ワイプアウトしないデーンでよろしく
さて、先日ASPジャパンのWCTニュースには入れたけど、ジャッジクライテリアの変更点、革新的で創造的なマニューバーの話。
そういうジャッジングやルールの変更に敏感に反応するってのは、やっぱりコンペティターとして大事なことだと思う。世界最高峰のツアーにしたところで、それを明らかに意識してるだろうな、と思えるのは10人以下にとどまっていて、半分以上の選手はあいも変わらず同じようなライディングを繰り返してる。ま、その人たちだって明らかにポイントが変わってくるならあわせてくるんだろうけど、その前に反応するってのはやっぱ上位陣のマストアイテムなんだろうな。ルールはルールだから、それに対して文句言って戦ったところでしょうがないわけだし。
そうね、わかりやすく言えば古い話になるけどバンクーバーのフィギュアね。4回転飛ばなくても、トリプルアクセル飛ばなくても勝てるわけじゃん。リスク犯して飛んだヤツが負ける。それは、現状のジャッジがそれを求めてないって話で、銀になったプルシェンコや真央が首を傾げようが泣こうが、しょうがないわけで、ライサチェックとヨナの勝ちなわけよ、今のクライテリアじゃ。今年の国際大会もやつらがそれで勝ってるわけだから。で、そんなんじゃフィギュアのテクニックのレベルが上がらないって話は、また競技の勝敗とは別問題。おそらく選手の中でもこれだけ問題になってるから、採点基準がこの先変わってくるとは思うけど、バンクーバーの時点では変わってないわけだから……。
ま、サーフィンでは少し先に進んでて、それじゃ見ててつまんないじゃん、ってことで難しいことをやった人の勝ちって基準になってるから、全体的にサーフィンはサーカス系なってきていて、ジェリー・ロペスの優雅なスタイルみたいなことからはかけ離れてきてるけど、コンテストサーフィンのレベルは確実に上がっている。そのサーカス化が進み過ぎないように、コンディションに合ったライディングみたいな部分がクライテリアに加わったバランス感はさすが、って感じかな。ベテランヘッドジャッジ、ペリー・ハチェットの置き土産。完璧なチューブのパイプで、飛んで回ってもダメなのよ、って話。ま、これは今その世界がなにを目指してるかって話で、勝ち負けにこだわるなら、合わせるのがマスト。ギャラリーに受けてもジャッジに受けなければ競技では勝てない。つまんないけど、そこが人が採点する演技競技での戦いじゃん。
着いてすぐだったけど、女子フィギュアフリー、やってたね、こっちでも。ライブじゃないけど。もうだいぶ前に書こうと思ってたんだけど、ホラ何しろ連日試合なもんだから、バンクーバーどころじゃなかったわけよ、ブロガーとしては。
アキコ以外は真央もヨナもミキもやってた。ミキティあの衣装似合ってたな。ニコライ惚れ直しじゃん。でも予想通り、こっちじゃツーショットすら映らなかったけど(笑)。でもね、面白かった。オーストラリアじゃフィギュアって強くないから、なんかすごく報道が他人事なのよ。で、日本だとどうしても日本人選手に偏った報道になるけど、こっちではフラット。真央はいい演技だったけど、ここがこうとかああとか、細かいところ指摘されてたし、ヨナはフリー演技の途中ですでに、これはショートに続き世界最高得点になるでしょうとか言われてたし。まだ半分ぐらいしか終わってないのに (笑)。
でね、あのアメリカのジョニー・ウィアだっけ、ちょっとゲイっぽい人。あれが女子のフリーのあとにゲストで来ててしゃべってたけど、あいつ、頭いいね、コメントが的確ですごい。「~っす」って絶対に言ってないと思う(笑)。で、そのジョニーがいみじくも言ってたよ。ヨナさんの演技は、今のジャッジが求めているものだけを100%完璧に演じたらどうなるかっていうお手本だったって。だから、今のジャッジの中では選手が目指すべきはあそこだって。まあさ、クライテリアを決めているジャッジのプライドとしても、それ以上はいらないってのに、入れてきたやつを勝たせるわけには行かないってのもあるだろうな、人間だから。これは正しい正しくないの議論ではなく、現状での決まりごとだからさ。そのモノサシで計られるのがイヤなら試合に出なきゃいいわけだよ。
でもその中で勝つために、ジャッジたちの頭の中を探ろうといろいろやって、これは何点なの、これは何点なのって、今シーズンのスケールを作ってた感じが、ゴールドコーストでの上位陣だった。そりゃね、ただ漫然と頑張ってサーフィンしてる人たちとはどうしたって最終的な結果が違ってきちゃうな。
ま、初戦では、スナッパーという会場なら、ワイプアウトしないデーン・レイノルズのサーフィンがお手本ってことだったな。

















