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編集部・タクタ一覧

編集部・タクタ

2018年12月20日 (木)

オジさんもメルカリできるのか?

メルカリさんの主催する『勝間和代さんと考える、自宅の『かくれ資産』とは?』というイベントに行って来ました。

登壇者は勝間和代さんと、ネタフルのコグレさん、メルカリ広報のまゆみんこと石川真弓さん。

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フリック!でも去年の7月に、メルカリとヤフオクの特集をやっていますが、我々オジさんの家にも、メルカリで売ったりできる資産がけっこうあります。

が、どうもメルカリというと、若い女性の使うサービスっていうイメージがあって、使い慣れない感じがする。今回のイベントは「そんなことないよ! オジさんもメルカリ使ってね!」というイベントだったわけです。

まずは勝間さんの今年買って良かったガジェット談義。

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・第1位 山のようなアンドロイドタブレット
・第2位 パナソニックホームベーカリーSD-MDX100-W
・第3位 Oculus Go
・第4位 シャープ超音波ウォッシャー
・第5位 Amazon Fire 8 タブレット

なのだそうです。すごい勢いでいろいろなもの買って売ってらっしゃいますね。

そして、その「売って」の部分で役に立っているのがメルカリというサービスというわけ。

なんでも、メルカリの調査では日本全国で37兆円ものかくれ資産があるという。

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それを単純に割り算すると、1人があたり28万1277円のかくれ資産があるという話。

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えー? もっとないですか? というのが個人的感想。僕の部屋だって、MacBookが10台ぐらいと、カメラも20台ぐらい、テントなどのキャンプ道具、なんだかんだって山ほどありますが……28万円にしかならないのかな。それとも、これはあくまで平均だから、ガジェットオジさんはそれどころではないという話なのか……。

いずれにしても、みなさんのお宅には、大きな資産が隠されていて、それを上手にメルカリで売りましょうという話です。

ガジェット好きとしてはね。そもそも全部、いつまでも持ってたいんですが、そろそろ持っててもどこに行ったか分からなくなって、手がつけられなくなってきている感じが。だったら、たしかにメルカリでお金にした方がいい。

でも、出品したり発送したりが面倒だし、『○○様専用』とか、ローカルルールがよくわからないし、何を売ったらいいかわからないし、メッセージのやりとり面倒だし……っていう感じなんですよね。やりたいけど、できない。

そこで、いくつかヒントをもらってきました。

まず、iPhoneは売れる。

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よく売り買いされているのは、iPhone 6、それからiPhone 6s、7。それぞれ、1万2000円弱、2万円弱、3万7000円弱という価格。古いのもそれなりの値段で売れるし、7がそのぐらいの値段で売れるなら、売って新しいのを買おうかなという人もいるのではないでしょうか?

iPhone Xだったら、ガラスにヒビが入ったようなのでも6万9000円で売れることさえあるそうです。

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また、僕らの部屋にはいっぱいある充電器やバッテリーなどのデジタルガジェットも売れやすいのだという。カメラのバッテリーなど、自分のニーズが下がっていても、そのカタチのものを必要としてる人がいるものに関しては、出品してみると意外と売れるのだそう。

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新刊の本はよく売れるので、買って読む前に出品してしまえば、「売れるまでに読まなければ……」となって積ん読にならないというライフハックも紹介された。

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また、売れやすい時間は、平日の17時以降24時ぐらいまで。一番うれやすいのは22時とのこと。ここを狙う戦略で行きたい。

さらに、オジさんがメルカリに挑戦するのをサポートする機能もいくつか紹介されました。

ひとつは商品のやりとりのメッセージの典型的な文面を表示してくれる『初心者向けメッセージガイド』。年内にローンチされるらしい。

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また、11月12日リリースで、ユーザーの疑問に答えるAIチャットボットも装備している。

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値引き交渉されるのが面倒という人には『オファー機能』も用意されている。これだと、提案された値段で売る気がなければそのまま却下すればいいという便利さだ。とても売る気になれないような安価な値段を提示されても、タップひとつで却下されるから、気を遣う必要がない。

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また、らくらく/ゆうゆうメルカリ便を使えば、宛名書きも不要だし、送料も全国一律だし、匿名で配送されるしで、やりとりが安心で、ラクチン。

これだけいろいろ便利になっているんだから、我々オジさんもメルカリに挑戦しましょう……という話です。私も、年末に大掃除しながら、出てきたものを頑張って売ってみようと思います。

あなたも、ぜひ。

(村上タクタ)

2018年12月19日 (水)

今夜24時、フリック!1月号Vol.87発売! 最新Apple製品情報満載!

12月20日0時、フリック!1月号Vol.87配信開始です!

配信はこちらから!
https://www.ei-publishing.co.jp/magazines/detail/flick-477462/



今月は、ついに8年ぶりにフルモデルチェンジしたMacBook Air 13 Retinaが、実用に足るマシンなのかを徹底レポート。

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誰もが熱烈に待っていたマシンながら、絶妙な価格設定と、本当にパワー不足を感じないのか? というCPU設定が気になるところ。

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MacBook Pro 13インチ Touch Bar、13インチ Touch Barなし、MacBook 12インチ、旧MacBook Airなどと、スペック、ベンチマーク、実用性などを比較しています。

たった8000円安いだけのMacBook Pro 13インチ Touch Barなし、超高性能なMacBook Pro 13インチ Touch Barなどとの比較の結論やいかに。

使用とスペックをまとめた表も、電子書籍だと見やすく、比較検討したい人には便利な一作になると思います。

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さらに、実際にお仕事にMacBook Airを使ってらっしゃるLinkmanさんにインタビューでお話をうかがっています。

さて、第2特集は密かに進化しているGoogleマップの新機能のご紹介。その他、Paypay、Peak DesignのEveryday Backpak、VAIO A12、Sleepion 3、Deff、 CLEAVE Alminum Bumper 180、Jaybird TARAH PRO、Galaxy Note 9、Galaxy Watch、オーディオテクニカのATH-DSR5BTなどをご紹介。

(だいたい)200円とは思えない充実ぶりなので、ぜひご覧下さい。kindle unlimitedご契約の方は、それでも読めますので、ぜひ。




(村上タクタ)

2018年12月18日 (火)

DeffのケブラーケースDURO、わずか11g

カーボンとかケブラーとかにワクワクするようになったのは、いつの頃からでしょう(笑)

航空宇宙産業で開発されたこれらの繊維が、'80年代からモーターサイクルレースや、F1カーレースで使われるようになって、『金属より軽くて強い、とっても高価な素材』として使われるようになって以来でしょうか?

’90年代に入ると、バイクや車のパーツとして、購入できるようになりましたが、樹脂で固めただけのウェットカーボンと、炉で焼成したドライカーボンがあり、本当に強度があって、製造にコストがかかるのはドライカーボンだけだって学んだりします。

カーボンやケブラーはラジコン用品屋さんなんかでは繊維の状態で買えて、ひっぱり強度が必要な部分(たとえばグライダーの翼の下面とか)に貼ったりしました。

iPhoneケースに軽量、高強度なそれら繊維が必要かと言われると、そんなこともないのですが(笑)それでもオトコノコとしてはワクワクします。

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そのあたりのオトコノコマインドのくすぐり方をよくご存じのDëff(ディーフ)さんのアラミド繊維(Kevlar)ケースです。ケブラーといえば黄色いような気がするのですが、黒いのもあるのでしょうか? それとも染色されているのか? 使われているのは『米国デュポン社製 ケブラー 970F 1500D』だそうで、なんかその型番みたいな呼び名がまたカッコいいです。

XとXS用が約11g、 XR用が約12g、XS Max用が約13gだそうです。

正式名称はUltra Slim & Light Case DURO for iPhone Xs/X。価格はそれぞれ、4980円、5280円、5480円(税込・Dëffストア価格)。案外安い……。



Img_2066グロスブラックとマットブラックがあるのですが、マットブラックの方がドライカーボンっぽくって、カッコいいですよね(笑)

実際薄くって、カッチリフィットでとてもいい感じです。

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ちなみに、XS基準で作られているようで、僕のXだと少しカメラ穴の位置がズレますが、問題なく入ります。

すっごくきっちり作られていて、下面のコネクター穴までもピッタリ合わせた寸法になっています。

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カーボンやケブラーがお好きな方はぜひ! と言いたくなるクオリティです。

(村上タクタ)




2018年12月11日 (火)

国際的イケメンブランド『JUSTJAMES』フォーカルからローンチ

このイケメンが、このたびフォーカルポイントが輸入することになった『JUSTJAMES』のデザイナーである代表である。James Lee氏だ。

ファションブランドのモデルやデザイナーとして活躍してきて、香港版のMTV的番組、Channel VのDJも務めてきたという。「どこに住んでるの?」と聞くと「Central(中環)の山手の方」という答えが帰ってきたから相当にアッパーなクラスの生活をしている人のようだ。

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お父さんは香港の人でファッション業界の仕事をしていて、お母さんはロンドン在住。James氏自身は、香港とロンドンを往復して育ち、最近は東京で仕事をしていることもある……というナチュラルボーンなノマドだ。

いろんな国を渡り歩き、しょっちゅう空港で時間過ごすJames氏としては、「空港の免税店にはフェンディやグッチの商品に囲まれているのに、デジタルデバイスというといきなり無愛想なデザインになるのが不満だったんだ」とのこと。そこでラグジュアリーなデジタルデバイスのブランドとしてJUSTJAMESを立ち上げたのだという。

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JUSTJAMESは、ただファッションテイストを取り入れただけのデジタルデバイスではない。James氏が、世界を旅しながら仕事をする中で、必要としている機能が盛り込まれているのだ。

たとえば、この『OMEGA』は、入力ポートとして従来からのmicro USBに加え、USB-Cポートを備え、わざわざ独自の充電器を持ち歩かなくても、MacBook系やiPad Proの充電器で充電することができる。USB-Cポートは出力側にも使えるしPDにも対応しているので、MacBook系のパソコンに電源を供給することもできる。もちろんオーソドックスなUSB-Aポートも2つ装備し、最大で3つのデバイスに電源を供給することができる。通常価格は5980円(税別)。

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『TRAVELLER』もユニークなデバイスだ。一見、大理石調のプレートを貼ったも5,200mAhのモバイルバッテリーだが、ちょっと一工夫してある。

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小さなトラベルトレイを引きだすと、なんとそれ自身がmicro SDを収納し、USBメモリーとして使えるデバイスになっている(つまりmicro SDリーダーでもある)。さらにmicro/nano SIM収納トレイでもあり、SIMピンまで内蔵されている。

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まるで、国際的なスパイのようだが、たしかに、彼のように国境を平然と越えて生活、仕事をするリアルノマドにとっては、国を越えるたびにSIMを差し替え、滞在する国で仕事をするのだから、SIMピンやSIMトレーはむしろ日常的に必要とするツールなのだろう。

たしかに、5,200mAhという容量は、機内持ち込み荷物に入れておいて普通に使いながら、飛行機の機内でSIMを差し替えておく……なんていう使い方にピッタリだ。

ちなみに、こちらもUSB-Cポートで、入力/出力両方を行い、さらにUSB-Aポートを2つ備えている。価格は4980円(税別)。

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フレグランスのボトルのような『AURA NOIR』もユニークだ。7,800mAhで、4980円(税別)。こちらはオーソドックスなmicro USBでの充電USB-Aでの出力となっている。

モバイルデバイスの価格はちょっとしたプレゼントに丁度いいが、愛想のない一般的なバッテリーよりもずっと華があるといえるだろう。化粧ポーチなどに入れておいても違和感がない。

『ラグジュアリー』と言う割には価格がリーズナブルであることについて聞いてみると、「ラグジュアリーなものを提供したいと思っているが、手の届かないものにはしたくない。もっと安くしてもいいと思っているぐらい」と答えてくれた。

James氏にとって、人生は旅であり、いまや旅の核にはスマートフォンある。『いろんな人に使ってもらえるユニセックスなブランドにしていきたいと思う』とのこと。

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セミワイヤレスの『AMPERES WIRELESS EARPHONES』は3980円(税別)(さらに1月7日まで発売記念価格で2980円(税別)。これもワイヤレス体験を気軽にお洒落に楽しめるようになっている。

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iPhoneがヘッドフォンジャックを持たなくなって2年以上が経つが、女性がこうやって気軽に楽しめるお洒落なワイヤレスヘッドフォンが出てきたのは喜ばしい。

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フォーカルポイントは、日常で誰もが持つようになったiPhoneなどデジタルデバイスのために『機能+ファッション』を打ちだした展開を増やしていくようで、同時にイタリア製レザーブランド『iToro(イトロ)』の取扱も始めた。

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こちらは、製品デザイナーEduardo Alessi(エドアルド・アレッシー)氏がデザインし、フィレンツェで修業を重ね熟練した技術を持つアルチザンたちの手によって、作られているというレザーの編み込み模様が特徴的。

シンプルなものから手帳型など、約10種類のiPhoneケースがラインナップされる。表裏に目立たないように設けられたカードポケットも特徴的だ。

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価格は、9800円〜1万4800円(税別)。レザーはイタリアの最高級レザータナリー「グルッポ・マストロット」の上質の牛革(ミネルバ、ブッテーロ、キップ、カーフ、ブライドルレザー、ヌバック)、クロコダイル、馬(ポニー、コードバン)、オストリッチ、ハラコなどを使っているというから、納得できる値段だ。

いつも持ち歩く身近なデバイスだけに、上質なケースに入れておく価値はある。

以上、詳しくはフォーカルポイント(http://www.focal.co.jp/)のサイトを参照のこと。

(村上タクタ)






2018年11月20日 (火)

『日本にベンチャーの活力を!』Scrum Connetレポート

'80年代、'90年代の『Japan as No.1』な時代があったせいか、どうしたって今の日本が元気がないように思える。敗戦の焼け跡から、高度経済成長を経て、経済大国になったと錯覚した我々は、どこかで慢心してしまったのかもしれない。その結果の『失われた20年』だとすれば慢心の代償は大きい。

世界経済を席捲するシリコンバレー企業、特にAmazon、Facebook、Google(アルファベット)などの企業は、いずれも創業20年前後の企業、0から創業して、たった20年ほどで世界の頂点に駆け上がった(AppleやMSはもう少し古くて40年少々)。

Appleのように『ガレージから始まった』とまでは言わないまでも、1〜2人の企業が、急激に大きくなり世界的な企業になるサクセスストーリーは、なぜシリコンバレーのものなのだろうか?

そのひとつの理由に、企業へと成長するアイデアの萌芽に出資し、支援するベンチャーキャピタルの存在がある。

元企業家で、日米で起業し、企業を売却までもっていった経験を持つ宮田拓弥氏が率いるScrum Venturesは、アーリーステージの企業支援に特化したベンチャーキャピタルだ。そのScrum VenturesのイベントScrum Connetを取材にうかがった。場所は東京アメリカンクラブで、2018年11月19日開催。

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スタートアップが生まれにくかった日本と、シリコンバレーの土壌にはいろいろな違いがあるだろう。出る杭を打ち突出するのを嫌う日本人と、フロンティア精神に満ちた西海岸の違いというのもあるだろうし、'70〜90年代の成功体験が、チャレンジを阻害したというのもあるかもしれない。

Scrum Venturesは日本とサンフランシスコの両方に拠点を持ち、双方のスタートアップに双方からの資金調達を行っている。

特に今回テーマとなっていたのは『大企業のオープンイノベーション』。

大胆な再生を計りたい大企業が、スタートアップ的アプローチをいろいろな方法で取り込む例が増えているが、どうすればそれが成功するのか? 大企業とスタートアップの間にはどんな文化的違いがあり、両者が協力できることがあるのか? そんな話題が中心となったイベントだった。


セッション1『大企業のオープンイノベーションと展望』

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ここで登壇されたのは、出資者であると同時に生まれ変わりたい旧来からの大企業でもある三井住友銀行の常務執行役員である工藤禎子氏(一番右)と、近年社内オープンイノベーションに注力しているパナソニックの専務執行役員で、アプライアンス社の社長でもある本間哲朗氏(右から3番目)、そして報道する側でありながら、自らイノベーションを起さなければならない伝統ある企業でもある日本経済新聞の常務取締役である渡辺洋之氏(右から2番目)のお3方。モデレーターはscrum Venturesのパートナーである春田真氏(一番左)。

工藤氏は「銀行としてイノベーションに関わる時には、極力経営に近い影響力の大きい人にアクセスするように心がけていました。下の方から話を持っていっても、旧来のビジネスからチャレンジできないトップ人の承認が出ずに話が滞ってしまうというのは少なくない」とのこと。

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本間氏はパナソニックで当時後発で劣勢にあったSDカードを成功に導いた人物。自らの経験を元に、現在パナソニックでオープンイノベーションによる事業化の加速を推進。「早いサイクルで潜在的な顧客やパートナーに戦略をぶつけてどんどん方向転換していくのが大切」と語る。「社内の意思決定プロセスが垂直に上がっていって事業部長の承認を得るだけというのは不自然かな」とも。もっと他のルートがあってもいいし、それが社内ベンチャー的アプローチということだろう。


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日経の渡辺氏は、取材する側であると同時に一企業として日経の課題について言及。その閉塞感を打ち破るための電子化の施策について語った。日経の電子版はすでに61万部を売上げるまでになっているという。

オープニング来賓挨拶

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公務の都合上、最初のセッションのあとの登壇になったが、内閣官房副長官、衆議院議員の西村康稔氏が登壇。オープニングの挨拶を述べた。

「ベンチャーの活力、大企業の大きな資本力という違うものをミックスして新しい成果を産みだして欲しい。日本企業は卑下する必要はまったくなく、日本企業ならではの素晴らしさがあるし、ただベンチャーは恐れずチャレンジして、階段を5段飛ばし、10段飛ばしで進む活力を供給して欲しい」と語った。「安倍政権はそれをサポートするためにさまざまなメニューを用意している」とのこと。

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(パナソニックの制度で休職した社員が創業したミツバチプロダクツの「インフィニミックス」で作られたチョコレートドリンクを味わう西村氏とScrum Venturesのパートナーである外村仁氏)

セッション2『ヘルスケア セッション』

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次なるは、今、非常に注目が集まり、多くの投資がなされている分野でもあるヘルスケア分野のお話。

パネリストは活動量計・ウェアララブルセンサーSpireの創業者兼CEOであるジョナサン・バーレイ氏と、活動データを元にアドバイスをするサービスを行っている『Noom(ヌーム)』のジャパンカントリーマネージャーであるユリ・ハマサキ氏。

Sprieはなんとパンツにつけるセンサー。なんと、洗濯機にも乾燥機にも入れても問題ないという。バッテリーは1年半から2年持つという。Spireは歩数だけでなく、心拍、呼吸なども計測するという。とりわけ、呼吸からは緊張状態、ストレス状態など多くのことが読み取れるという。また、多くのウエアラブルデバイスと違い睡眠も計測も容易だから、計測により多くのことが分かる睡眠状態のデータが取れるという。

Noomは日本では累計300万人、世界では4500万人が使っているというウェブサービス。9割の人が減量に成功し、78%が4年間リバウンドしなかったという健康管理サービス。アプリに食事や運動を記録すると、人工知能があなたを分析。専属のコーチがサポートするという。日本法人のスタッフの7割が女性で、3割が在宅で勤務しているというのも新しい。

セッション3 『セールステクノロジー』

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ここで登壇したのはアーキー(Aarki)のシニアディレクターofセールスジャパンの小林直樹さんと、リードジニアス社長兼取締役会会長のプリャグ・ナルラ氏。

あまり一般の人が考えている話ではないが、セールステクノロジー、つまり「どうやったら売れるか?」は今後、AIの活用が爆発的にすすみ、既存のノウハウや経験によるマーケティングが役に立たなくなる分野。たとえば、『どちらのデザインのサイトが売上げを上げるか?』というような問題は、AIが容易に答えを出してしまう。

リードジニアスはマシンラーニングでマーケティングを効果的に行うようになった先駆者的企業。アーキーはモバイル端末のDSPで、キャペーンのROIを高めていく技術を持っている。では、「10年後にはセールスマーケティングはなくなるのか?」という問いに関してはどちらの答えも「No」で、AIのトレーニングのデータ作成など技術が必要になる部分は残りそうだ。


セッション5 『eコマースセッション』

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重大な影響を持つeコマースの分野のセッションで話したのは、中国でユーザーが必要とするサプリメントやビタミン剤をカスタマイズして提供するサービスのレモンボックスファウンダー&CEOのデレク・ウェン氏(左)と、あらゆる移動にマイル(ポイント)を提供するMilesの共同創業者兼CEOのジガー・シャー氏。

デレク氏はウォルマートに務めていてた経験の企業のアイデアを絞り込んで起業したという。

ジガー氏はシスコに勤めていたそうだが、自分の中のチャレンジとして起業しMilesを立ち上げたという。「何年か、給料が出ないかもしれないような時期を経なければならないこともあるが、挑戦をしなければならない」と語った。

デレク氏も「失敗した場合もプランB、プランCとさまざまな案を考えなければならない不安定な時期生を経なければならないが、そこのところは自信を持たなければならない。はじめは上手くいかなかったとしても、いろんな機会があり、いろんなドアがある」と語る。大企業と違い保障はなく、使える資産も限られるが、挑戦してみるべきだとふたりは語る。


セッション4『日本におけるオープンイノベーションの現状と展望』

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進行の都合か、セッション番号が前後したが、このセッションは日経のSTARTUP Xという動画コンテンツの収録を兼ねて行われた。

STARTUP X の司会進行は日本経済新聞編集委員の奥平和行氏と、日経CNBCキャスターの瀧口友里奈氏。

登壇したのはバカンの代表取締役河野剛進氏と、エクサウィザーズの粟生万琴氏。

バカンは空席情報プラットフォームである『バカン(VACAN)』と、弁当取り置きサービス『クイッパ(QUIPPA)』、トイレの空き室情報サービス『スローン(Throne)』を提供する会社。

エクサウィザーズは京大と阪大、そして静岡大学のベンチャーの融合から生まれた企業で、人事業務サポートの『HR君』、AIの利活用を促進する教育サービス 『AIトレーニング』などの展開を行っている。

両者とも、大企業とのコラボでは担当者の熱量が大事だと語った。

 セッション6 『ハードウェア セッション』

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このセッションもSTARTUP Xの番組の一部として行われた。注目している人は多いがまだまだ、成功している数の方が少ないハードウェアに関するスタートアップだ。

代表取締役CEOであり、CTOでもあるロン・ファン氏が登壇した『トップフライト・テクノロジー』は、長時間飛行、重量物の輸送が可能なドローンを開発している会社。先日、ヒュンダイとの協力を発表し、いよいよ人を載せてのフライトを意識した開発を行うという。

リアルタイムロボティクス代表取締役CEOのピーター・ハワード氏はロボットが環境や状況に合わせて作業できることを可能にするプロセッサーを開発。ロボットアームが人の邪魔をしても、それを避けて作業するデモを実演。

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通常、プログラムでこれを解決しようとすると、反応速度の点で間に合わないが、ピーター氏はこれをハードウェアの基板をPCIスロットに追加することで解決している。

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奥平氏は日本の自動車メーカーなどの企業との協業の際の問題点について聞こうとしていたが、ピーター氏の日本企業の評価は高く、スピードも十分にあると話していた。

対して、ロン氏は「日本の自動車メーカーは意思決定が少しスローだと思っている」と述べた。

セッション7 「SPORT TECH TOKYO」

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最後のセッションは、Scrum Venturesが2019年のラグビーワールドカップ日本開催、2020年の東京オリンピックを見据えて設定したアクセラレーションプログラム『SPORTS TECH TOKYO』について。まずは電通取締役執行役員の五十嵐博氏が語り、Scrum Venturesの宮田氏がモデレーターとなり元プロ野球/MLB選手の小林雅英氏と、元サッカー日本代表キャプテンの森岡隆三氏が語った。


お二人の、スポーツの現場からのテクノロジーの活用の話は非常に興味深く、この分野の発展が非常に大きいことが感じられた。

ほぼ1日に渡る非常に長いセッションだったが、シリコンバレーのベンチャーキャピタルの様子、日本の課題感、日本の大企業がどうやってベンチャーの活力を取り入れていけばいいか? ベンチャー側はどうやって大企業と上手くコラボレーションを行っていけばいいのか? いろいろな課題の出口が見えるようなイベントだった。

これからもScrum Ventures発の企業に注目していきたい。

(村上タクタ)

2018年11月19日 (月)

今夜24時、フリック!12月号Vol.86発売! 最新Apple製品情報満載! 

11月20日0時、フリック!12月号Vol.86配信開始です!

配信はこちらから!

https://www.ei-publishing.co.jp/magazines/detail/flick-476047/



今月は、ニューヨークで発表されたiPad Pro 11/12.9インチ、MacBook Air、Mac miniの情報満載。現地取材と、後日日本でのスタジオを撮影を交えてお届けします!

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現地の行かないとわからない、その場の雰囲気から、先行試用などで得た情報をカッチリまとめております。

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同行したMAKOさんのスケッチも交えつつ、発表された新製品について、あらためておじっくりお届けします。

イラストレーターさんならではの繊細なレビューについても、MAKOさんに聞いてレポートしておりますので、ぜひご覧下さい。

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iPad Pro 11/12.9も気になりますが、Appleファン、Macファンの方には、MacBook AirやMac miniも気になるという人は多いのではないでしょうか?

MacBook Airはほとんど夢に思い描いた通りだけど、ちょっとだけ気になるのがCPU性能。Core i5と発表されているけれど、TDPは15Wということで、実際の性能はどうなっているのか……? などをベンチマークテストなどを交えてお届けします。

04その他にも、発売されたiPhone XRの試用レポート、Apple渋谷のリニューアルオープンレポート、キヤノンEOS R、ニコンZ 7の試用レポートもガッチリページを取ってお届けします。

お楽しみに!


(村上タクタ)

2018年11月14日 (水)

『わたし(あなた)』の依り代である名刺はセンシティブ——Eightで名刺スキャンナイト

4000枚以上の名刺のスキャンに挑戦

「名刺、スキャンしたいのに溜まるよね……!」とFacebookで雑談していたら、「みんなで集まって、スキャンしましょう!」とEightのSansanさんが、名刺用SansanモデルのiX500と、場所と飲食を用意して下さいました。

というわけで、割と内輪なイベントですが、飲食雑談しながら名刺をスキャンする会。

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実は我々が通常使っているEightの他にこういう場面でダイレクトにScanするためのEight Scanという専用アプリがある。それで、大量にスキャンして、Eightに取り込む。

1回に取り込める量は100枚ぐらいということで、延々とスキャンして取り込みます。意外と表面を揃える作業が大変。そして、100枚投入しては、Eight ScanとEightを同期……というのを繰り返す。

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素敵な会場のご提供、Eightの小池さん、小父内さん、ありがとうございました。

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(ちなみに現場での会話としては、どの名刺が最強かの『名刺ジャンケン』的な話題とか、スキャンし難い名刺、しやすい名刺問題とか、名刺の素材問題とか、昔の名刺取って置くか問題とか、米国や中国など海外の名刺問題とか、Ingressのバイオカード問題とか、名刺のデータは会社のものか個人のものか問題とか、名刺の中にレシートが混じってる女社長問題とかいろいろありましたが、それはまたの機会に)

名刺情報はとってもセンシティブ

で、スキャン作業をしながら、名刺談義。

けっきょく分かったのは名刺ってとってもセンシティブなものだってこと。

個人情報だし、中には、営業さんで「可能な限りいろんな人に渡して、いろんな人の名刺を手に入れたい」って思っている人もいれば、「ちゃんと顔と名前が一致する範囲でのコミュニケーションをしたい」って思っている人もいる。何千枚も名刺をやりとりする人もいるかと思えば、数年で数十枚しか交換しないけど、その人たちとは濃いやりとりをするという人もいる。

また、なんというか、日本人は名刺に濃い思い入れがある。

『目下の人から名刺を渡す』『会社ロゴの上に指を置いて受け取らない』『テーブル越しに渡さない』なんていう名刺の渡し方のマナーや、『いただいた名刺はスキャンしても捨てられない』などに象徴される、名刺を相手の『象徴』として大切に扱うというか、魂が宿っているというような考え方だ。

たかだか、情報を書いたカードなのだが、それをまるで相手のエイリアスのように大切に扱うことがマナーだということになっているのも面白い(余談だが、日本で印刷物として名刺が一般的になったのは明治維新以降だから、まぁたかだか150年ぐらいの歴史しかない作法なのだが)。

また、名刺の肩書きが『係長』から『課長補佐』になったことに、その人の人生の誇りのすべてが詰ってることだってある。軽々には扱えない問題なのだ。

逆に結婚して専業主婦になった人や、仕事をリタイヤした人にとっては、交換して表示される情報自体が少なくなるだろうから、名刺の枚数が少なくなることで、アイデンティティの喪失感が大きいかもしれない。とてもセンシティブな問題だ。

『単なる情報カード』から『お会いした方の魂の依り代』まで、いろいろな考え方があるのを、一括して考えるのはなかなか難しい。

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一方、個人情報のやりとりであるなら、スマホのアプリが代替すればいいとか、FacebookやEight、LinkedInのアカウント情報をやりとりすればいい! っていう意見もあるかもしれない。

が『紙カード』というローレベルなプロトコルだからこそ、シリコンバレーのIT社長も、田舎の企業のオジサンも、事前のOSやアプリ仕様などの調整なしに情報交換ができるというメリットがある。

なんなら、30年前に交換した名刺でも、保存さえされていれば連絡先がわかるのだ(その情報が今も役立つかは別問題だが)。というわけで、紙の名刺すごい。


Eightの問題と苦労

そんな紙の名刺をデジタルで便利にしてくれるのがEight。

我々は、以前からクラウド名刺管理アプリとして紹介しており、便利だと感じているが、一方Eightで名刺管理することを『気持ち悪い』と感じる人もいる。

『何か知らない間に、自分の情報が交換され、流通しているのが気持ち悪い』というのだ。ごもっとも。

私(タクタ)などは、会社の住所や電話番号、メールアドレスなどは本の奥付に掲載している公開情報だし、いまさら隠そうとは思っていないが、全体に流通させたいわけではないという人もいる。

とはいえ、たとえば自宅で仕事されている女性のライターさんなどは、最低限編集者などには(ギャラの振込先などの情報として)住所は渡すにしても、それをセミオープンに公開されるのは困るということがある。

極端に有名な人も、いろんな連絡が来過ぎては困るから、オープンにはしたくないだろう。でも、そういう人も仕事上の付き合いがあるから、必要に応じて名刺は交換しているのだ。しかし、それを他の人には渡したくない。

今、Eightがなんとなく『気持ち悪い』と感じる人がいるというのは、そういう人たちに対して、ケアが足りなかったのではないだろうか?

『オープンで、シェア!』の掛け声で、オプトアウトでじゃんじゃん行こうよ! という時代があったことは確かで、SNSやクラウドの初期の頃はそれで良かったというか、それでなければ進まないというか、そういう人が集まっていたのだとは思うが、今やそれでは済まない気がする。特に名刺というセンシティブな情報においては。

実は、その後Eightも軌道修正をして、自分の情報が勝手に広がっていくということはない。ただ、少しずつ修正していっているし、都度都度の情報発信が、全体に行き渡っているわけでもないので、『現在の安心して使えるEight』の情報が伝わっていないということもあると思う(これについては我々メディアにも責任はあると思うし)。

誰もが『名刺管理サービス』だと思っていたEightが『ビジネスSNS』という方に舵を切ったときに、ソーシャルグラフを一気に公開側(全公開ではないが、可視化される方向)に持っていった時に、裏切れたように思った人が多かったのだと思う。『ウェブでやりとりしたいワケじゃない! 自分の名刺を管理したいだけなの!』というわけだ。

日本人の名刺に対する思いは軽くはないのである。

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今のEightについて、もっと情報発信していくべきでは?

EightはSansan社内にあるSansanとは別のサービスで、導入企業からのサブスクリプションで成立しているSansanと立場を異にするフリーミアムから始まったサービスだということがすべての根源にある。

Eightの収益源は3つある。ひとつは、SNSとしてEightのウォールなどに入る広告収益。ふたつ目はプレミアムユーザーからの会費。そして最後に人材サーチ(人事の人が有償で特定のキャリアの人を探すことができる)だ。

メインである広告収益を増すためには、情報のやりとりを増やさなければならない。ユーザーとしてはそのあたりにいぶかしさを若干感じる。しかし、名刺の管理だけに月額何百円かのサブスクリプションを払う人がたくさん(Eightが成立するほど)いるとも思えない。その難しさだと思う。

ちなみに、イベントで名刺をスキャンしながら聞いたのだが、現在のEightでは、基本的には自分のアカウントの詳細情報が勝手に表示されることはない。住所やメールアドレス、電話番号などは繋がっている人(名刺登録相手がEightユーザーの場合につながる)にのみ公開される。そうでない場合は名刺画像にはボカシがかかっている。

自分のアカウント用名刺も、最初に自分で登録するか、誰かが登録しているものを『これは自分です』という認証しない限り登録されない(たいていの場合、アカウントを作った時に表示される『これは自分です』を簡単に認証するようになっているフローに問題があるかもしれない。最近アカウントを作った場合、どういう風に表示されるかは知らないが)。

現在のEightでは、自分の情報をどこまで出すか、どういう風に交換するかは、FacebookやLinkedInなどのSNSに近い形式になっている。住所や電話番号だって、設定画面で個別に公開設定を変えられるという詳細さだ。

となると、問題はそれが『分かりにくい』『情報発信されてない』というところが問題なのか?

この界隈には、まだまだいろいろ問題がありそうなので、フリック!としても継続して取材して、改善すべきところはEightに提言し、告知されていない部分はパブリティし、名刺の未来を考えていきたいと思う。

(村上タクタ)


2018年10月31日 (水)

アップルNY発表会、tweetまとめ #AppleEvent #AppleEventNY #iPadPro

総論としての原稿は近々エイサイト(http://www.ei-publishing.co.jp/)に掲載される予定だが、現場からのtweetをこちらにまとめておく。

(村上タクタ)

2018年10月30日 (火)

Apple発表会は、日本時間30日火曜日23時から

ニューヨークは思ったほど寒くなかった

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AUGM長崎から帰って8時間もしないうちに、再び家を出て羽田へ。

いつものカリフォルニアでの発表会より、たっぷり3~4時間は長いフライトを経てニューヨークに着いた。

カリフォルニア便だと乗って、食事をして、寝て目が覚めたらもう軽食を食べて降りる用意……という感じ。これに、たいていは機内でこなさなきゃいけない仕事があるから、むしろ慌ただしいことが多い。しかし、ニューヨーク便は目が覚めて軽食を食べてもまだ3~4時間の時間がある。インターネットにも繋がらず、本を読んだり、考えを巡らしたりできる時間は至福だ。

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Apple Watchを持つようになってからは、出発のちょっと前から、現地時間を意識して生活し、機内でもなるべく現地時間で不自然じゃない時間に寝起きするようにしているので、時差ボケが少ない気がする。

ニューヨークのジョンFケネディ空港についたら、いつもどおり羽田で借りてきたグローバルWi-Fiのスイッチを入れれば、iPhoneも、iPadも、Macもネットに繋がって、日本の連絡を履き出し続ける。

「現地の気温はヒトケタ」という情報も得ていたからダウンジャケットまで持ち込んだが、いまのところそこまで寒くはなさそう。


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Appleが用意してくれたホテルはマンハッタンの素晴らしい立地にあり、ブルックリン橋やワンワールド・トレードセンターもちょっと足を伸ばせば見ることができた。

明日の発表会は、イースト川にかかるブルックリン橋を渡って、ブルックリンにあるBrooklyn Academy of Musicで、東海岸時間の30日朝10時から開催される。

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同じところをティム・クックも歩いていたらしい(こちらは光の方向からすると早朝っぽい)。



日本との時差も普段のカリフォルニアでの発表会と違う、イベントは翌日午前2時スタートではなく、日本時間同日30日(火曜日)の午後23時ぐらいから始まる。つまり、感覚としては、日本時間21時ぐらいから僕らは会場に向かい、23~1:00が発表会。それから日本時間31日の朝(現地的には30日夜)に向けて原稿を書くという感じだ。

日本時間の翌正午ぐらいまでに最初のレポートをとりまとめるとすれば、私は現地時間の夜24時までに原稿を書けばいいということか、なるほど。

発表会の、リアルタイムの現地からの情報は(会場の電波状況が良ければ)、例によってTwitterの @flick_mag ( https://twitter.com/flick_mag )でお届けする。そちらは、フリック!ニュース http://blog.sideriver.com/flick にとりまとめる予定。とりまとめたニュース記事はエイサイト( http://www.ei-publishing.co.jp/ )で日本時間の午後になって配信する予定。

さて、何が発表されるのだろうか? 楽しみだ。

(村上タクタ)

2018年10月28日 (日)

2018年 #AUGM長崎 Tweetまとめ

年に1度は、遠方のAUGMにお邪魔しようと思っておりますが、今年はAUGM長崎! 佐世保に取材に着ました! 

会場が球佐世保鎮守府凱旋記念館という非常に立派な由緒ある場所で、かなり若い方も集まるイベントになっており、非常に盛会でした。以下、当日のtweetレポートをまとめておきます。


私としては、明日、月曜日からはAppleさんの発表会で、NYにご招待いただいているということで、非常にタイトなスケジュールではありましたが、Apple長崎の尾場さんには、6月頃からお声掛けいただいており「行きますよ!」とお約束していたので、スケジュールを違えることができず、リスクあるスケジュールだなと思いながら、お邪魔しましたが、とても盛会で来て良かったです!

あとは、今日の飛行機が、ちゃんと無事に飛んでくれることを祈るばかり……。

(村上タクタ)

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  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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