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2010年2月20日 (土)

志田道場閉鎖?

220 インタースタイルの入り口にデ~ンと陣取っていた千葉一宮、岬界隈コッテコテローカルのお二人。キヨヒサとズッチョ。なぜこのふたりが入り口でビシバシ張ってるかというと、もうね、ビジターうるさいからガンジメ……って話ではなく、一宮町の海岸線で行われている護岸工事の影響がサーファーにとって死活問題だからなのだ。

でもね、あんたたち、もう少し上手な字で看板書こうか。まるでおバカさんみたいじゃん、この字じゃ。で、まぁ、この手作り感満点なカウンターで署名集めをしているわけだ。

どういうことなのかをざっとかいつまんで説明すると、一宮町にある海岸の浸食が激しくて、ま、サーファーならご存知のとおり、砂浜は年々狭くなっているわけで、その海岸の浸食を止めようという護岸工事が行われているわけだ。ところがそれで本当に侵食がとまるのか、という素朴な疑問とともに、それによって、志田、東浪見、サンライズ、一宮などという日本でも有数のサーフスポットが全滅することになるわけ。志田道場波終了につき閉鎖。これはね、サーファーにとっては大問題であるとともに、私は一宮町にとっても大問題なのではないかと思うんだよ。もっと詳しいことを知りたい人、あるいはすでに護岸工事反対の署名をしたい人はこちらへ。

で、その辺町長さんはじめ、行政のかたがたはどう考えているのでしょうね。

私はうちの前でスケボーやったり、道端ならまだしも、道の真ん中で着替えたりするお下品なサーファーが増えるのは好みではないし、別に自分の家の前でサーフィンできなくても不都合ではないんだけど、そういう個人的な好みの問題は別として、町としてはサーフスポットを温存しておいたほうがいいんじゃないのかな、と思う。

昔は海水浴客も多かった一宮町の海岸線だけど、いまや全国的に海水浴という言葉すら死語に近いし、第一荒波の外房では海水浴って、基本ムリ。現状町の内外から海に来ている人の90%以上はサーファーというのが実態だと思う。それがいい悪いの論議は置いておくとして、現実を見つめればそういうことなのだ。

で、バブル崩壊後地価は下がる一方だってのに、一宮町東浪見という住所の土地はあまり下がらないのだと不動産屋さんが言っていた。ま、ド田舎なので、上がっても下がっても、資産価値はタカが知れてるけど。

でも土地の引き合いはかなりあるようで、現にうちの近所や海から近いエリアは建設ラッシュ。田んぼや畑が続々宅地になっている。で、そのほとんどが外から移住してくる、あるいは週末のセカンドハウスみたいなサーファー向けというか、ウエットとか干してあるので、間違いなくサーファーユースなわけ。

でね、だったらこの辺、行政のほうも頭柔らかくして利用したほうがいいんでねぇの? と私は思うのよ。だって、このままサーフスポットがつぶれれば、一宮町ってお年寄りだらけの過疎村になってしまうわけじゃん。波のないところにサーファーは土地買わないし、住まないし。税収減って、介護費用だけが残る、みたいな。

ま、サーファーがいるからってそんな莫大な税収や観光収入が見込めるとも思えないし、住民票を移さない、町にとってはメーワクな幽霊住民が多いのかもしれないけど、ま、どっちにしたって波がなくなれば最近住み始めた若い人々はいなくなっちゃうわけじゃん。若夫婦がいなくなればせっかく増えた東浪見小学校の生徒減っちゃうし……。

行政や住民が好むと好まざるにかかわらず、現実問題として一宮町というのは海岸が観光資源としてのドル箱になる可能性があるわけよ。

どうせ工事するならサーフィンにいい波(といったって映画みたいにでかくなくてもいいんですよ、皆さんほとんどがシロートなんだから) がブレイクするような護岸というか、オーストラリアのゴールドコースト、サーファーズパラダイスみたいにしちゃって、観光収入もくろむってのもアリなんじゃないのかなと思うわけ。ま、砂が黒いのでいまいちムードは違うけど、いまさら海水浴じゃないでしょ、海って。積極的に駐車場とかシャワーとか、トイレとか完備してさ、もちろんそこでお金を落としてもらう。海の前に施設があれば、住宅街に車止めるアホなサーファーも減るわけだし、外から人が来やすくなるじゃん。

移住グループが東京に出たりするのに便利なように、駅前にでかい駐車場を作る。あの駅の海側の無駄なロータリーのあたりにさ、茂原駅みたいな高層駐車場とかあったらいいよね。家から上総一ノ宮駅まで車で、あとは「特急わかしお」で東京駅まで1時間。こうなるとね、住んでもいいわけ。光も開通して、パソコン仕事の人は在宅勤務可能だし……ってまぁ、何事も先立つもの、お金なんだろうけど、あんな護岸工事やる予算があるなら、もう一度考え直したほうがいいんじゃないかな、と思う。だって、あれをやったところで海岸の浸食が止まる保障はないわけだし、自然の力ってのはコンクリートで止められるものじゃないじゃん。たとえ成功して波がなくなり、海岸の侵食が止まったとしても、そこにサーファーに変わり海水浴客がてんこ盛りで、観光収入ガッポガッポ、とは行かないだろうし。

自然はバランスだから、侵食された海岸の砂は、消えるわけじゃなくて、必ずどこかにたまってるわけよ。そういうこともきちんと調査しなくちゃいけないだろうし、何より、砂浜は砂浜がいいじゃん、コンクリより。

ま、こういう話には二面があって、その護岸工事で生活している人もいるわけで、なかなかデリケートな問題なわけだけど、現実問題として、一宮町の海岸から波がなくなったら、サーファーがいなくなる。イコール若者がいなくなるって予想だけは正しいと思う。町としては、将来的にそれでいいんだろうか?

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