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2017年9月 6日 (水)

『生産性12%向上!』Logicool、7年ぶりのトラックボールは高級MXシリーズ『MX ERGO』

みなさんトラックボールは使ったことがあるだろうか?

『マウスより、トラックパッドよりずっと効率的で、身体に負担がかからない』と、トラックボール派の人は言う。しかし、少数派であるから、機材の選択の余地が少ないし、新型が出続けるかどうかも分からない。

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そんなトラックボール派の不安を打ち破るかのように、Logicoolから7年の沈黙を破って、新型のトラックボールが発表された。

それが、この『MX ERGO』だ。

マウスの『MX MASTER 2S』、先日発売されたキーボード『KX1000S CRAFT』に続く、高級ラインの3カテゴリー目だ。

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僕は、本格的にトラックボールを使ったことがないが、ここまで効率的、高機能と言われると気になってしまう。そもそも、トラックボール派の主張というのは何なのだろう?

・手を置いたまま操作できるので、ストレスが少ない
・狭いスペースでも操作できる
・精密な操作が可能

たしかに、トラックボールファンに向けて、Logicoolは延々と製品を作り続けている。

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この新製品が、一部のファン向けなのか? それとも我々マウス派も乗り換えるべき、仕事効率化の手段なのか? これからしばらう僕もトラックボールを使って体感してみようと思う。

さて、その上で、今回の『MX ERGO』は、何が違うのか?

要点は下記の通り。
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基本的には最新MXスペックのトラックボールということになるのだと思うが、まず、徹底的に形状を検討されている。手を置いて操作できるということがメリットなのだが、その優位性をしっかり発揮しようということなのだろう。

なにしろ

『一度触れたら、もう手放せない』

とおっしゃるのだから、これは試してみたくなる。

これほど、数多くのクレイモデルを作って、形状を検討したというのだから、よっぽどのことだ。

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人が一番リラックスできる手の位置は、握手している時のように手の平を横に向けている時なのだそうっだ。しかし、キーボード操作やマウス操作をしている時は手を伏せるような姿勢をしている。その両方を検討して決定されたのが、新しいMX ERGOの仕組みで、裏面のベースを磁石で張り替えることで、角度を20度変化させることができるのだ。

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また、ホイールはティルトできるプレシジョンホイール。トラックボールはプレシジョンモードボタンで、解像度を切り替え、大胆な動きと精密な動きの両方が可能なようになっている。これにより、旧 M570に較べ、生産性が12%向上しているのだそうだ。

マウス使用時に較べ、筋活動量は20%減っている。1日8時間の労働するとすれば、20%筋肉への負担が少なくなるのだ。これは大きい。
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そしてもちろん、Back/Forwardボタン採用、最新のunifying/Bluetoothを採用しており、FLOW/Easy-Switchにも対応している(ただし、MX MASTERなどと違って2台まで)。

さらに、電池の持ちが拡大しており、フル充電したら約4カ月(MX MASTERは70日)使えて、さらに緊急時には1分だけ充電すれば8時間使用することができるという。

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ということで、トラックボールファンには有無を言わさずマストバイ、マウスユーザーにとってもそこまで効率的だというからには使ってみようかな……と思う『究極のトラックボール』である『MX ERGO』。価格は1万2880円(税別)で、9月22日発売。

私も、1台お預かりしたので、2〜3週間ほど毎日使ってみながら、一日に一度は『どのぐらい慣れたか』をフリック!のアカウントでツイートするようにしてみようと思う。レポートをお楽しみに。

それから、Logicoolファンとして、最後にひとつだけ苦言なのだが、充電や接続用のコネクターを統一して欲しい。

たとえば、プレゼンテーション用のSPOTLIGHTは充電がUSB-Cで、パソコンに挿すドングルがUSB-Aだ。MX MASTER S2は、充電用がmicro USBで、unifyingレシーバーがUSB-A、先日発売されたキーボードKX1000Sは、充電用がUSB-Cで、unifyingレシーバーがUSB-A。そして最新の製品である本機、MX ERGOは充電用がmicro USBで、unifyingレシーバーがUSB-A。いったい、どっちに行きたいのかまわったく分からない(笑)

開発を始めた順番はこうではなかったとか、この製品はWindowsユーザーも使うから……とかいろいろ事情あるのかもしれないが、Macユーザーにとって未来はUSB-Cに突っ走るしかないのだから、すべてUSB-Cにして欲しい。

少なくとも、SPOTLIGHTのドングルとunifyingレシーバーのUSB-C版を発売してくれれば大きな問題は解決する。プレゼンの壇上にMacBook Proを持って行くだけでは、プレゼンができないなんて目も当てられないですから!

(村上タクタ)





2017年9月 1日 (金)

スティーブ・ジョブズ・シアターでお会いしましょう

メールが来ました。

クパチーノのスティーブ・ジョブズ・スタジアムでお会いしましょう……とのことです。

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9月12月現地時間午前10時。『Let's meet at our place』は『ウチに来てね!』ってことでしょうか? 新しいApple Parkに作られたと言われるスティーブ・ジョブズ・シアターで、新しいiPhoneが発表されるようです。

楽しみですね。

2017年8月25日 (金)

ふたつの『Bar』に対応した、Parallels Desktop 13発表

Mac上で、Windowsを動作させるParallels Desktopの最新バージョン、『Parallels Desktop 13』が発表された。

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実際に、利用していない人はご存知ないかもしれないが、Parallels Desktopは本当に魔法のようなアプリだ。一般的なWindowsマシンとまったく遜色のない速度で、Mac上でWindowsが動く。

Macを完全にネイティブなWindowsマシンのように使ったり、WindowsのアプリをあたかもMacのアプリのひとつであるかのように、MacOS上で動作させたりもできる。

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Parallels Desktop自体は、Mac上に仮想環境を作るアプリ。その上に、Windows OSやMac OSをインストールすることができるのだ。

Windowsは、最新のWindows 10はもちろんのこと、Windows 8やXPさえインストールできる。またMac環境をインストールすることもでき、原稿のmacOS Sierraの上に、MavericksやHigh Sierraなどをインストールすることができる。

それらの環境でしか動作しないアプリを使う環境として利用するのはもちろん、アプリやウェブサイトのテストをする人にとっては、それぞれのOSでどのような挙動を示し、どのようなビジュアルになるのかをテストする環境としても便利だ。

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利用にあたっての注意というか、ちょっと面倒なのは、バーチャルマシン上で動かすOSのライセンスは、自分で入手して、インストールする必要があるということだろうか。しかし、そのOS環境がどうしても欲しいという場合には、Macユーザーにとっては、Parallels Desktopほど優れた方法はない。

とりわけ、今回注目したいのは、『2つのBar』に対応したことだろう。

ひとつは、MacBook Proに装備されているTouch Barに対応したこと。

WindowsでもTouch Barが使えるのだ。

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ただし、現状対応しているのは、OS標準状態と、Word、Excelなどのオフィスアプリのみ。存在しているWindowsアプリすべてのTouch Barを設計するのは現実的方法でないのは理解できる。

そこで用意されたのが、Touch Barのカスタマイズ機能。

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それぞれのアプリに応じて、Touch Barをカスタマイズできるのだ。


今ひとつは、WindowsのPeople Barに対応したこと。これはWindows 10のこの秋の更新で搭載される機能。

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住所録の人をタスクバーにピン留めできるのだが、それをドックに保存することができるのだ。

ちなみに、Windows版では3人までをタスクバーに固定することができるのだが、Macでは人数制限がない。『Macユーザーの方が、友達がたくさんいるだろうからね!』ということだった。

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とはいえ、Mac側で住所管理をしていると、あまり使いそうにない機能なのだが……。

Macの動画などを小さくする機能である『ピクチャーinピクチャー』と同じ使い勝手で、OSのウインドウ自体を縮小表示する方法も装備された。複数のOSを平行動作させる人には、これは便利そう。

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加えて、動作パフォーマンスも大幅に向上している。

公称の性能でいうと、USBデバイスのパフォーマンスが、最大40%向上、Mac上でWindowsのファイルを操作する時のパフォーマンスが最大40%向上、Windows上でWindowsのファイルを操作する時のパフォーマンスが最大50%向上などの他、Thunderbolt用SSDのパフォーマンスが最大100%向上した影響は大きいだろう。これにより、Thunderbolt接続のSSD上にあるバーチャルマシンをネイティブマシンとほぼ同じ速度で動かすことができるようになった。

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また、今年末に発売予定のiMac Proに完全対応。仮想マシン1台につき30コア、128GB RAMをサポートする。

また、当然のことながら、現行Windows 10、そしてこの秋にリリースされるmacOS High Sierraにも完全対応している。

前作から追加されたParallels Toolboxは32の機能をサポートするようになっている。

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新たに追加された機能には、動画からGIF動画を生成する機能など、数々の便利な機能が追加されている。

また、今回、同様の機能をサポートするWindows版のParallels Toolboxも用意された。

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こちらは昨年のMacバージョンに準じた17の機能をサポートしている(昨年のMac版は20の機能があったが、Windows OSが標準でサポートしている機能もあるので、17になった)。

今年のParallels Desktop 13も充実した機能が高速で動作する素晴らしいアプリケーションとなっている。

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新規のライセンスは8500円(税込)から。8500円でアップグレードできない単体アプリを買うか、1年間のサブスクリプションとして使うかは選択できる。また、プロ版、ビジネスエディションや、それらのボリュームライセンスもある。詳しい価格はこちらから。

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お話をして下さったのは、左からカート・シューマッカー、シニアプロダクトマネージャ。ケビン・グリーリー、アジア太平洋地域ジェネラルマネージャー、日本法人社長の下村慶一さん。

(村上タクタ)



2017年7月14日 (金)

アップルの基調講演に登場した『コンピュータおばあちゃん』は筋金入りだった!

WWDCの基調講演の冒頭で、アップルCEOのティム・クックが紹介した82歳のエンジニア若宮正子さん。

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ティム・クックが会いたがった『コンピュータおばあちゃん』。親しい人には『マーちゃん』と呼ばれる彼女。実はWWDCの前に、彼女に何度かお会いしていたので、その様子をお伝えしよう。

最初にお会いしたのは、『シニア・プログラミング・ネットワーク』の取材にお邪魔した時だった。
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登壇者3人の平均年齢なんと77歳というすごいイベントでしたが、「挑戦するのに遅過ぎるということはない」といういことを教えていただいたイベントでした。左にいらっしゃるのは、マーちゃんの師匠に当たる小泉勝志郎さん。

そして、これがマーちゃんが開発してリリースしたiPhoneアプリhinadan。

こちら(https://itunes.apple.com/jp/app/hinadan/id1199778491?mt=8)から無料でダウンロードできる。

4月末時点で2万99500ダウンロード、75万ビューとのことなので、WWDCに登場した今となっては、もっとすごいことになっているんだろうなぁ……。


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マーちゃんは高齢者の方を集めて、ご自宅でパソコン教室も開催してらっしゃったりもする。これは、その取材のためにご自宅にうかがった時に撮影させていただいた写真。

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突然、Swiftでプログラミングを書きはじめたわけではなくて、もともと古くからパソコンには触ってらっしゃった。

今、82歳のマーちゃんは、終戦の時に10歳。国民学校に行った最後の歳になるのだそうで、学童疎開なども経験されている。

その後、東京の銀行に就職され、しっかりと定年までお勤めになったのだそうだ。趣味は海外旅行。だから英語も堪能でいらっしゃる。

60歳の定年退職が近づいた頃、本屋さんで『パソコン通信』に関する本を見つけた。ちょうど近々ウィドウズ95がリリースされるという頃だった。

「遠方の友達と交流できるなら面白そう」と思ったマーちゃんは、パソコンを買ってパソコン通信を始めたのだそうだ。

その後、パソコン通信は相当やり込んで、パソコン通信上の高齢者のグループ『メロウクラブ』の副会長も勤めるほど。じつは『マーちゃん』というのもパソコン通信のハンドルネームなのだそうだ。

その後、エクセルアートにもハマって、いろいろなメディアに取り上げられ、TEDxTOKYOにも登壇する。

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WWDCで紹介された写真に写っているネックレスも、実は自分でAutodeskの123DというCADソフトでCAD図面を引いて3D出力してもらった自作の品。

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なんでも、自分で工作して作ったりするのが好きなのだそうだ。

今回のようなお教室を2つ持っていて、メロウクラブの会合、マンションの管理組合の書記をしていて、かなりお忙しいそうだが、それでも講演会などの依頼があると極力でかけていくようにしているという。本当にパワフルな方だ。

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パソコン教室では、時事の話題をもとにスライドを作って、パソコンについていろいろなお話をされている。ちなみに、私が取材にうかがった時の講義は、ビットコインの話をキーに、インターネットで横行する詐欺や、それにどうやって気をつければいいかをお話されていた。

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いつお会いしても、本当にお元気で、ほがらかで、本当に驚いてしまう。

ちなみに、アップルのWWDCから帰ったあと、日本に2日だけ滞在して、友達に会うためにロシアに旅行に出かけられた。

彼女よりはるかに若輩な我々が、日々に疲れたり、海外をおっくうがったり、プログラミングを「もうはじめるのには遅い」とは言えない。

彼女より多少若い我々は、彼女に恥ずかしくないように、がんばろう。

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(村上タクタ)

2017年7月 9日 (日)

フリック! 2017年8月号 Vol.70、今夜発売です!

早いもので、初代iPad発売を機に作った、フリック!も70号。GPUパフォーマンスを500倍に拡大したiPad Pro 10.5の記事を書いているのですから、不思議なものです。

今夜24時に、8月号Vol.70を配信します!



Photo先日、速報でお伝えしたWWDCの速報と、発売された数多くの新製品のインプレッションと、テストをお送りします。

実機を触ってみたからこそ、速度テストを動かしてみたから分かる部分ってありまして……。iPad Proの激速ぶりとか、MacBook Pro 15と13、13のTBなしはどのぐらい速度さがあるか……とか、いろいろ興味深いです。

その他待望のキヤノンEOS 6D Mark II、オリンパスの防水カメラTG-5なども実際に撮影してレポート。その他にも新製品満載しております。

また、デジモノ好きにはたまらないIT関連各社のTシャツを特集。各社からいただいた37枚を読者のみなさんに抽選でプレゼントします。これからのシーズン、レアなデジモノ系銘柄のシャツというのもいいかもですよ!

お求めはこちらから!
https://www.ei-publishing.co.jp/magazines/detail/flick-439374/

2017年6月23日 (金)

AndMeshのMacBook Proケース詳細をレポート

すいません、午前中にひと言だけ触れましたが、今日発売のMacBook Pro 13ケースの詳細のお話をば。

っていうか、なんかシンプルに書いたら『お前が詳しく書かなくてどーする!』的なプレッシャーを読者の方から感じて……(気のせい?)。

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まず、基本的なスペックは、ホワイト、ブラックの2色。今日(6月23日)発売。5980円(税込)。重量は304g(実測値)。

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まず、一番のポイントはこれだけ大きな樹脂成型品を歪みなく作れるAndMeshの技術力だ。

簡単なように思うけれど、樹脂は成形後にヒケたり、熱が冷めていく過程で歪んだりする。

サイズが大きいほどその影響は大きく、だから大きなiPadやMacBookのケースというのは非常に難しい。特に、こういうポリカーボネートだけど柔らかい質感の素材で、ドンピシャのピッタリを成形するのは難しいと思う。

嵌めてみると惚れ惚れするほどピッタリだし、AndMeshならではのサラリとした肌触り。持ち心地がとても素晴らしい。

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この表面のサラリ感と、ディンプルがあるおかでもあるグリップの良さが、MacBook Proに新しいイメージを提供する。

興味深いポイントが、本体への噛み込み方だ。上下それぞれ互い違いに爪があり、本体にしっかりと噛み込むようになっている。上下互い違いなので、閉じた時に、それがぴたっとフィットするようになっている。

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このフィット感が絶妙なのだ。

ちなみに、あまりにピッタリ過ぎて、外し方を知らずに外そうとすると苦労する。不器用な人だと変な力を入れてMacBook Proを壊しかねない。

実はこのケースのパッケージに外し方も書いた説明書が入ってるので、捨てないように。といっても外す頃には、この説明書をどこに仕舞ったかわからなくなっている人が多いような気がする。簡単にいえば、本体側もディスプレイ側もヒンジ方向から徐々に外していくのがポイントだ。

裏側にはちゃんとゴム足があり、ヒンジ部分は絶妙に干渉を避けるようになっていて、コネクター部分も絶妙な切り欠きになっている。

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ちなみに、私がFacebookになにげなく「Touch Barありとなしでは、コネクターの位置が違うんですね〜」と書いたら、後藤CEOから「マジっすか!」と焦った連絡があったのはナイショの話だ。Touch Barありの位置で金型を作りそうになっていたそうだ。というわけで、この製品はTouch Barありでもなしでもちゃんと対応している。ご心配なく。

さて、悩ましいポイントは、ホワイトにするか、ブラックにするかだ。

ホワイトの方が目立つし、インパクトがあるのは間違いない。MacBook Pro 13(Late 2016以降)で多い、スペースグレーに装着するとこんな感じ(液晶が点灯したスタジオ写真は撮るのが面倒なので、こういう写真は少ないハズ)。

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逆にフィット感はブラックの方がある。また、本体がシルバーの場合はホワイトの方がフィット感はある。

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閉じたときも断然一体感がある。

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本体保護の意味ももちろんがるが、持った時の絶妙のフィット感、MacBook Proらしからぬカジュアルなルックスがファンを増やしそうだ。

ちなみに、初回限定300個、黒のみ半額のAmazon割引コードはこちら、AMMBCEG1




AndMeshから初のMacBook Pro 13用ケース登場

AndMeshから初のMacBook Pro 13用ケース登場。

ホワイト、ブラックの2色。今日(6月23日)の12時発売。5980円(税込)。

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AndMeshならではの、すっごく工夫されたケースになってます。

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もう、手元にお預かりしているので、後ほど詳しくレポートしますね!

追記:詳細記事はこちら。
AndMeshのMacBook Proケース詳細をレポート
http://blog.sideriver.com/flick/2017/06/andmeshmacbook--4281.html

2017年6月12日 (月)

WWDC 2017関連記事インデックス

WWDCで取材した件を集めたインデックスを作りました。
まだ、お読みになっていない記事があったら、ぜひ。

現場からならではのレポートをぜひお楽しみ下さい。

(村上タクタ)


WWDC 2017 Overview『アップルの大攻勢』
http://blog.sideriver.com/flick/2017/06/wwdc-2017-overv-ae93.html

アップルの未来が語られる! WWDC2017 レポート!!(速報Tweetまとめ)
http://blog.sideriver.com/flick/2017/06/wwdc2017-1560.html

高性能な新iPad Pro 10.5は、パソコンになりたいのか? パソコンを超えるデバイスなのか?
http://blog.sideriver.com/flick/2017/06/ipad-pro-105-5f09.html

アップルが新カテゴリー製品、HomePodを売る本当の目的
http://blog.sideriver.com/flick/2017/06/homepod-1b5a.html

WWDCで刷新されたiMac、MacBook Proは買いなのか?
http://blog.sideriver.com/flick/2017/06/wwdcimacmacbook-a76e.html

WWDC 2017で発表された、ポケモンがちゃんと地面に立つiOS 11
http://blog.sideriver.com/flick/2017/06/wwdc-2017ios-11-c39f.html

土台から変更されたmacOS High Sierra。VRクリエイターに! WWDC 2017
http://blog.sideriver.com/flick/2017/06/macos-high-sier-1d4d.html

WWDCに参加している、女性デベロッパーFlask LLPにインタビュー!
http://blog.sideriver.com/flick/2017/06/wwdcflask-llp-e572.html

WWDCが開催されるサンノゼってこんな街
http://blog.sideriver.com/flick/2017/06/wwdc-85f5.html

アップルの新社屋『Apple Park』が未知との遭遇レベルの巨大さだった
http://blog.sideriver.com/flick/2017/06/apple-park-3a43.html

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土台から変更されたmacOS High Sierra。VRクリエイターに! WWDC 2017

WWDC記事の最後にお届けするのは、新しいmacOS、High Sierra(ハイシエラ)だ。

バージョン名としては10.13に当たる。例年通り、無償のアップデートで一般向けのリリースは秋になる。

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デベロッパーは基調講演当日から利用することができ、パブリックベータは6月後半から。いずれも守秘義務契約により、その内容について誰かに語ったり、ウェブ上に公表することはできない。我々メディアも基調講演で語られた内容か、アップルによって開示された情報のみ扱うことができる。

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特に重要なポイントは2つ。『APFS』が採用されたことと、VR機能の充実だ。

APFS(Apple File System)は、すでにiOSでは採用されていたファイルシステムだが、従来のHFSに代わって、すべてのファイルを管理する新しいOSの基盤だ。これによりファイルのコピーの高速化図られたり、停電やシステムクラッシュ時にデータが破損する可能性が減ったり、セキュリティ的に強くなったりする。ストレージ技術のこれからの進歩を見据えた、土台部分の大改革だ。我々が使用上気付くことはほどんどないが。

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これまでも何度も述べたように、アップルはVR/AR機能の充実に大きく舵を切った。macOS High SierraにもVRアプリケーションを開発するためのサポートが拡充されている。HTC Viveヘッドセットの接続が可能になり、UnityとEpicのVR開発ツールがMac上で使えるようになる。Final Cut Proでも、プロ向け360度ワークフローのサポートが追加される。

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基調講演後のハンズオンの様子を見ていると、MacではVRコンテンツの製作機能をターゲットに開発が行われ、iOSではARコンテンツの利用に重きが置かれている。これらがどんな未来をもたらしてくれるのだろうか?

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その他にも、新しいワクワクするような機能が数多く追加されている。写真アプリではよりドラマチックな調整や写真加工が可能になっているし、外部アプリとの連携も充実している。

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Safariには、Advanced Tracking Preventionという、ユーザを広告主が追跡するためのトラッキングデータを機械学習により識別して排除する仕組みを使うことができるようになるし、メールもより大量のデータの中から自分に必要なメールを探しやすくなる。Siriの進化もiOSに準じたもので、よりインテリジェントな処理が可能になっている。

秋の本格リリースが楽しみだ。

(村上タクタ)

2017年6月 9日 (金)

WWDCで刷新されたiMac、MacBook Proは買いなのか?

「WWDCは開発者会議なんだから、新製品は発表されないよ! もう3年もWWDCでは新製品は発表されてないんだし!」……とか言っててごめんなさい。山のように新製品が発表されましたね……。

性能の細かい差異や、値段の違いは日本にいる方の方が詳しいのではないかと思いますが、現地での展示の印象は、とにかくVR/AR押しでした。

つまりは、『MacはVR/ARの開発プラットフォームに使えるよ!』というメッセージが一番強く発信されていたということです。

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MacBook Pro (Late 2016)の発売から7カ月しか経っていないのに、すべてが刷新された理由はこのあたりにあるようです。iMac の下位モデルがBroadwell、上位モデルがSkylake世代、MacBook ProがSkylake世代のチップセットを使っていたのに、すべて一気に、Kaby Lakeプロセッサを搭載したのもそう。それでもなおかつ外付けGPUを使用しないとHTC Viveを駆動できないのですから、いかにVR/ARにマシンパワーが必要とされているかわかります。

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しかし、これはVR/ARが将来のインターフェイスになると、アップルが判断し、推進することにしたということに他なりません。WindowsですでにVR/ARを推進してきた人からすると、『何をいまさら!』という気はするかもしれませんが、アップルが参加することでユーザーベースが一気に増えるということで、Adobeなどベンダー各社もVR/AR方向に舵を切れるということになり、AR/VRの普及は一気に進むでしょう。

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ハンズオンでいくつかのデモを体験させてもらいましたが、このインターフェイスが将来かなり標準的なものになるのは間違いないでしょう。一部の仕事はVR空間の中で行うようになるでしょうし、ARによる情報提供も普及すると思います。

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映画やゲームが没入型になるのは間違いないですし、仕事でもVR空間内でミーティングをしたり、プレゼンをしたり、コンテンツを作ったりするでしょうし、ARマーカーを見られるグラスを見ながら行動することになるでしょう。たとえば、空港内を歩いてる時に、どこがラウンジで、搭乗ゲートはどちらかは、ARで空間上に表示されるでしょうし、自分の母国語でない言語で書かれている文字は、AR上で翻訳して見ることができるでしょう。

そのためのコンテンツクリエイターのための道具に、Macはなると宣言したわけです。

外付けGPUを付けてでも、それは今やらないといけないことだったのです。

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まだ、スペック上でしか分かりませんが、iMacも、MacBook Proも大幅に性能向上しているので、かなりお買い得だと思います。特に下位モデルのお買い得感が高まっているように思います。

また、これによりさほど性能が必要じゃない人は旧モデルを安く買のも選択肢として選べるでしょう。

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iMacの5K/4Kの液晶は実物を見ると本当に色鮮やかで、目をみはるようです。

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iMacのラインナップは21.5インチのディスプレイのモデルが1,920×1,080ピクセルのディスプレイのタイプと、4K (4,096×2,304ピクセル)の2種類なりました。一番安いモデルは12万800円。このモデルは2.3GHz Core i5でメモリ8GB、ストレージは1TBのHDD。安いとはいえ一般的な作業には十分すぎるぐらいのスペックです。4KモデルはP3対応の高色域のディスプレイを持ち、HDDモデルとフュージョンドライブのモデルの2種類。どちらもスペックの割にはリーズナブルといっていいでしょう。

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5,120×2,880ピクセルの5Kディスプレイを持つ27インチのモデルは、一番安いモデルで19万8000円。これでも十分以上に実用的なモデルですが、あとはCPU性能、ストレージ、メモリーの積み方次第。デスクトップを使うなら、このあたりが非常にお勧めです。

状況としては当然ですが、Thunderbolt 3ポートの搭載もニュースです。こうやって、Thunderbolt世代の機材が普通になってくると、対応製品数も増えてくることになるでしょう。

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私はずっと、テンキー付きのマジックキーボードが欲しいと思っていたのですが、それがようやく用意されます。これは嬉しい。なぜ、今になったのかはよく分かりませんが。

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MacBook Pro 15インチは2モデルでというラインナップで、CPU、GPU、ストレージがその違い。13インチは4モデルがラインナップされますが、Touch Barなしが2モデル用意されるようになりました。もしかしたら、Touch Barなしでいいという人が多いのかもしれません。以前はTouch Barありとなしでは、かなり処理速度に差があったのですが、新しいモデルではどうなのか? 計測するのが楽しみです

12インチのMacBookも大幅に変更を受けており、処理速度の大幅な向上が期待できます。また、キーボードがMacBook Proと同じ第2世代のバタフライキーボードになっており、打鍵感があまりに薄過ぎて不満だった人の声に応えています。

ともあれ、全般に性能向上が著しいので、フルモデルチェンジ直後の初物買いより、熟成され性能向上をしたものが欲しい人は、本当に『買い』なタイミングだと思います。

それと、もうひとつ。

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最大で18コア、22テラフロップス、メモリー最大128GB、10Gb Ethernet搭載……という途方もない性能を持つiMac Proは、重いVR/ARの処理を楽々こなすハズだが、なにぶんお値段も8コアの再廉価なモデルでさえ4,999ドルからと、お値段もプロ用となっている。

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本当の意味でプロの映像作家や、本当にVR/ARの本格的なコンテンツを製作する人に向けたモデルになりそうです。しかし、そうしたプロにとって一体型が、果たして受け入れられるのでしょうか? 少々不思議だし、Mac Proの次期モデルとの整合性はどうなるのかなど、気になることは多いですよね。ともあれ、発売は12月とのことなので、じっくり考える時間はあります。

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(村上タクタ)

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    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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