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編集部・タクタ一覧

編集部・タクタ

2017年8月18日 (金)

その微妙なすき間にニーズはあるのか?【cheero TSUCHINO-CODE】

cheeroから、ユニークな新製品が発売された。

小さいバッテリーを内蔵したLightningケーブルで、その形状から『TSUCHINO-CODE』という商品名だそうです。ケーブルとして持ち歩いて、いざという時に非常用の電源になるというわけです。



発売は、今日(2017年8月18日)正午。参考小売り価格は2980円(税込)。Amazon直販は1980円で初回500個限定で1580円。Yahoo!と楽天は2080円で、初回限定1680円。

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バッテリー容量は450mAhなので、iPhone 7なら1/4回、iPhone 7 Plusなら1/6回……と、ほんとうにわずかな容量なので、あくまで非常用というところか。ケーブルの長さは約100cm、重さは約46g。

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充電用ケーブルとして使った場合、デバイス(この場合iPhone)が先に充電されて、次にケーブル内のバッテリーが充電される。

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残量はLEDの色で判別。青色点灯が58100%、緑色点灯が1657%、赤色点灯が515%、赤色点滅が02%となっている。

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開くPCバッグに入れるとこんな感じ。普段は電源ケーブルとして使って、いざという時の非常用電源として使えるという感じだろうか。

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普段はデータ通信用/充電用ケーブルとして持ち歩いて、いざという時に非常用のバッテリーとして使えるという感じだろうか。

私は、常に大容量のバッテリーを持ち歩いているので、あまりニーズは感じないが、普段モバイルバッテリーを持ち歩かないぐらい荷物をコンパクトにまとめている人なら、データケーブル、給電ケーブル、バッテリーの1本3役を兼ねられるこのバッテリーは便利かもしれない。



(村上タクタ)

2017年8月10日 (木)

アップルが日本独自の新テレビCMを発表

【2017年8月10日17時情報公開】

8月11日の朝から、アップルの日本独自のテレビCMシリーズが放映されます。

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そろそろ、お盆休みということもあって、帰省して実家の親御さんにあったり、古い友達に会ったり。そんなシーンで、いまだにガラケーを使っている人に会うことが多くなるのではないでしょうか? 今回のCMは、まさにそんな場面にぴったりのCMです。

たしかに、僕らがiPhoneを使いはじめた9年前には、「ちょっと使いにくいかな?」「難しいかな?」と思う部分もありましたが、今や、機械が苦手な人にこそiPhoneがお勧めです。

だって、キーボードが苦手な人でも「Hey! Siri!  ●●さんに、メールしておいて」とか言えばいいわけですから、高齢者の方だって簡単なはずです。

iCloudの同期で、自動的にお孫さんの写真が流れてくる。災害の情報も簡単に入る。防水。Suicaやクレジットカード払いもiPhoneのApple Payで……となれば、すでにガラケーより簡単、便利。

そんな気持ちを後押ししてくれる3本のCMです。

8月10日17時にYou Tubeに公開されましたが、明日の朝からテレビにも流れます。



決断の時:


朝の準備:


アートなケーキ:

それぞれのムービーにそれぞれの人の『本音』がぬいぐるみとして出てきますが、『ガラケーで十分』って言ってる人も、本当は「乗り遅れてるんじゃないか?」「Siriとか使えたら、カッコいいんじゃないか」「もっときれいな写真が取れるんじゃないか?」っていう気持ちを隠してらっしゃるのかもしれませんね?

この夏は、お知り合いの、そんな『隠れた本音』をちょっと後押ししてみてはいかがでしょうか?

ちなみに、CMが流れるのは、この8月11日から9月12日まで。

専用サイトも公開されています。

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また、同期間、Apple Storeでのケータイの下取り価格が6000円になります。non-iOS端末の買い取りも、期間中は+5000円。また、アップルストアならパーソナルセットアップサービスとして、古いケータイからのデータ移行、新しいiPhoneのセットアップも手助けしてもらえます。

また、Apple Storeでは購入前にiPhoneを借りてApple Storeのスタッフと一緒に写真を撮るために街を歩いたり、写真加工の方法を教えてもらったりできるToday at Apple プログラムも行われています。iPhoneを使ったことのない方がiPhoneを触るいい機会です。

この夏、帰省の時にご家族にiPhoneを使いはじめてもらって、セットアップをしておけば。秋からは写真やメッセージのやりとりが、ずいぶん楽になりますよ?

2017年8月 9日 (水)

6人一緒にVRの世界にダイブ!【アバル:ダイナソー】@六本木ヒルズ

最終的にはコンテンツはVR状態で楽しむものに収斂していくと思う。ゲームにしても、映像にしても。

問題は、いつから、どういうコンテンツが……かということ。

詳しい人に聞くと、8Kレベルで120fpsぐらいになると、かなり良い……とのことだけど、現状の再生環境ではそれは難しい。ただ、解像度の問題は時間が解決するハズなので、これはじっくりタイミングを待って、普及するレベルの再生環境を手に入れればOK。

問題は、どういうコンテンツか? というところだろう。そして、こちらは再生環境が完全になる前から、それぞれが模索しなきゃならない。再生環境が整った段階では、競争に負けている可能性が大きいし、何より発展途上のテクノロジーにこそ、ユニークなコンテンツが生まれるものだ。

というわけで、六本木ヒルズの、テレビ朝日 夏祭りSUMMER STATIONに行ってまいりました。そこで公開されているコンテンツ『アバル:ダイナソー』を体験するためです。

テレビ朝日 六本木ヒルズ夏祭りSUMMER STATION
http://www.tv-asahi.co.jp/summerstation/

アバル:ダイナソー
http://abal.jp/

特徴的なのはただのVRではなくて、こちらの身体をリアルにセンシングして、VR空間の中で位置特定して、描写、しかも6人もの大人数で、それを体験できるということです。

……何言ってるか、わかりませんね(笑)順を追って、私の体験したことを説明しますので、ちょっと待って下さい(笑)

さて、六本木ヒルズのお隣であるテレビ朝日本社の中に入り口があります。ここに来るには、夏祭りのイベントに入るためのパスポートが要ります。

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入り口を通ると、こんなお部屋があります。6人それぞれ、中央の四角い箱に座って、指示を待ちます。荷物は手前のロッカーに入れなければなりません(なので、体験中の写真はないのですが……)。

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ここでガイドの人に従って、VRゴーグルと、手足にそれぞれ装具を付けます。VRゴーグルでは、もちろん3D映像見られるわけですが、ゴーグルの上についた角と、手足の装具にはその位置をセンサーに報せるためのポイントが付いています。

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これにより、映像空間の中に、自分の位置関係とポーズが再現されるわけです。

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VR空間の中にも、この部屋と同じ空間が再現されており、他の5人と自分の手足がアバターとなって、表示されている状態になります。

そして、このVRゴーグルをしたまま、ストーリー上のゲートをくぐると(実際には、ゴーグルをしたまま隣の部屋に歩いていってるんだと思う)。そのゲートの向こうの世界では、恐竜のいる世界での冒険が展開されます!

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これは、その異世界で、いかだ下り状態のアドベンチャーを体験しているところですが、中央に見えるのが、他の人です。実際に、VRゴーグル内ではアバターに見えてますが、実際にそこに人がいるので、肩を叩いたり、ハイタッチをしたりもできます。アバターに手を伸ばすと、実際にも接触するというワケです。

この、現実と、空想の混濁した感じがすごいです!

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そして、いかだで川下りするとともに、巨大な恐竜達が現れ……というストーリーです。他の仲間に触れられたりするので、現実とVR空間の感覚が混濁したまま、巨大な恐竜の下をかいくぐっていくわけです! すごい迫力!

約15分のコンテンツで、異空間の中を実際に歩き回ったり(もちろん、現実には普通に部屋にいるので、歩ける距離には制限があるし、VR空間内で他の人のアバターにぶつかると現実にもぶつかる)しながら、迫力の映像体験ができるのはすごいです。

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現実には、たぶん何にもない広い部屋で、この赤外線センサーによって、僕らの位置やポーズが計測されており、それがVRゴーグル内の映像に反映されているワケです。

お互いのゴーグルの中に、お互いの位置関係がリアルタイムに表示されているので、これはけっこう高度な処理のように思えます。現状では、レイテンシーを高めるのが没入感のためには一番重要ということで、レイテンシー重視。そのために、画像解像度(ゴーグルはGalaxy VR)やポリゴン数は控えめになっているそうです。また、描画も60fpsぐらいに押えられているとかで(動きのキャプチャはもっと速くて180fpsぐらいまで取れているそうです)、まだまだ理想の状況ではないようですが、それでも『複数人の共有体験』&『移動したり触ったりできる』というのは、興味深い体験でした。

……何言ってるか、わかりませんよね(笑)

面白いので、8月27日までに六本木ヒルズに行って体験してみて下さいってことです(笑) 

http://abal.jp/











2017年7月31日 (月)

絶対にこれが必要な人がいる『Ten One Design Blockhead』

フリック!の読者の方なら、ひと目で分かると思うが、iPadやMacBookシリーズの電源アダプターで使える変換プラグだ。




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iPadやMacBookシリーズの電源アダプターは非常に良くできているが、時折、上手くハマらない場所というのがある。かといって、標準で付属していた(今はオプション)延長ケーブルは長過ぎて邪魔になってしまう。

このプラグが横向きに付いてれば……と歯がみした人もいるに違いない。そんな人にとっては、非常に価値ある商品となるのが、このフォーカルポイントが販売する『Ten One Design Blockhead』だ。

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たとえば、MacBook Proの15インチなどのデカイアダプターは、壁に挿すと自重で抜けそうになる。そんな場合も『Ten One Design Blockhead』を使えば、ご覧の通り。出っ張らないので、蹴っ飛ばして抜ける危険も避けられる。

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ご覧のような場所でも……。

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ピタリとフィット。

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特に、毎日使うような場所で、こっちの方が安定するような場合は、『Ten One Design Blockhead』に交換しておいた方がいい。不安定な状態で使うとトラッキング(端子の間に積もったホコリなどでショートする現象のこと)などが起こり、火災や機材トラブルの原因になる。

電源周りのトラブルは想像以上にシリアスなことになる可能性がある。気掛かりなことは解決しておいた方がいい。2678円(税込・フォーカルストア価格)と、安価ではない商品だが、大切なMacBookやiPadを安定して使うには必要なものだと思えば、支払っておくべきコストだと感じる人も多いのではないだろうか?

(村上タクタ)





2017年7月28日 (金)

10万円で誰でも遺伝子合成できるってホント?【THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2017 TOKYO】

デジタルガレージさんが主催する『THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2017 TOKYO』の1日目にお邪魔してきた。

取材……という体ではあるが、なにしろ私ごときでは受け止め切れないあまり圧倒的に膨大な『知』の表出なので、ちょっとだけ感想文として書かせていただこうと思う。いずれにしても、いずれにしてもほぼ8時間にわたり21人の圧倒的な知識人の方の話を、ひとつのウェブ記事で書くなんて不可能だ。

それでも、驚くようなお話をいくつもお伝えできることは間違いない。

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デジタルガレージといえば、ウェブ界隈への広告、決済、投資、ベンチャー育成などを手がける最先端企業。わかりやすいところでいえば、Twitterにいち早く目をつけ、日本に持って来たのもデジタルガレージだ。

そのデジタルガレージが世界中さまざまなスピーカーを集め、おこなうイベントが『THE NEW CONTEXT CONFERENCE』。今回は1日目がバイオテクノロジー、2日目がブロックチェーンをテーマに開催されたのだが、私はスケジュールの都合上、1日目だけうかがった。

1日目はデジタルガレージの代表である林郁氏のあいさつ、共同創業者でMITメディアラボ所長を務める伊藤穣一氏(写真上)の基調講演を皮切りに、5つの大別されたセッション、21人の登壇者による多くの講演と、対談によって構成されていた。

ともかく、頭の良さそうな人が、続けざまに朝9:30から、夕方18:30まで、多少の休憩はあるにしろ、延々と高レベルのプレゼンテーションを続けるので、凡庸な頭脳しか持たない私としては聞いているだけで知恵熱が出そうだった。
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で、私は良くわかっていなかったのだが、とにかくこれから多くの注目を集める業界になるのが、『バイオテクノロジー』と『ブロックチェーン』なのだそうだ。

1日目のテーマであるバイオテクノロジーだが、とにかく進歩が著しいのだそうだ。そりゃあ理屈では分かっていたが、遺伝子はプログラミングと同じコードの並びで、解析は長足の進歩を遂げているのだそうだ。
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特に一日中何度も、いろんな人が見せてくれたのがこの下のグラフ。DNA解析にコストも、DNA合成のコストも猛烈な勢いで安くなっている。特にDNA解析の費用はムーアの法則をはるかに上回る勢いで低価格化が進んでいる。

10年前には数千億円必要だったゲノム解析が、10万円ほどできるという。さらに10万円ほどで細菌などの遺伝子をプログラミングすることさえ可能なのだそうだ。

ためしに、知識のあるメディアの人が天然痘のような細菌をオンラインで注文したら10万円程度で合成加工されたものが送られてきたという。

ええっ! 遺伝子工学ってそこまで進んでた&一般化が進んでたの?(汗)

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研究所じゃなくて、一般市民レベルでの遺伝子の加工も可能で、なんと電子工作のように遺伝子を加工するバイオハックに挑戦する人が増えていて、なんとストリートバイオなんでいう言葉までできてるらしい。想像を絶する。

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法規制してしまうと、コンピュータのクラッカーなどと同じく水面下に入ってしまうし、そうならないように、表向きのコミュニティを作る方向なのだという。

ほんとうに驚きばかりだ。

これらのテクノロジーは機械学習の進化などにより加速しており、猛烈な速度で進歩しているという。

遺伝子加工のもたらす可能性も飛躍的に大きくなっており、駆使すれば、食料難を解決する高カロリーの食料、逆に超低カロリーの食料、効果的な腸内細菌、などを設計できるという。

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また、植物性の素材から、エビそっくりの食材を造り出したり、

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牛肉を培養して、ミートボールを作ったり……ということも可能になっているという。家畜を殺すことを続けるか、食べられる肉だけを培養するか……ということを選択できる世代もすぐそこになっているのだという。

今のところ、このミートボールひとつを作るのに3000ドル(約33万円)かかっているのだそうだが、そのうちに量産され安価になっていくのかもしれない。

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また、喫緊の課題であり、あらゆる分野の専門家が警鐘を鳴らすと同時に、ほぼお手上げの状態になりつつある地球温暖化問題さえバイオテクノロジーで解決するかおもしれないとのこと。

はるか昔、大気中のCO2が4000ppmだった頃は、大西洋を海水に耐性のあるアオウキクサの仲間が覆って酸素を造り出していたそうだ。ならば、今海水の上でも生きて行けるアオウキクサを作ったら? もしくは他の植物のCO2処理能力をもっと高めたらどうだろう? 人類の危機を解決できるのなら、試してみるべきなのかもしれない。

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もちろん、テクノロジーの可能性を考えるイベントだから、技術の進歩について語られているのかもしれないが、市井の市民としては、そんなにDNAがいじられているのは、ちょっと怖いような気がする。

個人のゲノムデータを唾液を送って、遺伝子解析してもらえるサービスを行っているジーンクエストの高橋祥子さんは、自分の健康リスク、体質、祖先解析などをしてもらえるキットを紹介されていた。

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結果はパソコンやスマホから閲覧できるという。

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この他にも、本当にさまざまなバイオテクノロジーについてのお話があり、それがどこまで進むのか、法的にはどうしていったらいいのか、僕らが議論する前にテクノロジーの方が進歩していっているような気がする。

たしかに、私の話の理解度は高くないかもしれないが、バイオテクノロジー関連の技術は今後も猛烈に進んでいきそうだ。法規制も大事だが、規制しているうちに、海外の技術の方が圧倒的に進んでしまう……というもあり得なくはない。

多くの人がバイオテクノロジー技術について知り、適切な運用を考えなければ、大きな不利益を被るようなことになるかもしれない。これは、誰もがもっと勉強するべき事柄だろう。

(村上タクタ)






2017年7月25日 (火)

“Phil Libin Strikes Back!” 大会社でも起業でもない『スタジオ』方式のAll Turtles、秋に日本でもスタート

EvernoteのPhil Libinが、大好きな日本に再びアプローチ

Philが、『人工知能に関する』『スタジオ形式の新会社』であるAll Turtlesをサンフランシスコでスタートした話は、こちら(http://blog.sideriver.com/flick/2017/06/evernote-4c88.html)に書いた。

そして、今日(2017/07/24)、Philは前回、匂わせていた日本での展開を、正式に発表してくれた。

Philの提言は、日本のIT産業、いや産業全体が耳を傾けるべきものなのではないかと思う。

単に新しい会社がシリコンバレーから日本にやってきたということではなく、彼がAll Turtlesを通じて提案する『スタジオ』という形式が、日本に向いており、現在の日本の『停滞したイノベーション』を打ち破る鍵になるのではないかと思うのだ。

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PhilはEvernoteを運営していく中で、日本の魅力とうまく発揮できていない優れた点を理解してくれたのではないかと思う。今回のプレゼンテーションも、日本に力を発揮して欲しいという思いに溢れていた。

ともあれ、なぜ『スタジオ形式』なのか? なぜ『人工知能』なのか? なぜ『日本』なのか? について、新たに語ってくれたので、Philのプレゼンテーションに沿って、説明していこう。



一度の失敗で、可能性を見限られてしまう日本に向いた『スタジオ』形式


まずは、なぜ『スタジオ形式なのか?』だ。

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いくつかの起業を経験して、そしてEvernote後、ベンチャーキャピタリストとして活動して、Philはシリコンバレー方式の起業の限界を感じたという。

まずは、投資家は、数十億ドル(数千億円)以下のアイデアに投資しない。つまり、優れているけどとっても大きくスケールしないアイデアは失敗と見なされる。

次にアイデアを持ったクリエイターが社長業に注力しなければならなくなる。つまり、資金繰りやスタッフィングに奔走し、プロダクトを作ることにはほとんど力を割けなくなる。

また、地理的および人口統計的濃度がイノベーションを制限する。つまり、成功する人物像の中心は、シリコンバレーに住む英語を解する白人男性になってしまう。

Philはそうでない方法論を模索したいと感じたのだという。

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上下にプロフェッショナリズム、左右に既存の概念を守るか、新しい機会を探すかのベクトルを配し、四象限に分けると、既存の概念を守るプロフェッショナルは企業、アマチュアに近い人が可能性を探るのがスタートアップとなる。

では、プロフェッショナルとして新しい可能性を探るにはどうしたらいいだろう?

Philはハリウッドの映画産業にその雛形を見出したという。映画産業では本当のプロフェッショナルが、映画というプロダクトに向けて、起業することなく集合し、成果を発揮している。

その仕事の方式『スタジオ』を、用いることにしたのだという。

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Evernote時代にフォーカスした2ワード『Remember Everything』に対して、All Turtlesは『Product First』にフォーカスする。

従来のようにベンチャーキャピタルからお金を集めて起業してしまうと、起業した人は、プロダクトにフォーカスできず、資金繰りはもちろん、法的問題、セールスの問題、会社の成長性、広報、人事……などの問題に振り回されてしまう。本来のプロダクトにフォーカスすることなんてできない。

それで、多くの起業がダメになっていく。

そうした問題をスタジオとしてのAll Turtlesが引き受けていくのだという。



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『人工知能』が皮切り、将来的には『スタジオ方式』を横展開していく


すでに、サンフランシスコのAll Turtlesでは、9つのサービスが胎動を始めている。

『Replika』は自然に対話できる、AIの友達を開発中。
『sunflower labs』はドローンなどを活用したホームセキュリティサービス。
『Edwin』は、AIで応対してくれるFBメッセンジャーを使った英会話の学習システム。

この他にも6つのサービスの支援を始めている。これらのサービスはいずれも今もっとも進捗の著しいテクノロジーであるAIを活用しており、All Turtlesでともに育成されている。

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ちなみにAll Turtlesはすでに、2000万ドル(約22億円)以上の資金をシリコンバレーや日本、ヨーロッパの投資家から集めている。アメリカのVCであるジェネラル・カタリスト、日本のデジタルガレージ、楽天の三木谷浩史、フランスのザビエル・ニールなど、多くの投資家がすでに資金を投じている。

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(写真右は、日本のAll Turtles立ち上げにあたって大きな支援をしているデジタルガレージCEOの林 郁さん)


そして、この『スタジオ』方式が成功すれば、他のカテゴリーにも横展開していくとのこと。Philは例として、量子コンピューティング、精密医療(個々の特性を精密に調べたオーダーメイド医療のこと)、宇宙開発……などを挙げていた。

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そして、Philは『シリコンバレー以外の場所での可能性を広げるため』に、All Turtlesを、サンフランシスコと、東京と、パリで展開するという。

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ちなみに、日本では東京オフィスをこの秋に開設。2018年の1月1日にアイデアの受付を開始し、同4月1日には5チームのサポートをスタートする予定だという。

人工知能を用いた、世界を変えるアイデアをお持ちの方は、即座にプレゼンテーションの準備を始めた方がいいかもしれない。これは大きなチャンスだ。

Philは日本こそ『失敗は成功の母』を知る社会であったと言う


Philが例に挙げたのが『金継ぎ』という陶芸の手法。

割れてしまった陶器を、漆と金を用いて修復する。金継ぎで修復することにより、新たな美が生まれる。割れたこと、修復したことにより、より価値が生まれる。

Philが出会ったのは金継ぎ職人は福島の井上俊介さん。彼をPhilに紹介したのは会津若松でEyes, JAPAN(アイヅジャパン)を率いる山寺純さん。彼らは震災と原発事故で損なわれてしまった福島を、金継ぎのように修復することでより価値あるものにしていきたいと考えていたという。

この金継ぎの価値観にPhilは惹かれた。Philにとっても、Evernote自体に失敗したことこそ、学びの機会であり、次の成功の糧となった。

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金継ぎが日本固有の文化であるにも関わらず、日本は失敗についてあまりにも厳しい。起業して失敗してしまった人に、次のチャンスが与えられる可能性はとても低い。それゆえ、日本で起業しようとする人は多くないし、結果日本から新しい可能性は生まれない状況が続いている。

しかし、Philは金継ぎの価値を知る日本だからこその、失敗の価値を知って次なる可能性を開くやり方があると力説していた。

さて、これはPhilがEvernoteの CEO時代に愛用していた『スターウォーズ・帝国の逆襲』のマグカップ。フィルはこれをとっても気に入って、オフィスで使っていたのだという。写真は、その時にさまざまなメディアで撮影されたインタビューカット。たしかに、帝国の逆襲のマグカップをPhilが持っている。

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EvernoteでのCEO時代に長い間ともにあった大事なマグカップ。しかし、Evernoteを離れるために、引っ越し荷物をまとめていた時に、うっかりと落としてマグカップを壊してしまった。

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それ以降、忙しくて、フィルはこの破片を捨てるでもなく袋に突っ込んで、放置していた。そして、All Turtlesの立ち上げにあたって日本に来ていた時に、思い出して福島の職人さんに金継ぎでの修復を依頼したのだという。

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そして、3カ月を経て、ついに『帝国の逆襲』のマグカップは、金継ぎをされ、より価値の高いものになって、Philの手元に帰ってきた。

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Evernoteを去る日に割れて、日本にAll Turtlesを立ち上げる数日前に金継ぎされて手元に戻ってきたマグカップにPhilはなにやら象徴的なものを感じるという。

失敗は失敗に終わらず、それを埋め合わせることで新たな、より大きな価値を産み出す。ビジネスの失敗は単なる敗北ではなく、次なるステップへの礎だ。

このマグカップは、『スタジオ』というアイデアを実現する『Product First』な場所を作ることで、『金継ぎ』という文化を持つ日本人に合った挑戦のステージを用意したいというPhilの思いを象徴したマグカップとなったわけだ。

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Philのスタジオが成功しますように。

そして、それが日本のイノベーションを活発にするヒントになるように願って止まない。


(村上タクタ)

2017年7月23日 (日)

ガジェット好きの夏のパンツは『すわるハーフパンツ』で

以前ご紹介した『すわるパンツ』に、



新しくハーフパンツバージョンが搭乗した。
サイトはこちら(http://superclassic.jp/?pid=90701)

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夏はポケットが少なくなって、ガジェット好きとしては収納場所に困ることが多い。このパンツならスムーズに収納できて、かつ座っていても取り出しやすい。何より座った時に、収納してあるものが邪魔にならず、楽に座れる。

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abrAsusサイトより

クルマのシートに座ってポケットからものを出すのは大変だが、すわるハーフパンツなら、するりと簡単に取り出すことができる。

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以前だと、スマホに負担がかからないように、クルマに乗る時はポケットからスマホを出してコンソールに置いていたのだが、これならポケットに入れたままでも大丈夫。夏のドライブに最適。


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『いざという時のジャケット』と組み合わせるとこんな感じ。

暑いけど、Tシャツ短パンじゃ困る……というような時に役に立ちそう。ガジェットもいっぱい入るし。

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ただ、後ろへ回り込む側のポケットが少し浅くて、iPhone 7ならともかく、Plusは奥まで入りにくいのが気になる。浅くしか入っていない状態で座ってると、姿勢によってはiPhoneが上がってきてしまって落っこちていることがある。これだけはちょっと気をつけた方がいいし、aburAsusさんにはポケットの奥をもうちょっと広めに作って欲しい。たぶん、ケースに入れた状態が想定されていない気がする。

とはいえ、ガジェット好きには便利なパンツ。今年の夏のお出かけには多用してしまいそうだ。

(村上タクタ)


2017年7月20日 (木)

ついに『伝説のポケモン』ミュウツー登場!? #PokemonGO

ナイアンティックによると、伝説のポケモンは7月22日土曜日にシカゴのグラントパークで開催されるイベントで初めて登場するそうです。

シカゴと世界のトレーナーが協力してたくさんのポケモンを捕まえることで、ある伝説のポケモンがシカゴのイベント会場に登場し、そのポケモンを倒すと、世界中のレイドバトルにその伝説のポケモンが登場するようになるそうです。

その後、ジムに黒い『伝説のタマゴ』が出現するようになり、伝説のポケモンを手に入れることができるようです。



この動画から察するに、シカゴに現れる伝説のポケモンはルギア、ホウオウなどに見える。その後、世界に現れる伝説のポケモンはミュウツーなのでしょうか?

伝説のポケモンは、レイドバトルやジムバトルには使えるそうですが、ジムに配置することはできないそうです。

また、89日から815日に開催されている、街型イベント「ピカチュウだけじゃない ピカチュウ大量発生チュウ!」に合わせて、「Pokémon GO PARK」が開催され、さらに、8月14日の夜に、横浜スタジアムで、「Pokémon GO STADIUM」が開催されるそうです。

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Pokémon GO STADIUM」はこちらからから申し込んで抽選に当選することが必要。

いろいろ盛り上がってきましたねぇ。


iPhone 8は、iPhone 7とほぼ同サイズ……なのか!?

あまり噂話のたぐいは触れないことにしているのですが、情報筋の方から、iPhone 8……と呼ばれるであろうiPhone次期モデルのフロント保護ガラスの画像をいただいたので、一応ご紹介しておきますね。

いわゆる、深圳の工場方面では『次期モデル』と噂される図面が複数出回っており、それを高いお金で買って、次期モデルのケースや、保護ガラスを作るのだそうです。

『複数』出回っている……ということからも分かるように、そもそも公式のものではないので、サイズが違ったり、センサー用の穴が空いてなかったりする場合もあって、それに基づいて商品を量産しちゃうと大損してしまうわけですが、そのリスクを犯しても、少しでも速く商品を用意しようという戦いが繰り広げられているわけです。

というわけで、この保護ガラスが、本当に次期iPhoneにフィットするのかどうかはまったく分かりませんが、いちおうそういう保護ガラスが存在はしている……ということです。

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サイズ的には、ほぼiPhone 7と同等。全体にわずかに大きいぐらい。ただし、ガラス面は7よりはるかに広いし、ホームボタンの穴もありません。噂されてる、画面が広くなるとか、物理的なホームボタンがなくなるという情報を裏付けるものではあります。

ピッタリ合わせるとこんな感じ。ほぼ同サイズ。

つまり『iPhone 7とほぼ同サイズで、画面はもっと広い』というもののようです。

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ガラスの裏側の写真を見ると、白い部分はリップ状に盛り上がってます。つまり、まっすぐのままではフィットしないということなのでしょう。

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フロントの保護ガラスは何種類かあるようなのですが、切り欠きの仕方が違うのが気になります。センサーがどのように組み込まれるのかによって、切り欠きが変わってくると思うのですが。発売当初は安い怪しい間違った保護ガラスを買っちゃうと、センサーが動作しない……なんてこともあるのでしょうか?

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裏面も、これまた噂を裏付けるように、開口部は縦型です。iPhone 7と重ねてみるとこんな感じのようです。

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背面も保護ガラス的なものが存在するということは、背面もガラスなのでしょうか? 


すでに、だいたい出回っている情報を裏付けるものでしかありませんが、たまたま画像をいただいたので、ご紹介してみました。当然のことながら、この情報が合っているかどうかは、分かりません。とりあえず、うかつなものに手を出さないように気をつけながら、秋の発表を待ちましょう。

(村上タクタ)

(追加記事)iPhoneの通話を録音できるデバイス『Call Recorder』

こちらで昨日記事にした『Call Recorder』ですが、22日の日本発売を前にしてアプリにアップデートがかかりました。




音声データをテキストファイルに変換する機能が追加されました。アプリの最新バージョンは今時点で1.0.9だと思います。

一番したのボタンを押すと、録音した音声データをテキストファイルにしてくれます。

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言語はいろいろ選択できます。これって、iOS標準の機能なのかしらん? だったら、標準の録音アプリにもテキストファイルに変換する機能を付けて欲しいなぁ……。

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変換にはけっこう時間がかかります。実測ですが、6分のファイルでだいたい6分かかりました。その間、iPhoneを占有されてしますので、それなりに難儀です。テキスト起しされた内容はこちら。

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なんというか、完全ではありません。特に数字などの変換もアテになるわけじゃないので、これだけに依存するのは危険かもしれません。

でも、どっちが何を言ったかはだいたい分かるし、何よりタイムスタンプが入っているので、録音を聞き直すインデックスとして使えば、かなり有効に使えそうな気がします。

Call Recorderの追加機能、『通話を録音したものを、テキスト化できる』のレポートでした。

(村上タクタ)




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  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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