ラゾーナ川崎
(文:FJ)
JR川崎駅西口に直結した新しいショッピングモール「ラゾーナ川崎」の内覧会に行ってきました。川崎駅といえば、これまで駅反対側の繁華街の印象が強いですが、旧東芝の工場跡地を利用し、ショップやレストラン、映画館やスポーツクラブまで入ったこんな施設がいつのまにか完成してました。中央の広場を囲むように建つ白を基調とした外観は、スペインの建築家リカルド・ボフィル氏によってデザインされたそうです。ちなみにラゾーナとはスペイン語の「Lazo=絆」、「Zona=地域」からくる造語で土地と社会、人と自然、人と人とのつながりをあらわしたものだそう。実際に建物の中を歩いてみたのですが、道幅が広く、ところどころ効果的に緑をとりいえた感じが歩いていて気持ちよく、その木々を囲むようにベンチも設けられています。また吹き抜けとトップライトで建物の中はどこでも明るく、これならゆったり買い物を楽しめそうですね。といっても当日はまだ内覧会だったので、お客さんはまばら、通常営業になれば人で溢れかえるんでしょうね。というのも、こちら、いわゆるショッピングモールですが、概してそのような施設は出店しているショップが微妙だったりしますが、ぱっと見ただけですが、ディーゼル、バナナリパブリックなど限られた路面店しかないブランドが出店、レストランも有名どころの出店があるのだそう(すみません未チェックです)。その総数300。このあたり、開発がアウトレットモールでも“ハズし”のない三○系とのことでしごく納得です。

さて、そんな最新スポットを訪れたのはほかでもなく、旅行鞄やビジネスバックのメーカー、エースが初の直営店舗を出店するとのことで、そちらの視察が当日の目的でした。店舗は4階の建物中央あたりに位置し、周囲はJTBさんやHISさんなど旅行会社が固めています。これは偶然ではなく、周囲4店舗と「トラベルラウンジ」という旅をテーマとしたコーナーを形成、旅自体を売る旅行会社から、その道具がそろうエースさんのショップ、その計画をねるカフェという構成でまとめられています。話は横道にそれましたが、こちらエースさんのショップ、今回の出店は同社のレディース向けトラベルバックブランド「tabi」のオンリーショップということで、読者の方の大半が男性であるリアル・デザインとしては直接に関係しなかったりするのですが、リアルデザインNO.2でRimowa記事を担当した私FJとしてはトラベル系ソリューションは積極的にチェックしており、訪問ということでありました。ちなみにtabi(タビ)はファッションデザイナー、永澤陽一氏がデザインするファッション性と機能性を兼ね備えた、旅行バックで、旅行バック作りに長けたエースの旅行鞄品質と氏の時代に沿ったファッション性がコラボした新しいブランドだそうです。近年、エースはイタリアの巨匠ジウジアーロデザインのモデルなど積極的にデザイン化をすすめる姿勢がみてとれますが、tabiも外部とのコラボ。D&Dとのコラボによる復刻モデルの「エース60」もそう。老舗でありながら、この辺の動きの良さは近い将来、よい結果を生むのではないでしょうかね。なにより個人的にエースを応援しているのも、実家にあったサムソナイト製のハードケースがエース製で、その使いかっての良さを知っているからだったりします。板状のキーロックや走破性のいいトロリーなど、実は今は別の会社のスーツケースを使っているのですが、新品であのモデルがあるなら買い換えたいくらいです。エースは長年サムソナイト社の国内ライセンス商品を開発してきました。異業種他社製品もそうですが、ライセンス品を造るメーカーは、ライセンス元の厳しい品質基準をクリアしているわけで、そこにさらに日本製の職人気質が加わるわけで。まぁ全てがすべてではないですが、モノの良さのひとつの基準といっていいのではないですかね。
というわけで、リゾートのような佇まいを持つショッピングモールにある、旅まわりのコーナー、正式オープンの9/28以降、のぞいてみてください。















