市販マフラーの新規制に動きが!
ここでも数度取り上げた、国土交通省が検討している騒音規制改正案に動きがありました。
昨年発表された改正案は、市販のカスタムマフラーおよび平行輸入車(逆輸入車やほとんどの外国製バイクが含まれます)にも、国内認定車に適用されているのと同じ加速走行騒音値を規制値として導入するという内容のものでした。
これに対し、二輪業界から、特に合法的な市販マフラーの認定制度を独自に設けるなどの活動を行っているJMCA(全国二輪車用品連合会)が、経過使用車、つまり購入してから走行を重ねているバイクに新車と同じ加速走行騒音の数値を適用するのは現実的ではないという意見などが出ていました。
そこでこの9月に、国土交通省は交通安全環境研究所の自動車試験場第二地区(埼玉県熊谷市)において、国産車と輸入車の経過使用車の騒音測定テストを行い、今日、その結果を公表するとともに、騒音規制改正案について「自動車排気騒音対策検討会」で追加検討すると発表したのです。
要約すると、試験では国産車の経過使用車6台中5台の加速走行騒音値が規制値をオーバーしたため、なぜそうなったのか、さらには新車と同じ規制値を経過使用車に適用することが適当かどうかを再度調査するということです。
ちなみに、輸入車についても、テストした5台がすべて加速走行騒音の規制値をオーバーしていたそうです(輸入車を登録する際、現在は近接排気騒音<94dB>をクリアすればよく、加速走行騒音をクリアする必要はありません)。
実は、この試験会場にボクも1日だけオブザーバーとして立ち会っていたのですが、加速走行騒音をテストしているコースサイドにいて音を聞いていると、「これで規制値をオーバーしているの?」と思うほど静かでした。
騒音の基準は人それぞれ違うとは思いますが、国産車・輸入車、そしてJMCA認定品などの合法マフラー装着車は社会に迷惑を及ぼすような騒音を撒き散らすことはないと、ボクは思います。
そして、再検討の場で、実効性のある合理的な改正案になることを大いに期待します。
培倶人1月号(12月1日発売)では、「自動車排気騒音対策検討会」での話し合いの内容等を含めて、この件について詳しくレポートしたいと考えています。
















