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2006年5月31日 (水)

Vol.291 5月31日 北海道、雨、10℃、ゴールドウィング

Photo_206 午前0時20分に定山渓に着き、
二次会も終わってラーメン食べに出てた
ご一行に合流、
そこでビールと焼酎ガブ飲みして追いつき
翌朝からツーリング。
オヤジ・バイクライフは常にハードさを伴います。
で、いつものタンデム。
後席は常連コンちゃんこと、コンドー・ケンジさん。
元Mrバイクの編集長で、現東京エディターズの社長。
ボクもライダースの編集長時代から参加していて
おかげで北海道は隅々まで走り尽くしてマス。

ホントーはこの時期、北海道は梅雨知らずで
暑くなく寒くなくの超快適シーズン。
……のはずなのに、なぜか今回は雨降り続きだった由。
ボクとサトシ編集長が到着する前の2日間も、
どんよりとした空に小雨交じりのなか
雨ガッパ着たままとのこと。
こんなとき、GL1800ゴールドウィングが本領発揮。
朝、駐車場へ出向いたら、
「近藤様予約」の張り紙が後部座席にしてありました。
運転するボクじゃなく、コンちゃんの名前で予約って……。
ホンダバイクスでも度々紹介してきているGLですが、
進化した最新型は至れり尽くせり。
グリップヒーターから前後の座席のシートヒーターまで、
5段階のアジャスターダイヤルが新設されてました。
なので、10℃しかない冬の寒さに雨降りのコンディションでも
ふたりでインカム通して
業界の噂話なんぞに花を咲かせる余裕のヨッちゃん。

ところでコンドーさん、
その目の玉に血管浮き出たコーティングのゴーグルって
あまりに怪しくて何とかなりません?

2006年5月30日 (火)

Vol.290 5月30日 R1200Sに再会

R1200s 日曜日にオートポリスで乗った
ビーエムの新しいR1200S、
僅か7ラップでしたけど、
この進化の著しさ、想像してませんでした。
そのR1200Sに、こんなにすぐ再会するとは……。
今日は筑波のライパ。
心配したお天気もまったく雨に降られず
皆さん、たっぷり楽しまれたと思います。
で、再会したR1200Sを
この筑波では先導からフリー走行まで堪能。
「何で気になってたってわかったの?」
とサトシ編集長に聞くと
「ライダース、次号は根本さんのR1200S考やるつもりです」
あ、お仕事ネ、あまりの手回しの良さに感心したのに……
というわけで、詳しくは6月27日発売のRIDERS CLUBを、なんですが
そんな先じゃネェ、という方のために
ちょっとだけ、ダイジェスト。

まず122PSまで、空冷ツインで、最新排ガス規制のなか
絞りだしてるトコロが凄い。
いや、ジョーダン抜きに速いデス。
しかも7,000〜8,000rpmの高回転域で
明確なピークパワーを感じる、
いまや懐かしい高出力エンジンらしさが嬉しい。
その分、5,000rpmとかはトルクの強さを感じさせません。
引っ張って7,000rpmを越えてからの
8,000rpmまで身体をのけ反らせる加速G、
コーフンできます。
さらに車体が……さすがにこれ以上は止めマス。

で、いまは新千歳空港から札幌でのJR車内。
730系ってなかなかカッコいい……
筑波を終え、羽田から一路北海道!
from Nomで埜邑編集長が書いてたように
今週はホンダ主催の編集長ツーリングin北海道。
これにボクとサトシ編集長が、
遅ればせながら後を追いかけての参加。
定山渓に着くのは午前サマ、がどうやら確実。
明日はGL1800にコンドーさんとタンデムかナ。
コンドーさん、インカム持ってきたヨ!

2006年5月28日 (日)

Vol.289 5月28日 レジェンド・ライダー、走る

Photo_199 この9人のライダー、全員の名前がわかったら
バイク歴の長い相当な事情通。
(画像、クリックすれば拡大できます)
まず後列左から、山田純さん……
彼はバイク雑誌でお馴染みだから
ほとんどの方がご存じでしょうネ。
次が千石清一さん、
彼も鈴鹿マーシャルライダーだったから
知ってる方、多いかも。
その隣は水谷勝選手、
突拍子もないキャラクターで知られる
ミスタースズキは、依然として全日本へチャレンジしてマス。
で、ボクを挟んで右側に
憧れた人が多かった平忠彦さん。
前列左端は、ミスターカワサキの
キヨさんこと清原明彦さん。
その隣が世界のカナヤ、金谷秀夫さん。
次が御大、片山義美さんで
マツダのレーシングドライバーで
無敵だった時代が長かったから
そっちでご存じかも知れませんが、
ライダー時代はボクも憧れた超スーパースターでした。
その横が毛利良一さん。
MFJの最優秀選手を獲得して
ご褒美の世界一周旅行をボクと同行した
思い出の仲間です。

イヤ〜、懐かしいったらなかったナァ。
今日のオートポリス、全日本ロードレース選手権第4戦は
昼休みに「マスターズラン」と呼ばれる
レジェンドライダーの走行枠があって、
9人全員がBMWの新型R1200Sをライディング。
主催した福岡のフリーマン、
後援したBMWジャパンとブリヂストンタイヤに感謝です。
この方々の詳しい紹介や
ボクも初めて乗ったR1200Sのこと、
それに久々に観戦した全日本ロードレースの印象など、
話したいコト山ほどあるのですが、
岡山のライパから夜の宴会を経由しての
オートポリスだったので、
もう果てる寸前。
続きは明日以降ってことで……。

2006年5月27日 (土)

Vol.288 5月27日 ビンテージ流行り、来てマス

Photo_197 今日は岡山国際サーキットで
ライディングパーティ。
午前中の先導走行までは、
雨が止んで路面もほぼ乾くまで
コンディション回復してたんですが、
肝心の午後のフリー走行になった途端に
また降りだしてしまい、
とうとう最後まで完璧なウェット路面のまま。
楽しみになさっていた参加者の方々、ゴメンナサイです。
今回も150人を超える参加者のうち、1/3ほどの方が
サーキットデビューでした。
今回のライパはミシュランタイヤからご協賛をいただき、
走行枠6時間の長丁場。
おかげさまで、ウェットで怖い思いをするより
滑りやすい路面をどうやってコントロールしてるか
ひとつ見てみようという方が多く、
タンデムジェットコースターは長蛇の列。
浅いバンク角までしかリーンできない
その一瞬に前輪に舵角をつける
雨の日用の向き変えをご披露したトコロ、大好評でした。

Photo_198 ところでパドックのミシュラン・ブースで
新型パイロットパワーに並んだ見慣れぬタイヤを発見。
その名も「パイロット・クラシック」という
ご覧のような懐かしいパターンです。
ドゥカティのスポーツクラシックに履いている
ピレリンのファントム復刻パターンと同じく
サイズは最新のスポーツバイク
(F120/70ー17、R180/55ー17)で
ドカの新しくラインナップに加わったGT用
OEM(生産ラインで装着される)として開発されたようです。
いや〜、ビンテージブーム確実に来てますネ。
もうこの流れは誰にも止められない!
て、騒いでいるのはボクだけ?

ところで、ボクはいま新幹線ひかりレールスターの車内。
博多を経由してオートポリスに近い、
熊本は菊池温泉に向かってマス。
オートポリスはこの週末に全日本ロードレースが開催されていて、
その昼休みにレジェンドライダーによるレース
(一応パレードの約束)があって
そこへ出演するために移動してます。
例の千石清一さんが牽引役で
片山義美さんをはじめ、ボクの世代の前後の
昔活躍したライダー大集合です。
詳しくは現地へ行ってみないとなので、
これはまた明日以降にご報告。

2006年5月25日 (木)

Vol.287 5月25日 下手こそモノの上手なれ

Navi 行ってきました、らいでぃんぐNAVIのロケに。
何とも爽やかな1日で、
撮影なんぞしてるのがもったいないというか、
朝は現場まで撮影に使うバイクをライディングしたので
このままブッチして行方不明になったろうか、
なんて悪魔の囁きを振り切ってのお仕事デー。

ライダースクラブをはじめ、
単行本などライテクについては
数えきれないほど携わってきました。
こんなことを言っても
なかなか信じてもらえないのは百も承知ですが、
ボクはバイクに乗るのがうまいと思ったこと、1度もありません。
オイオイ、それでライディング教えるなヨ、
ではありますが、
下手ッピーだったからこそ、
キャリアが浅いと何が不安で怖く思ってしまうのか、
そこをよくわかっているのがボクのメリットだと思ってます。

それにボクのライテクというのは、
知られていない特別なワザを使って
他人にできないような乗り方をしようというのではなく、
まずはバイクの原理に合った乗り方をしましょうというモノ。
普段は2本の足で立ち、歩いているのですから、
バイクに跨がり両手でハンドルを掴むという
非日常な姿勢だと
つい余計なトコロに力を入れてしまい、
バイク本来の機能を妨げてしまいやすい……。
それが力むと曲がりにくくなるとか
ハンドリングが重かったり思うような方向へ行かなかったりの
ほとんどの原因なんですネ。
ロードレースで全日本チャンピオンになれて世界GPも走りましたが、
闘っていたのはまさにこの
いかにバイクに逆らわないかでした。

そもそも怖がりで下手ッピーでしたから、
自分のココロが納得していないと、
コーナーを攻めるなんて、できやしません。
その幾度となく悩んだ経験で、
ようやく少しは思うままに近い乗り方になってきたんだと思ってます。
力でねじ伏せる乗り方を悪いとは言いません。
でもそれって物凄い勇気とリスクを覚悟しないと、
おいそれと真似できるもんじゃない気がします。
それと、好きなコトって下手な人のほうが
諦めずに粘る努力を惜しまない……、
そういうパワーのほうがいつかは感性でイケてた人を追い越す、
この事実をボクは世界GPで教えられました。
世界の檜舞台で走れるトコロまで勝ち抜いてきた、
いや、生き残ってきたといったほうが正しいかナ、
とにかくそうしたライダーというのは、
人一倍臆病で細かいことが気になって仕方ない
キャラクターである場合がほとんどです。
だからいつアクシデントに遭遇しても不思議のない境遇のなか
何とかスリ抜けられてきたってワケです。

調子に乗って言わせてもらうと、
趣味でも仕事でも、自分は下手ッピーで努力しないとダメ、
そう思える人のほうが成長は早くなくても
いつまでも伸びが留まることなく
延々と可能性を維持できるんだと思います。
ボクは今でも毎年バイクが上手くなっている、
心底そう思えてます。
ゆっくりでイイ、今だけが勝負ドキじゃないんだから、
大事なのは不断の努力。
好きこそモノの上手なれ、
コレも正しいと思いますけど、
もっと底力があるのは
下手こそモノの上手なれ、じゃないんでしょうか。

2006年5月24日 (水)

Vol.286 5月24日 乾いた晴天は何処へ

Photo_188 今日の関東地方は夕方からまさにスコール、
何だかココのところ早くも梅雨?
なんて口にも出したくない雨の多さ。
ブログにも手を付けられないほど
目の回る忙しさだったストレスも加わって、
「クソッ」なんてやり場のない文句タレになってます。
明日は「らいでぃんぐNAVI」のロケなんですが、
予報だと、どうやら久しぶりの五月晴れ。
でもたったの1日しかもたないらしい……。
40年以上もバイクに乗ってきて
何度、おんなじこと思ったか、ですけど
バイクに爽やかな気候で乗れるのは、
つまり防寒ナシで肌も露出しないで済む(メッシュも必要ない)のは
5月と10月の実に短い期間。
この貴重な時期にこう不順続きだなんて、
たまったもんじゃアリマセン。
地球温暖化の原因のひとつでもある
内燃機関で遊んでて言うのも何ですが、
こうも狂っちゃうとバイク乗りの危機!
なんて大袈裟なのはわかってますけど
何だかナァ、ですよネ。


Ducati250 こんなときゃ、爽やかなシーンを思い浮かべるのが一番。
てなわけで、今年のデイトナで撮った車検日のスナップ。
ドカの'60年代の250です。
こういうデザインのバイク、250でも400でもイイから
いま売ってたらオヤジは夢膨らみますよネ。
オヤジだけじゃなくて年齢性別関係なく、憧れるって?
何でちょっとでも似たバイク、出てこないんだろ。
ではなくて、お天気が良くて
家族や友だち巻き込んで、
オヤジがバイク遊びに興じてる姿ってイカしてます。
こんな風に楽しむのがボクの目標。
5年後、は無理だナ、10年後かナ、
でも絶対に何とかしたい、
本気でそう思ってマス。

2006年5月20日 (土)

Vol.285 5月20日 タフネス耐久レーサー

Rcg CB750カフェ、いよいよ予約開始です。
RCBといえば、ボクには28年前
鈴鹿サーキットで試乗させてもらった
懐かしい思い出のマシン。
この'70年代後半、ヨーロッパでは
ルマンをはじめ24時間耐久レースが
盛り上がりをみせてました。
市販車ベースで争われるサバイバル・レースは、
日本車だけでなくドゥカティやモトグッツィなど
ヨーロッパ・メーカーも参戦していて
K.ロバーツやB.シーンにG.アゴスチーニなどが活躍してた
世界GPとは一線を画した位置づけ。
ライダーもC.シュマランやC.レオンといった
体格の大きい、いかにもタフなライダーたちが主役でした。

そこで最強マシンと謳われていたRCBには、
実は当時のホンダならではの
複雑なストーリーがあったのです。
'60年代に世界GPでDOHC6気筒の250ccや
同じく5気筒の125ccなど
精緻なメカニズムで50〜500cc全クラス席巻を果たし
世界にそのパフォーマンスを示す使命は終わったと
完全撤退したホンダ。
そこには挑戦を始めたばかりの乗用車で
アメリカのマスキー法という厳しい排気ガス規制を
世界で初めてクリアしようという、
まさに社運をかけたビッグプロジェクトが待っていたのです。

エンジニア全員を新型CVCCエンジン開発に注ぎ込む
途方もない号令のため、
暫くスポーツバイクの開発ができなくなると
世界初の量産4気筒バイクを
一気に生産ラインに乗せてしまうことになり
誕生したのがあのCB750フォア。
続いてCB500フォア、CB350フォアまで開発した後、
何と10年間、パフォーマンスバイクは新型が開発されませんでした。
しかしライバルの国産メーカーは
Z1やGS1000など同じ4気筒を、しかもDOHCで続々投入、
カムシャフトが1本のSOHCだったホンダ・フォアが
色褪せていくのは時間の問題だったのです。


Rcb そのイメージダウンを何とか食い止めようと
企画されたのがこのRCB。
'69年にデビューしたCB750フォアをベースに、
排気量を1000ccまで拡大、
SOHCをDOHCにする大改造をはじめクラッチも乾式となるなど
市販車ベースといっても内容はワークスマシンそのものでした。
モーターサイクルのレースシーンから姿を消していたホンダだけに、
RCBの快進撃にホンダ・ファンは狂喜、
ここで心を繋ぎ止めたホンダは、
'78年、このRCBエンジンを発展させた
CB750FにCB900Fを発表、
その後に'80年代のHY戦争に象徴される
新機種投入競争へと見事パフォーマンスバイク最前線に
復帰を果たしたわけです。

そのまだ闘いの渦中にあるRCBに
本誌ライダースクラブで試乗させてもらったときの印象は
実に衝撃的なもの。
CB750フォアが1次減速がチェーン駆動のため
エンジンクランクケースが前後に長いこともありましたが、
バイクそのものが実に大きく、
レーシングマシンといっても
世界GP用のコンパクトで軽量な仕様とは大きくかけ離れた
その迫力に圧倒されたのは忘れられません。
そのかわりといっては何ですが、
全体に大きいがゆえのライディングポジションの
まるで市販車のようなゆとりの大きさもインパクトでした。
なるほど、24時間もの長丁場を走るというのは
こういうトコロから違うのだナ、と感心しきり。
また耐久レースでは常識となった
燃料のクィックチャージにも驚かされましたし、
他にも転倒してピットへ帰っても
ハンドルやカウルなど、パーツが瞬く間に交換できる
工夫を凝らした数々のパーツなど、
日本ではまるで知られていなかった24時間耐久仕様の
いかにもサバイバルな凄さに感動の連続だったのを記憶してます。
そして初めてライディングする、
4スト1,000ccのレーシングエンジンの
強迫観念に襲われるほど猛烈なパワーとトルクに、
世界GP経験があるといっても
唯々怖々乗るしかなかったというのが本当のトコロ。

そんな伝説のマシンRCBを彷彿とさせる
今回のCB750カフェ。
見るからに男っぽい骨太さと、
トリコロールカラーの洗練された雰囲気とが
現代のバイクにない感性を漂わせます。
ボクもテストライドに参加して
足まわりのセッティングなど
完成度を高めるお手伝いをする予定です。
今後このオートバイ・ポータル、
並びに連載しているホンダバイクスにぜひご注目ください。

2006年5月17日 (水)

Vol.284 5月17日 らいNAVIのバイク

W400_1バイクポータルでお見せしている
短編ムービー「らいでぃんぐNAVI」
嬉しいアクセス数の多さで
我が映像部のスタッフも張りきってマス。
で、先日の熊本のドゥカティラリーや
モトルネの岡山国際サーキットにカワサキのイベント等々、各地で皆さんにお会いすると
必ずどなたかが「らいでぃんぐNAVI」について
ご質問なさるんですネ。
「撮影したガレージ風の後ろに、R50らしきバイクが見えてましたけど、もしかして根本さん家?」とか、
「あのバイクはカワサキのW650?W400?」
と、まァ本題とは関係ないハナシだったりしますけど。

で、何度も同じお答えをするハメになるんですが、
あんまり同じコトを繰り返してると
どこかで辟易とした感じが伝わったら失礼だゾ
と気をつけてましたが、
だったらこの場でお答えしとけばと
さっき気がつきました(早く気がつけ、デス)。


てなわけで、いまアップしてるシリーズのロケは
拙宅のガレージで撮影しました。
グッツィのV7レーサーはまだ帰国前、
他のBMWは撮影スペースの邪魔になるので疎開してまして、
お預かりしてるビンテージバイクが
雰囲気イイからと奥に鎮座してます。
教材で登場してるバイクは、
エンブレムがライダーで隠れて見えませんが
カワサキの新しいW400。
Wといえば、650がデビューしたときに衝動買いしました。
オトナが乗るトラディショナルなバイクとして
エンジニアがこだわった情熱に共感、
発表会場で「買います」と広報の方へお願いしたときの
「根本さんがですか?」と驚かれたあの顔、
いまでも忘れません。
イヤ〜、でも良かったナァ。
ハイポイドベベルギヤで駆動されるOHC。
愛車ドカの750SSベベルと同じで、
メジャーなチェーン駆動の擦るような音ではなく、
ギヤが軽く唸る感じが何ともメカっぽくって
それを聞ける静けさを求め
伊豆の山々を駆け抜け巡ってました。


確かに爆発的な人気はありませんでしたけど、
どの道たくさんは生産できないので
カワサキは10年つくり続けるロングランセラーに
なってくれないと困るって言ってました。
というのも、
このハイポイドベベルギヤは
バックラッシュといってフツーはギヤ同士に
ある程度の遊びがないとスムーズに作動しないものですが、
OHCのカムを駆動するとなると
このバックラッシュをゼロにする必要があるんですネ。
この精密な加工ができるマシンを
わざわざドイツから輸入したものの、
そんなにスピーディーに加工できない。
だから予定していた年間の台数をキープしつつ
ロングセラーになれたわけで
大成功ってことになります。
国産バイクで、パフォーマンスを狙った
テクノロジー開発に凝っているケースはあっても、
バイクらしさを求めたこだわりが大きいのは珍しい……
「やったコトないチャレンジがないと緊張したバイクがつくれない、そんなこだわりでベベルにしたんです」
そう聞いたら「買おう」と心についた火を消せなくなっちゃったんですナ。


でも400になったら、
650ほど走らないですよネ、
なんておっしゃる方もいるようですが、
そこを誰もが求めると思うのも違う気がします。
そこそこ走れば、
むしろこだわりのあるバイクを所有するほうに
ココロ惹かれる……で良いんだと思います。
考えてもみてください。
'80年代、皆さんが夢中になってたのは
2ストの250や4スト4気筒の400で、
ビッグバイクじゃなかったですよネ。
あのとき、ビッグツインの低回転域からの力強さなんて、
誰も知らなかったじゃないですか。
とにかく、このW400もロングセラーとなって
気がついたらどこでも見かけるようになれば素敵だと思います。
そうなれば、
若いライダーが中古でこだわりの濃いバイクが買える、
これからは、そんな継承が大事なんじゃないでしょうか。

2006年5月14日 (日)

Vol.283 5月14日 さすがシーズン、大盛況!

Photo_157 行ってきました、熊本のセキアヒルズ。
ドゥカティラリーはお天気も上々で、
ご覧のような大盛況。
鹿児島や長崎、
そして福岡や大分に地元の熊本など
九州各地のナンバープレートをつけた
新旧ドカが集結してました。

Photo_158 ボクは熊本のラベレッツァ上野さんとの
トークショーを仰せつかり、
展示された鈴鹿8耐モンスター号や
今年からスタートすることになった
999でのチャレンジをネタに、999_1
自分もライダーで参加したときの思い出や
新しい999(前夜まだお化粧仕上げの真っ最中でした)
での苦労話にしばしドップリ。



質問もタイヤの空気圧のこと、
怖さの克服やブレーキングのテクだったり
やっぱりドカに乗るひとの思いは深いですネ。
でも「大型のキャリア浅いのに996乗ってて……」
なんて人前では尋ねにくいと思える質問をなさる
オトナ感覚には正直感じ入りました。
3,000とか4,000rpmの低い回転域で
ジワッと大きめにスロットル開けたほうが
早く馴染めて曲がれマスとお答えすると、
まだまだ意外に思われる方が多いようです。
水冷でDOHC8バルブだったりすると、
5〜6,000rpm以上で使わなきゃ良くないって
イメージしがちですよネ。
MotoGPでさえ、
コーナーだと低い回転域を多用するのは
レースの実況で車載カメラのタコメーター見てると
わかるはずなんですが、
ストレートで15,000rpm以上まで引っ張るシーンに
どうしても意識がいってしまうんでしょうネ。
とにかく自分が楽しいと思える範囲を逸脱しないコト、
それを語り合えるオトナ同士でいましょうヨ。


B737700 前日に熊本空港に着いたとき、
中部国際空港へ出発するゴールドジェットを発見。
名古屋から台北へ
エアーニッポンが初就航したキャンペーンの
特別塗装した機体だったはずなんですが……。
ボーイング737は-500が日本ではお馴染みですが、
このB737-700は導入されたばかりの新世代機種。
A320や737系の後継として、
これからどんどん増えていくそうです。
翼端のウィングレットと呼ばれる
紙ヒコーキ的な曲げ方がカッコいいですよネ。
ジャンボの747-400をはじめ
他機種でもこのウィングレット流行ってますが、
ジェット機の後退した主翼の翼端で、
渦を巻く抵抗を減らす最新テクノロジーのひとつ。
でも紙ヒコーキで昔からある折り方と同じなのに、
何でエンジニアたちは思いつかなかったんだろう……

2006年5月12日 (金)

Vol.282 5月12日 日曜日は熊本でドゥカティラリー

Up エッ、これってホントにコケたやつ?
梱包を解いて箱から出てきた革ツナギは、
ご覧のように何事もなかったかのよう。
腕の部分などパーツ交換という
早い話が傷ついた個所を
新しくつくり直す徹底したリペアを施してくれました。
デグナーの方々に唯々感謝です。
ついでにと言っちゃなんですが、
今まで2シーズン履いてたデグナーが輸入元の
フレックスポート製チタニウムレーシングブーツも、
かなり傷が目立つまで損傷したので
同じフレックスポート製の新型ファストに交換。
Photo_147 マイクロファイバーを使った
760gしかない超軽量仕様にはビックリ。
どの道チタニウム仕様でも
内側と踵の部分はバイクを傷つけるので
チタンのネットは外してたし、
その内側にあった樹脂のプロテクターは同じ位置なので
防具としての機能も問題ナシ。
しかし最新型になると、
革はまったく使わないんですネ。
チタニウムだとちょっぴり革を使った部分もあったのに、
初めてのコトにちょっぴりドキドキ。
基本的に新しモノ好きなもんで、すぐ浮かれちまうんですナ。
これで悪夢は忘れられる……
オット、忘れちゃいかん、のです、ですよネ。


ところで一昨日のロケは、
関東地方の方ならご存じの
昼には晴れ間がのぞいた梅雨?の中休み状態。
朝方は小雨がパラついてこりゃダメかもと、
箱根をやめて毎年梅雨どきにイチかバチかで出かける
富士山麓の須走口登山道まで遠征。
梅雨だと雨雲が低く垂れ込めてるので、
富士山の五合目近くだとヒョッコリ雲の上に出られることも。
今回は須走から既に富士山頂が見える素晴らしい天気で
心地良い風も吹いて何とも気持ち良かったデス。
途中で自衛隊の東富士演習場を抜けていくんですが、
戦車のタービン音やパンパンッという空砲の音に
ボクに中学生時代の男の子の部分がまだ残ってるらしく
思わず「カッコいい」って反応してたっけ。
とはいえ、高校生になるとき、反戦マインドが猛烈に芽生え
暫く見るのもイヤな時代がアリマシタ……。

というわけで、撮影は無事終了。
タケタヅが膝の靭帯手術で入院中のため
サトシ編集長とペアで
ドカのスポーツクラシックSPORT1000と
ポールスマート1000の乗り比べ。
以前ドカマガでも女性ユーザーと一緒に
この2台乗り比べましたが、
当然サトシ編集長とではペースが違い、
今回はお互いのこだわりの違いも加味された
ビミョーな走り加減(何ともわかりにくい表現ですが、
ご想像におまかせします)でした。

最新の空冷Lツインは、
どこからでもリニアにレスポンスするワイドな特性ですが、
ツイン乗りとしては逆に3,000rpm〜4,000rpmちょっとまでの
狭い回転域をしょっちゅうギヤシフトを繰り返しながら
キープすると醍醐味あって楽しい、
なんてムツカシイ言い方させてください。
ホントは乗ってみりゃわかりますけど、
何も難しく考えることではなくて
エネルギーをリスキーな域に踏み入ることなく
スポーティに楽しむコツみたいなものなんですけど。
タタタタッとリヤタイヤが駆動パルスに潰されながら、
路面を手で掴むようなグリップを感じられて……。
この続きは今月27日発売のRIDERS CLUBでドーゾ。

そうそう、ドゥカティといえば
日曜日は熊本のセキアヒルズで開催される
ドゥカティラリーに駆けつけることになってマス。
九州のドカ乗りの方々、
トークショーもありますけど、
その時間以外でも会場内でお声がけください。
ライテクをはじめドカのこと何でもご相談にお応えします。
熊本は明日の土曜日が雨模様のようですが、
日曜日は大丈夫そうですヨ。

根本健

  • 1948年東京生まれ。小学生から鉄道に飛行機と、オタク街道まっしぐらだったのがナゼかバイクの道へ。ロードレースに憧れ'73年全日本チャンピオン。'75~'78年に世界GPにチャレンジ。帰国後ライダースクラブ編集長となり28年間雑誌づくり人生。最近はビンテージバイクにもハマり、レースやツーリングに楽しみを広げている。

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