ドラッグスターの女性ライダーに、元気をもらいました!
富士スピードウェイで開催された「スズキ編集長ミーティング」の帰り、ぼくは取材で使用するスカイウエイブ650で東名高速道路を走っていました。
大井松田ICを過ぎたあたりで、1台のバイクを追い越しました。追い越しざまに見ると、バイクはヤマハのドラッグスター、どうやら若い女性ライダーのようでした。
タンクバッグ+振り分けバッグを付けていて、ツーリング帰りの様子。ちょっと気になったので、一番左の車線に入り、彼女を先に行かせて様子を伺ってみました。
結構ゆっくりペースで、車線変更するときもすごく気を使っている感じ。あまり走りなれていない様子でもあるのですが、旅装備はバッチリ。そのギャップに俄然興味を惹かれました。
とはいえ、高速道路上、声をかけることも出来ません。横浜ナンバーだったので、おそらく高速を降りる前にSAに入るだろうと予想して、海老名SAに入ってみました。
BINGO!
二輪駐車スペースに停めたスカイウエイブの隣に、ドラッグスター400(06のニューモデルでした)が停まりました。
「培倶人っていうバイク雑誌を作っているものですが、ちょっとお話していいですか」と声をかけました。「培倶人って知ってますか?」と続けると、彼女の答えは「いいえ」。でも、快くボクの話(インタビューかな?)に付き合ってくれました。
ビックリしました。伊豆あたりからの帰りだろうと思っていたのですが、「京都からです」とおっしゃるじゃないですか。なんでも、伊勢、京都を回る一人旅を敢行したとのこと。それも、はじめての一人旅(ツーリング)だったそうです。
2日は午前9時に京都を出発、途中休憩を取るだけでひたすら走ってきたそうです。海老名SAにはいったのが午後6時ですから、9時間も!
彼女の元気と勇気に感心すると同時に、彼女のような若い女性にそんな旅をしようと思わせるバイクの魅力、奥深さに改めて驚きました。
彼女とドラッグスターのツーショットは迂闊にも撮れなかったので、ドラッグスターの写真だけご覧いただきます。
ここのところハードな毎日が続いていて(北海道3日間雨のツーリングとか……)疲れ気味だったのですが、彼女の話を聞いているうちにちょっと元気になりました。
Hさん(匿名希望でした)、これからもっともっといい旅してくださいね!
元気をもらったぼくは、3時間くらい寝たら、もてぎで開催されているトライアル世界選手権の取材に行ってきます。