ミステリー・クリスマス
もうひとつ、クリスマスのイベントの話。先日出かけていったのは、オペラ。誕生日プレゼントにと、友人であるデザイナーのゲイ・カップルが招待してくれたのだ。彼らの趣味からして、なにやらとてもアートなイベント。
北方古典主義のアレクサンテリン・テアッテリはその昔、パリなどの華やいだ都市文化に憧れを抱いた時代の産物。ピンクの外壁に石畳のエントランス。とてもこじんまりしたスケール感がエントランス・ホールを心地よい空間に仕上げている。そして劇場空間は高い天井とロマンチックでかわいらしい、まるでおとぎ話の世界に出てくるような装飾がとても魅力的だ。劇場という建物がそれだけでとても素敵な演出をなしているのだ。
肝心のオペラ。エドガー・アラン・ポーのミステリーが原作。とてもモダンでシンプルな演出は余分なものを全て取り去った、ミニマリズムの境地。それ故に、たった5人の出演者の立ち位置から、ほぼ白黒のクラッシックな服装、音楽の強弱と調和が物語の恐怖を否応無しに引き立てるのだ。音楽はフィリップ・グラス。とても凝った、実験的な意欲作であったと思う。
最後の場面で女性が男性に飛びかかって殺してしまった……。びっくり。ショック。そこでゲイ・カップルの「誕生日おめでとうぅー。」の声。ほぼショック死。




























