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2009年10月 2日 (金)

Vol.468 10月2日 NRは凄かった……その4

Nr750eg その日、鈴鹿サーキットは
HRCのテストデー……
ボクらジャーナリストが
立ち入ることなどできない、
ワークスマシンとワークスライダー
それにメカニックやエンジニアたちが
サーキットのコースはもちろん、
パドックも貸し切っていました。

用意されたNRは、
HRCの応接室で見たままと同じ。
外観は、ほぼRVF750……
但しツインチューブフレームの
メイン部分が一部切り取られた、
取り敢えず試走してみるだけの状態。
オーバルピストン32バルブV4は
通常のV4よりピストンが横に長く
エンジン幅がワイドなので、
RVF750のフレーム幅には収まらなかった
というわけデス。
「…なので根本さん、毎週ピットインしてください」
つまり車体剛性もへったくれもない状態なので
ホームストレッチを高速で通過するのは
止めておいてくださいってコト。
「もちろん、コーナーも攻めちゃダメですよ」
まずはオーバルピストンの感触を知ってもらう、
それだけが目的の試走……何度も念を押されました。

で、いよいよコースイン。
S字で瞬く間にM.ドゥーハンに抜かれ、
(はじめてホンダと契約したばかりで
怒濤のアクセル全開をアピール……挙げ句、
逆バンクで目の前で大クラッシュ!
後に大怪我をしてクールなライディングで見事復帰
NSR500で無敵の連続チャンピオンとなりましたネ)
スプーン手前で木下選手のNSR500にもパスされ
スプーン出口の長いストレートの下りで
ようやくアクセル全開にしたそのときでした。
ギョ〜ン!、まだ1万回転にも満たない中速域なので、
やんわりとした加速をイメージしてたのに
まるでビッグシングルのような
強烈ダッシュに見舞われたのです。
ギョ〜ン、ギョ〜ン、ギョ〜ン……
3速も4速も5速も、2速と変わらない
短い間隔で矢継ぎ早にシフトアップ、
途中で木下選手のNSR500に瞬く間に追いつき
ズバッと瞬時に抜き去ったのには2度ビックリ!
後でエンジン回転数から逆算すると
300km/hを軽くオーバーしてたのデス
(鈴鹿で300オーバーは当時あり得なかった)。
750ccまで拡大した
オーバルピストン32バルブV4の出力は
デイトナ目指したこのスプリント仕様で
何と188psと当時のGPマシンも手の届かない
ウルトラハイパーだったのです。
でもオーバルピストンのポテンシャルは
そんなものではありませんでした。

根本健

  • 1948年東京生まれ。小学生から鉄道に飛行機と、オタク街道まっしぐらだったのがナゼかバイクの道へ。ロードレースに憧れ'73年全日本チャンピオン。'75~'78年に世界GPにチャレンジ。帰国後ライダースクラブ編集長となり28年間雑誌づくり人生。最近はビンテージバイクにもハマり、レースやツーリングに楽しみを広げている。

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