ヤコブセン・さおり

  • 1972年札幌生まれ。20代半ばに行った北欧旅行がきっかけで、ノルウェーの虜に。デンマークでもスウェーデンでもなく、なぜかノルウェーに惹かれる。そのなぜ? を知りたくて留学を経て、2005年よりノルウェー在住。日本ではあまり注目されないノルウェーの認知度を上げたいと思っているが、目立たないところも、またこの国の魅力かもと思ったり……。2007年夏に日本生まれのノルウェー人と結婚し、オスロに暮らす。ブログタイトルに使われている「Koselig」とは、心地いいという意味。

2008年9月

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2008年9月 3日 (水)

秋、実る

9月に入り、オスロはもうすっかり秋です。ナナカマドの木も赤い実をつけています。

                 Nanakamado

そして、よく目にするのがキノコ。道端の木の下や、その辺の切り株にも生えています。でも、写真のこれはきっと食べられないもの。だれも採らないから・・・。キノコ採りが趣味の人もいて、ガイドブック片手に森に出かけて行きます。詳しい人と一緒なら、行ってみたいものです。

                 Sopp

リンゴの木が庭にあるお家もあります。今日、通りかかったら、真っ赤なリンゴがたわわに実っていました。リンゴの木にぶらさがっているブランコも印象的でした。

    Apple_tree  Apple_and_swing

2008年8月31日 (日)

カー・フェリー

フィヨルド地域では、こちらの岸からあちら岸へと、カー・フェリーが多く運航されています。日本のように「○○大橋」や「○○トンネル」なんていうのがたくさんあるのを考えると、ずいぶんのんびりした印象です。少し前までは、日本もそうだったのですよね。

                Car_ferry1

このカー・フェリー、観光客向けというわけではなく、地域の人の日常の足として使われています。たとえば、フィヨルド地域を結ぶ路線バスは、お客さんを乗せたバスごとカー・フェリーに乗り込みます。たいていの運航航路は乗船時間15分前後、車の中から見るのとは違った景色が広がり、あっという間の船旅です。なぜだか、フィヨルド・クルーズの船からよりも、カー・フェリーから見る景色のほうが、きれいな気がします。変化に富んでいるからでしょうか。

             Car_ferry

車を載せて、規則正しくフィヨルドを行き来する船は、なんだか健気です。

                Car_ferry2 

2008年8月30日 (土)

フィヨルド

8月もそろそろ終わり、観光シーズンも終盤です。夏にノルウェーを訪れる人の多くはフィヨルドがお目当てのよう。何度見ても「すごいなぁ」という思いを抱きます。急峻な岩が間近でまで迫るもの、なだらかな山に囲まれ優しい印象がするもの、一言にフィヨルドと言ってもさまざまです。また、光の当たり方などでも見え方が違ったり。

   Fjord  Fjord1

   Fjord3  Fjord4

夏のキラキラした輝きを持つフィヨルドもいいけれど、観光客が少ないシーズンに、あえて静けさの中のフィヨルドを訪れるのもいいものです。

2008年8月29日 (金)

落書き?

言わずもがな、冬は寒く降雪もあるノルウェー。各種工事ができるのは雪のない期間に限られるため、夏を中心に、ここもかしこも工事中なんてことになります。オスロ中心部での道路整備工事は相変わらず続行中で、ひんぱんに場所が変わるバス停や路面電車の停車場には悩まされています。

ベルゲンでも、これまでになかった路面電車を導入するそうで、線路を敷設する工事が行われていました。そこで見かけたのが、この一見すると子どもの落書きみたいなサイン。

       Graffiti  Graffiti1

仮設の歩道となった場所を示すように描かれているのですが、テディベアを抱えた子どもがお母さんに手を引かれていたり、帽子をかぶった紳士風の人が犬を連れていたり、と遊び心があって楽しい。「工事中」というと、不便を感じてやっかいな気持ちになることが多いですが、こういったクスリと笑ってしまうようなものと出合うと、そんな気持ちも吹き飛んでしまう。

そういえば、ノルウェー・デザインって、きっちり型にはまった真面目さじゃなくて、少し遊び心があるような、ほっこりするようなものが多いような気もします。

2008年8月24日 (日)

干しダラの王様?

世界遺産に指定されているベルゲンの三角屋根の建物群ブリッゲンは、13世紀からハンザ商人たちの館として使われていました。

                Bergen_bryggen_0808

交易されていたのはノルウェー産の干しダラ。なので、ハンザ都市ベルゲンで使われていた紋章は下の写真の通り。これは、ハンザ商人たちの集会場(現在は、ハンザ博物館に付属)の椅子に刻まれていたもの。干しダラゆえに、お頭部分は落とされていて、なのに王冠を頂いているところがおかしい。

                Hansa_symbol_at_assembly

ベルゲンで生産されているハンザ・ビールにも、この紋章が使われています。

        Hansa_beer_symbol  Hansa_beer_can

2008年8月21日 (木)

雨の街

ベルゲンは雨がよく降ることで知られています。でも、何日も降り続くわけではなく、一日のうちでも降ったり晴れたり、ころころと変わるお天気。まるで、だれかさんのご機嫌みたい・・・。

ほかの街では見かけたことのない傘の修理屋さんがあったり、傘モチーフの温度計があったりするのは、雨の多い街ならでは。

       Bergen_umbrella_repair  Bergen_umbrella_tharmometer

壁に、さりげなく掛かっていたレイン・ハットもかわいい。

                Rain_hat   

2008年8月20日 (水)

ベルゲンの夜景

ノルウェー第2の都市ベルゲン。この夏は日本からチャーター直行便も乗り入れているように、世界中からたくさんの観光客が訪れます。フィヨルドへの玄関口ということもあるけれど、街自体も雰囲気があって美しい。

これまでに何度もベルゲンを訪れているけれど、その度に時間を見つけては市内が一望できるフロイエン山へケーブルカーで登ります。夏至のころは日の入りが午後11時ごろでしたが、このごろでは2時間も早まってだいたい午後9時。なので、夜景も十分に楽しめます。

                Floeien_nightview

車が乗り入れられないような古い住宅街を、ぶらぶらとお散歩。徒歩で回れるところもベルゲンの魅力。

                   Bergen_leilight

2008年8月19日 (火)

これが本物のヴァイキング船

前回、「なんちゃってヴァイキング船」をご紹介しましたが、本物のヴァイキング船を見られる博物館がオスロにあります。

20クローネ硬貨のモチーフに使われているオーセベルグ号は、先端部分のくるんと丸まった細工がきれい。ライティングによって、その部分が博物館の壁に印象的に映っています。

                 Viking_osenberg

この船は、800年代のものだそう。1904年に発掘されたときには2000以上の破片になっていたそうですが、修復作業の末、90パーセントがオリジナルという状態で博物館に展示されています。全長22メートル。

                 Viking_osenberg1

下の写真はゴークスタ号。オーセベルグ号よりも大きくて全長24メートル、32人乗りだそう。この船には、帆柱の一部を見ることができます。調べてみたところ、ヴァイキングはセイルを利用し、この船の場合、帆を利用して12ノットは出せたそうです。

       Vikingship_museum   Vikingship_museum1

2008年8月 9日 (土)

こんなところにヴァイキング船

スーパーマーケットに行ったら、お菓子売り場になんとヴァイキング船が出現していました。

                Viking_ship_sjokolade_2

全長3メートルはありそうな船には、ノルウェー人が誇るFreiaという会社のチョコレートがどっさり。ミルクチョコレートと書いてあるセイルには「ノルウェーのひとかけら」という文言も。しかし、ヴァイキング船にそもそもセイルなんて、あったかな・・・。

                Vikingship_mint

普段、何気なく使っている20クローネ硬貨にも、ヴァイキング船のモチーフが。

2008年7月22日 (火)

運河の旅

オスロからやや南東にあるテレマルク地方。ここに、船で巡ることのできる運河があります。100年ほど前、山の中にあるDalenという村から、海沿いにあるSkienという町まで木材を運び出すために作られた運河で、当時は、他にも人はもちろんのこと家畜なども乗せて運ばれていたそうです。DalenとSkienの高低差は72メートル。途中に水門が18あり、この水門を経ながら船は進んで行きます。

                 Telemark_kanal

道路の発達した現在では、かつてのような役割を終えた運河ですが、夏になると観光客がやって来ては、船での旅を楽しんでいます。

                 Telemark_kanal_boat

なんと言っても、アトラクションは水門。特に、低いところから上へ上って行くときが面白い。船が水門まで来ると、上流側の水門はすでに閉められています。

                  Telemark_kanal_gate1

そして、船が所定の位置に入ると、今度は下流側の水門が閉められます。そこで、上流側の水門が開けられると、水がざーっと勢いよく流れ込んできて水位が上がります。

                  Telemark_kanal_gate

船は水に浮いているので、水位の上昇とともに、みるみる高い位置まで上がり、上流側へと前進することができます。水門に到着する度に、この繰り返しで、船は旅を続けて行きます。

水門の開け閉めをしているのは、アルバイトの学生だそう。かなり力が要る仕事ですが、時々、女性も見受けられます。

                   Telemark_kanal_jenta