まとめて本づくり
(text:編集長 桑原)
6月は梅雨の季節であるから、この月はインドアで本づくり&読書である。16日のリアル・デザイン8月号に続き、28日には「デザインオフィス」そして「BabyLife No.4」の二冊を立て続けに刊行したのだ。
リアル・デザイン8月号は再び表紙に凹凸の手触りを楽しめる加工を施しているのであるが、自分でも「次はどんな表紙にしようか」と考えるのが楽しみでもある。その前に中身をもっと考えろと言われそうだが、雑誌とは顔つきが大事なのだ。
とはいえ、もちろん内容がいいに越したことはない。3月号の特集「デザインオフィス」は佐藤可士和氏を巻頭に紹介していることもあり、おかげさまで完売してしまったのだ。ならば、ということで様々なオフィスを紹介している連載とあわせて、一冊にまとめたのが「デザインオフィス」だ。デザイナーのオフィスはやっぱり参考になるし、六本木ヒルズ、ミッドタウン、汐留といった注目エリアの企業も覗いてみたい。僕たちも知りたいオフィスを紹介しているから、つくっている自分でも思わず熟読してしまう。
一転して「Baby Life」。デザインやオフィスの本をつくっているけれど、30代になれば結婚、出産も人ごとではない。なによりも、こだわって揃えたインテリアや趣味をこれからも楽しみたい。だったら、これまでの暮らしに赤ちゃんという「仲間」が増えたと思えばいい。本書は、そんな夫婦のライフスタイルを提案したいという思いで手がけている。
「リアル・デザイン」のような月刊誌を手がけているのだから、さぞたくさんのモノに囲まれているのでは? とよく聞かれるのだが、モノに囲まれているのはみんな同じではないだろうか? 僕は好きなものを選んでいるにすぎないし、余計なものはいらないから、増えるどころか、減ることもある。
新しい、かっこいい、成功したい、みんな持っている、etc.……。
こうした理由だけでモノを選ばないのが、「リアル・デザイン」編集部のポリシーであり、ひとりの編集者、そして生活者としてのスタンスなのだ。








