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2017年2月 1日 (水)

2017年、檜枝岐村は村政100周年!!!

こんにちは。四角友里です。

先日、東京都内で行われたランドネ山大学の新年会では
尾瀬ツアーの参加者のかたがたも、多数、いらっしゃってくださり
ツアーメンバーが、その後も仲良くされている様子にとてもうれしくなりました。
やっぱり、自然のなかですごした時間は
こころの距離をぐっと縮めてくれますね!

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さて、2017年は檜枝岐村にとって記念すべき節目の年。
2月1日(本日!)、檜枝岐村は村政独立100周年をむかえるのだそうです。

www.kahoku.co.jp/tohokunews/201701/20170127_61046.html
※河北新報オンライン1月27日の記事より

檜枝岐歌舞伎をはじめとする独特の文化や
美しい自然が残る檜枝岐村。
はじめは尾瀬の福島側の玄関口ということで通うようになりましたが
いつのまにか、「ひのえまたファン」になっている自分がいます。

山歩きをするようになって
まだ見たことのない新しい場所に行く楽しみを知りました。
いっぽう、尾瀬というフィールドを春夏秋冬の四季をとおして見つめることで
何度いっても知らない美しさに出逢う喜びも教えてもらいました。


きっとこれからも、私の生涯のなかで
尾瀬には通いつづけるのだろうなと思っています。

みなさまも、そんな尾瀬との思い出を重ねていってくださりますように。

春から続いた、この『ひのえまたDIARY』は今回で一区切りですが
百周年の本年、檜枝岐ではまたワクワクする企画があるようですので
どうぞよろしくお願いします!!

Photo_32016年 会津駒ヶ岳にて



Facebook:yuri.yosumi
Instagram:yuri_yosumi

写真◎後藤武久、飯坂大

2016年12月26日 (月)

檜枝岐村に泊まって、山人料理を堪能しよう!

こんにちは、ランドネスタッフのゆのです。

クリスマスやお正月が近づき、ごちそう溢れるこの季節。

春夏秋冬のある日本には、季節ごとに愉しめる食材や料理が
あれば、“秋の味覚”なんて言葉もあるほど食が豊かですよね。
とくに寒い地域や暑い地域などは、その季候を
乗りきるべく知恵を効かせた郷土料理も存在するからおもしろい。

自然に囲まれた檜枝岐村もその郷土料理が残る地域のひとつで、
その代表的な食べ物は山人(やもーど)料理と呼ばれます。

今回は、前回紹介したスノーシューと合わせて満喫頂きたい、山人料理に大密着!

山菜獲りや猟、ヘラなどのクラフト作りなど、山と密着し、
山で働く人たちを山人と呼び、その昔、山人たちが
そば粉、酒、味噌、塩を持って山に上がり、そこで採れる食材と合わせた
料理のことを山人料理と呼ぶようになったそうな。

0644s

▲宿に泊まってこそ贅沢に堪能できる山人料理

山人料理と呼ばれるものはたくさんありますが、代表的な5品をご紹介。


●裁ちそば

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狭くやせた土地で寒冷気候が長い檜枝岐村は稲が実らず、
主食は稗(ひえ)や粟(あわ)、きみにそばでした。

そして今なお、独特の製法で作るのが裁ちそば。
つなぎを一切使わず、そば粉に入れるのは水と熱湯のみで、
畳むと折れてしまう十割の生蕎麦を3mmほどにのして何枚も重ね、
包丁を手前に引いて布を裁つように切るのが名前の由来。

シソの実や青南蛮などを塩漬けにして刻んだ山人漬けの薬味も美味!


●岩魚(イワナ)

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檜枝岐村でよく獲れるのは、きれいな川に暮らす岩魚たち。
干した岩魚は“干しいよ”と呼ばれ、昔はそばの出汁や、お祝ごとの
お吸い物にも使われたのだとか。

山人料理では、定番の塩焼きやお刺身のほか、ツウには
味噌と和えた“いよ味噌”と岩魚の骨酒がオススメ!


●山菜(舞茸ごはん)

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ふきのとうやワラビ、山うどやコゴミなどの山菜は、小鉢で旬を

味わったあと、塩漬けにして保存食にするのが檜枝岐村流。
山菜の中でも代表するのが、村を揚げて栽培もしている舞茸を
使ったごはん。炊き込みごはんにするのではなく、オイルと塩などで舞茸を炒め、
味をしみ込ませたそれを炊きあがったごはんと和えます。

香り高い舞茸ごはんはほとんどの宿でおかわり自由という、
暖かな檜枝岐村ならではのおもてなし。


●はっとう

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そば粉栽培が盛んな檜枝岐村。
そば粉をこねることを方言で“でっちる”と言い、こねてできなお団子は
“でっち”と呼ばれ食されています。とくに親しみがあるのが“はっとう”。
そば粉と餅米を熱湯でこねたひし形のでっちに、エゴマ(福島では
じゅうねんと呼ばれる)をまぶした、ほんのり甘いおやつ。
その昔、高貴な方にお出ししたところ、あまりのおいしさに村人が
食べることを御法度にしたことからこの名前がついたそう。

●山椒魚(サンショウウオ)

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一度は味わっていただきたい珍味、山椒魚。
山椒魚を食べる秘境村、とでも言うでしょうか。
カエルと同じ両生類ですが、ほっそりとしっぽが長く、
トカゲやヤモリに近い見た目が特徴。

大正時代に始まったサンショウウオ漁、当時は漢方薬の原料だったのが、
観光化して食へとシフトされていったそう。

おもに天ぷら、塩焼きが多く、天ぷらの味は淡白で、ししゃものような白身に近い。
ちょいゲテモノ好きのわたしがぜひいつか食してみたいのが、
ミニ尾瀬公園内のカフェで販売されているジェラートに
夏の間だけ登場する、燻製が刺さったサンショウウオジェラート!



いかがでしたか?
せっかく檜枝岐村へ遊びに行くなら、現地でしか味わえない山人料理を、ぜひ楽しんでみてくださいね!


≪参考≫
*上記で紹介した舞茸御飯の素や岩魚の加工食品などが買える通販サイト
http://hinoemata073644.ocnk.net/

*山人料理紹介ページ
http://www.oze-info.jp/dish/

ランドネスタッフ・ゆの

写真◎加戸昭太郎

2016年12月25日 (日)

2017年は落合恵さんの尾瀬・燧ヶ岳カレンダー!

こんにちは。四角です。

あっという間に12月も残りわずか。
みなさま、来年のカレンダーやスケジュール帳は
もうご準備なさりましたか??

私は毎年、山の版画家『畦地梅太郎さん』のカレンダーを愛用しているのですが
山男のなんともいえない表情が大好きです。

2017wall_a

(畦地梅太郎『あとりえ・う』ホームページより)


それと、もうひとつ。
私がすでに購入している2017年のカレンダーはこちら。
イラストレーターの落合恵さんの山カレンダー


じゃじゃーーーーーーーーーーん。
来年は、なんと燧ヶ岳なんです!!!!

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前々から、私、落合恵さんの描くイラストの大ファンなのですが、
彩り豊かなイラストは、山を歩いているときのドキドキを思い出し
毎日のなかでイラストが目に入るだけで幸せな気持ちになります。

“HIGASHI ALPS”の屋号で作られている
落合恵さんのグッズ作りのコンセプトは「山小屋の売店」だそう!

自然やアウトドアがモチーフにされていて、
どこか懐かしい雰囲気のものづくりに、山好きの誰もがきゅんとなること間違いなし!なんです。


そんな落合さん。
今年6月に開催された、この『ひのえまたDIARY』のトークイベントに来てくださったのですが
その後、夏に初めて尾瀬に行かれ、温泉小屋に泊まって
すっかり尾瀬が大好きになったとのこと。

『ひのえまたDIARY』がキッカケとなって
“尾瀬好き”が ひとり増えたことが、すごい嬉しかったなぁ〜。


来年のカレンダーについて落合さんにお聞きしたところ 

はじめて尾瀬に行ったとき
白砂峠から尾瀬沼にぬける手前にある湿原の池塘がまっくろで、
それに移る景色も本当に綺麗で、吸い込まれそうでした。
あんなに緑にあふれた尾瀬のなかに、自然のなかの闇のような深い色があり
すごく心に残りました。

と、教えてくださりました。
その尾瀬の山旅、燧ヶ岳と池塘の思い出をモチーフにしたそうです。

私も今年のツアーで、初めて白砂峠から尾瀬沼にぬけましたが
白砂峠でぶわっと森が開け、尾瀬沼が見えてきたときのあの感じ。忘れられません。
まさにその場所が、カレンダーだなんて感激で、
ますます想い入れが深くなりました。

尾瀬の池塘は、
約1万2千年以上もの長い時間をかけ、植物の命の繰り返しのなかで泥炭となり蓄積したもので、独特な色をしています。

深くて、吸い込まれそうで
馬などの、動物の目に吸い込まれていくような感覚にも近いなと思うことがあります。
池塘のしたに、もう一つの地下世界があるような美しさです。

尾瀬にいったことがある方も、2017年はぜひ行ってみたい!という方も。
このカレンダーで想いを募らせてみてください。

私も、落合恵さんの尾瀬カレンダーといっしょに新しい1年を頑張るぞ!!!!

 

 

Facebook:yuri.yosumi
Instagram:yuri_yosumi

写真◎四角友里 

2016年12月21日 (水)

待ちに待った、ひのえまたの冬

こんにちは!

ランドネスタッフのアニーですhappy01

自然が好きになり、山歩きをはじめてから、

いくつもの感動を呼び起こす

景色や出会いを繰り返してきました。

そんななか

春夏秋冬、それぞれの四季が

移り変わるときの美しさを知るのは、

いつでも尾瀬(檜枝岐村)だったと思いますflair

ある年の5月。

尾瀬から流れついた雪解けの透き通った水と新緑が

あまりにもキレイで、眩しくて、

草木や山々の生命力を強く感じたりcloverclover

ある年の10月。

檜枝岐村から尾瀬の玄関口・御池へつながる道で見た

ブナの紅葉が圧倒的な美しさで、ぐっと心を掴まれたり。

あれは人生の中で見た紅葉の中でも

3本の指に入るほどの美しさでしたねshine

と、そんな自然の美しさと出会えたことは、

私の山歩きへの考え方や楽しみ方に

大きな影響を与えたことは、間違いありません!

そして2014年の冬。

もうひとつ、豪雪地帯でもある

檜枝岐村に降り積もる雪と出会ってしまいましたsnowsnow

0116s

栃木県出身であり、

スノーボードをする私にとって、

雪の存在は決して遠いものではありませんconfident

冬になれば、雪が降る。

あたり一面真っ白な景色には慣れているつもりでしたが、

檜枝岐村の雪は違いましたpaper

ヒザまである深雪をスノーシューで進めば、

無抵抗にサラサラと崩れ落ちる。

道なき雪の上を進めば、

あっというまに一本の道ができあがる。

それほど、軽くてふかふかの雪が

檜枝岐村には降っていたのですsnowsnowsnow

もうこれは、滑らずにはいられない!!

と、パウダー用のスノーボードの板を借りて向かった、

尾瀬檜枝岐温泉スキー場skishine

1655s

降りたての雪が積もる、

朝一番のまだ誰も滑っていない

ノートラックの斜面が待っていました!

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斜度30度の斜面を一気に滑り降りますsign05

雪の上に浮かぶように進む、あの感覚sweat01

もう、最高です!

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分かりますか!?

この舞い上がるスプレー!

この日以来、私はパウダースノーの虜です。

でも、檜枝岐村の雪よりも

心躍る雪には、まだ出会えていません。

今年もまた、

ウィンタースポーツのシーズンがはじまりましたshine

【尾瀬檜枝岐温泉スキー場】

2つのコースのうち、1つは傾斜30度の非圧雪パウダースノーが楽しめるコース。

極上の雪を楽しんだあとは、スキー場向かいの「アルザ尾瀬の郷」の温泉で

冷えた体を芯まで温めるのがおすすめ!

Data

福島県会津郡檜枝岐村字見通1150

TEL.0241-75-2351

営業時間:9:00~16:00

営業日:土日祝日

ランドネスタッフ・アニー

写真◎加戸昭太郎

2016年12月20日 (火)

さらさらの粉雪。ミニ尾瀬公園でスノーシュー体験!

こんにちは、ランドネスタッフのゆのです。

日本中が、赤・黄色に染まる紅葉も終わりを告げ、
ネオンと白に輝く冬が到来しましたね。

クリスマスイルミネーション光る都会や街並み。
真っ白な雪原がまぶしいフィールド。
どちらも日本の美しき冬の風物詩。

雪にあまり馴染みのない地域もありますが、
そんな雪にも種類があるってご存知でしたか?

ここ、檜枝岐村に舞い落ちる雪は水分が少なく
さらさらとした粉雪で、パウダースノーと呼ばれています。

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水分を多く含む雪はしっかり固まり、雪だるまやかまくらに
適していますが、パウダースノーはさらさらしすぎて固まらず、
手の平で崩れてしまうのが特徴。

まるで振いにかけたきめ細やかな小麦粉でお料理しているようなその様を見て、
『雪遊びはできないのか。。。』と、しょぼんとすることなかれ!
実はパウダースノー、スキーやスノーボードなどの
アウトドアスポーツに最適な雪質なんです!

友里さんも檜枝岐村で何度か体験されたスノーシューもそのひとつ。
例年、12月は平均160cmの積雪になるとのことで、通常の地面より
160cmも宙に浮いている状態を想像してみると驚いてしまう豪雪地帯。

そんな中でも、靴に簡単に設置できるスノーシューなら
スキーやスノーボードのような特別な技術がなくとも
“履いて歩く”というシンプルかつイージーなアウトドア。

いわゆる、冬のハイキングだ。

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▲ひざくらいまである積雪の一歩目はグーッンと足をあげて

春夏秋と、いろんな色があった“そこ”が白一色という不思議、
尾瀬を代表する一本の木道を歩くのではなく、
雪原の中に、自分の足跡で一本の道を作るという不思議、
音で埋め尽くされる現社会の中で、こんなにも音のない場所にいる不思議。

0145s▲雪風呂にご満悦の友里さん

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▲人の目を盗んで、檜枝岐村の雪をぺろり。

『あ、見つかっちゃった!』

だけど、ひとつだけ音がある。
パウダースノーは、歩くときゅっきゅっという音がするのも特徴で、
その雪からのサウンドは、『今日のゲレンデは最高だぜ』のメッセージ。

『だれの足跡もない雪原に自分の足跡をつけるのは、
とてつもないプレゼント』と想いをはせ、頬と鼻のアタマを赤くして無邪気に
スノーシューを愉しんだ友里さんも、そのメッセージを受け取ったでしょう。

童心に還るそりすべりだってできちゃうから、
友里さんもシャーっとすべり落ちておちゃめにゴール!

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檜枝岐村でのスノーシューは、ミニ尾瀬公園の森がおすすめ。
村内にある宿に宿泊すれば、檜枝岐村温泉スキー場のスキーセンター内で通常500円でレンタルできるスノーシュー、ノルディックスキーが無料になるという特典も。

ツアーご希望の方は、檜枝岐村観光協会までお問い合わせを!

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▼ミニ尾瀬公園
http://www.oze-info.jp/spot/minipark/


写真◎加戸昭太郎


 

2016年11月25日 (金)

気になる地方暮らし。檜枝岐村民の暮らしに迫る

こんにちは、ランドネスタッフのゆのです。
福島県福島市出身というわたしは、都会に憧れいまは東京で暮らし、海外生活に憧れ、海外に住んだ過去もあります。

視野も仕事もぐぐぐーーんと広がる都会や海外生活を、人生約80年の間で経験するということはとても貴重と思うけれど、それらを経て30代に突入し、人間本来の、ゆったりした生活を送りたいと思う年頃になると、UターンやIターンを視野に入れ始めています。

地方出身ならば『地元にまた帰りたい』。都会出身ならば『田舎に住んでみたい』。
ただ、地方って一体どんな暮らしなんだろう。
そんな疑問に少しでもお答できるよう、今回は檜枝岐村に現役で暮らす3名の男性にお話を伺ってみました。

 

 

檜枝岐村民No.1

星 浩也さん(37)

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幼少~学生までを檜枝岐村で過ごし、専門学校と仕事で約9年ほど東京暮らしをご経験の浩也さん。

現在は檜枝岐村の名産、舞茸栽培のお仕事をしながら、檜枝岐村に代々伝わる歌舞伎の役者も務めている。

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これまで興味のなかった役者をやってみようと思ったのは、東京から戻り久しぶりに座長さんたちにお会いしたとき。
少々老けたように感じた彼らを見て『この方たちに教わるなら今しかない』と思ったそう。

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仕事が終わると、公演が近い時期は毎晩練習を、そうでない日は実家の民宿のお手伝いやスポーツ集会に参加するという充実っぷり。
『コンビニがないと計画性のある暮らしができるからいい』と、現代的な不便を利便にするのも村民ならでは。結婚話があるまでは、今の暮らしを維持するようだ。

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檜枝岐村民 No.2

平野崇之さん(38) 

As

弊誌企画では何度もお世話になっている尾瀬ガイド、の平野さんは茨城出身。
スキーインストラクターを福島県内で行っていたとき出逢った今の奥様が檜枝岐村出身だったので、結婚を機に移住したという。

Bs

1435s



奥様の実家である民宿&お蕎麦処“かどや”の切り盛りを本業としながら、ガイド、冬はスキーインストラクターもこなす日々。

自然たっぷりの檜枝岐村移住へのためらいはなかったし、緊急時の病院が遠い以外ネックはなく、村民全員とコミュニケーションが取れる暮らしを愉しんでいる。

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2児の親である平野さんの願いは持続可能な村づくり。
自分の子どもはもちろん、村の子どもたちが大人になったとき、檜枝岐村に残るという選択ができるよりよい村にしていくことが親の務めだと語ってくれた。

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檜枝岐村民No.3

星 光幸さん(56)

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檜枝岐村と御池のちょうど真ん中に位置する、創業昭和30年七入山荘の三代目オーナー光幸さん。
短大・仕事と4年間東京で経営学を学び、実家を受け継ぐため檜枝岐村に戻って約30年。
当時アルバイトをしていた埼玉出身の現在の奥さまと、いまはおしどりで山荘を切り盛りしている。

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山荘は冬季休業で、その約半年間はスキー場などでアルバイトをして生活している。
緑に囲まれた隠れ家的山荘で、虫の研究者が訪れたり、村民では当たり前になっている姫蛍に感動するお客さまとの出逢いがこの仕事の魅力だとうれしそうに話してくれた。
8これまで不便だった買い物は、ネット社会になり以前ほど楽になったが、まだまだ高齢化の檜枝岐村。
若者のUターン、Iターンで村も山荘も繁栄し続けることが願いだ。

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ランドネスタッフ・ゆの

写真◎飯坂 大、加戸昭太郎 

2016年11月22日 (火)

麓宿に泊まって、檜枝岐村民と触れ合おう

こんにちは、ランドネスタッフのゆのです。
先日、1泊2日で秋の鳳凰三山を歩いてきて、圧巻なるその景色を前に、今年9月に友里さんたちと登った会津駒ケ岳は360℃パノラマのメルヘン風景をふと想い出しました。

各々の山から眺める景色は違えど、『だから山を歩く』、そんなことをつぶやいたのでした。

さて、会津駒ケ岳のように、檜枝岐村にある登山口から日帰りで登れるような山でも“泊まった人でしか味わえない朝晩の景色”を満喫すべく、のんびりと山小屋(ここでは駒の小屋)に泊まることを選択する方もいますが、麓に戻って一夜を愉しみたい方のために、檜枝岐村に点在する宿をご紹介。

檜枝岐村には全部で34軒の民宿・旅館がありますが、今回は友里さんが泊まったことのある宿5軒、ランドネスタッフアニーが泊まってみたい宿3軒、計8軒をご紹介します。

※各料金は1泊2食付、大人1名分の料金
※冬季暖房費期間は、だいたい10月~3月の間


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森の宿 樹林荘(きりんそう)

檜枝岐村の入り口(北側)にあるため、静かな佇まいの名前もかわいい宿。山菜やきのこたっぷりの朝夕食、24時間入れる天然岩風呂、ご夫婦の人柄からリピーターも多い。

住所:福島県南会津郡檜枝岐村見通1213-2
お問合せ先:0241-75-2170
料金:7,700円(冬季暖房費 1部屋500円)
営業期間:通年
チェックイン/チェックアウト:15:00/10:00
URL:http://www.oze-info.jp/spot/kirinsou/

友里さんコメント>>
2009年秋に宿泊。女将さんが檜枝岐歌舞伎役者なので、お話がとてもおもしろかったです。イワナのお刺身や卵など、初めて口にする料理も多くおいしかったのが印象的。

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囲炉裏の宿 民宿 檜扇(ひおうぎ)

帝釈山登山口へ向かう途中、公衆浴場 燧の湯界隈に9軒ある民宿のひとつ。囲炉裏でイワナの炭火焼なども味わえる伝統家庭料理が魅力。近隣の裏山や川沿いの散歩と愉しみたい。

住所:福島県南会津郡檜枝岐村上ノ台204
お問合せ先:0241-75-2129
料金:8,700円(冬季は暖房費込8,900円)
営業期間:通年
チェックイン/チェックアウト:15:00/10:00
URL:http://hiougi.main.jp/

友里さんコメント>>
2009年冬、2015年冬宿泊。オーダーしたお弁当を、わっぱというヒノキ(ネズコ)の薄板を曲げて造られる容器に入れてくださり、風情があって最高でした!※わっぱは要返却。

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旅館 ひのえまた

村内に4軒ある旅館のひとつ。2つある大浴場にはそれぞれに露天風呂があり、夕食前後で男女ののれんが入れ替わる。お酒が好きなら、岩魚骨酒や、免疫力効果もある舞茸酒もぜひ味わって頂きたい。

住所:福島県南会津郡檜枝岐村
お問合わせ先:0241-75-2324
料金:15,000円~(1名宿泊の場合)
営業期間:通年
チェックイン/チェックアウト:15:00/10:00
URL:http://www.oze-rhinoemata.com/

友里さんコメント>>
2010年夏宿泊。旅館だけあって、お部屋もお風呂も豪華! 露天風呂もあるのでゆったりくつろげました。そば料理も豊富で、この時期だとあたたまる鍋はとくに最高でしょうね。

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山人の宿 民宿 駒口

会津駒ケ岳登山口から近く、ご主人は山を知り尽くす現役猟師。山人(やもうど)という、山と共存する伝統暮らしを受け継ぐひとりで、山菜のほか、ジビエ料理を愉しめることも。

住所:福島県檜枝岐村字下ノ原1016‐7
お問合わせ先:0241-75-2146
料金:7,500円(冬季暖房費 1部屋500円)
営業期間:通年
チェックイン/チェックアウト:17:00/9:00
URL:http://komaguchi.com/

友里さんコメント>>
2010年秋宿泊。猟師のご主人による熊のジビエ料理を頂いたのが印象的。“山の恵み”について聞いたり食べたりでき、泊まりながらも檜枝岐村の文化に触れることができました。

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そばの宿 丸屋

六代目の打つ断ちそばと、女将の山人・そば料理14品(通常コース)が自慢の旅館。プラスコース(16品)、食べつくしコース(20品)、地酒も揃っているのでグルメにうれしい。

住所:福島県南会津郡檜枝岐村居平638
お問合わせ先:0120-91-3211
料金:12,000円(平日、2名宿泊の場合)
営業期間:2017年5月1日~(今季は11月6日で冬季休業中)
チェックイン/チェックアウト:14:00/9:00
URL:http://www.naf.co.jp/maruyashinkan/welcome.stm

友里さんコメント>>
2016年夏宿泊。お隣でお蕎麦屋さんを営んでいるだけあって、裁ちそばもおいしかったです。歌舞伎の舞台にも近く、月明かりの下や早朝にお散歩できるのもよかったです。

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かぎや旅館

創業明治25年。昔ながらの歴史を感じる木造造りや、古代檜を使用したお風呂は至福のひととき。山菜狩りやガイド、スノーシューも堪能な六代目若旦那との談笑も愉しみたい。

住所:福島県南会津郡檜枝岐村居平679
お問合わせ先:0241-75-2014
料金:13,110円~(1名宿泊の場合)
営業期間:通年
チェックイン/チェックアウト:15:00/10:00
URL:http://www.kagiya-ryokan.com/

泊まってみたいアニーコメント>>
温泉好きのわたしにとって、尾瀬歩きあとの檜枝岐温泉は愉しみのひとつ。古代檜風呂の檜の香りに包まれながら、肌当たりなめらかなお湯にぜひ浸かりたい!

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木造造りの民宿 松源(しょうげん)

春は山菜祭り、秋はきのこ祭りと称して旬のお食事が愉しめる宿。自慢の朝食のきのこご飯(舞茸・香茸)や、夜に男女が入れ替わる檜/岩風呂など、田舎に帰ったような心地よさ。

住所:福島県南会津郡檜枝岐村上ノ台220-2
お問合わせ先:0241-75-2217
料金:9,000円(冬季暖房費 1部屋500円)
営業期間:通年
チェックイン/チェックアウト:14:30/9:30
URL:http://shougen.main.jp/?author=2

泊まってみたいアニーコメント>>
弊社スタッフが一押しする理由の『ごはんがおいしい』をわたしも味わってみたい。檜枝岐村のきのこごはんが好きなので、、秋に期間限定で食べられる名物“ニ種類のきのこごはん”を頂いてみたい。

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割烹民宿 かどや

弊社もよくお世話になっているガイド、平野さんが切り盛りする宿。メイン通り沿いにあり、石臼挽き十割裁ちそばや人気の味噌ラーメンなど、ランチ限定の食堂も営んでいる。

住所:福島県南会津郡檜枝岐村上ノ台595-1
お問合わせ先:0241-75-2004
料金:8,000円~(冬季暖房費 1部屋500円)
営業期間:通年
チェックイン/チェックアウト:15:00/10:00
URL:http://tachisoba-kadoya.com/

泊まってみたいアニーコメント>>
わたしも冬スポーツが好きなので、宿泊をしながらゆっくりとガイドの平野さんに尾瀬のこと、バックカントリースノーボードのことなどお話を聞かせて頂きたい。

   

ランドネスタッフ・ゆの

写真◎柳田由人、加戸昭太郎、阪口 克、岡野朋之

2016年11月10日 (木)

「秋の尾瀬・縦断2日間の旅」ツアー報告その3・尾瀬沼/檜枝岐へ編

その1・尾瀬ヶ原編はこちら
その2・尾瀬に泊まる編はこちら
レポート掲載:「ランドネ12月号」(P.94〜95)

*

 

2日目のお天気は雨でした。
ツアーの主催側となると、「できれば晴れてほしい」と願うのは正直なところ。
けれど「尾瀬なら雨でも大丈夫」という想いを込めて、スタートしました。

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色とりどりのレインギアもキレイ^^

 

雨を浴びて、紅葉も艶っぽく。

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実は私も、この「見晴〜沼尻」までの区間は歩くのが初めて。
尾瀬ヶ原と尾瀬沼をつなぐ白砂峠への
森に囲まれた登山道は、
開放感のある湿原とは雰囲気がかわって、なんだか新鮮。
2日間のなかで一番、樹々との距離が近い時間をすごすことができました。

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今回のツアーは、至仏山と燧ヶ岳の麓をつなぐように歩く縦断コース。
※南側の登山口(鳩待峠)から、北側の登山口(沼山峠・御池)に抜けるので横断ではなく縦断だそう


この尾瀬を代表する2つの山は、まったく違う「生まれ」を持っています。
至仏山は2億年前に、海底から隆起してできた山。
蛇紋岩という岩で形成されていて、至仏山特有のお花が咲きます。
一方、燧ケ岳は約35万年前に噴火が始り、幾度もの噴火をくり返しできた山。
尾瀬沼は約8,000年前に起きた燧ケ岳の噴火により沼尻川がせき止められてできたと言われています。

そんなふうに“生まれ”が違うから、森の植生も違って面白い。
いま歩いている燧ヶ岳の山麓、この福島檜枝岐側の森は

ブナやオオシラビソ、ダケカンバの豊かな森が広がっています。
尾瀬の表情の違いや変化を味わいながら歩くのが面白かった。
そしてこの森を越えて、尾瀬沼が開く瞬間が待ち遠しい!!!!


見晴から白砂峠までは、標高差280mほどあがっていくため、
じわじわとした登り。
また、木道は雨でつるつる滑る!!
濡れた岩の道も登場し、全員でヒヤヒヤしながら、歩きました。
湿原歩きでは、あまり必要とされないトレッキングポールですが、
意外と高低差もあるので、この区間は使ってもいいかもしれませんね。
(私も、持ってくればよかったと後悔)

木道を歩くときに、かすかに聞こえる足音。
晴れた尾瀬ヶ原の木道では、“ぽくぽく“という音が、空に弾けていくような感じだったけれど、
ここでは、音がつぼまって、体の奥に響く感じ。
この違いも心地いい。

雨に打たれた樹々たちや土から、
独特の匂いも放たれていて
晴れの日より、いい匂いに満ちていました。

ガイド平野さんがオオシラビソの樹液の匂いを嗅がせてくださったり
私たちのまわりを包み込む、ブナの樹について教えてくださったり。

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また、みんなから歓声があがったのは……

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たくさんのキノコたち。

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足元に注意しながら歩くので、どうしても下を向きがちでしたが
そのおかげで、いっぱいのキノコを見つけることができました。

そして、見晴から雨のなか歩くこと2時間半。沼尻に到着!!!!
ついに尾瀬沼が見えました!!!!!
うわーーーー大きい!!!
靄が幻想的です!!!!

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私たちが「中」にいたオオシラビソやダケカンバの森。
「外」から眺めても綺麗!!!!

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昨日今日と、募らせてきた気持ちを
大きな尾瀬沼に受けとめてもらった感じ!!
尾瀬ヶ原のひとつずつの池塘で積み重ねてきた感動が、
2日間の想いと交わり、何倍にも膨れ上がって
ここで大きな大きな、ひとつの池塘になった感じでした!!!
(わかりづらい、笑)(すみません)
(★尾瀬沼は池塘ではありません)

_dsc1446s▲2日目のハイライト・尾瀬沼を背にして、沼尻でも集合写真

 

さてここからは1時間。
尾瀬沼ビジターセンターにむけて、歩きます。
横目に尾瀬沼がみえるのがうれしい。

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雨もだんだんと小降りに。

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御前橘(ゴゼンタチバナ)が赤い実をたくさんつけていました。
初夏のお花がいっぱいのときにも
みんなに来てもらいたいな〜。

そして大江湿原と三本カラ松に到着!!

_dsc1597s絵になる!!!!
尾瀬沼を象徴する景色です。

お昼休憩は、尾瀬沼の休憩所にて。

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そしてもうひとつのお楽しみ。
長蔵小屋の売店で、旅の思い出の尾瀬グッズ購入★
手ぬぐい、山バッチ、かわいいものがいっぱいです。

ここからはゴールの沼山峠まで1時間。
ああ、もう終わってしまうのか。涙
最後にもう一回燧ヶ岳がみたい!!!

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▲ガスよ去れ〜〜の舞い


三本カラ松の前で、みなさんひとりずつと写真撮影。
(参加者のみなさんには、共有しますね!)

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私たちスタッフも記念撮影をして、フィナーレへと向かいます。

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  ↑   ↑   ↑   ↑       

   O    Z      E  ?


チーム・ランドネ❤ 2日間本当にありがとうございます〜〜〜

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最後の1時間15分は、雨があがっていました。

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このあたりの紅葉も素晴らしかった!
スタートの鳩待峠(標高1591m)と、ゴールの沼山峠(標高1,700m)では
こちらのほうが高い場所にあるので、紅葉も進んでいました。
ちょうど見頃の時期にこられて、最高!!

 

 

第一陣ゴール!
空にはなんと青空!!!
秋らしい綺麗な空でした。

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さて、私もゴールへ近づくと。
ええーーーー アーチが!!!!
泣いてしまうーーー

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▼逆からみた図

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 ↓ ↓ ↓ ↓ ゴールした順に、全員でお出迎え!

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拍手!!!!!!
あっというまの2日間でした。

レトロかわいい会津バス。

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*****

さて、尾瀬を去り、ここで終わらないのがこのツアー。
下山後のスイーツも忘れずに!!!

訪れたのは、檜枝岐村にあるミニ尾瀬公園。
_dsc1992s檜枝岐特産のとちみつのジェラードに
さらに蜜を掛けて(かけ放題!)いただきます!

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_dsc2023s(今回は人数が多いのでカップですが、通常はコーンです)

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みんな上着を着込んでアイスを食べる図(笑)
2日間で、計3回のスイーツタイムとなりました^^

そして〆は檜枝岐歌舞伎の舞台へ。

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この場所も、歩いてきた森を同じように

心が凛となる場所。
つぎは、みなさんにも歌舞伎の上演に合わせて遊びにきてもらいたい!!!

ガイドの平野さんからお箸のプレゼントもいただきました。
ありがとうございます。

その後、アルザの湯でお風呂をいただいたあと
全員から一言ずつ最後のご挨拶。
私は胸がいっぱいで、なんだかうまく言葉にできませんでした。

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旅の終わりに、私からのプレゼントを。
次の登山で使ってもらえるようなアイテムを選びました。


そして最後の最後のサプライズは
ランドネ『山モノ手帖』の連載でもおなじみ!!
親友の漫画家・鈴木ともこちゃんからのプレゼントも!

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尾瀬イラストと、ともこちゃんのサイン!!!
(実際は、さらに色つき!!!!)

1枚1枚、イラストを変えて描いてくれたんです。
ものすごいスペシャル!!!!!うれしい!!!!
なんだかともこちゃんまで、いっしょに歩いてくれた気分です。


イラストは、これまでのランドネブログなども参考にしてくれたそう。

Tomo 

 ↓ ↓ ↓ ↓

_g1a5454(こちらの記事です)

ともこ×ゆりコラボ(笑)
忙しいのに、ともこちゃん、本当にありがとう〜(´;ω;`)


最後に、参加者のFさんが おもむろに前へと一歩進み
「一本締め」をしてくださりました。

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「よ〜〜ぉ」の掛け声で、ひとつになる私たち。

このとき、ウルっとしてしまったのは、私だけではなかったようです。
帰りのバスのなかで、ランドネの安仁屋さん、ライターのゆのさん、カメラマンの後藤さん。
みんなが「一本締め、うれしかったねー」と声を揃え、感動していました。
Fさん、本当にありがとうございます。

 

 
今回、大阪、兵庫からいらしてくださった方もいました。
妊娠・出産後、久しぶりの「自分時間」という方。
しばらく山歩きをお休みしていたけれど、また再開したい!という意気込みだった方。
いつも私のトークイベントに来てくださっていたご夫婦。
少しずつステップアップして、念願の尾瀬!という方。
お子さんが大きくなり、お母さんになって初めての一人旅という方。
来年、就職するという大学生の方。
初めての山小屋泊だった方。
カメラが大好きな方。
雨の日に歩くのが初めてだった方。
難しい山もいっているけれど、こういうのんびりな歩き方も好きだ〜という方。
地元、尾瀬の魅力を再発見できたという方。

……それぞれにツアー参加への物語がありますが
思い出を共有できたことがうれしいです。

 
尾瀬を代表する2つの山の麓から麓へと歩く旅。
尾瀬ヶ原の広々とした景色は、爽やかに私たちを包み込んでくれ、
尾瀬沼の豊かな森と水は、ずっしりと静かな懐で受けとめてくれました。
それぞれに違う魅力があって、大きな尾瀬が大好きになりました。

季節をかえて、またぜひ尾瀬に訪れてみてください。
水芭蕉もニッコウキスゲも美しいです。
白い虹にも出逢えたらいいですね。
今回見られなかった、夜空も!

そしていつか、尾瀬の山に登る日がきたら、
そこから見下ろす湿原の景色が
単なる「絶景」ではなく、
私たちが歩いた「愛おしい景色」となっていたらうれしいです。

また尾瀬が大好きになりました。
2日間、本当にありがとうございます。

 

 

 

その1・尾瀬ヶ原

その2・尾瀬に泊まる

 

Facebook:yuri.yosumi
Instagram:yuri_yosumi
写真◎後藤武久(たくさんの写真をありがとうございます!)、加戸昭太郎、四角友里

2016年11月 9日 (水)

「秋の尾瀬・縦断2日間の旅」ツアー報告その2・尾瀬に泊まる編 

その1・尾瀬ヶ原編はこちら
レポート掲載:「ランドネ12月号」(P.94〜95)


*

 

群馬県鳩待峠から歩き出し、見晴エリアに到着した16時。
本日宿泊する『燧小屋』に到着を伝えたあと、
『弥四郎小屋』にてスイーツ休憩第二弾。
1日歩いたご褒美です。

 

見晴十字路のなかで、最高の“湿原の眺め”がある弥四郎小屋の喫茶室。
見晴エリアには山小屋が6軒集まっているので
こうやって、泊まる以外の山小屋を訪ねることもでき楽しいのです。
こんなことができるのも尾瀬・見晴ならでは。

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尾瀬に流れる時間をともに生きてきた
建物の醸しだす雰囲気がなんとも素敵です。

 
一方で、テラスには、カラフルなアウトドアチェアも置かれていて
夕暮れを迎える尾瀬ヶ原を特等席で眺めることもできます。
尾瀬のこれまでとこれから。
両方をつなぐ、こういう小屋の存在が
“尾瀬好き”を増やしてくれるんですね。

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ツアー参加者全員でケーキ&珈琲セット(or紅茶)を注文!
尾瀬ヶ原で出会った歩荷さんたちが運んでくださったケーキかと思うと
美味しさもひとしお。

 

珈琲は、小屋の外にある弥四郎清水に湧き出る水で淹れられたもの。
尾瀬の恵みの1杯です。
私にとって「小屋での食」は、
自然やひとへの“感謝”に気づかせてくれるキッカケとなっています。

 

ケーキが到着すると、全員カメラタイム!!
まずは目でも楽しむ!!

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いただきます!!

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 ↓ ↓ ↓ ↓

 一口、もらったりして。
あっ、こっちも美味しい〜
わいわい。

↓ ↓ ↓ ↓

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景色も最高!

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さて本日の山小屋、燧小屋へ。

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部屋に入るとほっと一息。室内もポカポカあたたかかった!

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今回、山小屋デビューの方々も、
清潔でアットホームな小屋の雰囲気に安堵した様子^^
石鹸類はつかえませんが、山小屋には檜風呂も。
シャワーヘッドもついているので、体も洗いやすいです。
(お風呂のお湯を使う小屋もあります)

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こういったひとつひとつに
尾瀬ファンになってしまうんだな〜。

 

さて、本日の夜ご飯の主役は
なんといっても舞茸ご飯です!
これは檜枝岐名物の郷土料理なのですが、
山小屋でも食べられてうれしい〜。
おかわり続出でした❤

 

ちなみに、この檜枝岐の舞茸ご飯は、“炊き込みごはん“ではなく
炊いた白ご飯に、味をつけた舞茸煮をあとから混ぜているそう。
香り高くって、絶品です。

  

メインのおかずはハンバーグや煮付けの他
きのこパスタ、山菜煮、そして裁ち蕎麦などボリューム満点。
それと、びっくりしたのは、副菜の小鉢が多いこと!!
食堂に置かれた副菜を、各自、食べる分だけ取り分けるのですが
フキの煮物、大根の酢の物など地元の野菜をつかった副菜も美味しくいただきました。

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夜ご飯のあとは、談話室で、みんなでわいわい。
ランドネ編集部・アニーが尾瀬ガイドをしていたころのお話などで盛り上がり、
楽しい夜となりました。

 

こんなに楽しい1日が終わってしまう。
けれど、明日もきっといい1日になる。
そんな少しの寂しさとワクワクが入り混じった夜でした。

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朝ごはん。
ご飯は、白米、五穀米、舞茸ごはんか選ぶことができ
とろろつき。
朝食も、食堂におかれた副菜が豊富でした!
(花豆、さつまいもの甘露煮、山菜など)

 

夜ご飯、朝ご飯ともに
山のなかでも、しっかりお野菜をいただけるのが嬉しかったです。

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山小屋で元気をもらって
2日目がスタートです!!



その3・尾瀬沼/檜枝岐へ
……へ続く



>>その1・尾瀬ヶ原


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写真◎後藤武久、加戸昭太郎、四角友里

2016年11月 8日 (火)

「秋の尾瀬・縦断2日間の旅」ツアー報告その1・尾瀬ヶ原編

こんにちは、アウトドアスタイル・クリエイターの四角友里です。
あっという間に11月。
今年もあと2ヶ月ということに焦りも感じつつ、
美しい晩秋を楽しみたいなと思います。

 

さて、9月30日〜10月1日
ランドネ山大学×檜枝岐村presents
『秋の尾瀬・縦断2日間の旅』ツアーが開催されました!!
現在、発売中の 「ランドネ12月号」(P.94〜95)にも
レポートが掲載されていますが
もうすこし詳しく、私からも報告をさせていただきたいと思います!!!
参加者のみなさんのアルバム代わりに
写真も多めにアップさせていただきますね^^

 

まず、そのまえに。
1番にお伝えしたいこと。
それは、今回、ご応募くださった方々へ
お礼を伝えさせてください。
本当に本当に、ありがとうございました。
ツアーが、金曜土曜の開催にもかかわらず
応募総数をきいて、びっくり。
「ああ、私は幸せものだな」と感激し、
ひとつひとつの応募コメントを読むだけで、胸が熱くなりました……。

 

今回、全員のかたの想いに応えることができず、すみません。
またつぎの機会を設けられるよう、がんばりたいと思います。
応募コメントから、みなさんの尾瀬に対する憧れも伝わってきて、
これからも、最初の一歩がぐっと近くになるよう
発信をしてきたいと思いました。本当にありがとうございます。

 




さて、大切なツアー開催とあって、天気予報をチェックする毎日。
金曜日は晴れ、土曜日は小雨の予報でした。
ツアーは17名の方々と出発です。
こういうバスでツアーをするのは初めてなので
遠足のようで、テンションが上がります。

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バスは群馬県側の玄関口・鳩待峠へ到着。
これから2日間いっしょのメンバーで自己紹介をしたあと、準備運動も。
そして、出発前に、今回のツアーを主催してくださる福島県会津郡檜枝岐村から
ミニわらじのプレゼント。
これは檜枝岐村内で手作りされたもので、
前回の訪問時に
「全員おそろいでザックにつけて、ツアー目印として歩けたら素敵!!」と
計画を練りました。
これからも山のお守りにしてもらえるとうれしいな!

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名札もナチュラルなものがいいな……ということでDIY!!

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(檜枝岐在住のガイド「楽」の平野孝之さんを先頭に出発!)

 

登山道に入ると 木漏れ日がキラキラ。

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至仏山もお出迎えです!
横からみると、こんな感じです。
急登をこえてからは、気持ちのよい稜線歩きができます。

 
そして、この区間、顔がいっぱいで好きなんですよね〜。
木道にいろんな表情があります。

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     くくくくっ!!

1時間ほど下って、まずは山ノ鼻に到着。お昼休憩です。

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(おおっ、11月号のランドネ付録を愛用していくださっている方も❤)

 

第一のおやつタイム。
至仏山荘の『花豆ソフトクリーム』です。

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ツアーの応募フォームには
「甘いものは好きですか?」という回答欄があったので
(↑「苦手」とは回答しずらい、笑)
みなさんお察しだったようですが、
尾瀬でのスイーツ休憩も、今回のツアーの目玉。
私がこれまでに立ち寄ったなかで大好きなスポットを組み込みました。

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(スイーツOKの男性陣が集まりました!!)

花豆ソフトクリームは
尾瀬エリアの特産品の花豆が練り込まれていて
上品な甘みが
さっぱりしていて美味しいんです。

ソフトクリームでかんぱーい!

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↑圧巻の乾杯風景!
この写真、好き(笑)

 

さて、ここからは尾瀬ヶ原へ。
すると、みんなの歓声が!!!!!
広がる尾瀬ヶ原の景色に、思わず声がでてしまいます。

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憧れのあの景色が、目の前に広がります。

 

何度きたって、感動するのだから
初めて尾瀬を訪れた参加者のかたは、どんなにうれしかったことだろう^^
1度目のかたも、2度目のかたも
皆さんの笑顔をみられただけで、もう、うれしくてうれしくて。
スタッフ一同、いっしょに歩ける喜びを噛み締めていました。

 


 

伸びやかな尾瀬。
ここは、私にとって、「歩くことの楽しさ」を教えてくれた大切な場所。

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写真を見返えしてみたら、誰かが手を広げて歩いていて。
それも、なんだか、とっても嬉しい。

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山のうえを目指さなくても、この景色のなかを歩けることが幸せ。

 

それに加えて、
向かう先には燧ヶ岳。振り返ると至仏山に挟まれて
「この道が山につながっている」と感じられるのも尾瀬の魅力。

 

みなさん「次はどちらかに登りたい!」とおっしゃっていて
どちらの山にするかを悩んでいるようでした^^
ぜひ両方登っていただきたいな!!

 

羊草も秋の装い。
ああ、かわいいなぁ。
ニヤケ顔と、写真撮影がとまりません。

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約1万年もの長い時間の、植物の命の繰り返しのなかで
植物が泥炭となり、少しずつ堆積してできた尾瀬の池塘。
吸い込まれてしまいそうな深い色をしていて、紅葉が映えます。

 

私たち人間には見届けることのできない途方もない年月の一瞬を
このメンバーで共有させてもらっていると思うと、
この出逢いに感謝の気持ちが湧き上がりました。

 


日本には、全国いろんな山があって、いろんなコースがあります。
どんな山にも素晴らしい魅力があるけれど、
人それぞれに好みがあるはず。
だけど、こんなにも万人が大好きになってしまう場所って、
なかなかないと思うのです。


年齢も、職業も、登山歴も、住んでいる場所もまったく違う私たちは
数時間前に出会ったばかりなのに
みんながこの尾瀬の自然に感動し、魅了され
ひとつになっていました。

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前を向いたり、振り返ったり。
どっちもキレイだから忙しい〜。 

逆さ燧

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逆さ私

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竜宮で「竜宮現象」について教えてもらいました。
ガイドさんがついてくださるツアーならでは、
尾瀬トリビアを、たくさん学びます。

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竜宮小屋のその先へと進みます。

 

時間は15時すぎ。ここからが尾瀬のいい時間です。
日帰りのハイカーは帰路につき、あたりがぐっと静けさをます贅沢な時間帯。

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至仏山も夕暮れを迎える準備をはじめたみたい。

見えてくる見晴エリアの小屋。
湿原のなか佇む小屋も美しい。

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ここで全員の記念撮影!!

 

コースタイム4時間半10キロの道のり。
1日目の宿泊地に到着です。

 

その2・尾瀬に泊まる
その3・尾瀬沼/檜枝岐へ
……へ続く



 

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    四角友里 | Yuri YOSUMI

    着物着付け師 | アウトドアスタイル・クリエイター

    女性のためのアウトドア普及活動に力を入れ、執筆、講演活動、商品開発を通し、独自のメッセージを発信。「山スカート」を世に広めた登山ブームの立役者として活躍する。着物着付け師としての顔も持ち、和の感性を活かして企画したアウトドアウエアは海外の賞を受賞するなど評価も高い。2010年より、永住権を取得したニュージーランドにてトレーラーハウスや湖畔の森に暮らす。現在は拠点を日本に移し、四季折々の自然を味わいながら山歩きの魅力を伝えている。著書に『一歩ずつの山歩き入門』(エイ出版社刊)
    www.respect-nature.com

  • 安仁屋円香

    安仁屋円香(アニー) | Madoka Aniya

    ランドネ編集部員。栃木県出身。尾瀬や自然の魅力を伝える「尾瀬認定ガイド」として活動していたことこともあり、山歩きと花とコーヒーが好き

  • 湯野澤いづみ

    湯野澤いづみ(ゆの) | Izumi Yunosawa

    ゆび編み伝承師。編集ライター。福島県出身。ガーナ滞在がきっかけでゆび編みに出逢う。「mamayuno」として野外フェスを中心にワークショップを開催中