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2016年12月26日 (月)

檜枝岐村に泊まって、山人料理を堪能しよう!

こんにちは、ランドネスタッフのゆのです。

クリスマスやお正月が近づき、ごちそう溢れるこの季節。

春夏秋冬のある日本には、季節ごとに愉しめる食材や料理が
あれば、“秋の味覚”なんて言葉もあるほど食が豊かですよね。
とくに寒い地域や暑い地域などは、その季候を
乗りきるべく知恵を効かせた郷土料理も存在するからおもしろい。

自然に囲まれた檜枝岐村もその郷土料理が残る地域のひとつで、
その代表的な食べ物は山人(やもーど)料理と呼ばれます。

今回は、前回紹介したスノーシューと合わせて満喫頂きたい、山人料理に大密着!

山菜獲りや猟、ヘラなどのクラフト作りなど、山と密着し、
山で働く人たちを山人と呼び、その昔、山人たちが
そば粉、酒、味噌、塩を持って山に上がり、そこで採れる食材と合わせた
料理のことを山人料理と呼ぶようになったそうな。

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▲宿に泊まってこそ贅沢に堪能できる山人料理

山人料理と呼ばれるものはたくさんありますが、代表的な5品をご紹介。


●裁ちそば

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狭くやせた土地で寒冷気候が長い檜枝岐村は稲が実らず、
主食は稗(ひえ)や粟(あわ)、きみにそばでした。

そして今なお、独特の製法で作るのが裁ちそば。
つなぎを一切使わず、そば粉に入れるのは水と熱湯のみで、
畳むと折れてしまう十割の生蕎麦を3mmほどにのして何枚も重ね、
包丁を手前に引いて布を裁つように切るのが名前の由来。

シソの実や青南蛮などを塩漬けにして刻んだ山人漬けの薬味も美味!


●岩魚(イワナ)

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檜枝岐村でよく獲れるのは、きれいな川に暮らす岩魚たち。
干した岩魚は“干しいよ”と呼ばれ、昔はそばの出汁や、お祝ごとの
お吸い物にも使われたのだとか。

山人料理では、定番の塩焼きやお刺身のほか、ツウには
味噌と和えた“いよ味噌”と岩魚の骨酒がオススメ!


●山菜(舞茸ごはん)

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ふきのとうやワラビ、山うどやコゴミなどの山菜は、小鉢で旬を

味わったあと、塩漬けにして保存食にするのが檜枝岐村流。
山菜の中でも代表するのが、村を揚げて栽培もしている舞茸を
使ったごはん。炊き込みごはんにするのではなく、オイルと塩などで舞茸を炒め、
味をしみ込ませたそれを炊きあがったごはんと和えます。

香り高い舞茸ごはんはほとんどの宿でおかわり自由という、
暖かな檜枝岐村ならではのおもてなし。


●はっとう

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そば粉栽培が盛んな檜枝岐村。
そば粉をこねることを方言で“でっちる”と言い、こねてできなお団子は
“でっち”と呼ばれ食されています。とくに親しみがあるのが“はっとう”。
そば粉と餅米を熱湯でこねたひし形のでっちに、エゴマ(福島では
じゅうねんと呼ばれる)をまぶした、ほんのり甘いおやつ。
その昔、高貴な方にお出ししたところ、あまりのおいしさに村人が
食べることを御法度にしたことからこの名前がついたそう。

●山椒魚(サンショウウオ)

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一度は味わっていただきたい珍味、山椒魚。
山椒魚を食べる秘境村、とでも言うでしょうか。
カエルと同じ両生類ですが、ほっそりとしっぽが長く、
トカゲやヤモリに近い見た目が特徴。

大正時代に始まったサンショウウオ漁、当時は漢方薬の原料だったのが、
観光化して食へとシフトされていったそう。

おもに天ぷら、塩焼きが多く、天ぷらの味は淡白で、ししゃものような白身に近い。
ちょいゲテモノ好きのわたしがぜひいつか食してみたいのが、
ミニ尾瀬公園内のカフェで販売されているジェラートに
夏の間だけ登場する、燻製が刺さったサンショウウオジェラート!



いかがでしたか?
せっかく檜枝岐村へ遊びに行くなら、現地でしか味わえない山人料理を、ぜひ楽しんでみてくださいね!


≪参考≫
*上記で紹介した舞茸御飯の素や岩魚の加工食品などが買える通販サイト
http://hinoemata073644.ocnk.net/

*山人料理紹介ページ
http://www.oze-info.jp/dish/

ランドネスタッフ・ゆの

写真◎加戸昭太郎

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    四角友里 | Yuri YOSUMI

    着物着付け師 | アウトドアスタイル・クリエイター

    女性のためのアウトドア普及活動に力を入れ、執筆、講演活動、商品開発を通し、独自のメッセージを発信。「山スカート」を世に広めた登山ブームの立役者として活躍する。着物着付け師としての顔も持ち、和の感性を活かして企画したアウトドアウエアは海外の賞を受賞するなど評価も高い。2010年より、永住権を取得したニュージーランドにてトレーラーハウスや湖畔の森に暮らす。現在は拠点を日本に移し、四季折々の自然を味わいながら山歩きの魅力を伝えている。著書に『一歩ずつの山歩き入門』(エイ出版社刊)
    www.respect-nature.com

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    安仁屋円香(アニー) | Madoka Aniya

    ランドネ編集部員。栃木県出身。尾瀬や自然の魅力を伝える「尾瀬認定ガイド」として活動していたことこともあり、山歩きと花とコーヒーが好き

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    ゆび編み伝承師。編集ライター。福島県出身。ガーナ滞在がきっかけでゆび編みに出逢う。「mamayuno」として野外フェスを中心にワークショップを開催中

四角友里

四角友里 | Yuri YOSUMI

着物着付け師 | アウトドアスタイル・クリエイター

女性のためのアウトドア普及活動に力を入れ、執筆、講演活動、商品開発を通し、独自のメッセージを発信。「山スカート」を世に広めた登山ブームの立役者として活躍する。着物着付け師としての顔も持ち、和の感性を活かして企画したアウトドアウエアは海外の賞を受賞するなど評価も高い。2010年より、永住権を取得したニュージーランドにてトレーラーハウスや湖畔の森に暮らす。現在は拠点を日本に移し、四季折々の自然を味わいながら山歩きの魅力を伝えている。著書に『一歩ずつの山歩き入門』(エイ出版社刊)
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