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2008年9月28日 (日)

Vol.438 9月28日 ロッシ、タイトル奪還!

Rossi 日本GPでV.ロッシが“もてぎ”を快走、
見事優勝で2シーズンぶりの
タイトル奪還を成し遂げました。
レースファンとしては、ここでストーナー+ドゥカティが優勝し
ロッシが3位以内に入らなければ結論が持ち越しになって
シーズン終盤まで熱い闘いが繰り広げられると
面白いという思いもありましたけれど、
“もてぎ”でのマシンセットアップ状態に
彼の43分間の走りの組み立てを見せられると、
これはもう「君がチャンピオンだ」と言わざるを得ません。
磨きがかかった繊細で緻密なライディング……
モニター画面に映し出された
コーナリング中にスロットルを全閉から開けはじめる
その瞬間に釘づけになってました。
彼だけじゃありませんけれど、
“もてぎ”のようにヘアピン状に回り込んだコーナーが多いと
コーナー進入からの旋回で
イン側のクリッピングポイント過ぎまで全閉のまま。
以前はよく見られた加速も減速もしない、
いわゆるパーシャル・スロットルにはしてません。
で、開けはじめたら立ち上がり区間で
一気に後輪へ強大なトラクションを与えっぱなしにしています。
この全閉から開けはじめの一瞬が何とも難しい……
エンブレでスイングアームが引っ込む方向、
つまりリヤサスが縮む方向にベクトルが働いていたのが、
開けはじめると逆の路面へ後輪を押しつける方向へ
切り替わる瞬間が介在するからです。
想像してみてください。
フルバンクで旋回中に、スロットルを開けようとすると
加速前に後輪が一瞬スリップするかも知れないリスク……
前々回の新型YZF-R1で採用となった
4気筒の90°位相クランクでも触れたように、
この一瞬の僅かなトルク変動が
速やかでスムーズに移行できるよう
最新のエンジン技術がフォローするとはいえ、
ロッシは瞬間ちょっとだけスロットルを煽り
直後に瞬間戻して開け直すアクションしてました。
このスロットルレスポンスの過渡特性は
ライダー本人がエンジニアと密にディスカッションして
セッティングするしかないでしょうし、
もちろんその特性を踏まえた上でのデリケートなスロットル操作にも
ライダー本人の力量が問われるのは間違いありません。
後輪がトラクション効果の大きな加速をはじめるタイミングが
一瞬でも早ければ立ち上がり加速で相手を突き放すことができます。
絶対的なパワーやトルクがいくらあっても、
フルバンク中に開けるタイミングが遅くては勝負になりません。
ロッシの上手さは明らかでした。
他にも既にバンク角が浅くなった加速中のマシンに対し、
ホンの僅かな上半身の体重移動で無駄のないライン変更をしていたり
見れば見るほどクレバーな彼のテクニックが光ってました。
しかし、追うストーナーも若いのに
自制心とテクニックを大切にした走りで見応え大でしたネ。
力技ではなく、こうした競り合いになっているMotoGPの健全性……
やっぱり最高峰は違います。

2008年9月20日 (土)

Vol.437 9月20日 台風でライパ中止

Photo 今日開催予定だった
那須サーキットでのライディングパーティは
台風13号の関東にかかる時間帯が
皆さんが東京から出発される頃に重なるため、
昨日の昼過ぎに中止を決定しました。
場所によるとはいうものの、
集中豪雨で水かさが増した状態の高速道路は
ただ直進していても転倒しかねないリスキーな状態なので
皆さんの安全を考えると中止せざるを得ません。
もちろん台風の影響はライパがスタートする頃に
なくなる予想はできましたが、
だからといって強行するわけにはいきませんでした。
2年前のもてぎが現地で大雨による中止決定したのを思い出します。
年間14回も開催していると仕方ないコトなんですが、
過去にも春に季節外れの大雪で延期した例など
間もなくやってくる200回開催記念までの道のりには、
実に色々ありました……。
そうそう、今回の開催は延期のスケジュール調整も試みましたが、
うまく代替日を設定することができず
振り替えナシの中止にさせて頂きます。
次の那須が11月1日なので、
ご希望の方にはそちらへのスイッチをご案内中です。

しかしこのところの天候異変というか異常気象、
天気図を長年見続けてきたボクにも
不可解なコトばかり。
何で天気図に詳しいかというと、
40年以上も前、予選からレース決勝日へと
ラジオから流れる「潮岬では1020ミリバール、南南東の風、風力3」
を地図に書き込みながら天気図を自分でおこしていたからです。
当時はテレビの天気予報で天気図は表示しないし、
もちろんWebなんかありませんでしたからネ。
この自己流の略図を使って
キャブレター・セッティングを予想してました。
温度計と湿度計、それに気圧計は
'60〜'70年代の2ストローク・エンジンには必然でした。
簡単にいうと、乾いた空気で気圧が高ければ
燃焼条件が良いのでメインジェットを大きくできますし、
湿度が高く気圧が低ければジェットを絞らないと
まるで走らないどころか点火プラグがかぶって
エンジンストール……なんてことも珍しくなかったからです。
いまはE.F.I.で外からケーブル繋ぐだけで
色々と補正できる時代。
まさに隔世の感があります。

2008年9月14日 (日)

Vol.436 9月14日 新型YZF R-1

昨日、岡山国際サーキットでのライディングパーティ、
190台もの参加を頂き
心配された台風の余波?による雨も
遂に一滴も降らずベストコンディションで
終えるコトができました。
次の週末は那須サーキットでの開催。
いよいよシーズンって感じですネ。

2008090903_01___1__0001 ところで9日に発表になった新型ヤマハYZF R-1、
今回はエンジンから車体まで
完璧なフルモデルチェンジでした。
注目すべきはそのエンジン。
何とMotoGPを走るYZR-M1で採用されている
同じクランクシャフト構成だからです。
2008090903_01___2__0001 これは直列4気筒の各クランクピンが
90°ずつ位相した関係に配置されたもの。
通常だとピン位置が180°で並ぶため
ピストンはふたつずつ同じ位置にありますが、
これだと上下するピストンとコンロッドの慣性モーメントが
2008090903_01___2__0002 微妙にトルク変動を生じるのに対し、
90°位相なら相殺できる由。
何が狙いかというと、
フルバンクの旋回中、スロットルを開け始めるその瞬間の
僅かなタイムラグやトルクの発生にムラがでるのを防ぐためです。
状況で説明すると、全閉でフルバンクして
そこから立ち上がり加速しようとするとき、
それまでコーナリングフォースで沈んでいたリヤサスが
駆動によってアンチスクワット効果で後輪を路面に押しつける方向、
つまりリヤサスが伸びる方向へ応力が変化します。
これが瞬時に切り替わらないと、
リヤタイヤから荷重が抜けてしまう一瞬を生じる問題があったのです。
実はボクもR-1に乗っていたとき、
筑波サーキットの第2ヘアピンでフルバンクから開けようとしたら
いきなりスリップダウンして
マシンから落っこちてしまったコトがありました。
いわゆる「パーシャルごけ」ってヤツなんですが、
パーシャルにするからではなく、
全閉からジワッと開けようとする過渡で
駆動がOFFからONに変わるのに時間がかかると
このリヤタイヤから荷重が抜ける瞬間が生じるんですネ。
だからちょっとだけラフに開けないと、
この一瞬を回避できない……
何とも微妙な話しで、かなり攻め込んでるライダーでないと
わかりにくいかもデスが、
そういう局面にトラクションの要求がきてるってコトです。
とにかく、そうしたMotoGPでのデリケートなテクノロジーが
市販車に反映されるのは大歓迎!
ロッシの反撃がこの技術にも助けられている……
かどうかはともかく、
実に良い話しなので思わず書き綴ってしまいました。

2008年9月 6日 (土)

Vol.435 9月6日 Pilot Road2のポテンシャル

Img_0001 コレは一昨日の筑波ライパを
終わってからの我がR1200STの
リヤタイヤ……
今シーズン、ライパでしか
走らせていないため
サーキット・オンリーの酷使ですが
ご覧のように実に良い“顔”をしてます。
バイクがツーリングスポーツのカテゴリーなので、
装着するタイヤも同類を選択しているだけのコトですが
サーキットでの限界性能は、
レプリカが履く超ハイグリップに比べれば
確かにフルバンクでの滑り出しがやや早いという
当然の差があります。
しかし限界性能が高くても、一気にスリップする
超ハイグリップのリスキーな特性は
そろそろ反射神経に自信がなくなってきた
ボクのような年齢のライダーには、
どこか心配のタネが尽きずで
敬遠したい気持ちがあるのが正直なトコロ。
Pilot Road2のグリップ力は
必要にして充分以上のパフォーマンス。
何といっても滑りを感知してから間に合う
時間差が安心材料として大きいですネ。
とくにこれから路面温度が気になる秋→冬の季節では
超ハイグリップ・タイヤの暖まらないと性能が極端に落ちる
どこか常に探るような乗り方をしなければならない
不安な部分がないのが気に入ってます。
それに耐摩耗性でも、当然ライフはハイグリップの倍以上、
しかも常にバランスの良い摩耗をみせるので
インテリジェンスの高さを感じる……は大袈裟かナ?
とにかくPilot Road2、走る度に満足させられてます。

そうそう、Newへルメット、デビューさせました。
まだ猛暑、それも湿度が高く
不快指数も限界点という条件だったので
耳まわりがちょっと浮いた感じで
走行風が導かれるのが明確に実感できました。
おいそれとは買い替えられない高価なモデルですが、
ボーッとするしないの、
いわば危険度の違いという観点からいえば
年輩ライダーほどオススメです。
暑い季節を過ぎても、疲れ方はかなり違うはずですから。

根本健

  • 1948年東京生まれ。小学生から鉄道に飛行機と、オタク街道まっしぐらだったのがナゼかバイクの道へ。ロードレースに憧れ'73年全日本チャンピオン。'75~'78年に世界GPにチャレンジ。帰国後ライダースクラブ編集長となり28年間雑誌づくり人生。最近はビンテージバイクにもハマり、レースやツーリングに楽しみを広げている。

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