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2018年11月14日 (水)

『わたし(あなた)』の依り代である名刺はセンシティブ——Eightで名刺スキャンナイト

4000枚以上の名刺のスキャンに挑戦

「名刺、スキャンしたいのに溜まるよね……!」とFacebookで雑談していたら、「みんなで集まって、スキャンしましょう!」とEightのSansanさんが、名刺用SansanモデルのiX500と、場所と飲食を用意して下さいました。

というわけで、割と内輪なイベントですが、飲食雑談しながら名刺をスキャンする会。

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実は我々が通常使っているEightの他にこういう場面でダイレクトにScanするためのEight Scanという専用アプリがある。それで、大量にスキャンして、Eightに取り込む。

1回に取り込める量は100枚ぐらいということで、延々とスキャンして取り込みます。意外と表面を揃える作業が大変。そして、100枚投入しては、Eight ScanとEightを同期……というのを繰り返す。

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素敵な会場のご提供、Eightの小池さん、小父内さん、ありがとうございました。

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(ちなみに現場での会話としては、どの名刺が最強かの『名刺ジャンケン』的な話題とか、スキャンし難い名刺、しやすい名刺問題とか、名刺の素材問題とか、昔の名刺取って置くか問題とか、米国や中国など海外の名刺問題とか、Ingressのバイオカード問題とか、名刺のデータは会社のものか個人のものか問題とか、名刺の中にレシートが混じってる女社長問題とかいろいろありましたが、それはまたの機会に)

名刺情報はとってもセンシティブ

で、スキャン作業をしながら、名刺談義。

けっきょく分かったのは名刺ってとってもセンシティブなものだってこと。

個人情報だし、中には、営業さんで「可能な限りいろんな人に渡して、いろんな人の名刺を手に入れたい」って思っている人もいれば、「ちゃんと顔と名前が一致する範囲でのコミュニケーションをしたい」って思っている人もいる。何千枚も名刺をやりとりする人もいるかと思えば、数年で数十枚しか交換しないけど、その人たちとは濃いやりとりをするという人もいる。

また、なんというか、日本人は名刺に濃い思い入れがある。

『目下の人から名刺を渡す』『会社ロゴの上に指を置いて受け取らない』『テーブル越しに渡さない』なんていう名刺の渡し方のマナーや、『いただいた名刺はスキャンしても捨てられない』などに象徴される、名刺を相手の『象徴』として大切に扱うというか、魂が宿っているというような考え方だ。

たかだか、情報を書いたカードなのだが、それをまるで相手のエイリアスのように大切に扱うことがマナーだということになっているのも面白い(余談だが、日本で印刷物として名刺が一般的になったのは明治維新以降だから、まぁたかだか150年ぐらいの歴史しかない作法なのだが)。

また、名刺の肩書きが『係長』から『課長補佐』になったことに、その人の人生の誇りのすべてが詰ってることだってある。軽々には扱えない問題なのだ。

逆に結婚して専業主婦になった人や、仕事をリタイヤした人にとっては、交換して表示される情報自体が少なくなるだろうから、名刺の枚数が少なくなることで、アイデンティティの喪失感が大きいかもしれない。とてもセンシティブな問題だ。

『単なる情報カード』から『お会いした方の魂の依り代』まで、いろいろな考え方があるのを、一括して考えるのはなかなか難しい。

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一方、個人情報のやりとりであるなら、スマホのアプリが代替すればいいとか、FacebookやEight、LinkedInのアカウント情報をやりとりすればいい! っていう意見もあるかもしれない。

が『紙カード』というローレベルなプロトコルだからこそ、シリコンバレーのIT社長も、田舎の企業のオジサンも、事前のOSやアプリ仕様などの調整なしに情報交換ができるというメリットがある。

なんなら、30年前に交換した名刺でも、保存さえされていれば連絡先がわかるのだ(その情報が今も役立つかは別問題だが)。というわけで、紙の名刺すごい。


Eightの問題と苦労

そんな紙の名刺をデジタルで便利にしてくれるのがEight。

我々は、以前からクラウド名刺管理アプリとして紹介しており、便利だと感じているが、一方Eightで名刺管理することを『気持ち悪い』と感じる人もいる。

『何か知らない間に、自分の情報が交換され、流通しているのが気持ち悪い』というのだ。ごもっとも。

私(タクタ)などは、会社の住所や電話番号、メールアドレスなどは本の奥付に掲載している公開情報だし、いまさら隠そうとは思っていないが、全体に流通させたいわけではないという人もいる。

とはいえ、たとえば自宅で仕事されている女性のライターさんなどは、最低限編集者などには(ギャラの振込先などの情報として)住所は渡すにしても、それをセミオープンに公開されるのは困るということがある。

極端に有名な人も、いろんな連絡が来過ぎては困るから、オープンにはしたくないだろう。でも、そういう人も仕事上の付き合いがあるから、必要に応じて名刺は交換しているのだ。しかし、それを他の人には渡したくない。

今、Eightがなんとなく『気持ち悪い』と感じる人がいるというのは、そういう人たちに対して、ケアが足りなかったのではないだろうか?

『オープンで、シェア!』の掛け声で、オプトアウトでじゃんじゃん行こうよ! という時代があったことは確かで、SNSやクラウドの初期の頃はそれで良かったというか、それでなければ進まないというか、そういう人が集まっていたのだとは思うが、今やそれでは済まない気がする。特に名刺というセンシティブな情報においては。

実は、その後Eightも軌道修正をして、自分の情報が勝手に広がっていくということはない。ただ、少しずつ修正していっているし、都度都度の情報発信が、全体に行き渡っているわけでもないので、『現在の安心して使えるEight』の情報が伝わっていないということもあると思う(これについては我々メディアにも責任はあると思うし)。

誰もが『名刺管理サービス』だと思っていたEightが『ビジネスSNS』という方に舵を切ったときに、ソーシャルグラフを一気に公開側(全公開ではないが、可視化される方向)に持っていった時に、裏切れたように思った人が多かったのだと思う。『ウェブでやりとりしたいワケじゃない! 自分の名刺を管理したいだけなの!』というわけだ。

日本人の名刺に対する思いは軽くはないのである。

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今のEightについて、もっと情報発信していくべきでは?

EightはSansan社内にあるSansanとは別のサービスで、導入企業からのサブスクリプションで成立しているSansanと立場を異にするフリーミアムから始まったサービスだということがすべての根源にある。

Eightの収益源は3つある。ひとつは、SNSとしてEightのウォールなどに入る広告収益。ふたつ目はプレミアムユーザーからの会費。そして最後に人材サーチ(人事の人が有償で特定のキャリアの人を探すことができる)だ。

メインである広告収益を増すためには、情報のやりとりを増やさなければならない。ユーザーとしてはそのあたりにいぶかしさを若干感じる。しかし、名刺の管理だけに月額何百円かのサブスクリプションを払う人がたくさん(Eightが成立するほど)いるとも思えない。その難しさだと思う。

ちなみに、イベントで名刺をスキャンしながら聞いたのだが、現在のEightでは、基本的には自分のアカウントの詳細情報が勝手に表示されることはない。住所やメールアドレス、電話番号などは繋がっている人(名刺登録相手がEightユーザーの場合につながる)にのみ公開される。そうでない場合は名刺画像にはボカシがかかっている。

自分のアカウント用名刺も、最初に自分で登録するか、誰かが登録しているものを『これは自分です』という認証しない限り登録されない(たいていの場合、アカウントを作った時に表示される『これは自分です』を簡単に認証するようになっているフローに問題があるかもしれない。最近アカウントを作った場合、どういう風に表示されるかは知らないが)。

現在のEightでは、自分の情報をどこまで出すか、どういう風に交換するかは、FacebookやLinkedInなどのSNSに近い形式になっている。住所や電話番号だって、設定画面で個別に公開設定を変えられるという詳細さだ。

となると、問題はそれが『分かりにくい』『情報発信されてない』というところが問題なのか?

この界隈には、まだまだいろいろ問題がありそうなので、フリック!としても継続して取材して、改善すべきところはEightに提言し、告知されていない部分はパブリティし、名刺の未来を考えていきたいと思う。

(村上タクタ)


2018年10月19日 (金)

今夜24時、フリック!11月号Vol.85発売! 特集はなんと『働き方改革』 

今夜24時フリック!発売です!



長時間労働、新卒一括採用、働く場所、働き方、転職。

不変かと思っていた働く環境は、刻一刻と変化している。今や、今の仕事のままずっと働き続ける、働き方を変えずに仕事をしていけると思っている人はいないのではないだろうか?

むしろ、会社を変わるにしろ、会社の中で変えるにしろ、自ら仕事を変化させ、改革していくことが必要とされている時代だ。
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そんな時代の働き方について、デジタル側からアプローチしてみよう……ということで、LinkedIn、Slack、コクヨ、Yahoo! LODGEなどに取材した。

まず、最初に登場は、Yahoo!の執行役員として、モバイルシフトを成し遂げ、昨年LinkedInに移籍。日本のカントリマネージャーに就いた村上臣さんにインタビュー!

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日本ではなぜかこれまであまり普及してなかった(外資系の人の転職ツールと思われている側面がある)LinkedInだが、本来は自分がどういう経歴とスキルを持っているのかを対外的に表現する拡張版の名刺のようなもの。

日本では最初のミーティングでは大会社ほど大勢で名刺を交換しながらグルグル回る会合になりがちだが、北米ではミーティング前にLinkedInでお互いのことを理解しておいて、最初からいきなり本題のミーティングに入ることが多いという。

このスピード感だけでも日本の非効率は明らか。

日本では中途半端にFacebookがビジネスに使われているが、本来の機能的にはFacebookはプライベート、LinkedInがビジネスコミュニケーションを狙うべき。

というわけで、これからおそらく日本にググッと普及するLinkedInについて、村上臣さんに詳しく聞いてみた。

まずは、しっかりプロフィールを書いて、本格的にLinkedInが使われる時代(もちろん、もう活用してる人も多いだろうが)に備えておこう。

メールの非効率さにうんざりしている人も多いと思う。

数年中にビジネスもチャットツールを中心に動くようになると思うが、その核となるであろうSlackのカントリーマネージャー佐々木聖治さんに日本での普及度合について聞いた。
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実は意外なことに、Slackというサービスは始まってから4年しか経っていない。その間にこれほど爆発的に普及したのだ。創業者がゲームを開発したかったのに、なぜかそっちはしっぱいし、flickrとSlackという大成功サービスが生まれたというところも面白い。

実は、世界第2位のSlack大国。現在もすごい勢いでグロースしている。そのSlackの魅力と、これにって働き方がどう変わるかをたっぷりうかがってきた。


コクヨのワークスタイル研究所所長の若林強さんには、フリーアドレスやリモートワーク、フレックスタイムなどの新しい働き方について聞いた。
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本当に、それらの『新しい働き方』は、効果的なのだろうか? そんな中で却ってストレスを感じたり、効率が落ちたりする人はいないのだろうか? 実はコクヨ自身も模索中だったり、実践して体験したりしているそうだ。そんな新しい働き方について聞いた。

働き方といえば、テレワークにしろ、ノマドワークにしろ、フリーアドレスにしろ、紙の資料を持って歩くわけにはいかない。したがって、紙のクラウド化は必須。



というわけで、6年ぶりのモデルチェンジとなったiX1500をじっくりレポート。何がどう変わったのかをガッツリ解説する。

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iX1500は、iX500ユーザーにとってもお勧めなので、こちらのレポートもどうぞ。


さらにさらに。先月号で、クパチーノからの速報をお届けしたiPhone XS/XS Maxの詳細な記事も。

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スタジオでカッチリ撮った写真は、ウェブ記事にはない魅力だと思います。特にiPhone XS/XS Maxのどこまで拡大しても美しい細部の仕上げはぜひ電子雑誌で見て欲しいです。

下部のスピーカーに入ってるメッシュの色とか、Lightningコネクターの横のネジの色、カメラ突起部のディテールなど、じっくり見ても飽きないはず。ベンチマークも掲載。

さらにっ! 最新のApple Watch Series 4も。

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これも、本当にスタジオ写真で見ていただきたいデバイスです。ぜひ、電子雑誌でお楽しみを。

その他にも、さまざまな新製品、サービスをご紹介しているフリック!11月号Vol.85。本日、24時に配信スタートなので、ぜひお楽しみ下さい!




(村上タクタ)

2018年10月10日 (水)

新しい企業はこんな場所で生まれる【Digital GarageのOpen Network Lab 第17期生デモ】

我々が使う製品を生産したり、ウェブサービスを運営したりする企業の中で、ひとり〜数人で小資金から始まり、大きな成長を目指す企業をスタートアップとか、ベンチャー企業という。

しかし、普通に始めると、なかなか資金が得られなかったり、そもそも企業運営を上手にできなかったりして、成功するのは極めて難しい。

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そこで、ベンチャー企業をサポートする取り組みを行おうという話になるワケだ。

ベンチャー企業にお金を出したりする企業をベンチャーキャピタルというが、さらにもっと黎明期、アイデアとをそれを思いついた人しかいないような段階から、成長する可能性があると見込んだプロジェクトに出資したり、場所を提供したり、メンタリングしたりするのをインキュベーション(卵を孵化させるの意)と言う。

Digital GarageグループのOpen Network Labは、Open Network Labはこのインキュベーターで、これまで8年に渡ってインキュベーター事業を行っており、昨日17期目の卒業生たちのデモが行われた。

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17期として活動したのは、6企業。その中でとりわけユニークなプレゼンを見せてくれた3組を独断で選んでご紹介しよう。

まずは、特に筆者が気になったSignature(シグナチャー)。

世界中にクラフトビールを作ってる小さなブルワリーは3万も存在するが、酒販制度や酒税法のおかげで、海外に出したり販売するのに非常に手間でAmazonや楽天などで、販売することもできない。

この、制度の問題や交渉契約などの手間を一気に引き受け、スマホから世界中のクラフトビールを購入できるようにしようというのが株式会社SignatureのSignatureだ。

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最初は1本から買えるわけではなく、クラウドファンディングのように、あるていど受注を集めてから時期を切って輸入販売するようだが、それでもその場面をブルワリーを応援しているような感じに演出できれば面白いように思える。

もちろん、実現するにはいろいろな問題があったりするのだとは思うが、これが実現したらかなり楽しいと思う。

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次は、今回臨時で設けられた『特別賞』に輝いたKibunLog

メンタルヘルスの改善を目指すアプリですでに3万7000件もダウンロードされているという。

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世に鬱病に悩む人、仕事などのストレスで鬱病になりそうな人は多い。そんな人が、自分の気分のログを書き込むことで、ストレスの解消、分析などに役立つという。

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AppleのAppStoreでも5回も取り上げられ、現在もフィーチャー中だという。マネタイズとしてはより進化した疾患特化コンテンツを作ったり、CtoCのオンラインサロンを作ることを考えており、将来的にはケミカルな薬に頼らないデジタルメディスンとして進化したり、症状をAI解析したりしていきたいという。

鬱病に悩む人は多いから、これは興味深いプロダクトだと思った。


参加した観衆が選ぶオーディエンスアワードと、審査員が選ぶBEST TEAM AWARDに輝いたのが、株式会社9lioneの9lione(クリオネ)。

テーマとして取り扱ったのは薬局の『院内残薬』。

期限の切れた医薬品は破棄しなければならないのだが、1店舗あたりの院内残薬は年間薬500万円にもなっており、これは個人経営の薬局の年間の営業利益に匹敵するという。

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従来は2000種類もの医薬品を手書き、エクセルで管理しており、過剰な発注や不確かな需要予測が行われており、非常に大きな無駄が発生していたが、9lioneを導入することで、院内残薬を75%減少させることが可能になるという。

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このサービスはわずか2週間のFAXによる営業のみで91店舗が導入しており、同様の院内残薬削減が図れるとすれば、1店舗あたり380万円の院内残薬源、業界全体に適用すると5800億円のコスト削減が実現できるという。

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他にも衣料、ヘルスケア関連の発表が多かったのと、女性が率いるチームが多かったのが今回の特徴だという。

今回の17期のチームの社名、サービス名とURLを列記しておこう。興味のある方はぜひご覧になってみていただきたい。

株式会社キママニ Kibunlog https://www.kibunlog.com/

Giftpack Inc. Giftpack https://giftpack.io/

株式会社エブリ・プラス えぶりPLUS http://everyplus.jp/

Signature株式会社 Signature https://www.signature.limited/

株式会社9lione 9lione https://www.9lione.net/

株式会社メディクション MEDICTION https://mediction.co.jp/

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実はOpen Ntework Labの発表には久し振りに行ったのだが、ビジネスが生まれる瞬間を見るというのは実は面白い。

この中にはいろいろな障害に阻まれて、ビジネス化できないものもあるかもしれない。逆に大きく成長する企業もあるかもしれない。Open Network Labではこれまで8年間で97社のスタートアップを巣立たせており、ファンディングの成功率は60.8%と非常に効率だという。

メンタリングなどのアドバイスの成果だと思うが、みなさんプレゼンも上手で説得力もあり、それぞれの経験を活かした起業を行おうとされているように感じた。WHILLや、gifteeも、ここからスタートした企業だ。その他にも成功した企業がいっぱいある(https://onlab.jp/startups-onlab/)。

これからも機会があれば、ちょくちょく取材に訪れて、その様子をみなさんにお伝えできたらと思う。

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↑イベント後半のネットワーキングの時間も、価値ある時間だ。

(村上タクタ)


2018年8月22日 (水)

我々は、今後何で名刺管理をすればいいのか? 【Eight Premium Nightで、Eightの次のバージョンがチラ見せされた】

名刺管理アプリ、Eight使ってますよね?

こういう仕事をしていると、けっこうな頻度で聞かれるのが『名刺管理は何ですればいいの?』ということです。

まぁ、ご存じのように、名刺管理アプリといえば、テレビでもCMをやってるSansanがあり、同じ会社がやってるEightがあり、メイシーがあり、まぁEvernoteで管理するっていう方法もあるワケです。

しかし、まぁ一番順当な答えとしては『Eight』を勧めるのが一番失敗なく、その質問した人へのアフターサービスも簡単かな? と思えます。

そんなEightのユーザーさんの中でも、超濃い、Eightユーザーの中のEightユーザーというべき20人の方が集まるイベントがあるというので行ってまいりました。8月20日の夜のことであります。

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イベント会場はSansanのオフィス内。渋谷と表参道のビルの13階にある超シャレな部屋であります。

ここに集められた人は、220万人のEightユーザーのうち、Premiumユーザーの中で希望者を募ったところ、数百人の応募があり、その中でよりすぐられた20人であります。

一番古くからEightを使ってるユーザーさん、一番長くPremiumを使っている人、一番たくさん名刺を登録している人、一番たくさんの投稿をしている人……など、それぞれに方向性は違えど、Eightのヘビーユーザーの方々ばかりなのです。

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最初に挨拶されてたのは小父内(おぶない)信也さん。

Eightのカスタマーサクセスを統括している方だそうです。

昼は工事現場、夜は音楽活動をしながら中小企業診断士の資格を持ち、企業のコンサルティングを行っていたという不思議な経歴をお持ちの方。

Eightの根幹である、数百人を越えるオペレーターの方々を束ねるセンター長として6年勤務した後に、現職だそうです。

普段、Eightのユーザーと直接合う機会はなかったとのことで、今回、実際のヘビーユーザーの方々に会って、大変感激されていました。

知ってました? Eightの歴史


そして、次はEight事業部長の塩見賢治さんから。

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塩見さん曰く、『名刺なんかなくなればいい』と。

この時代に元々デジタル的なデータである名前やメールアドレスなどを、紙という非常にレガシーなデバイスに印字し、その後それをまたスキャンしてデータ化すると……めっちゃ無駄です。

なのに、なぜ我々はこの紙を交換しなければならないのだろう?

そこで、名刺のない世界を作るための名刺ソフトを作ろうということでEightは始まったのだそうだ。

そして、これが最初のバージョンのEight。

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2010年9月ローンチ。奇しくも弊誌フリック!と同じころですね。iPhoneは4が出たばかりの頃ですが、当時はまだiPhoneが成功するとは思われておらず、パソコン用のサービスでした。

「当時、流行していたmixi的なビジュアル」とおっしゃっていましたが、もうmixiの流行は終わりかけていたかもしれません。

2〜3カ月経った、2010年11月のユーザー数はなんと37人。

明らかに失敗……という状態だったそうです。今の220万ユーザーという状態からは信じられませんね。

その後、スマホ用のアプリを追加したβ2.xが登場。

1年後である2011年11月末のユーザー数は2683人。今から考えればとても少ないのですが、当時は「これはもしかしたら、行けるかも?」と思い始めたそうです。

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そして、多くの人が知っている、Eight V.3。

机の上に名刺がちりばめられたスキューモーフィズム的なデザインで、スマホ上での動作を前提とし、クラウドで名刺を管理するという今のEightのスタイルが完成したバージョンです。

弊誌フリック!で最初に取り上げたのもこのバージョンだったと思います。

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これで、2012年11月末のユーザー数は11万2904人。Eightは爆発的な成長路線に乗ったわけです。

しかし、無料で、しかも人力での確認を前提としたEightでは、爆発的にユーザーが増えると、今度は文字認識の方が間に合わないという問題が発生し、内部的には相当大変な時期が続いたそうです。

そして、現在Eight V.9。さまざまな改善、進化とともに、ソーシャルな機能を取り込んでいます(賛否両論ありますが)。

現在のユーザー数は220万5283人。名刺の印刷数から考えると、日本の名刺の流通数の約10%を把握できるまでになったそうです。

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実はこのあと、次バージョンのEight V.9が公開され、モックを体験できました。

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が、これに関する情報は非公開ということで、詳細をここに語ることはできません。ごめんなさいね。

そのあとにその体験版を触れてみての、ワークショップも行われた。新しいいバージョンに触れてみて、しかもそれに対する意見がもしかしたら製品版に取り込まれるかもしれないということで、みなさんとても熱心に話をされていました。

とても充実した会合でした。

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我々の名刺管理の未来。ビジネスコミュニケーションの未来

さて。ということを踏まえて、我々はEightにどうなって欲しいのか?

V.3以来、僕らはEightで名刺をスキャンし続けてきました。

我々フリック!も、一般の人に、「大量の名刺を持っているんだけど、どうすればいい?」と言われた時に、Eightを一押しでお勧めしてきました。

しかし、V.6あたりからのSNS化が進められている件に関しては、多くの人に支持されているとは言い難いと思います。「名刺管理をしたいだけなのに、ネットワーク上で勝手につながりたいワケじゃない!」という意見は多く聞きます。

なぜ、EightはSNS化したいのか? ホントにそれを望んでいるユーザーが多いのか?

いくつか理由は考えられます。

ひとつは、同じ社内にSansanという企業向け名刺管理サービスがあること。Eightは出来た時からこのSansanとある程度カニバる運命にありました。また、企業から集金するため収益性の高いSansanに対して、フリーミーアム戦術を取るEightが収益を上げるのはなかなか難しいのだと思います。無料で使っている人の多いEightは、収益性という点に於て、とても苦労している部分があるかと。

推測でしかありませんが、有料版のPremiumだけで収益を上げるのは難しいのではないでしょうか? だから、フィードを成立化させて広告を募ったり、企業アカウントを募り、たとえば有償で情報発信したり、求人に活用出来たり……というような方向に進化して行く必要がある……のではないでしょうか?

もうひとつ、冒頭で事業部長の塩見さんが語ってらっしゃったことですが、Eightは名刺管理サービスでありながら、最終的に名刺をなくそうとしているサービスです。

この時代に、紙の名刺を手渡して、ペコペコ挨拶するのが果たして正しいのか? 名刺交換して挨拶して、『今日はご挨拶にまいりました』なんていう非効率が、現代的なのか? たとえば2社それぞれ5人5人のミーティングだったら、事前にそれぞれ情報を把握できて「この人が意思決定者なので我が社からこういう意思を伝えよう。この人がこういう情報を持っているハズだからこの人にこれについて話を聞こう」……なんていうことを考えてから、会合を開く方がよっぽど効率的じゃなでしょうか?

LinkedInを使っている国々では、そうなってますよね。

なのに、日本は相変らず、大勢で名刺交換しながらテーブルの回りをクルクル回って、最初の会合は挨拶だけで済んでしまっています。圧倒的に効率が悪いのだから、そりゃ競争力も低下します。

話は逸れますが、日本では、ビジネスSNSとして、中途ハンパにFacebookが普及してしまいました。業種によるし、大会社同士のつきあいではそんなことないのかもしれませんが、 IT系の会社同士だと、けっこうFacebookで繋がって、FBメッセンジャーでやりとりをしたりします。そうなると、初対面なのに、その人が「娘と遊園地に行きました!」なんていうファミリーな側面を見せられることになります。これはこれで良いコミュニケーションなのかもしれませんが、プライベートでは繋がりたくない……という人が拒否しにくい関係……というのも問題があるでしょう。

USでは、プライベートはFacebook、仕事のつきあい連絡はLinkedInという感じの使い分けになっていると聞きます。

では、日本はどうすればいいのでしょう?

最終的に『紙の名刺』はなくなって、電子的な情報交換になるとすれば、将来的に我々を支えるのは、現状のプレイヤーでいえば、Eightか、LinkedInか、Facebookになると思います。

FacebookはUS本国がもともとそれを意図していないことを考えると、EightかLinkedIn。

名刺という日本の仕組みを押えているEightか、USで仕組みを作っているLinkedInか。それとも他のプレイヤーが現れるのか? どっちが最終的に我々のビジネスコミュニケーションを支えてくれるのか? まだまだ、分からないと思います。

いっそのこと、EightとLinkedInが連携してくれれば、最強なんですけどね!

(村上タクタ)





2018年7月24日 (火)

【YouTube】約50組!フジロック、ライブ配信アーティストラインナップが決定!!

今週末、7月27日(金)〜29日(日)に開催されるフジロックフェスティバル’18。新潟県・苗場で開催される日本最大級のロックフェスティバルで、国内外の大物アーティストが参加。毎年、この日のために仕事をしているという人もいるほど、日本の夏を彩る大イベントです。

そんなフジロックフェスティバルが、今年はYouTubeでライブ配信! 仕事などの都合で足を運べなくても、アーティストたちのパフォーマンスを楽しむことができます。


YouTube: FUJI ROCK FESTIVAL'18 LIVE ON YOUTUBE

フジロック公式チャンネル https://www.youtube.com/fujirockfestival


ライブ配信されるのはGREEN STAGE、WHITE STAGE、RED MARQUEE、FIELD OF HEAVENの4ステージの一部。以下、ライブ配信が楽しめるアーティスト一覧です。

ALBERT HAMMOND JR

ANDERSON .PAAK & THE FREE NATIONALS

浅井健一& THE INTERCHANGE KILLS

ASH

Awesome City Club

CARLA THOMAS & HI RHYTHM

W/VERY SPECIAL GUEST VANEESE THOMAS

cero

CHVRCHES

D.A.N.

DIRTY PROJECTORS

eastern youth

エレファントカシマシ

FISHBONE

GLIM SPANKY

HINDS

HOTHOUSE FLOWERS

ハンバート ハンバート

jizue

JOHNNY MARR

KACEY MUSGRAVES

KALI UCHIS

King Gnu

MAC DEMARCO

ミツメ

MONGOL800

N.E.R.D

neco眠る

小袋 成彬

ODESZA

odol

OLEDICKFOGGY

Ovall

PARQUET COURTS

POST MALONE

RANCHO APARTE

ROUTE 17 Rock'n'Roll ORCHESTRA (feat. 仲井戸”CHABO”麗市、甲本ヒロト、奥田民生トータス松本)

サカナクション

シャムキャッツ

STARCRAWLER

ストレイテナー

Suchmos

The Birthday

THE FEVER 333

toconoma

TUNE-YARDS

VAMPIRE WEEKEND

YEARS & YEARS

and more


リストはアルファベット順。このとおりに配信されるわけではなく、4ステージで平行して配信されるわけではないので、タイムスケジュールもしっかりチェックしておきましょう!

2018年6月26日 (火)

フリック!Vol.81、FileMaker 17記事、お詫びと訂正

先日配信開始しました、フリック! Vol.81のP40において、以下の間違いがありました。おわびして訂正いたします。

●デスクトップクライアントの名称は『FileMaker Pro Advance』ではなく『FileMaker Pro Advanced』です。
●価格は、5万7600円(税込)としておりましたが(税別)です。

以上、おわびして、訂正いたします。

なお、価格はパッケージ版でもダウンロード版でも同じ。アカデミック/NPO価格は3万4560円(税別)。FileMaker Pro/Advanced 16〜14のいずれかの個人向けシングルライセンスを持っている場合にはアップグレード版を2万2800円(税別)で購入可能(14は2018年9月21日まで)。

また、ボリュームライセンスも設定されており、こちらは年額で5ユーザー/9万6000円、10ユーザー/18万円、25ユーザー/39万円、50ユーザー/72万円(それぞれ税別)となってます。

(村上タクタ)

2018年3月16日 (金)

ビジネスのコミュニケーションも前進してるんだよ! 【Sansan Innovation Project働き方2020】

Sansanさんのイベントに行ってまいりました。

『Sansan Innovation Project働き方2020』であります。

東京の某ホテルで開催されていたのですが、こちらのエントランス。ブライダルフェアかと思って、別の会場を探してしまいましたよw

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中のディスプレイもめっちゃすごい! 展示されている植物はガチで生きているものだそうです。これをこうやってディスプレイする技術力すごいなぁ……と、本来の取材と違う趣旨で感心したりw

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それはそうと、たくさん講演やトークが開催されているのですが、お目当てはこちら。

『人のつながりで、仕事に変化を起こすには』と題する対談です。

登壇者の中に、LinkedIn カントリーマネージャーの村上 臣さんがいらっしゃる(笑)

SansanとLInkedInってライバル会社だと思っていたのですが、こういうの太っ腹でカッコいい。

その他、元FaceBookの日本代表で、アンカースター代表キックスターターカントリーマネージャーの児玉太郎さん、Adobeのコミュニティマネージャーの武井史織さん、EightのBNL編集長丸山裕貴さん、Forbs JAPANの九法崇雄さんと非常に興味深いとりあわせ。

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話としては、FacebookやLinkedIn、EightやAdobeのコミュニティネットワークなど、テクノロジーを使って広がって行く人のネットワーク、これをもっと活用しましょうよということなんですが、それぞれの切り口、ご経験からのお話がとても面白い。

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昨今、よく言われる、『弱い繋がり』『強い繋がり』の話も出てきたんだけど、別に言われるように弱い繋がりがいいんだっていう話ではなく、弱い繋がりならではの、メリットというか、利点があるという話。

親しい人、上司や部下、同僚……と言う関係じゃないからこそ、聞ける客観的意見や、アドバイス、また依頼できることがある。LinkedInやEightを使ってできてる関係は、だからこそ大きくビジネスを動かす可能性があるし、人間関係的にもとっても重要……というお話です。

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まだまだ日本のビジネスに最適化されたネットワークサービスってなくて、Facebookは児玉さんがmixiのある日本に入る時にちょっと、ビジネス寄りに振って日本にアプローチしたら、それがハマってしまった。だから、今、村上さんがLinkedInで入れるスペースがない。日本的アプローチの名刺……からのEightともまたナワバリ争いをしなきゃいけない……という状況。

もちろん、だから争う……というより、共闘することもできるのではないかと。

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LinkedInのデータで、日本以外にいる日本語をネイティブレベルで使えるという人たち。30万人。LinkedInを使えば、そういう人にも即座にアプローチできる。

ちょっとショッキングだったのが、Adobeの武井さんの挙げたこのデータ。日本のZ世代(現在の20歳前後)で自分をクリエイティブだと思っている人が、8%しかいなくて、他の国より圧倒的に少ない。

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遠慮がちで、控えめに答える国民性ではあると思うけど、これはちょっと酷過ぎないでしょうか?

デジタルツールやサービスを使って、年齢のいった人たちより、もっともっと圧倒的にコミュニケーションのスキルなそが高いハズなんだから、じゃんじゃんツールを使って、年寄り世代をおいてけぼりにしちゃって欲しいですね!

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(村上タクタ)

2017年12月 5日 (火)

一太郎2018発表、ATOKはサブスクリプションモデルに。ワープロソフトの未来とは?

ジャストシステムさんの発表会に来ています。

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ジャストシステムから、一太郎2018とATOKパスポートが発表されました。

一太郎はこれまで通り、イヤーモデルとして更新されるが、変換エンジンの方はATOK PASSPORTとして、サブスクリプションモデルで販売されるのだそうだ。

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一太郎はワープロソフトとして30年の歴史を持ち、ATOKにはディープラーニングを導入したりと非常に高い技術力を持ち、さらにFastaskというマーケットリサーチのサービスまで持つジャストシステムが、一太郎とATOKをどう進化させるのか、非常に興味がある。
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で、リサーチに基づいての結果が、さらなる思い通りの『出力結果を得たい』ということなのだそうだ。書類はどんどんスキャンして、デジタル化していこう。コンテンツはどんどんマイクロコンテンツ化していって、ウェブに上がって行くよね……と思ってたフリック!としてはちょっと戸惑う結果。

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ただ、考えてみれば、『ワープロソフト』を購入するのはそういう人なのかもしれない。誰も彼もがIllustratorやInDesignで書類を作れるわけではないですから、『思い通りの紙出力』を作ろうとしたら、高機能なワープロソフトが必要。僕らが思ってるより、そういうマーケットは大きいのかもしれません。

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ちなみに、グラフィックソフトの花子もさらに進化しているのだそう。

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いろいろな冊子を作ったり、チラシ的なものを作ったり……ができるそうです。

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変換エンジンのATOKはサブスクリプションモデルとしてさらに進化。

ディープラーニングを使って、変換精度をさらにアップしたり、そもそものキーの入力ミスを自動修復したりすることがでいる。スペースキーを押すだけで入力ミスをなかったことにして、正しいと推測される変換候補が表示されるという。入力ミスの修復率はなんと35%もアップするとのこと。

『一太郎2018』が希望小売価格2万円(税別)、『一太郎2018プレミアム』が希望小売価格2万5000円(税別)、『一太郎2018スーパープレミアム』が希望小売価格3万8000円(税別)、『花子2018』が希望小売価格9800円(税別)、『Shuriken2018』が希望小売価格4800円(税別)となっている。


(村上タクタ)

2017年11月 7日 (火)

唐突ですが……ビジネス特化型SNS、LinkedInのアカウントを作っておいた方がいい

みなさん、LinkedIn(https://www.linkedin.com/)のアカウントはお持ちだろうか?

お持ちでないなら、早めに作っておいた方がいい。もし、以前作ったきりプロフィールを更新してないなら、更新して最新のものにアップデートしておいた方がいいだろう。

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LinkedInは、2003年にスタートしたビジネス特化型SNS。日本では、転職用SNSのように思われて、会社員の人はちょっと登録しにくい雰囲気もなくはないが、本来はビジネスコミュニケーションのためのツールで、かならずしも転職ツールではない。

終身雇用的な働き方が終わりを告げ、通りのいい会社の名前があれば安穏としていても仕事が来るような時代は終わった。会社名で仕事をオーダーするのではなく、○○さんがいあるから仕事を頼む……というような属人化の傾向はこれからますます強くなる。会社員だって、個人としてエンパワーしていかないと、仕事のできない人になってしまう。

思えば7〜8年前、TwitterやFacebookなどのSNSが日本に入ってきた時、「基本実名制のFacebookは普及しない」なんてことが言われたが、いまやかなり普及して、仕事の場面でもFacebookのメッセンジャーが活用されるシーンは多々ある(業種によっては一般的ではないかもしれないが、我々の仕事ではかなりその傾向が強い)。ただ、やはり基本的にはプライベートツールであるFacebookとは違って、ビジネス上の情報を発信することに徹したLinkedInの方が、公私混同の恐れがなくて便利な側面もある。

以前、アメリカに取材に行った時(http://blog.sideriver.com/flick/2014/05/5-e3e8.html)、お会いした人の記事を書く時にLinkedInで検索すると、その人の正確な履歴や何を得意としているか……などが、すべて分かってとっても便利だった記憶がある。

さて、なぜ突然、こんなことを言い出すかというと、Yahoo!のCMO(チーフ・モバイル・オフィサー)だった村上臣さんが、Yahoo!を辞めてLinkedInの日本代表に就任したからだ。村上臣さんは、2012年のYahoo!の大改革の時に、弱冠36歳の執行役員として、モバイル対応が少し立ち遅れたYahoo!に大きな変革をもたらした方。Yahoo!ハッカソンなどでも旗振り役として活躍されたし、LODGEの責任者でもあった方。

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しばらく前に「Yahoo!でやるべきことはやったので、離れます」という発信はされていたので、その去就は気になっていたのだが、LinekedInとは予想してなかった!

たしかに、考えてみれば、ビジネスSNSの必要性はあるし、Eightが同様の方向性を目指しているがまだ定番とはなっていないし、ワールドワイドでは4億人が使っていて日本が乗り遅れているだけだし、LikedIn自体はMicrosoftに買収されていて資本と基盤はあるから、これはすごく可能性のあるビジネスだ。

とりあえず、LinkedIn、まだの人はアカウントを作った方がいいですし、放置状態の人はプロフィールメンテナンスした方がいいですよ。

(村上タクタ)



2017年9月27日 (水)

Adobe CCの Typekitに4社74の日本語フォント追加

クリエイターにとって欠かせないAdobeのCCに、新たに4社74種類の日本語フォントが追加された。

プレスリリースはこちら

これにより、Adobe CCを導入していれば、さらに多彩な日本語フォントを、これまで通りの定額で使えることになり、Adobe CCを導入しているデザイナーと、そうでないデザイナーの表現力には、ますます大きな差がつくことになりそうだ。

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日本語フォントは、グリフの数も多く、ライセンスは非常に高価。しかも、現在のDTPワークにおいては、ストレスなく運用するには、デザイナーも、印刷所も、場合によってはそれに関わる人たちも、そのフォントを導入しておく必要がある。そうなると、勢い『トラブルなく使えるフォント選びを』と、保守的なフォント選びになってしまう。

たとえば、デザイナーが『このフォントを使いたい』と思っても、数万円、数十万のフォントの購入をしなければならないとあっては、個人のデザイナーにとっては大きな支出だし、組織に属しているデザイナーにとっても、社内的な決済だなんだと、本来のクリエイティブワークとは違う仕事が増え、ストレスがかかることになる。

それゆえ、写植の時代からDTPの時代に移り変わるにつれ、デザインで使われる日本語フォントの数は減少する傾向があったと思う。

Typekitのフォントの増加は、そういう問題を大きく解決するハズだ。

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今回の発表によって、Adobe CCを使っている人なら、今回追加された74の日本語フォントを含めて、日本語171フォント、英文1万フォントが使えることになり、日本語表現は(Adobe CCを使っている人にとっては)かなり多彩になりそうだ。

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今回収録されたのは、株式会社視覚デザイン研究所、有限会社字游工房、大日本印刷株式会社、フォントワークス株式会社の4社のフォント。

視覚デザイン研究所からは、タイトルなどに使い勝手の良さそうなVDLフォント36フォントを。『VDL-ロゴG』や『VDL-メガ丸』『VDL-ラインG』『VDL-京千社』『VDL-ロゴJrブラック』など、個性的なフォントが提供される。

Macで使われる標準的なフォントであるヒラギノをデザインしている字游工房からは、『游明朝体R』など本文に使い勝手の良さそうな、伝統的で読みやすく、かつ現代的なフォントが提供される。

大日本印刷からはその前身である秀英舎の時代から100年に渡り開発を続けられているオリジナル書体の『秀英体』の中から『秀英明朝 L』『秀英角ゴシック金L』など20フォントが提供される。

デジタル環境で読みやすいフォントとして定評のある『筑紫明朝』などで知られるフォントワークスからは、『筑紫丸ゴシック体』のファミリー4書体を含む合計14フォントが提供される。

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もちろん、日本語表現の世界は非常に広大だし、さらにいろんなフォントがあればいいとは思うが、今回の発表でCCを導入しているデザイナーと、導入していないデザイナーの間には、表現力にまた大きな差がつくことになるだろう。

(村上タクタ)

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  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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