リノの思い出
早いもので、昨年のリノ・エアレースからもうすぐ1年が経とうとしています。昨年、リノで見聞きしたものはとても刺激的で、今年も行きたい!と思っていたのですが、諸般の事情により私は断念。ただし、編集部から1名派遣するので、このブログに現地からの熱いレポートが掲載されることでしょう。

リノ・エアレースといえば、大戦機ベースのアンリミテッドクラスをはじめ、AT-6やバイプレーンなど様々なクラス別に、エアレーサーがスピードを競うレースがメインとなっています。ちなみに、本誌編集部で行っているイベント、スケールエアレースはこのリノ・エアレースをRCで再現しようというもの。スケールエアレースを運営していくのに、本物の雰囲気を知るのはよいということで、昨年のリノに行った次第です。
残暑が厳しい日本を出て十数時間後、到着したリノは思いのほか寒く、現地ではダウンジャケットと手袋着用という冬の装いが必須という状況。前年は夏の暑さを十分感じる気候だったそうですが、それがにわかには信じられない寒さの中でレースを観戦したり、表紙撮影のためにRCを持って会場を走り回ったりしていました。
リノ・エアレースの最大の魅力は、複数の飛行機が速度を競い合って、コース上を低空で飛んでいく迫力にあります。その迫力は、当サイトで展開しているエアレースサイトにあるイメージの数々をご覧いただければお分かりいただけるでしょう。ただ、リノの楽しみ方はレース観戦だけではないのです。
まずリノでは、レースに参戦している機体を手が触れるほどの近さで見ることができます。パスを購入すればピットエリアを自由に歩け、そこでしか購入できないチーム限定グッズなどの入手が可能です。また、ロープなどで区切られた駐機エリアに無断で入ることはNGですが、チームのスタッフに許可を取れば当然入ることができ、目と鼻の先で機体をじっくり観察できます。うまくいけば、コクピットに入ることも! 私はさすがにそこまでできませんでしたが、幸運にも昨年のアンリミテッドクラスのチャンピオン機『セプテンバーフューリー』のコクピットを覗くところまではできました。

それから、エアレーサー以外にも様々な飛行機が会場に集結しています。まずは同時開催されている『ヘリテイジトロフィー』には、ビンテージ飛行機が集結。価値のある歴史を重ねた機体をどれだけ良好な状態で保存できているかを競うコンテストなので、ここにある機体はどれも飛行可能な状態なのです。複葉機やレトロな雰囲気を漂わせた昔の高翼機など、博物館でもなかなかこれだけの機体をまとめて見ることはできないのではと思ってしまいます。


また、米空軍のさまざまな機体も展示。無人偵察機プレデターなども普通に置いてあって、私のような国外の人間も多いこの場所でここまで軍事関連のものを見せてしまっていいのか、いらぬ心配をしてしまうほどオープンになっていました。

そのほか、リノでは様々な種類のエアショーを見ることもできました。マスタングとF-4、F-15が同時飛行してみせたり、米空軍が誇るサンダーバーズによるF-16の見事なアクロバットフライトなどが、これまた日本で見るよりも近くに飛んでいるように感じられ、その迫力はすさまじいの一言!


プログラムで予定されている機体以外にも会場には飛行機が溢れていて、ジェットクラスに参加しているチームのピットに、エンジンを6機搭載したコンベアB-36がエンジンを回していたり(さすがにフライトはしていませんでした)、会場内に置いてあったシコルスキーS-38BS飛行艇のフライトする姿を早朝目撃することができたりと、朝から夜まで会場全体が飛行機尽くしとなっていました。


飛行機が好きなら、ぜひ1度はリノへ行くことをお勧めします。今年のリノ・エアレースを見たいと思ったなら、体験フライトなども予定しているサイドリバーのリノ・エアレース観戦ツアーに参加してみてはいかがでしょう。まだ受付ており、一週間前までに申し込めば間に合いますよ。皆さんの参加をまだまだお待ちしております! 私も休みさえ取れれば……








