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2008年9月

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2007年9月25日 (火)

Vol.396 9月25日 日本メーカーはレース参戦に違う賭け方を

Capirossi カピロッシ、もてぎ3連覇……
急展開のドラマを制した
ベテランらしいレース運び。
楽しませてもらいました。
そしてストーナーのタイトル獲得、
ひとつの節目を感じさせます。

日本メーカー、とりわけホンダとヤマハには
レース参戦の意味を
この機会に再考して欲しいと思います。
両ファクトリーの今シーズンの技術力に
どんな進化があったのか、
表面的には伝わりにくい部分が多々あったのでしょう。
しかし組織力と資金力で明らかに劣勢な
ドゥカティに勝てなかった事実は、
そのパワーの使い方に誤りがあったからだと思います。
ボクは常々クルマのフォーミュラ1と
バイクのMoto GPとの違いは、
市販車へフィードバックできる技術開発が
あるか否かだと信じてきました。
F1は市販車と明確に技術の方向性が異なります。
対してスポーツバイクとMoto GPの関係は
限りなく近い……
ファンはそこに「夢」を期待します。
もしもホンダが3気筒でチャレンジしていたら、
レースに勝てなくても近い将来そのレプリカに
乗れるかも知れない「夢」を見ることができたでしょう。
そしてヤマハもVツインを走らせていたら、
同じようにファンを惹きつけていたに違いありません。
もちろんレースですから「勝ち」を狙うのは当然のこと。
でも今のままだったら、
来シーズン、巻き返しを見せてもらっても、
組織力と資金力をパワーアップした印象しか残りません。
何に対してチャレンジするのか、
その厳しさを自らに課す潔さこそが、
Moto GPに参戦する価値を高めるのだと思います。
パワーとトップスピードだけが、
バイクの魅力ではない……
そんな発信が日本メーカーから出てくるのを
ボクは心待ちにしています。

根本健

  • 1948年東京生まれ。小学生から鉄道に飛行機と、オタク街道まっしぐらだったのがナゼかバイクの道へ。ロードレースに憧れ'73年全日本チャンピオン。'75~'78年に世界GPにチャレンジ。帰国後ライダースクラブ編集長となり28年間雑誌づくり人生。最近はビンテージバイクにもハマり、レースやツーリングに楽しみを広げている。


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