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2006年12月14日 (木)

Vol.344 12月14日 パハネッグさん Part2

Photo_95 Kシリーズのスタートを切った
K100のデビューは1983年。
当時、彼の将来展望のなかで
大きな一角を占めたのがABS、
アンチロックブレーキの実用化だったのです。
それはK100の開発で既に先行試作されていて、
初の水冷DOHC直列4気筒を成功させるのと同じくらい
パハネッグ氏が優先課題としたそのわけは……
200km/h→240km/hと日本車が高性能化していくなか、
速度制限のないアウトバーンで
追越車線に出てきた小型乗用車とのあまりの速度差に
追突して死に至る事故が急増してました。
またウエット路面や家畜の糞など、
ヨーロッパでツーリングする路面はリスクだらけ。
ABSさえあれば、どれだけリスク回避ができるか……
彼はテストライダーにライテクを教わるほど
バイクに乗ることを楽しんでましたから、
まずは自分ゴトとして考えたようです。
さらに、アウトバーンの事故急増が
バイクに乗らない人からは
「やっぱりバイクは危ない」にはじまり、
「バイクに乗るような社会性のない人なんだ……」
といったイメージで見られてしまうことに危機感を募らせてました。
ドイツでは、中年過ぎて大型バイクに乗っていることが
アクティブな大人として好感をもたれるトコロまで
イメージを上げていたのに、
コレでバイクに乗っているコトを隠さなきゃならない、
もしくは家族の目もあるから降りなきゃならない等々
ライダー危うし、だったのです。
だから一日も早くABSを実用化しなければ……
しかし、ベテランになるほどABSのようなリカバーシステムは否定しがちです。
そこ(おそらくビーエム内部にも多かったでしょう)とも闘いながら、
将来必ずABSナシは考えられなくなる、そう信念を貫いてました。
ひと足さきに外部には評価を伝えない約束で
テストさせてくれたとき、
“貴方は肯定派か、それとも否定派?”
と心配そうに顔を覗き込んできたので、
今の完成度でも肯定したいと答えたら
これまで見せたことのないほどの笑顔で喜んでいたっけ。

そういえば三宅島で来年11月にレース開催と報道されてますネ。
東京都が予算を用意したので、この報道となったようですが、
アドバイスしているレースの先輩の話だと
そうはいっても整備が間に合わないため、
一部速度制限したりのまずはエキジビジョン的なスタートになるらしく……。
とはいえ、将来はマン島T.T.を目指すというのだから楽しみです。
そのためにはどんなカタチでも、まずは始まんなくちゃ、ですよネ?
大人のライダー皆で応援、協力、そして楽しもうじゃありませんか。

根本健

  • 1948年東京生まれ。小学生から鉄道に飛行機と、オタク街道まっしぐらだったのがナゼかバイクの道へ。ロードレースに憧れ'73年全日本チャンピオン。'75~'78年に世界GPにチャレンジ。帰国後ライダースクラブ編集長となり28年間雑誌づくり人生。最近はビンテージバイクにもハマり、レースやツーリングに楽しみを広げている。

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