Vol.472 11月6日 NRは凄かった……その8
サーキットで対面した
NR750はVバンクを85°に
したNewV4エンジンで、
耐久レース仕様の性能は
フレームも横長の
専用ツインスパーフレームで、
シート高も希望通りの
ワークスマシンなのに自分用……
嬉しくて仕方ありませんでした。
初のミシュラン製ピュアラジアル構造の
スリックタイヤを装着するなど、
チャレンジはオーバルピストンだけではなく、
走らせてもらう側として実にやり甲斐のある状態。
しかしテストは厳しかった……
24時間を走り切る想定は
同行したテストライダー氏が
飛行機の中でコンタクトしたまま寝てしまい、
眼球に傷がついて乗れないという結果になって
ボクひとりが担当するハメになったのです。
後半はプロのマルコム・キャンベル選手が加わると聞き、
ちょっとは安心したものの
「テスト条件は24時間をできたら2回……」
という途方もない目標に唯々唖然。
もちろん日中だけで、セッティングも兼ねて
ピットストップを繰り返す連続走行しない
パターンから始まったので
最初の2〜3日はそれほど疲れませんでした。
それより低速からビッグツインのように
ゴリゴリと加速する逞しいフィーリングに
酔い痴れていたっけ。
で、何とか目標の距離をトラブルもなく走り切り
「ヨシ、正式にエントリーしましょう!」
と尾熊監督から力強く宣言されたのでした。
ところでこのテスト中に驚いたコトをひとつご披露すると、
NR750はエンジンオイルにホンダウルトラという
スーパーカブに入れる一番安価なオイルを使ってました。
テスト段階は高級オイルに頼らない、
こういうトコロがホンダを世界一に押し上げたんだナァ
と、つくづく感心してました。




















