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パイプドリームス ケリー・スレーター自叙伝

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2010年2月 1日 (月)

ディスイズイット

21 ま、そんなこんなで2010年もツアースタート。カリフォルニアでございます。

ハワイではボルコムのWQSパイプでのコンテストの真っ最中で、日本人選手たちもけっこうハワイに上陸しているような話を聞いた。

でも私はカリフォルニア。いいのかな、こんなことで。いや、これでいいのだ。と、フジオちゃんも言っている。(のか?)

で、写真は何かというとシーフードカクテルという世にも恐ろしい、こっちのすし屋で出しているメニューというか裏メニューというかなのである。

入っているものは、ムール貝やマグロの赤身のサイコロ切りにえび、とびっ子、いくら、鶉の卵の黄身、おかか、ねぎ、ポン酢、日本酒、仕上げにタバスコと、なんかもう罰ゲームみたいな飲み物というか食べ物なんである。

最初具をすくって食いながら最後はカクテルみたいに飲んじゃう。ま、味はポン酢味のピリカラ日本酒(これはナンだ??)なんだろうけど……これを頼んで飲むというか食べるって、アメリカ人すげぇなぁ、そりゃ戦争しちゃいけねぇなぁ、みたいなコレステロールのカタマリというか、なんというか、ウエルカム・トゥ・カリフォルニア。

くるときの飛行機で、マイケル・ジャクソンのディスイズイットを見た。もうね、あまりのすごさに2回連続で見た。最後のツアーになるはずだったもののリハーサルシーンを中心にしたフィルムだ。しっかしあの才能というか、努力というか、本当にでかいものを失ったんだなぁ、という感じ。なにがすごいって、あのリハーサルの完成度。マイケル・ジャクソンという人はものすごい努力家なんだと思う。天才というのは、リハーサルが20%の出来でも本番では100%なわけだけど、努力家はそんなに器用ではないので、本番で100にもっていくために練習でも100を繰り返すわけだ。う~ん、自分が天才じゃないからこそ天才型のプリンスが好きだったんだろうな。子供に名前つけちゃうぐらい。

でもプリンスとは桁が違うな。私的にはマイケル全然上。

誰かの後ろで踊りたいとか、歌いたいとか、人に思わせるってすごくね? 中心に居るその人になりたいってことはよくあるけど、その人の後ろが他人の人生目標ってさ、じゃ、その真ん中の人は何なの? やっぱ神って話??

ま、マイケルにはそういう人がたくさん居るので、彼の周りのミュージシャンやダンサーたちは、選びに選ばれた世界でも超一流ばかりなわけで、マイケル抜きで彼らが何かをやってても十分に鑑賞に値するわけだけど、そこにマイケルが入ってきて、ホ~とかヒュ~とかたったひと声叫んだ瞬間、そのステージのすべての雰囲気を独り占めで持っていってしまう存在感というか、オーラというか、すごいね、ありゃ。

もうね、ああなれば、何万回整形しようが、ネバーランド内でなにが起きようが、しょうがないかなぁ、と思う。もう庶民なんてお手打ち自由のお殿様状態。許されちゃうだろうな。

練習やリハーサルがああして映画になって、鑑賞に値するハイレベルのものを出せるって、ステージの裏での努力って、もうホントに白鳥の水面下の足こぎのお話。見習わなければ。

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