の成熟度はないかもしれないが、変な混ぜ物がないせいか、安いものでも悪酔いしない気がするのは気のせいだろうか。夜風に吹かれながらこれをロックでチビチビやったり、水割りにして喉を潤したりして、一日の疲れを癒すのである。

Pic_0176 ちなみに今飲んでいるのは、サントリーが輸入しているスコットランドの「ティーチャーズ」というやつ。ジャスコで870円で買いました。

さて、明日はソルトワールド59号の発売日です。一部ショップさんではすでに販売しているかも知れませんが、書店さんでご購入いただく方はお忘れなくお買い求めください。このブログでも散々書いてますが、今回も素晴らしいできばえです!

2006年7月11日 (火)

マグロ値上がりだそうです

Pic_0166 土曜日に、晩酌の肴に買ってきたマグロが残っていたので、日曜日の昼はそれを使ってマグロのヅケ丼と洒落こみました。と言っても、残った刺身を醤油に浸けておき、これまた残り物のご飯を温め、海苔を散らした上にマグロを乗っけて出来上がり…という、とても単純なものです。もちろんマグロも生の本マグロじゃなく、冷凍の、しかもメバチマグロです。

生の本マグロは本当においしいんですけど、僕たち庶民が日常的に口にするには高すぎる。たまの贅沢と割り切るにしても、いざ買うとなると結構勇気がいるものです。しかも先日ニュースで見たところによると、このマグロの値段は、さらに上昇中とのこと。これは、資源の枯渇を防ぐための国際的な漁業規制が強化されたためで、卸値はこの5ヶ月で20%上昇、冷凍物の本マグロでキロ当たり2000円をつけているそうです。小売の店頭に並ぶ頃には、一体いくらになっているのでしょうか。

冷凍でこれだけ高いのだから、生なんて相場を聞くのも怖いわけですが、同じ予算なら生の本マグロよりは冷凍物のほうがいいものを選べるのは確かだし、ましてその予算でメバチやキハダを買えば、最上級クラスを食べられます。僕はいつも自分にそう言い聞かせて、本マグロにはこだわらないことにしています。ではそのお味は?一般的にスーパーなどに並ぶマグロは「本マグロ(クロマグロ)」「メバチマグロ」「キハダマグロ」「ビンナガ(ビンチョウ)」「コシナガ」といったところ。以下は僕の独断です。

本マグロは言うまでもなくマグロの王様。魚体の大きさ、脂の乗り、身の質など、どこをとっても文句のつけようがない。唯一文句があるのは値段だけです。メバチは本マグロに比べれば脂は少ないけれど、くどすぎず、それなりに旨味もあって、僕的には結構好きなマグロです。キハダはさらにあっさり、さっぱりしているためトロを好む人にはおススメしませんが、ヘルシーで軽い食感を好む人にはむしろこちらのほうがおいしいかも。基本的に赤味なので、ヅケにして食べるにもいいと思います。ビンナガとコシナガは妙に脂っぽくて、はっきりいって嫌いです。身の質もぐずぐずと柔らかく、食感も好きじゃありません。不味いとは言いませんよ、僕は嫌いということです。

ということで、僕が買って食べるのはほとんどの場合、メバチかキハダということになりますが、これを前述のようなヅケにしたり、やまかけにして食べるのが好きですね。もちろん、そのまま刺身として食べるのもおいしいです。

話は変わって、僕たちはルアーアングラーですから、マグロを自分で釣って食べるという手もあるわけです。この場合もキハダ、メバチが最も確率が高く、510㎏程度のサイズであれば太平洋岸の各地で釣ることができます(回遊次第ですが)。また、沖縄の各島ではキハダの50㎏クラスも狙えます。これに比べ、クロマグロは遭遇するのも釣り上げるのもちょっと難しいんですが、5㎏前後のものは秋口から晩秋にかけて相模湾や駿河湾にも回ってきますし、長崎県、山口県、秋田県、青森県など日本海側の数箇所では遊漁として専門に釣らせてもらえる地域がありますので、運がよければ生の本マグロを自分の手で釣り上げることが可能です。そのひとつの例が今月のソルトワールドに出ていますので、良かったらご覧ください(先ほど入った情報では、秋田と山形の県境に浮かぶ飛島周辺にて、ウエッツの小平さんが59㎏の本マグロをキャッチした模様です。こちらも次号で詳しくお伝えします)。

では最後に、万が一?マグロの大物を釣ってしまった時の注意を。ひとつは、マグロの尾を持って吊り下げないこと。これをすると、マグロの自重で筋肉が断裂し、身が裂けてしまうそうです。また、床に置く場合はどっちを下にしたかよく覚えておくこと。裏表をひっくり返すと、やはり自重で身が潰れてしまうそうです。いずれも大物の場合に限った話ですが、転ばぬ先の杖として覚えておいてくださいね、ではまた!

2006年7月 7日 (金)

終りました

Photo_320 ようやく終りました。なんとか今月も予定通り発売できる見通しとなり、ホッとしています。あとはちゃんと売れるかどうか、買っていただいたみなさんが満足してくれるかどうか、不安は尽きませんが、自分としては精一杯、いい本が作れたと自負しています。15日にはぜひ、本屋さんで手にとってご覧ください。よろしくお願いします。(目次の画像はクリックして拡大できます)

2006年7月 5日 (水)

星一徹はいずこへ?

皆さ~ん、イライラしてませんか~? カルシウムちゃんととってますか~? 夏バテであっさりしたものが欲しくなるこれからの季節ですが、きちんと栄養とってくださいね~。

なんだか最近、ちょっと親に怒られたくらいで家に火をつけたり、外泊を注意されて逆ギレしてお姉さんを突き落としたり、それぞれは悪い子じゃないはずなんだけど、なんか世の中みんながイラついてますよね。

こんなことがあると「最近の若者はカルシウムをとらないから怒りっぽいのだ」などという人がいるけど、本当なんでしょうか。だって、僕らのオヤジの世代なんて、現代の若者よりずっとたくさんカルシウムを取っていたはずなのに、今の若者なんか目じゃないくらい怒りっぽかったし、やばいくらい手も早かった。よく、怒られることを「雷が落ちる」などと表現しますが、僕らのオヤジの世代なんて、殴るとなれば「このやろ~」と言うより早くパンチが飛んでくるんだから避けようがない。ピカッと光ってから落ちるまでに間がある分、雷のほうがまだマシです。

本当に昔のオヤジたちは全然気が長くなかった。気に入らなければちゃぶ台をひっくり返すなんて当たり前、ほとんど星一徹の世界です。今、日本に星一徹なんていないですもん。第一、ちゃぶ台みたいに手頃なテーブルなんて今は誰も使ってないし。美しい北欧家具なんて、一度ひっくり返せば大変なことになってしまうから、みんなひっくり返したくても我慢する。だからストレスが溜まってイライラするんです。カルシウム云々より、むしゃくしゃした時にひっくり返す「マイちゃぶ台」を持つほうがよっぽどいいのではないでしょうか。

あ、俺、作って売ろうかな。マイちゃぶ台。テレビショッピングで。「今ならこのマイちゃぶ台に、絶対割れないダミーの茶碗とコップ、さらに奥様の分までついて9800円のご奉仕です。現代人のイライラ解消に最適です」、なんてね。やべ、俺大金持ちになっちゃうかも。ちゃぶ台なんて今の人は見たことないでしょうが、僕が子供の頃は「そのちゃぶ台をちゃぶだい(ちょうだい)」なんて駄洒落があったくらいなんですよ。

同じことは子供にも言えるわけで、親に怒られたことがない子供は怒られ慣れてない、いわば打たれ弱いわけですから、たまにガツッと怒られるとどうしていいかわからない。「お父さんに怒られるなんて、もう僕はダメなんじゃないか」とひたすらマイナス思考になって事件を起こしてしまったりするんじゃないでしょうか。親が我慢しすぎるのは子供にとっても不幸なんじゃないかと、思うわけです。

その点僕なんて模範少年の辛いところで、オヤジにはしょっちゅう怒られてたし(一番怖かったのは「夜になっても家に入れてくれない刑」でした)、学校でも先生から殴られた。平手、ゲンコツ、剣道の竹刀、バット、ほうき、バケツ、ありとあらゆるものでボコられた。でもあの頃は、自分が悪いことなら暴力だって「愛のムチ」として受け入れる風習があったんです。だって自分が悪いんだもん、しょうがないじゃんてね。

それに大人が怖かった。ちゃぶ台をひっくり返しても「まあ、オヤジだからしょうがねえか」。食卓で思いっきり屁をこいても「オヤジだから…」。酒飲んで暴れても怖くて文句言えなかったし、まして先生なんて絶対の存在。先生に盾突いたり、逆らうなんてことは考えられなかったんです(その割にずいぶんと殴られたみたいじゃないかって? まあ愛のムチってことでご理解を)。

結局何がいいたいかというと、もうこんな悲しい事件が起こらなければいいなってこと。自分も子を持つ親として、身につまされます。そのためにはカルシウムなんかとったってだめなんですよ。建前や屁理屈で体裁だけ整えてもダメなんです。愛のムチ復活、中年諸君、みんなでプチ星一徹になって、ちゃぶ台をひっくり返そうじゃありませんか? もちろん、愛があることが大前提ですけどね。

2006年7月 3日 (月)

もう少しです

みなさん、長らくのご無沙汰すみません。早く更新しなければと思いつつ、締め切りという無言のプレッシャーに追い詰められる今日この頃、いつが昼でいつが夜だかもわからない有様です。しかし、ようやく終わりが見えてきました。もう、あと少しで、715日売りのソルトワールドが形になります。

今回の号は、いつも以上に、とても贅沢な造りです。せっかくですからここでざっと紹介しておきましょう。まず、巻頭グラビアは「狙い撃ち!こだわりのルアーゲーム」と題して日本各地からの実釣レポートを掲載。御大北村秀行氏の外房ヒラマサをはじめ、七里が曽根のクロマグロ、久米島のキハダ、八丈島のジギング&キャスティング、レッドヘッドプラグオンリーのシーバス、と続きます。

特集は2本立て。第一特集は「マダイジギングのさらなる可能性」。ますます盛り上がるラバージギングを中心に、千葉県の洲崎、能登半島富来、伊豆神子元島からのレポートと、ラバージギング講習会の模様などを伝えます。また、第2特集は「今年はどう釣る?シイラゲームの傾向と対策」というタイトルで、エキスパートのシイラ戦略をまとめました。登場アングラーは、上屋敷隆、マツダマサヒロ、栗山佳尚、徳永兼三の各氏。さらに、宮崎大さんと片山丸船長の志摩沖展望、庄三郎丸船長の相模湾展望など、シイラゲームの情報が満載です。この夏、青い魚を釣りたい人も、赤い魚を釣りたい人も、ぜひ読んでくださいね。

もちろん、強力連載陣も絶好調。チャーマス、コジレイ、村越さん、文雄さん、パパ、慶くん、コッシー、平川さん、青柳さん、内田さん…と、いつものパワーでバリバリに書きまくってくれています。「ハリ屋が語るハリの話」もお楽しみに。あ、それと、今回の「ソルトワールド基礎講座」は「ジグは水中でどう動いているか?」というテーマです。水中撮影でその動きをとらえたりしているわけではないんですが、ルアーが動くということを基本から学びなおします。持ってけ泥棒!ってかんじでしょ? しかも、今回は年甲斐もなく頑張っちゃいまして、シマノのエギングプロジェクト・セフィア、KsLABOの新作プラグ紹介と、新製品ウォッチも2本掲載するってんですから、もう完全なる出血大サービス。僕は会社でサービス残業ってなもんですね。いや~、今回も盛りだくさんだな~。

Tira_1 Tira2_1 そういうわけで、また2~3日更新できないかもしれませんが、あと何日か最後の追い込みをしますので、ご勘弁を。中味をチラ見したい方のために一部画像も貼り付けておきますね。