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08.檜枝岐村のあれこれ

2016年12月21日 (水)

待ちに待った、ひのえまたの冬

こんにちは!

ランドネスタッフのアニーですhappy01

自然が好きになり、山歩きをはじめてから、

いくつもの感動を呼び起こす

景色や出会いを繰り返してきました。

そんななか

春夏秋冬、それぞれの四季が

移り変わるときの美しさを知るのは、

いつでも尾瀬(檜枝岐村)だったと思いますflair

ある年の5月。

尾瀬から流れついた雪解けの透き通った水と新緑が

あまりにもキレイで、眩しくて、

草木や山々の生命力を強く感じたりcloverclover

ある年の10月。

檜枝岐村から尾瀬の玄関口・御池へつながる道で見た

ブナの紅葉が圧倒的な美しさで、ぐっと心を掴まれたり。

あれは人生の中で見た紅葉の中でも

3本の指に入るほどの美しさでしたねshine

と、そんな自然の美しさと出会えたことは、

私の山歩きへの考え方や楽しみ方に

大きな影響を与えたことは、間違いありません!

そして2014年の冬。

もうひとつ、豪雪地帯でもある

檜枝岐村に降り積もる雪と出会ってしまいましたsnowsnow

0116s

栃木県出身であり、

スノーボードをする私にとって、

雪の存在は決して遠いものではありませんconfident

冬になれば、雪が降る。

あたり一面真っ白な景色には慣れているつもりでしたが、

檜枝岐村の雪は違いましたpaper

ヒザまである深雪をスノーシューで進めば、

無抵抗にサラサラと崩れ落ちる。

道なき雪の上を進めば、

あっというまに一本の道ができあがる。

それほど、軽くてふかふかの雪が

檜枝岐村には降っていたのですsnowsnowsnow

もうこれは、滑らずにはいられない!!

と、パウダー用のスノーボードの板を借りて向かった、

尾瀬檜枝岐温泉スキー場skishine

1655s

降りたての雪が積もる、

朝一番のまだ誰も滑っていない

ノートラックの斜面が待っていました!

1481s

斜度30度の斜面を一気に滑り降りますsign05

雪の上に浮かぶように進む、あの感覚sweat01

もう、最高です!

1544s

分かりますか!?

この舞い上がるスプレー!

この日以来、私はパウダースノーの虜です。

でも、檜枝岐村の雪よりも

心躍る雪には、まだ出会えていません。

今年もまた、

ウィンタースポーツのシーズンがはじまりましたshine

【尾瀬檜枝岐温泉スキー場】

2つのコースのうち、1つは傾斜30度の非圧雪パウダースノーが楽しめるコース。

極上の雪を楽しんだあとは、スキー場向かいの「アルザ尾瀬の郷」の温泉で

冷えた体を芯まで温めるのがおすすめ!

Data

福島県会津郡檜枝岐村字見通1150

TEL.0241-75-2351

営業時間:9:00~16:00

営業日:土日祝日

ランドネスタッフ・アニー

写真◎加戸昭太郎

2016年12月20日 (火)

さらさらの粉雪。ミニ尾瀬公園でスノーシュー体験!

こんにちは、ランドネスタッフのゆのです。

日本中が、赤・黄色に染まる紅葉も終わりを告げ、
ネオンと白に輝く冬が到来しましたね。

クリスマスイルミネーション光る都会や街並み。
真っ白な雪原がまぶしいフィールド。
どちらも日本の美しき冬の風物詩。

雪にあまり馴染みのない地域もありますが、
そんな雪にも種類があるってご存知でしたか?

ここ、檜枝岐村に舞い落ちる雪は水分が少なく
さらさらとした粉雪で、パウダースノーと呼ばれています。

0412s

水分を多く含む雪はしっかり固まり、雪だるまやかまくらに
適していますが、パウダースノーはさらさらしすぎて固まらず、
手の平で崩れてしまうのが特徴。

まるで振いにかけたきめ細やかな小麦粉でお料理しているようなその様を見て、
『雪遊びはできないのか。。。』と、しょぼんとすることなかれ!
実はパウダースノー、スキーやスノーボードなどの
アウトドアスポーツに最適な雪質なんです!

友里さんも檜枝岐村で何度か体験されたスノーシューもそのひとつ。
例年、12月は平均160cmの積雪になるとのことで、通常の地面より
160cmも宙に浮いている状態を想像してみると驚いてしまう豪雪地帯。

そんな中でも、靴に簡単に設置できるスノーシューなら
スキーやスノーボードのような特別な技術がなくとも
“履いて歩く”というシンプルかつイージーなアウトドア。

いわゆる、冬のハイキングだ。

0135s

▲ひざくらいまである積雪の一歩目はグーッンと足をあげて

春夏秋と、いろんな色があった“そこ”が白一色という不思議、
尾瀬を代表する一本の木道を歩くのではなく、
雪原の中に、自分の足跡で一本の道を作るという不思議、
音で埋め尽くされる現社会の中で、こんなにも音のない場所にいる不思議。

0145s▲雪風呂にご満悦の友里さん

0205s

▲人の目を盗んで、檜枝岐村の雪をぺろり。

『あ、見つかっちゃった!』

だけど、ひとつだけ音がある。
パウダースノーは、歩くときゅっきゅっという音がするのも特徴で、
その雪からのサウンドは、『今日のゲレンデは最高だぜ』のメッセージ。

『だれの足跡もない雪原に自分の足跡をつけるのは、
とてつもないプレゼント』と想いをはせ、頬と鼻のアタマを赤くして無邪気に
スノーシューを愉しんだ友里さんも、そのメッセージを受け取ったでしょう。

童心に還るそりすべりだってできちゃうから、
友里さんもシャーっとすべり落ちておちゃめにゴール!

0516s

檜枝岐村でのスノーシューは、ミニ尾瀬公園の森がおすすめ。
村内にある宿に宿泊すれば、檜枝岐村温泉スキー場のスキーセンター内で通常500円でレンタルできるスノーシュー、ノルディックスキーが無料になるという特典も。

ツアーご希望の方は、檜枝岐村観光協会までお問い合わせを!

0580s 

▼ミニ尾瀬公園
http://www.oze-info.jp/spot/minipark/


写真◎加戸昭太郎


 

2016年11月25日 (金)

気になる地方暮らし。檜枝岐村民の暮らしに迫る

こんにちは、ランドネスタッフのゆのです。
福島県福島市出身というわたしは、都会に憧れいまは東京で暮らし、海外生活に憧れ、海外に住んだ過去もあります。

視野も仕事もぐぐぐーーんと広がる都会や海外生活を、人生約80年の間で経験するということはとても貴重と思うけれど、それらを経て30代に突入し、人間本来の、ゆったりした生活を送りたいと思う年頃になると、UターンやIターンを視野に入れ始めています。

地方出身ならば『地元にまた帰りたい』。都会出身ならば『田舎に住んでみたい』。
ただ、地方って一体どんな暮らしなんだろう。
そんな疑問に少しでもお答できるよう、今回は檜枝岐村に現役で暮らす3名の男性にお話を伺ってみました。

 

 

檜枝岐村民No.1

星 浩也さん(37)

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幼少~学生までを檜枝岐村で過ごし、専門学校と仕事で約9年ほど東京暮らしをご経験の浩也さん。

現在は檜枝岐村の名産、舞茸栽培のお仕事をしながら、檜枝岐村に代々伝わる歌舞伎の役者も務めている。

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これまで興味のなかった役者をやってみようと思ったのは、東京から戻り久しぶりに座長さんたちにお会いしたとき。
少々老けたように感じた彼らを見て『この方たちに教わるなら今しかない』と思ったそう。

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Photo

仕事が終わると、公演が近い時期は毎晩練習を、そうでない日は実家の民宿のお手伝いやスポーツ集会に参加するという充実っぷり。
『コンビニがないと計画性のある暮らしができるからいい』と、現代的な不便を利便にするのも村民ならでは。結婚話があるまでは、今の暮らしを維持するようだ。

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檜枝岐村民 No.2

平野崇之さん(38) 

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弊誌企画では何度もお世話になっている尾瀬ガイド、の平野さんは茨城出身。
スキーインストラクターを福島県内で行っていたとき出逢った今の奥様が檜枝岐村出身だったので、結婚を機に移住したという。

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1435s



奥様の実家である民宿&お蕎麦処“かどや”の切り盛りを本業としながら、ガイド、冬はスキーインストラクターもこなす日々。

自然たっぷりの檜枝岐村移住へのためらいはなかったし、緊急時の病院が遠い以外ネックはなく、村民全員とコミュニケーションが取れる暮らしを愉しんでいる。

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2児の親である平野さんの願いは持続可能な村づくり。
自分の子どもはもちろん、村の子どもたちが大人になったとき、檜枝岐村に残るという選択ができるよりよい村にしていくことが親の務めだと語ってくれた。

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檜枝岐村民No.3

星 光幸さん(56)

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檜枝岐村と御池のちょうど真ん中に位置する、創業昭和30年七入山荘の三代目オーナー光幸さん。
短大・仕事と4年間東京で経営学を学び、実家を受け継ぐため檜枝岐村に戻って約30年。
当時アルバイトをしていた埼玉出身の現在の奥さまと、いまはおしどりで山荘を切り盛りしている。

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山荘は冬季休業で、その約半年間はスキー場などでアルバイトをして生活している。
緑に囲まれた隠れ家的山荘で、虫の研究者が訪れたり、村民では当たり前になっている姫蛍に感動するお客さまとの出逢いがこの仕事の魅力だとうれしそうに話してくれた。
8これまで不便だった買い物は、ネット社会になり以前ほど楽になったが、まだまだ高齢化の檜枝岐村。
若者のUターン、Iターンで村も山荘も繁栄し続けることが願いだ。

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ランドネスタッフ・ゆの

写真◎飯坂 大、加戸昭太郎 

2016年10月18日 (火)

下山後に立ち寄りたい、檜枝岐村の立ち寄り湯

こんにちは、ランドネスタッフのゆのです。

残暑もあれば、朝晩は毛布でぬくぬくしたい時期になってきましたが、

みなさま、秋の夜長をどうお過ごしですか?

檜枝岐村にも秋がやってきました。

 

山からの雪解け水が豊富で、すべての山小屋でお風呂につかり

その日の汗を流せることが自慢の尾瀬ですが、

温泉湧き出る檜枝岐村は、なんと各家庭にその癒しの湯が

通っているというから贅沢!

 

メインの国道352号線沿いにある水芭蕉の石像から流るるものに

触れてみてください。それはそれはあたたかな温泉です。

尾瀬歩き後は、やわらかなそれと想い出に浸ってほしい。

 

檜枝岐村温泉の泉質は、慢性婦人病や慢性皮ふ病に効果のある単純硫黄泉と、

神経痛や疲労回復、筋肉痛に効果のあるアルカリ性単純泉の2種類。

湯めぐりもよし、一旅一温泉もよし。

今回は、檜枝岐村の立ち寄り温泉施設4軒をご案内します。


【アルザ尾瀬の郷】

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新緑・紅葉ともに見応えのある木々に囲まれた大露天風呂、打たせ湯、寝湯、泡風呂がそろう温泉ゾーンのほか、エアースライダーもある室内温水プールも併設されているので親子にも人気。

 

住所:福島県南会津郡檜枝岐村字見通1156-1

電話番号:0241-75-2200

営業時間と期間:10:00~18:00 4/29~11/13

定休日:5月~10月は木曜の午前、11月~4月は毎週木曜 

入浴料:温泉のみ500円 温水プールセット1,000円/大人

泉質:アルカリ性単純泉

露天風呂の有無:有

設備内容:ドライヤー、脱水機、休憩所

 

【公衆浴場 燧の湯】

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国道352号線から川窪橋を渡った先にある、村で唯一ここだけの単純硫黄泉を単独で使用する源泉かけ流しの温泉。ヒノキの香りが癒される内湯と、眼下に流れる舟岐川が愉しめる露天石風呂が魅力。

住所:福島県南会津郡檜枝岐村上ノ台208-1

電話番号:0241-75-2290

営業時間と期間:6:00~21:00(4月下旬~11月中旬)、12:00~20:00(そのほか冬季間)

※歌舞伎上映日(5/12、8/18、9月第1土曜日)は22:00まで営業

定休日:火曜の午前

入浴料:500円/大人、子ども250円

泉質:単純硫黄泉

露天風呂の有無:有

設備内容:ドライヤー、休憩フロア、フットマッサージ器

【公衆浴場 駒の湯】

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観光案内所や六地蔵などからすぐのところにあるので、檜枝岐村を歩きで愉しむ観光者はもちろん、会津駒ケ岳登山口にも近いため、トレッカーにも人気。燧の湯同様、露天風呂では眼下に檜枝岐川が愉しめる。

 

住所:福島県南会津郡檜枝岐村下ノ原839-1            

電話番号:0241-75-2655

営業時間と期間:夏季6:00~21:00、冬季12:00~20:00(内風呂のみ営業) 

定休日:水曜の午前

入浴料:500円/大人、子ども250円

泉質:アルカリ性単純泉

露天風呂の有無:有

設備内容:ドライヤー、休憩フロア



【檜枝岐の湯】

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歌舞伎の舞台近くにある旅館ひのえまたで日帰りできる温泉。夕食前後で入れ替わる広々とした清潔な内湯“燧ケ岳の湯”と“みずばしょうの湯”が男女別であり、それぞれに露天風呂がある。

 

住所:福島県南会津郡桧枝岐村居平679

電話番号:0241-75-2324

営業時間と期間:13:00~15:00 ※日帰り入浴の場合

定休日:なし

入浴料:500円/大人

泉質:アルカリ性単純泉

露天風呂の有無:有

設備内容:ドライヤー


ランドネスタッフ・ゆの
写真◎ウェブサイト「おいでよ!南会津。

2016年8月 9日 (火)

檜枝岐村に伝わる、ユニーク&ちょっぴり哀しい名所

こんにちは、フェスシーズン真っ盛り。
仕事で全国各地のフェスを訪ね、
絶賛黒々日焼け中のランドネスタッフゆのです。

そんな生活を送っているから、が理由ではないはずですが
いまだシングルのわたし。もちろん、良縁に恵まれ、
子を授かり、この手で育むことを望んでいます。

でも大丈夫。今年5月。
わたしは檜枝岐村の橋場のばんば様を訪ね、
縁結びであるハート形の絵馬に想いを書きとめ、
ばんばさまに奉納して参ったからです!ぱちぱち。

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▲良縁を結ぶ縁結び絵馬(左)と、悪縁を断つ縁切り絵馬(右)

以前、縁結び絵馬に『結婚できますように』と書いた某スタッフが
その年ご結婚されたと聞き、“信じる者は救われる”を信じてみたのです。

個人差があるのは重々承知。言霊というので
プライベートも公開してみましたw。

さて、橋場のばんば様?。
“ばんば”とは檜枝岐村で“おばあちゃん”を言い、
鳥居から、前回ブログで紹介した檜枝岐歌舞伎の舞台へと続く
参道に、水難から子どもたちを守る水神様として祀られています。

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『ばんばがついてるから心配するな』とでも
言っているかのような、熟年漂う垂れたおっぱいに、
片足をあげた包容力のある姿が印象的なばんば。

このばんばさま、水難から子どもたちを守るだけでなく、
縁結び、縁切りのお助けもしているというのだ。

わたしもお願い済だから、縁結びは分かる。
だけど縁切りって一体?

ハート形の縁結び絵馬とは異なり、
縁切り絵馬は丸い形。裏を見ると真ん中に割れ目がある。

右に自分のなまえ、左に切りたい縁を書いて
割れ目にそってパッカーーーンと割って、
それぞれを奉納することで縁が切れるという期待が。

『ひーーーっ』と思ったけど、これはなにも
自分対人、だけでなく、対病気となんでもOK。

例えば右に名前、左に病名を書いてパッカーーーン。
そういう祈願にも使われているのです。

ほっ、としたところで、ばんばさまをまた眺めると、
また『ひーーーっ』となった。

ばんばさまの両脇に、つやつやの特大ハサミと、
針がねのようなものでぐるぐる巻かれた特大サビハサミが
あるではないですか!

これは一体。。。

これも縁切り同様、切りたい縁は新品のようなよく切れる
ハサミを供え、切りたくない縁はサビたり、ひもをぐるぐる
巻いて切れないハサミを供えるのだそう。

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理由を知ってまたほっ、となり、
最後に、どんな願いも叶えてくれるという
ばんばさまの頭の上にお椀を乗せ、そこをあとにした。



檜枝岐村のメインストリート沼田海道を歩き、
次に出逢ったのは、道沿いに佇む六地蔵。

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春夏秋冬、村人により
その時期に合わせたおべべを着せられた地蔵たちは
それぞれに表情があって、可愛らしいと思えてしまう。

だけどこの六地蔵には、ちょっと哀しい建立理由がある。
山深い里の檜枝岐村は冷害に悩まされることも多く、
大昔、とりわけ凶作年には止む無く赤ちゃんが間引き
(生活難で家族の人数を減らすために犠牲にする)
されることがあったそう。

1730年、間引きされた霊を弔い、母たちの嘆きを
慰めるため、この稚児像が建てられました。

子宝・安産・子育ての守御として参拝する方もいるそうで、
縁結びに続き、ここでも手を合わせたわたしでした。

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橋場のばんばに六地蔵。

今と昔。変わるもの、変わらないもの。
人間関係や病を通して生きていると感じること。
自然と共に暮らしていくということ。

檜枝岐村の歴史を巡り、
改めて感じることができました。


ランドネスタッフ・ゆの

 

写真◎加戸昭太郎

2016年8月 1日 (月)

パワースポットで、奉納歌舞伎を観る

こんにちは、ランドネスタッフのゆのです。

東京も梅雨が明け、熱帯夜続き。
エアコンを控えて汗だくで生活する毎日の中で想い出すのは、
5月に訪れた檜枝岐村の歌舞伎の舞台。

公演がないときは、それはそれは凛とした
静けさで、石段席と舞台を見守る鎮守神社社殿の堂々たる姿と、
まるで今すぐにでも動き出しそうな、生命力溢れる木々。

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鎮守神社社殿に向かって大股で石段席を登っていくと、
一歩一歩進むごとに気温が低くなるような不思議。

想い出すだけでひんやりした気持ちになり、
常夏の東京で過ごす夜にはぴったりなのです。

数年前の帰省中に、母と歩いた一切経山(いっさいきょうざん)。
その途中にある鎌沼辺りで、なにか沸々するものを心身で感じ、
今でもその光景を想い出すだけでまた落ち着いた気持ちになれて、
そのとき初めて『なるほど、これがパワースポットか』と実感しました。

そして、この歌舞伎の舞台が
2つ目のわたしのパワースポット。

この自然のエネルギーみなぎる場所で、
人のエネルギーみなぎる歌舞伎が行われる。
その相乗効果はいったいどんなものなのか。

観てみたい。

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そもそも、檜枝岐歌舞伎ってどういうこと?
東京は歌舞伎座の歌舞伎しか知らなかったわたしには、
地域に根付く歌舞伎が存在することに驚く。

ルーツは江戸時代後期。
お伊勢参りに出かけた檜枝岐村人が
旅の途中に見聞きした歌舞伎を村に伝えたのが
始まりと言われており、以来、
親から子、子から孫へと伝承されてきた、
いわゆる、“農村歌舞伎”と呼ばれる郷土芸能という。

神に奉納される歌舞伎なので、舞台となる舞殿は
鎮守神社社殿と反対の位置に拝殿兼用として建てられ、
石段席から見下ろす露天スタジアム式。

初代の舞殿が火事になり、現在の舞殿は
明治30年頃に再建され、国指定重要有形民俗文化財
に指定されている。

檜枝岐歌舞伎を演じるのは、十代目座長の星長一さんが率いる
「千葉之家花駒座」。役者はすべて村の住民で、役場職員から学生と
さまざまで、サポーター含め座員は30名ほどというから驚き。

地元の祭りなどに憧れるわたしとしては、
祭りどころか、歌舞伎があるなんてうらやましすぎる。
こういうことがあるから、村は活き活きして仲良しなんだな。

昔は衣装やかつらも村人たちによる手作りだったようで、
270年余りという歴史を堪能できる歴史博物館も見どころのひとつ。

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▲歌舞伎化粧体験をして記念撮影もぜひ!2,500円/人

例年4・5・8・9月に行われ、
今年これからは8/18(木)に鎮守神祭礼奉納歌舞伎が、
9/3(土)に第32回歌舞伎の夕べが公演される。
http://www.oze-info.jp/kabuki/



今年こそは、憧れの檜枝岐歌舞伎を観てみたい。

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ランドネスタッフ・ゆの

 

写真◎加戸昭太郎

2016年7月19日 (火)

いざ、尾瀬へ!・・・の前の、お土産予習!!

こんにちは。アウトドアスタイル・クリエイターの四角友里です。

梅雨明けももうすぐ?という今日このごろですが
夏の山計画は進んでいらっしゃいますか?

6月末に新宿で行われた尾瀬のトークイベントのあと、
「この夏、尾瀬に行くことになりました!」というお声を聞き、
(「早速行って来ました!」のお声も)
自分のことのようにうれしいです。

さて今回は、これから尾瀬へ!というみなさんのため
自然の魅力だけでなく
山旅がもっと楽しくなる情報をいくつか。

山のなかで味わった感動は、その後の毎日や人生の支えになるもの。
その感情がなによりの「自然からのお土産」なのですが
それに加えて私は、そこで過ごした時間そのものを思い出せるような
形に残る“お土産”も、自分に買って帰るのが好きです。

まずは、山土産の定番・山バッチ!!
かなり種類が豊富です。

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どれもカワイイので、迷ってしまうのですが、
私はこの水芭蕉の山バッチを愛用しています。
小さめサイズがツボでした。

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帽子や山シャツにつけて。

ちなみに、この水芭蕉の絵がついたワンカップのガラス瓶もかわいいですよね……。
いまはアルミ缶にかわって無くなってしまったそうなので、買っておけばよかった……。

長蔵小屋オリジナルの花バッチも美しいです。
尾瀬に通いながら、そのときどきに出逢えたお花を集めていくのも素敵ですね。

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そして、最近、気になるのがワッペン。
尾瀬沼のほとりにある長蔵小屋の売店には、
「大江湿原」「燧ヶ岳」の2種がありました。
フェルト台の色の組み合わせがいろいろあって、悩んだすえに、こちらを。

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海外のトレイルワッペンも集めているのですが、
いつか山道具をワッペンでカスタマイズしたいなと思っています。

そして、尾瀬は手ぬぐいも充実です。
こちらも長蔵小屋オリジナルのもの。

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シックな色あいが素敵。

ハンカチ替わりに使ったり、温泉のタオルにしたりと大活躍の手ぬぐいですが
家では、ちょっと贅沢かもしれませんが
キッチンやおトイレでも、がんがんと使っています。
なにげない毎日のなかで、山を思い出せるのが好きなんです。

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(築60年の古い家に住んでいるので、妙になじんで山小屋っぽい)

長蔵小屋で売っていた暖簾も買いそうになりましたが、ぐっと我慢。
つぎまで冷静に考えよう……(笑)。

また、小屋や休憩所などで、スタンプを集めるのも楽しいです。
うまく押せるかな!?

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また下山後、檜枝岐村でのお土産のおすすめはこちら。

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村内のお母さんやおばあちゃんが編んだ、ミニワラジ。

以前、檜枝岐村の民宿でミニワラジ作り体験をさせていただいたことがあるのですが、
これを、お守りがわりにザックにつけるのもいい感じです。

そして曲げわっぱも檜枝岐村の特産品!
ここにおにぎりやお菓子をいれて山へもっていくのが、憧れ〜〜。

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しゃもじも可愛かったです。

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尾瀬というフィールドは、
日常でも尾瀬を感じることができるアイテムの宝庫。
それもまた魅力のひとつですね。
この夏の思い出を、たくさん集めてくださいね!!!!


四角友里
Instagram:yuri_yosumi
Facebook:yuri.yosumi


写真◎加戸昭太郎、四角友里

2016年5月31日 (火)

福島県檜枝岐村って、どんなところ?

こんにちは!

はじめまして、ランドネスタッフのゆのです。四角友里さんといっしょに、これから檜枝岐村(ひのえまたむら)の魅力について発信していきます!

じつは私、檜枝岐村のある福島県出身なのですが、檜枝岐村はじめ、尾瀬を訪れたことがなかったのです。。。というのも、私の出身である福島市と檜枝岐村は同じ県内でも離れており、なかなかチャンスがなかった。山歩きが好きな父母は休日を利用して何度か訪れていて、いつか歩きたい場所のひとつでした。

檜枝岐村の魅力と、友里さんの檜枝岐愛がみなさまにも伝わるよう、私も故郷愛を持って発信していきます!

さて、それではさっそく今回は、檜枝岐村の概要についてご説明しましょう。


福島県・新潟県・群馬県の3県にまたがる、広大な湿原 尾瀬。その福島県側の玄関口となるのが檜枝岐村なのですが、今回は自然と歴史の宝庫、檜枝岐村の基礎情報をご紹介します。

 

car位置とアクセス

47都道府県で3番目に面積の広い福島県。その西南端に位置するのが南会津郡檜枝岐村で、正反対の北東側に暮らす県民からすると、同じ県内でも檜枝岐村まではプチ旅行のようなもの。逆に、東京方面からだと“意外と近い福島県”。東武日光線または東武伊勢崎線を使って会津鬼怒川線(黒岩鉄道会津鬼怒川線)に乗り換え、最寄りの会津高原尾瀬口駅まで約3.5時間。車でも東北自動車道や上越自動車道を利用して約3時間で、桃源郷 檜枝岐村に到着します。

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出展:www.oze-info.jp/access/

pencil概要
人口614人(平成27年度の速報値)、東北最高峰の燧ケ岳(ひうちがたけ)や会津駒ケ岳(あいづこまがたけ)など、2,000m級の山に囲まれた山村。最深積雪量は例年200cm前後、平均気温が7.7℃の豪雪地帯ですが、“自然を大切にし、緑を守り育てる村を作ります”という檜枝岐村民憲章(全5カ条)をむらづくりの基本理念としているなど、凛とした空気と地元愛が美しい尾瀬を作り、受け継がれています。

fuji村内や、村からアクセスできるアウトドアスポット

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尾瀬ヶ原(尾瀬国立公園) 

尾瀬を代表する、一面湿原という大パノラマの聖地。季節を通して出逢える100種類以上の珍しい高原植物を、整備された木道から愉しませてくれるので、山歩き初心者さんにもオススメ。約30分~5時間など、ハイキングコースも充実しているので、時間や季節によって変化する尾瀬ヶ原は通年通して訪れたい。

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尾瀬沼(尾瀬国立公園) 

燧ケ岳の噴火によってできた周囲7kmに渡る湖で、日本でも有数な高地(標高1,660m)にある湖のひとつ。沼一周コースもあり、尾瀬沼越しに眺める燧ケ岳はまた格別!

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御池(尾瀬国立公園) 

尾瀬沼や尾瀬ヶ原、燧ケ岳などへの交通の要。各登山口が点在するのはもちろん、尾瀬へ入るマイカーの終点でもあり、駐車場から尾瀬沼へはシャトルバスに乗り換えます。ロッジやハイキングコースもあり、御池界隈だけでも檜枝岐の自然を堪能できます。

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燧ケ岳

東北以北一の高さを誇る日本百名山のひとつで、二等三角点を持つ標高2,356mの独立峰。柴安嵓(しばやすぐら)、俎板嵓(まないたぐら)など、5山から成り立っています。今年の山開きは7月3日(日)。

会津駒ケ岳

尾瀬の北方にそびえる標高2,133m、燧ケ岳と並ぶ日本百名山の名峰。高山植物の宝庫でもあり、頂上からは尾瀬の山々のほか、南会津、日光、奥利根と広大な展望が広がります。今年の山開きは7月2日(土)。

ミニ尾瀬公園
水芭蕉やニッコウキスゲなど、尾瀬や近隣の山々で見られる草花を植裁している公園内には、名曲“夏の思い出”の作詞者、作曲家のそれぞれの碑や、日本山岳会創設者の一人で、尾瀬を初めて世界に発信した武田久吉博士の遺品などを展示した“武田久吉メモリアルホール”なども設けられており、尾瀬の魅力を、自然と人を通じて体感できます。

info02そのほか村内の注目スポット

尾瀬檜枝岐温泉スキー場 

豪雪地帯を活かした、左右2コースに分かれた上級者向けゲレンデがウリ。プールや温泉も完備された施設やクロスカントリーコースもあり、観光客はもちろん、合宿の受け入れも充実。

檜枝岐川(フィッシング)

檜枝岐村の魅力のひとつである、イワナの清流釣りができます。河川、湖沼での釣り解禁期間は毎年4月1日~9月30日まで。キャッチアンドリリース(フライフィッシング)専用区間もあるので、親子でも安心して愉しめます。  

檜枝岐の舞台 

江戸時代より村内に伝承されている檜枝岐独自の歌舞伎。春と秋に開催される奉納歌舞伎の舞台は、昭和51年に国指定重要有形民俗文化財に指定されており、地域に根差した舞台として、ぜひ一度は見てみたい。

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ランドネスタッフ・ゆの

写真◎後藤武久、宮田幸司

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    四角友里 | Yuri YOSUMI

    着物着付け師 | アウトドアスタイル・クリエイター

    女性のためのアウトドア普及活動に力を入れ、執筆、講演活動、商品開発を通し、独自のメッセージを発信。「山スカート」を世に広めた登山ブームの立役者として活躍する。着物着付け師としての顔も持ち、和の感性を活かして企画したアウトドアウエアは海外の賞を受賞するなど評価も高い。2010年より、永住権を取得したニュージーランドにてトレーラーハウスや湖畔の森に暮らす。現在は拠点を日本に移し、四季折々の自然を味わいながら山歩きの魅力を伝えている。著書に『一歩ずつの山歩き入門』(エイ出版社刊)
    www.respect-nature.com

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    安仁屋円香(アニー) | Madoka Aniya

    ランドネ編集部員。栃木県出身。尾瀬や自然の魅力を伝える「尾瀬認定ガイド」として活動していたことこともあり、山歩きと花とコーヒーが好き

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    湯野澤いづみ(ゆの) | Izumi Yunosawa

    ゆび編み伝承師。編集ライター。福島県出身。ガーナ滞在がきっかけでゆび編みに出逢う。「mamayuno」として野外フェスを中心にワークショップを開催中

四角友里

四角友里 | Yuri YOSUMI

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女性のためのアウトドア普及活動に力を入れ、執筆、講演活動、商品開発を通し、独自のメッセージを発信。「山スカート」を世に広めた登山ブームの立役者として活躍する。着物着付け師としての顔も持ち、和の感性を活かして企画したアウトドアウエアは海外の賞を受賞するなど評価も高い。2010年より、永住権を取得したニュージーランドにてトレーラーハウスや湖畔の森に暮らす。現在は拠点を日本に移し、四季折々の自然を味わいながら山歩きの魅力を伝えている。著書に『一歩ずつの山歩き入門』(エイ出版社刊)
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