ランドネ最新号案内

エイ出版社からのご案内

  • オトナの趣味サークル 趣味の動画


« 2016年11月 | メイン | 2017年2月 »

2016年12月

2016年12月26日 (月)

檜枝岐村に泊まって、山人料理を堪能しよう!

こんにちは、ランドネスタッフのゆのです。

クリスマスやお正月が近づき、ごちそう溢れるこの季節。

春夏秋冬のある日本には、季節ごとに愉しめる食材や料理が
あれば、“秋の味覚”なんて言葉もあるほど食が豊かですよね。
とくに寒い地域や暑い地域などは、その季候を
乗りきるべく知恵を効かせた郷土料理も存在するからおもしろい。

自然に囲まれた檜枝岐村もその郷土料理が残る地域のひとつで、
その代表的な食べ物は山人(やもーど)料理と呼ばれます。

今回は、前回紹介したスノーシューと合わせて満喫頂きたい、山人料理に大密着!

山菜獲りや猟、ヘラなどのクラフト作りなど、山と密着し、
山で働く人たちを山人と呼び、その昔、山人たちが
そば粉、酒、味噌、塩を持って山に上がり、そこで採れる食材と合わせた
料理のことを山人料理と呼ぶようになったそうな。

0644s

▲宿に泊まってこそ贅沢に堪能できる山人料理

山人料理と呼ばれるものはたくさんありますが、代表的な5品をご紹介。


●裁ちそば

1059s

狭くやせた土地で寒冷気候が長い檜枝岐村は稲が実らず、
主食は稗(ひえ)や粟(あわ)、きみにそばでした。

そして今なお、独特の製法で作るのが裁ちそば。
つなぎを一切使わず、そば粉に入れるのは水と熱湯のみで、
畳むと折れてしまう十割の生蕎麦を3mmほどにのして何枚も重ね、
包丁を手前に引いて布を裁つように切るのが名前の由来。

シソの実や青南蛮などを塩漬けにして刻んだ山人漬けの薬味も美味!


●岩魚(イワナ)

0587s

檜枝岐村でよく獲れるのは、きれいな川に暮らす岩魚たち。
干した岩魚は“干しいよ”と呼ばれ、昔はそばの出汁や、お祝ごとの
お吸い物にも使われたのだとか。

山人料理では、定番の塩焼きやお刺身のほか、ツウには
味噌と和えた“いよ味噌”と岩魚の骨酒がオススメ!


●山菜(舞茸ごはん)

0649s

ふきのとうやワラビ、山うどやコゴミなどの山菜は、小鉢で旬を

味わったあと、塩漬けにして保存食にするのが檜枝岐村流。
山菜の中でも代表するのが、村を揚げて栽培もしている舞茸を
使ったごはん。炊き込みごはんにするのではなく、オイルと塩などで舞茸を炒め、
味をしみ込ませたそれを炊きあがったごはんと和えます。

香り高い舞茸ごはんはほとんどの宿でおかわり自由という、
暖かな檜枝岐村ならではのおもてなし。


●はっとう

0538s

そば粉栽培が盛んな檜枝岐村。
そば粉をこねることを方言で“でっちる”と言い、こねてできなお団子は
“でっち”と呼ばれ食されています。とくに親しみがあるのが“はっとう”。
そば粉と餅米を熱湯でこねたひし形のでっちに、エゴマ(福島では
じゅうねんと呼ばれる)をまぶした、ほんのり甘いおやつ。
その昔、高貴な方にお出ししたところ、あまりのおいしさに村人が
食べることを御法度にしたことからこの名前がついたそう。

●山椒魚(サンショウウオ)

Photo

一度は味わっていただきたい珍味、山椒魚。
山椒魚を食べる秘境村、とでも言うでしょうか。
カエルと同じ両生類ですが、ほっそりとしっぽが長く、
トカゲやヤモリに近い見た目が特徴。

大正時代に始まったサンショウウオ漁、当時は漢方薬の原料だったのが、
観光化して食へとシフトされていったそう。

おもに天ぷら、塩焼きが多く、天ぷらの味は淡白で、ししゃものような白身に近い。
ちょいゲテモノ好きのわたしがぜひいつか食してみたいのが、
ミニ尾瀬公園内のカフェで販売されているジェラートに
夏の間だけ登場する、燻製が刺さったサンショウウオジェラート!



いかがでしたか?
せっかく檜枝岐村へ遊びに行くなら、現地でしか味わえない山人料理を、ぜひ楽しんでみてくださいね!


≪参考≫
*上記で紹介した舞茸御飯の素や岩魚の加工食品などが買える通販サイト
http://hinoemata073644.ocnk.net/

*山人料理紹介ページ
http://www.oze-info.jp/dish/

ランドネスタッフ・ゆの

写真◎加戸昭太郎

2016年12月25日 (日)

2017年は落合恵さんの尾瀬・燧ヶ岳カレンダー!

こんにちは。四角です。

あっという間に12月も残りわずか。
みなさま、来年のカレンダーやスケジュール帳は
もうご準備なさりましたか??

私は毎年、山の版画家『畦地梅太郎さん』のカレンダーを愛用しているのですが
山男のなんともいえない表情が大好きです。

2017wall_a

(畦地梅太郎『あとりえ・う』ホームページより)


それと、もうひとつ。
私がすでに購入している2017年のカレンダーはこちら。
イラストレーターの落合恵さんの山カレンダー


じゃじゃーーーーーーーーーーん。
来年は、なんと燧ヶ岳なんです!!!!

P1360108s

前々から、私、落合恵さんの描くイラストの大ファンなのですが、
彩り豊かなイラストは、山を歩いているときのドキドキを思い出し
毎日のなかでイラストが目に入るだけで幸せな気持ちになります。

“HIGASHI ALPS”の屋号で作られている
落合恵さんのグッズ作りのコンセプトは「山小屋の売店」だそう!

自然やアウトドアがモチーフにされていて、
どこか懐かしい雰囲気のものづくりに、山好きの誰もがきゅんとなること間違いなし!なんです。


そんな落合さん。
今年6月に開催された、この『ひのえまたDIARY』のトークイベントに来てくださったのですが
その後、夏に初めて尾瀬に行かれ、温泉小屋に泊まって
すっかり尾瀬が大好きになったとのこと。

『ひのえまたDIARY』がキッカケとなって
“尾瀬好き”が ひとり増えたことが、すごい嬉しかったなぁ〜。


来年のカレンダーについて落合さんにお聞きしたところ 

はじめて尾瀬に行ったとき
白砂峠から尾瀬沼にぬける手前にある湿原の池塘がまっくろで、
それに移る景色も本当に綺麗で、吸い込まれそうでした。
あんなに緑にあふれた尾瀬のなかに、自然のなかの闇のような深い色があり
すごく心に残りました。

と、教えてくださりました。
その尾瀬の山旅、燧ヶ岳と池塘の思い出をモチーフにしたそうです。

私も今年のツアーで、初めて白砂峠から尾瀬沼にぬけましたが
白砂峠でぶわっと森が開け、尾瀬沼が見えてきたときのあの感じ。忘れられません。
まさにその場所が、カレンダーだなんて感激で、
ますます想い入れが深くなりました。

尾瀬の池塘は、
約1万2千年以上もの長い時間をかけ、植物の命の繰り返しのなかで泥炭となり蓄積したもので、独特な色をしています。

深くて、吸い込まれそうで
馬などの、動物の目に吸い込まれていくような感覚にも近いなと思うことがあります。
池塘のしたに、もう一つの地下世界があるような美しさです。

尾瀬にいったことがある方も、2017年はぜひ行ってみたい!という方も。
このカレンダーで想いを募らせてみてください。

私も、落合恵さんの尾瀬カレンダーといっしょに新しい1年を頑張るぞ!!!!

 

 

Facebook:yuri.yosumi
Instagram:yuri_yosumi

写真◎四角友里 

2016年12月21日 (水)

待ちに待った、ひのえまたの冬

こんにちは!

ランドネスタッフのアニーですhappy01

自然が好きになり、山歩きをはじめてから、

いくつもの感動を呼び起こす

景色や出会いを繰り返してきました。

そんななか

春夏秋冬、それぞれの四季が

移り変わるときの美しさを知るのは、

いつでも尾瀬(檜枝岐村)だったと思いますflair

ある年の5月。

尾瀬から流れついた雪解けの透き通った水と新緑が

あまりにもキレイで、眩しくて、

草木や山々の生命力を強く感じたりcloverclover

ある年の10月。

檜枝岐村から尾瀬の玄関口・御池へつながる道で見た

ブナの紅葉が圧倒的な美しさで、ぐっと心を掴まれたり。

あれは人生の中で見た紅葉の中でも

3本の指に入るほどの美しさでしたねshine

と、そんな自然の美しさと出会えたことは、

私の山歩きへの考え方や楽しみ方に

大きな影響を与えたことは、間違いありません!

そして2014年の冬。

もうひとつ、豪雪地帯でもある

檜枝岐村に降り積もる雪と出会ってしまいましたsnowsnow

0116s

栃木県出身であり、

スノーボードをする私にとって、

雪の存在は決して遠いものではありませんconfident

冬になれば、雪が降る。

あたり一面真っ白な景色には慣れているつもりでしたが、

檜枝岐村の雪は違いましたpaper

ヒザまである深雪をスノーシューで進めば、

無抵抗にサラサラと崩れ落ちる。

道なき雪の上を進めば、

あっというまに一本の道ができあがる。

それほど、軽くてふかふかの雪が

檜枝岐村には降っていたのですsnowsnowsnow

もうこれは、滑らずにはいられない!!

と、パウダー用のスノーボードの板を借りて向かった、

尾瀬檜枝岐温泉スキー場skishine

1655s

降りたての雪が積もる、

朝一番のまだ誰も滑っていない

ノートラックの斜面が待っていました!

1481s

斜度30度の斜面を一気に滑り降りますsign05

雪の上に浮かぶように進む、あの感覚sweat01

もう、最高です!

1544s

分かりますか!?

この舞い上がるスプレー!

この日以来、私はパウダースノーの虜です。

でも、檜枝岐村の雪よりも

心躍る雪には、まだ出会えていません。

今年もまた、

ウィンタースポーツのシーズンがはじまりましたshine

【尾瀬檜枝岐温泉スキー場】

2つのコースのうち、1つは傾斜30度の非圧雪パウダースノーが楽しめるコース。

極上の雪を楽しんだあとは、スキー場向かいの「アルザ尾瀬の郷」の温泉で

冷えた体を芯まで温めるのがおすすめ!

Data

福島県会津郡檜枝岐村字見通1150

TEL.0241-75-2351

営業時間:9:00~16:00

営業日:土日祝日

ランドネスタッフ・アニー

写真◎加戸昭太郎

2016年12月20日 (火)

さらさらの粉雪。ミニ尾瀬公園でスノーシュー体験!

こんにちは、ランドネスタッフのゆのです。

日本中が、赤・黄色に染まる紅葉も終わりを告げ、
ネオンと白に輝く冬が到来しましたね。

クリスマスイルミネーション光る都会や街並み。
真っ白な雪原がまぶしいフィールド。
どちらも日本の美しき冬の風物詩。

雪にあまり馴染みのない地域もありますが、
そんな雪にも種類があるってご存知でしたか?

ここ、檜枝岐村に舞い落ちる雪は水分が少なく
さらさらとした粉雪で、パウダースノーと呼ばれています。

0412s

水分を多く含む雪はしっかり固まり、雪だるまやかまくらに
適していますが、パウダースノーはさらさらしすぎて固まらず、
手の平で崩れてしまうのが特徴。

まるで振いにかけたきめ細やかな小麦粉でお料理しているようなその様を見て、
『雪遊びはできないのか。。。』と、しょぼんとすることなかれ!
実はパウダースノー、スキーやスノーボードなどの
アウトドアスポーツに最適な雪質なんです!

友里さんも檜枝岐村で何度か体験されたスノーシューもそのひとつ。
例年、12月は平均160cmの積雪になるとのことで、通常の地面より
160cmも宙に浮いている状態を想像してみると驚いてしまう豪雪地帯。

そんな中でも、靴に簡単に設置できるスノーシューなら
スキーやスノーボードのような特別な技術がなくとも
“履いて歩く”というシンプルかつイージーなアウトドア。

いわゆる、冬のハイキングだ。

0135s

▲ひざくらいまである積雪の一歩目はグーッンと足をあげて

春夏秋と、いろんな色があった“そこ”が白一色という不思議、
尾瀬を代表する一本の木道を歩くのではなく、
雪原の中に、自分の足跡で一本の道を作るという不思議、
音で埋め尽くされる現社会の中で、こんなにも音のない場所にいる不思議。

0145s▲雪風呂にご満悦の友里さん

0205s

▲人の目を盗んで、檜枝岐村の雪をぺろり。

『あ、見つかっちゃった!』

だけど、ひとつだけ音がある。
パウダースノーは、歩くときゅっきゅっという音がするのも特徴で、
その雪からのサウンドは、『今日のゲレンデは最高だぜ』のメッセージ。

『だれの足跡もない雪原に自分の足跡をつけるのは、
とてつもないプレゼント』と想いをはせ、頬と鼻のアタマを赤くして無邪気に
スノーシューを愉しんだ友里さんも、そのメッセージを受け取ったでしょう。

童心に還るそりすべりだってできちゃうから、
友里さんもシャーっとすべり落ちておちゃめにゴール!

0516s

檜枝岐村でのスノーシューは、ミニ尾瀬公園の森がおすすめ。
村内にある宿に宿泊すれば、檜枝岐村温泉スキー場のスキーセンター内で通常500円でレンタルできるスノーシュー、ノルディックスキーが無料になるという特典も。

ツアーご希望の方は、檜枝岐村観光協会までお問い合わせを!

0580s 

▼ミニ尾瀬公園
http://www.oze-info.jp/spot/minipark/


写真◎加戸昭太郎


 

  • 尾瀬横断バス乗車券
  • かぎや旅館
  • 桧枝岐小屋
  • ランドネブログ
  • 四角友里

    四角友里 | Yuri YOSUMI

    着物着付け師 | アウトドアスタイル・クリエイター

    女性のためのアウトドア普及活動に力を入れ、執筆、講演活動、商品開発を通し、独自のメッセージを発信。「山スカート」を世に広めた登山ブームの立役者として活躍する。着物着付け師としての顔も持ち、和の感性を活かして企画したアウトドアウエアは海外の賞を受賞するなど評価も高い。2010年より、永住権を取得したニュージーランドにてトレーラーハウスや湖畔の森に暮らす。現在は拠点を日本に移し、四季折々の自然を味わいながら山歩きの魅力を伝えている。著書に『一歩ずつの山歩き入門』(エイ出版社刊)
    www.respect-nature.com

  • 安仁屋円香

    安仁屋円香(アニー) | Madoka Aniya

    ランドネ編集部員。栃木県出身。尾瀬や自然の魅力を伝える「尾瀬認定ガイド」として活動していたことこともあり、山歩きと花とコーヒーが好き

  • 湯野澤いづみ

    湯野澤いづみ(ゆの) | Izumi Yunosawa

    ゆび編み伝承師。編集ライター。福島県出身。ガーナ滞在がきっかけでゆび編みに出逢う。「mamayuno」として野外フェスを中心にワークショップを開催中

四角友里

四角友里 | Yuri YOSUMI

着物着付け師 | アウトドアスタイル・クリエイター

女性のためのアウトドア普及活動に力を入れ、執筆、講演活動、商品開発を通し、独自のメッセージを発信。「山スカート」を世に広めた登山ブームの立役者として活躍する。着物着付け師としての顔も持ち、和の感性を活かして企画したアウトドアウエアは海外の賞を受賞するなど評価も高い。2010年より、永住権を取得したニュージーランドにてトレーラーハウスや湖畔の森に暮らす。現在は拠点を日本に移し、四季折々の自然を味わいながら山歩きの魅力を伝えている。著書に『一歩ずつの山歩き入門』(エイ出版社刊)
www.respect-nature.com