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2017年7月25日 (火)

“Phil Libin Strikes Back!” 大会社でも起業でもない『スタジオ』方式のAll Turtles、秋に日本でもスタート

EvernoteのPhil Libinが、大好きな日本に再びアプローチ

Philが、『人工知能に関する』『スタジオ形式の新会社』であるAll Turtlesをサンフランシスコでスタートした話は、こちら(http://blog.sideriver.com/flick/2017/06/evernote-4c88.html)に書いた。

そして、今日(2017/07/24)、Philは前回、匂わせていた日本での展開を、正式に発表してくれた。

Philの提言は、日本のIT産業、いや産業全体が耳を傾けるべきものなのではないかと思う。

単に新しい会社がシリコンバレーから日本にやってきたということではなく、彼がAll Turtlesを通じて提案する『スタジオ』という形式が、日本に向いており、現在の日本の『停滞したイノベーション』を打ち破る鍵になるのではないかと思うのだ。

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PhilはEvernoteを運営していく中で、日本の魅力とうまく発揮できていない優れた点を理解してくれたのではないかと思う。今回のプレゼンテーションも、日本に力を発揮して欲しいという思いに溢れていた。

ともあれ、なぜ『スタジオ形式』なのか? なぜ『人工知能』なのか? なぜ『日本』なのか? について、新たに語ってくれたので、Philのプレゼンテーションに沿って、説明していこう。



一度の失敗で、可能性を見限られてしまう日本に向いた『スタジオ』形式


まずは、なぜ『スタジオ形式なのか?』だ。

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いくつかの起業を経験して、そしてEvernote後、ベンチャーキャピタリストとして活動して、Philはシリコンバレー方式の起業の限界を感じたという。

まずは、投資家は、数十億ドル(数千億円)以下のアイデアに投資しない。つまり、優れているけどとっても大きくスケールしないアイデアは失敗と見なされる。

次にアイデアを持ったクリエイターが社長業に注力しなければならなくなる。つまり、資金繰りやスタッフィングに奔走し、プロダクトを作ることにはほとんど力を割けなくなる。

また、地理的および人口統計的濃度がイノベーションを制限する。つまり、成功する人物像の中心は、シリコンバレーに住む英語を解する白人男性になってしまう。

Philはそうでない方法論を模索したいと感じたのだという。

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上下にプロフェッショナリズム、左右に既存の概念を守るか、新しい機会を探すかのベクトルを配し、四象限に分けると、既存の概念を守るプロフェッショナルは企業、アマチュアに近い人が可能性を探るのがスタートアップとなる。

では、プロフェッショナルとして新しい可能性を探るにはどうしたらいいだろう?

Philはハリウッドの映画産業にその雛形を見出したという。映画産業では本当のプロフェッショナルが、映画というプロダクトに向けて、起業することなく集合し、成果を発揮している。

その仕事の方式『スタジオ』を、用いることにしたのだという。

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Evernote時代にフォーカスした2ワード『Remember Everything』に対して、All Turtlesは『Product First』にフォーカスする。

従来のようにベンチャーキャピタルからお金を集めて起業してしまうと、起業した人は、プロダクトにフォーカスできず、資金繰りはもちろん、法的問題、セールスの問題、会社の成長性、広報、人事……などの問題に振り回されてしまう。本来のプロダクトにフォーカスすることなんてできない。

それで、多くの起業がダメになっていく。

そうした問題をスタジオとしてのAll Turtlesが引き受けていくのだという。



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『人工知能』が皮切り、将来的には『スタジオ方式』を横展開していく


すでに、サンフランシスコのAll Turtlesでは、9つのサービスが胎動を始めている。

『Replika』は自然に対話できる、AIの友達を開発中。
『sunflower labs』はドローンなどを活用したホームセキュリティサービス。
『Edwin』は、AIで応対してくれるFBメッセンジャーを使った英会話の学習システム。

この他にも6つのサービスの支援を始めている。これらのサービスはいずれも今もっとも進捗の著しいテクノロジーであるAIを活用しており、All Turtlesでともに育成されている。

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ちなみにAll Turtlesはすでに、2000万ドル(約22億円)以上の資金をシリコンバレーや日本、ヨーロッパの投資家から集めている。アメリカのVCであるジェネラル・カタリスト、日本のデジタルガレージ、楽天の三木谷浩史、フランスのザビエル・ニールなど、多くの投資家がすでに資金を投じている。

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(写真右は、日本のAll Turtles立ち上げにあたって大きな支援をしているデジタルガレージCEOの林 郁さん)


そして、この『スタジオ』方式が成功すれば、他のカテゴリーにも横展開していくとのこと。Philは例として、量子コンピューティング、精密医療(個々の特性を精密に調べたオーダーメイド医療のこと)、宇宙開発……などを挙げていた。

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そして、Philは『シリコンバレー以外の場所での可能性を広げるため』に、All Turtlesを、サンフランシスコと、東京と、パリで展開するという。

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ちなみに、日本では東京オフィスをこの秋に開設。2018年の1月1日にアイデアの受付を開始し、同4月1日には5チームのサポートをスタートする予定だという。

人工知能を用いた、世界を変えるアイデアをお持ちの方は、即座にプレゼンテーションの準備を始めた方がいいかもしれない。これは大きなチャンスだ。

Philは日本こそ『失敗は成功の母』を知る社会であったと言う


Philが例に挙げたのが『金継ぎ』という陶芸の手法。

割れてしまった陶器を、漆と金を用いて修復する。金継ぎで修復することにより、新たな美が生まれる。割れたこと、修復したことにより、より価値が生まれる。

Philが出会ったのは金継ぎ職人は福島の井上俊介さん。彼をPhilに紹介したのは会津若松でEys, JAPAN(アイヅジャパン)を率いる山寺純さん。彼らは震災と原発事故で損なわれてしまった福島を、金継ぎのように修復することでより価値あるものにしていきたいと考えていたという。

この金継ぎの価値観にPhilは惹かれた。Philにとっても、Evernote自体に失敗したことこそ、学びの機会であり、次の成功の糧となった。

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金継ぎが日本固有の文化であるにも関わらず、日本は失敗についてあまりにも厳しい。起業して失敗してしまった人に、次のチャンスが与えられる可能性はとても低い。それゆえ、日本で起業しようとする人は多くないし、結果日本から新しい可能性は生まれない状況が続いている。

しかし、Philは金継ぎの価値を知る日本だからこその、失敗の価値を知って次なる可能性を開くやり方があると力説していた。

さて、これはPhilがEvernoteの CEO時代に愛用していた『スターウォーズ・帝国の逆襲』のマグカップ。フィルはこれをとっても気に入って、オフィスで使っていたのだという。写真は、その時にさまざまなメディアで撮影されたインタビューカット。たしかに、帝国の逆襲のマグカップをPhilが持っている。

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EvernoteでのCEO時代に長い間ともにあった大事なマグカップ。しかし、Evernoteを離れるために、引っ越し荷物をまとめていた時に、うっかりと落としてマグカップを壊してしまった。

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それ以降、忙しくて、フィルはこの破片を捨てるでもなく袋に突っ込んで、放置していた。そして、All Turtlesの立ち上げにあたって日本に来ていた時に、思い出して福島の職人さんに金継ぎでの修復を依頼したのだという。

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そして、3カ月を経て、ついに『帝国の逆襲』のマグカップは、金継ぎをされ、より価値の高いものになって、Philの手元に帰ってきた。

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Evernoteを去る日に割れて、日本にAll Turtlesを立ち上げる数日前に金継ぎされて手元に戻ってきたマグカップにPhilはなにやら象徴的なものを感じるという。

失敗は失敗に終わらず、それを埋め合わせることで新たな、より大きな価値を産み出す。ビジネスの失敗は単なる敗北ではなく、次なるステップへの礎だ。

このマグカップは、『スタジオ』というアイデアを実現する『Product First』な場所を作ることで、『金継ぎ』という文化を持つ日本人に合った挑戦のステージを用意したいというPhilの思いを象徴したマグカップとなったわけだ。

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Philのスタジオが成功しますように。

そして、それが日本のイノベーションを活発にするヒントになるように願って止まない。


(村上タクタ)

2017年7月20日 (木)

ついに『伝説のポケモン』ミュウツー登場!? #PokemonGO

ナイアンティックによると、伝説のポケモンは7月22日土曜日にシカゴのグラントパークで開催されるイベントで初めて登場するそうです。

シカゴと世界のトレーナーが協力してたくさんのポケモンを捕まえることで、ある伝説のポケモンがシカゴのイベント会場に登場し、そのポケモンを倒すと、世界中のレイドバトルにその伝説のポケモンが登場するようになるそうです。

その後、ジムに黒い『伝説のタマゴ』が出現するようになり、伝説のポケモンを手に入れることができるようです。



この動画から察するに、シカゴに現れる伝説のポケモンはルギア、ホウオウなどに見える。その後、世界に現れる伝説のポケモンはミュウツーなのでしょうか?

伝説のポケモンは、レイドバトルやジムバトルには使えるそうですが、ジムに配置することはできないそうです。

また、89日から815日に開催されている、街型イベント「ピカチュウだけじゃない ピカチュウ大量発生チュウ!」に合わせて、「Pokémon GO PARK」が開催され、さらに、8月14日の夜に、横浜スタジアムで、「Pokémon GO STADIUM」が開催されるそうです。

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Pokémon GO STADIUM」はこちらからから申し込んで抽選に当選することが必要。

いろいろ盛り上がってきましたねぇ。


2017年7月18日 (火)

本日(7月18日)18:00、Yahoo!から新ブラウザゲームプラットフォーム『ゲームプラス』ローンチ!

正直言うとゲームの方は疎いのですが(汗)、Yahoo!さんが新戦略として、新しいブラウザゲームのプラットフォーム『ゲームプラス』をローンチするとのことで、発表会に行ってきました。

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もともと、プレイステーションシリーズやWiiなど、ハードウェアでプレイしていたゲームが、iPhoneやAndroidなど、スマホのアプリでプレイすることも多くなってきているのが現在です。電車の中でもプレイされている方も、いらっしゃいますよね。その先としてのブラウザゲームを考えていきたいとのこと。

ブラウザで高機能、高画質なゲームが楽しめるのなら、その方がいいのではないかということだ。どの端末でもプレイできるし、いつでもどこでもできるということになるわけです。

すでに、技術的にはブラウザ上で3Dのキャラクターをサクサクヌルヌル動かすことができるとのこと。

ゲーム機はどんどん進化していってゴージャスなゲーム体験が可能になっていますが、ブラウザゲームができる範囲も広がっていくということです。



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メッセージとしては『すべてのゲームはウェブでやれ』ということだそうです。

参画メーカーは、スクエアエニックスやタイトーはじめ、全52社。

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本日18時からローンチされるタイトルは全部で39タイトル。

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発表会会場で社、スクエアエニックスがリリースするアンティーク・カルネバーレが公開された。

スクエアエニックスならではの世界観の中で、将棋やチェス、リバーシなどの要素を含んだゲームとなっているとのこと。

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電車の中などで、ゲームやってる人って、いっぱいいらっしゃるし、より高度なゲームの配信を大きなプラットフォームとしてYahoo!が配信するというのは、とっても興味深いです。

デバイスはiPhoneであれ、Androidであれ、Macであれ、PCであれ、どれでもできるそうなのですが、どのぐらいの通信環境が必要なのか、どのぐらいの通信料を必要とするのか、いろいろと気になるところであります。



まぁ、この18時からローンチされているので、ぜひやってみて下さい。

http://games.yahoo-net.jp/


(村上タクタ)



2017年6月28日 (水)

元Evernoteのフィルが作った新会社All Turtlesに、メディアとして初訪問した!

フィル・リービンといえば、Evernoteの元CEO。Evernoteをクラウドサービスを代表する会社のひとつに育て上げた人であることはみなさんご存知の通り。

親日家で、『日本はEvernoteにとって大切な国だ』と言って何度も来日してくれたので、実際に会って言葉を交わした人も多いのではないだろうか。僕もその一人だ。勢い余って、シリコンバレーの本社にもお邪魔したこともある。

そのフィルが、あれほど大事にしていたEvernoteを辞めて、どうしちゃったんだろう? っていうのは、みなさん気になってることかと思う。

フィルはしばらくベンチャーキャピタルに携わっていたのだが、その後、新しいビジネスを始めている。そして、新たにサンフランシスコに新オフィスをオープンしたというので、シリコンバレーの日本人の水先案内人、外村仁さんのTeslaで連れていってもらった。

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そう、フィルは、サンフランシスコで新しい会社を立ち上げている。それが『人工知能について研究する人を集めた』『スタジオ』である『All Turtles』だ。

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『事業を立ち上げる人と、それをさらに大きくし安定させるフェイズで必要とされる人材は違う』……ということで、フィルはEvernoteのCEOを退いた。そして、他のベンチャーをサポートするために、ベンチャーキャピタリストとして仕事をしていた。

しかし、やっぱりフィルは事業を起すこと自体に興味があるらしい。

All Turtles( http://all-turtles.com/ )

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フィルはこの会社を『スタジオ』と呼ぶ。

フィルの体感として、作りたいプロダクト、提供したいウェブサービスがあったとして、起業しても、成功できる人は極めて少ないのだと言う。

優れたプロダクト、ウェブサービスのアイデアがあったとしても、実際に起業すると、資金を集めたり、人を雇用したり、出資者にプレゼンテーションしたり、成長に従ってさらに資金を集めたり……という『会社経営』や『資金繰り』に追われてしまう。本来の『プロダクト』を開発することに集中することなんて、まったくできなくなってしまうのだ。

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アイデアを持った人が集まり、それをサポートする仕組みとして『スタジオ』という形態をフィルは作り上げたのだという。

All TurtlesはAIを使ったプロダクトのアイデアを持つ人が集まる『スタジオ』であり、All Turtlesは、それらの人がプロダクトを作っていく上でに、必要とされるものを提供し、支えていくのだという。

ちなみに、新築のこのビルに入居して数日ということで、机も家具の類いもまだ仮設な感じ。みなさんデスクにパソコン……オンリーという感じで仕事をしてらっしゃった。居心地良さそうな感じになるのは、これからなのかもしれない。

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さて、僕らはAll Turtlesがサンフランシスコに設けたオフィスを訪問した最初のジャーナリストとなった。なにしろ、All Turtlesがこのビルに入居したのはこの週の月曜日(2017年6月5日)なのだそうだ。

新しい『スタジオ』がどういうカタチで成長していくのかも気になる。たとえば、事業が成功した場合、その果実は誰のものになるのだろう? そのアイデアを持ってきた人なのだろうか? それとも、All Turtlesの共有財産になるのだろうか? それで、アイデアを持ってきた人は満足なのだろうか? どこにもまだない新しいアイデア具現化の方法論をフィルが見つけてくれるのを楽しみにしたい。

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そういえば、フィルはダイエットに成功したそうで、我々が知ってるフィルよりだいぶ痩せていた。『Half of フィル』がどっかに行っちゃった……と、言われるほどの痩せっぷりなのだ。あんなに食いしん坊だったフィルが、こんなに痩せるなんてビックリ。

今後、All Turtlesは日本での事業展開も考えている……。それどころか、『新しいアイデアを実現するために起業しなくてもいい』といういやり方は、日本にこそ適しているとフィルは考えているそうなので、All Turtlesそう遠くないかもしれない。

さて、私のキャッチした最新情報によると、デジタルガレージが中心となって、MITメディアラボ所長の伊藤穣一さんがホストとなってネット技術や周辺のビジネスについて開催されるイベント『THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2017』(7月25〜26日)に、登壇のために来日するという話があるらしい。

フィルがこれから何をしようとしているのか、気になる人は見逃せないイベントになりそうだ。

(村上タクタ)

2017年6月22日 (木)

ウチの会社もすぐに企業ページ作りましょう!【Eightが『企業ページ』をリリース】

Eightが『企業ページ』をローンチ

↓こういう『デジタル化』に関する本で、いつも一番みなさん興味を持たれるのが『名刺のデジタル化』です。もっといえば、どうやって名刺を整理するか? です。



で、聞かれると私に答えとしてはいつも『ぜんぶEightに読み込ませればいいじゃん』であります。

ScanSnapで、Eightに読みこませれば、いただいた名刺がすべてパソコンとタブレットとスマホで検索自由になる。むしろ、なぜ読み込ませないの? という話です。

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現在Eightのユーザー数は150万人。年間の取り込み枚数1億枚は、日本における名刺交換のおよそ10%と言われています。また、ユーザーは先進的で多くの名刺交換をする人が中心になっているでしょうから、その10%は価値ある10%といえるでしょう。

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(Sansanの取締役で、Eight事業部長の塩見賢治さん。)

で本日の発表。そのEightからあたらしく『企業ページ』がリリースされました。

多くの人が、名刺を読み込ませているんだから、その所属として表示される企業欄を、ちゃんと企業自体が作った方がいいことは言うまでもありません。

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というわけで作られたEightの新機能が企業ページです。企業は、アカウントを作って、企業として正しい情報としてのリリースを出したり、求人活動に使ったり、広告を打ったりできます。

ユーザーはその企業をフォローしたりすることにより、もっとダイレクトに、正確に情報を受け取ることができます。

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情報発進企業のページは無料で使える。で、『Eight Talent Solution』という求人の部分と『Eight Ads』という広告の部分は有償です。ちなみに、ローンチは、来週早くて28日あたりからの今月中……ということです。

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(チーフプロデューサーの千住洋さん)

さて、もうちょっと深堀りしましょう。

自社アカウントを作れるというのは間違いなく便利です。逆に150万人が使っている名刺のソリューションに企業のアカウントがないという方が不自然です。私の『株式会社エイ出版社』の社員としての名刺は、他の同僚の社員と『株式会社エイ出版社』として繋がるわけです。そして、そのエイ出版社として情報発信がされるようになるわけです。

ここが、これまでのEightの興味深いところでお仕事ソリューションなのに、企業本位ではなくユーザー個人本位だったのです。たとえば、名刺さえ作れば『エイ出版社社員』を名乗れなくはなかったし、退職しようがどうしようが、企業としてその人のアップロードしている名刺をどうこうはできなかったわけです。

『名刺』という個人にヒモ付く情報から始まっているから当然なのですが、お仕事ソリューションとしては特徴的だったといえるでしょう。

なんと! Eightで求人が可能、転職のお誘いが来るかも!?

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これは企業側からは、諸条件を伝えて、相応のお金を支払うと、条件に見合った人を紹介してくれるというもの。

逆にいえば、ユーザー側からいえば、企業から『●●という人があなたを必要としてますが、会ってみませんか?』というメッセージが届くというもの。

日本人にとってはいろいろ、障壁がある仕組みのような気がするが、アメリカなどではもともとLinkedInなど実現していた仕組みだともいえるし、今後、人材の流動性なんてのは、どんどん上がっていくべきだと思うので、必要な人が必要なところへ行く良いシステムだと思う。

が、やっぱり日本人としてはいろいろもモニョりますよね。この仕組みをオープンにしてると会社へのロイヤリティがないように見えるし、会社にとっては突然社員を引き抜いていく仕組みのようにも見えるし。もちろん、引き抜かれることがないように、社員満足度を上げろよという話ではありますが。

さて、もうひとつの広告の方だが、これもB to Bの話がなされる名刺アプリ上で、さらに条件を絞って表示できるのだから、カテゴリーによっては適切な広告が打てるはずだ。

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たとえば、鉄鋼関連企業の部長職の人……とか、300人ぐらいの規模のB to C系IT企業の人事の人……というようなターゲティングをした広告展開が可能ということだ。

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Eightが目指すのは、日本のLinkedIn的なビジネスSNS !?


さて、ここで考察。

Sansanには、SansanとEightというふたつのソリューションがあって、Eigntは150万人に普及したけどなにしろ基本無料のシステムだから、サーバー代金や、人力での名刺確認のための人件費ばかりがかかる。

で、EightはむしろビジネスSNS……名刺交換したあとに、『本日はありがとうございました』などというように連絡を取りはじめるソリューションに舵を切っていっている。

どういうわけだかLinkedInは日本では普及しなかったので(多分LinkedInに登録していると転職したがってるように見えて、日本企業では良くとられない……というようなつまらない理由だと思う)、ビジネスSNSというツールはぽっかり抜け落ちている。

そこへ向けて、努力しているEightの次の一手が今回の発表……『企業アカウントオープン』『人材採用分野への進出』『ターゲティング広告への進出』ということになるのだと思う。

まだまだ、仕事の連絡にEightを使うというところにはほど遠いと思うのだけれど、少なくとも名刺管理分野を席捲しているのだから、そこからの展開次第でビジネスSNSとしてのEightというのも成立するかもしれないと思っている。

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というわけで、私は会社に帰ったら、上司の承認を取って、エイ出版社の企業ページの制作に取りかかります。あなたも急いだ方がいいですよ。

(村上タクタ)

※なお、『すぐに作りましょう』は一回のヒラ編集長の意見なので、弊社の意見を代表するものではありません(^_^)

2017年6月14日 (水)

台湾でもタウンWiFiが始まりました!

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台湾から、サンノゼへ。怒濤の出張だったので、もう台湾に着いたころのことは遠い昔のことのようですが、そういえば、ちょうど僕が着く頃に、以前取材してレポートしたタウンWiFiが台湾でのサービスを開始していました。

Aaawifi_eaaeaaaaaa
タウンWiFi

ちなみに、日本でドタバタしているうちに、タウンWiFiは、すでにアメリカと韓国に展開しており、今回、台湾、香港、マカオで使えるようになって、合計6カ国で使えるようになっています。また、日本で忖度して自分たちで足のひっぱり合いをしているうちに、出遅れる案件にならなければいいのですが。

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ためしに、アプリを立ち上げてみるとご覧の通り。台湾も公衆Wi-Fiが行き届きつつも、日本と同じようにそれぞれアカウント設定などが必要……というところは似たような感じだったので、タウンWiFiは便利に使えそうです。

今回の出張ではヴィジョンのGrobal WifiのWi-Fiルーターを持っていっていたので、困ることはまったくありませんでしたが、プライベートな旅行で、コストをかけたくないなら、タウンWiFiを使って、無料のWi-Fiを渡り歩いて通信していくというのもアリかなと思いました。

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食が美味しくて、人当たりもよくて、とても過ごしやすい国でした。次はプライベートで九份(千と千尋の湯屋の雰囲気に似てると話題になった場所)とかにも行ってみたいですね。

(村上タクタ)

2017年6月 8日 (木)

Uberが、不正利用に関するリリースを発表

Uberから不正利用に関するリリースが発表されました。

アカウントの乗っ取りや不正利用への対応について
https://newsroom.uber.com/japan/tips-for-account-takeover/

実は、私、恥ずかしながらUberは試したことがないのですが(クルマに乗るなら自分で運転したいので)、あたりにタクシーが流してなくて、かつクルマでないと移動できないぐらいさまざまな施設が遠く、公共交通機関が普及していないアメリカに来て、『これはUberのアカウントを作らねばならない』と思っておりました。

が、ここ数日で、WWDC取材日本人記者のうち2人のアカウントがハックされるという事態が発生しており、ちょっと驚いていました。10人のうち2人のアカウントがハックされるというのは尋常じゃない割合です。

それがあってのこのリリースだと思われます。Uberのアカウントをお持ちの方は、一度不正使用などがないか確認されて、なるべく早めになるべくセキュリティの高い状態にしておいた方が良さそうです。

(村上タクタ)




2017年5月11日 (木)

大好きなSony Reader Storeがリニューアルした

Reader Store ( https://ebookstore.sony.jp/ )

『大好きな』は個人的な想いだけど。数ある電子書籍配信元さんの中でも、本好きな方が作ってらっしゃる感じがするんですよね。

そんなわけで、個人的には、趣味で読む書籍類(SFとか、時代モノが好きです)は、Reader Storeで買うことにしています。今見ると382冊買ってました。

レビューを書くと、そこから誰かが買ってくると若干ポイントが付いて、数十円のことだけど次に本を買う時の足しになるのも嬉しいんですよね。そこで、数十円稼ぐより、フリック!の原稿書けよ……ってことで、ほとんど書けてませんが。

そんなReader Storeがリニューアルのお知らせ。

Ebookstore_sony_jp サイトを封鎖してまでのリニューアルとは大胆です。その間、本が買えません(笑)

そして、リニューアルしたのがこんな感じ。だいぶシンプルになりました。

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前の情報てんこ盛りな感じも、私は嫌いではないですが、シンプルなウェブサイトはいろいろ苦労して情報をそぎ落としたんだろうなぁ。見やすくて心地いいです。

個人の情報のページもシンプルでいいです。

Reader_store__ さらに、購入ページもシンプル。使い心地がいい。素晴らしい。

Reader_store___2 代表の方のご挨拶も載ってます。こういう思い入れが嬉しいんですよね。大事な本を預かってもらってるんだから、やっぱりこういう電子書籍サイトから本を買いたいわけです。想いは大事にしたいのです。

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というわけで、みなさんもぜひReader Storeでどうぞ。私はいつもXperia Z Ultraで読んでいます(防水だから風呂でも読めるから)。

Reader Store ( https://ebookstore.sony.jp/ )


2017年4月13日 (木)

Mastodon(マストドン)始まりました

数日前から話題になってた、新しいSNS『Mastodon(マストドン)』に、日本サーバーを立ち上げた人がいらっしゃったので、アカウントを作ってみた。

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ご覧のようにTwitterに近い感じ。

大きく違うのは、オープンソースになっていて、『インスタンス』というサーバーを独自に立てられること。すでに何十ものサーバーが世界に立ちあがっているようです。

こちらにリストがありますが、フラッグシップであるmastodon.socialは現在、Registrationを閉じているようですが、これはで比較的日本のひとがたくさんいたのは、mastodon.cloudのようです。そして、今朝、日本人の人がmastodon.jpを立ち上げたようで、私の界隈は本日から一気に盛り上がっているようです。
こちらの方(https://mstdn.jp/@nullkal)が、インスタンスを立ち上げられたようです)

そんなわけで、私も個人アカウントをmastodon.jpに作ってみました。
https://mstdn.jp/@takuta

なんというか、最初の頃のTwitterみたいで楽しいです。新しいSNSあるあるですが、最初の頃はネットリテラシーの高い人が来てて、意識高い系の○○警察な感じの人もいないし、居心地はいいんですが、いつまでもそういうワケにはいかないでしょうから、だんだんユーザーが増えてくるとこういう雰囲気が消えていくでしょう。

というか、始まってまだ半日しか過ぎていないのに、広瀬香美さんが来たり、津田大介さんが来たり……と、Twitterの最初の頃の歴史の数年分を1日ぐらいで辿るようなことになるのかもしれません(笑)とはいえ、まだ数千人のオーダーなのでまだまだアーリーアダプター。

なんか、午前中に話題になっていた話によると、このmstdn.jpは個人の人が個人のサーバーで運営されているようなので、ユーザー数がどんどん増えていった時にどこまで耐えられるのかどうか分かりません。その方が頑張るのか、寄付を募るようなカタチで運営されていくのか。たとえ、消えてしまったり、落ち足りしてもその方を恨まない方向で、よろしくお願いします。むしろ、可能なら応援したいですよね。

今のところmstdn.jpはTwitterみたいな雰囲気で加速していますが、もしかしたら、話題ごとにインスタンスが立ちあがって分散型になっていくのかもしれません。1投稿500文字まで許容しているので、ちょっと長い文章を共有していくのに使われてもおかしくありませんが、今のところTwitterと同じような使われ方に留まっています。

サーバーが分散型でゆるく繋がっているというのは、インターネットの仕組みみたいなものか……と思うと、パソコン通信みたいに中央にサーバーがあるTwitterに対して、Mastodonはインターネット風に進化したもの……というようなことになるのかもしれません。

これから、どういう風に展開していくのか、楽しみですね。

そうそう、iOS用のクライアントアプリも出てます。

Kadomaru Amaroq for Mastodon
無料

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すでにネタフル@コグレさんが詳しい記事を書いてらっしゃるので、詳しく知りたい方はそちらに。









2017年1月 6日 (金)

App Storeが元日に1日で約280億円を売り上げ、最高記録更新

人は日常になってしまったものを『当たり前』と感じて、それ以前の状態がどうだったか、忘れてしまうらしい。

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今、考えるとばかげた話だが、その昔、アプリケーションというのは紙箱に入って店頭で売っているものだった。

初代iPhone、そして初代iPod Touchの時代には、アプリはプリインストールされているものだけで、僕らはカレンダー、連絡先、電卓……などのプリインストールだけを見つめて約1年を過ごした。

そして、2008年7月10日。iPhone 3Gの発売とともに世界は変わった。アカウントにクレジットカードがヒモ付けられ、タップしてパスワードを入れるだけでアプリケージョンが買えるようになったのは驚くべきことだった。もちろん、Android携帯も、
Google Playストアもなかった時代の話。世界を変えたのは、iPhoneであり、App Storeだった。

そこからほぼ8年半経った元日。App Stpreは、なんと1日で約2億4000万ドル(約280億円)の売り上げを挙げたとAppleが発表した。これは、これまでの一日の売り上げの最高額だという。

Appleがデベロッパに支払った金額は、2016年の1年間で200億ドル(約2兆3200億円)になるという。これは2015年より40%多い。

この数字にはリリース後わずか4日でダウンロード数4000万以上になった任天堂の『Super Mario Run』のものも含まれているし、また年間で最もダウンロードされたアプリケーションである『Pokémon GO』の貢献度合いも大きい。

App Storeは総計約220万本のアプリケーションを提供しており、この数は昨年に対して、20%も増加している。

8年半前には存在しなかったマーケットが、大きく世界を変え続けているのだ。

(村上タクタ)

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    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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