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2018年12月23日 (日)

MAKOさんが、新しいiPad Proでニューヨークを描いてくれました!

今回、AppleのニューヨークでのiPad Pro発表会に一緒に行ってくれたMAKOさん(https://www.mako-okestudio.com/)が、新しいiPad Proでニューヨークをスケッチしてくれました。

※スケジュールの都合上、現地で出歩いた時にはまだ写真に写っている旧型を使っていました。そのデータをコピーして新型iPad Proで作品を仕上げる作業をしていただきました。

ここはWTC Cortlandt駅に直結して作られたショッピングモールOCULUS(オキュラス)というショッピングモール。
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911のあったWTC跡地には、プールと呼ばれる巨大な異例のためのモニュメントが作られいます。

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横にはOne World Trade Centerという新しいビルが。周囲のビルを美しく写して、まさにスカイスクレーパー。911があったのに、そのあとにこれを建てるというのが、いかにもアメリカですねぇ。どうもちょっと微妙な心持ちがします。

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そして、ビルの倒壊で大きなダメージを被った駅を修復するとともに、そこに直結するカタチで作られた新しい商業施設が、このOCULUSという施設です。

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海生の生物か、肋骨のような巨大な構造体の中に、さまざまな商業施設があります。

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もちろん、アップルストアも。

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今回、MAKOさんが一番時間をかけてスケッチしていたんじゃないかなと思う場所が、このセントラルパーク。行って見ると、南北4km、東西800m(幅は京都御所と同じぐらいだけど、長さは2.5倍)と、想像より広い場所なんですね。こうかくとスケール感は近いように思うかもしれませんが、周りの街の密度と高さが違うし、それだけに落差を大きく感じます。

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まさに都会の中のオアシス的な存在で、散歩したり、ピクニックしたり、ジョギングしたりしているニューヨーカーがいっぱいいます。

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私は、旅行中は猛烈に動き回る(しかも疲れない)タイプなので、ちょっとMAKOさんを引き回し過ぎたかも(気をつけてペースダウンしたつもりなのですが)。セントラルパークでスケッチしていたMAKOさんがいちばん生き生きしてらっしゃった気もします。

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アメリカに行くとUberやLyftにお世話になりまくるのが常ですが、ニューヨークはさすがに地下鉄が便利なのですね。

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NYの地下鉄というと治安が悪いイメージでしたが、少なくとも昼間中心街の地下鉄に乗った感じではとても安全なイメージでした。もちろん、時間や場所によっては違うかもしれませんが(ブラジルやインドをウロウロしてきた僕のモノサシなので、一般的に安全かどうかはまた別ですが)。

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身なりのいい人、お洒落な人がとても多い印象。ラフな格好の人が多いカリフォルニアとは確かに全然違いますね。

ここは、行かないとわからない感じ。360全方向の看板に動画広告が流れていて、なるほどここが全世界の広告戦略の中心か……と思った。Netflixの広告が多くて、今の勢いを感じますね。

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ここでもMAKOさんはしばらくiPad Proでスケッチをされていました。

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ホテルの近くにあったブルックリン・ブリッジにも、到着した日の夕方駆け足で行って見ました。

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眺めのいい場所ではあるのですが、橋の上にいるから橋自体は見えないし、スカイスクレーパーやブルックリンの眺望は、橋のワイヤーに遮られて微妙な展望。景色は船からとかがいいのかもしれませんね。

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ティム・クックもこの橋からのtweetを上げていましたが、どうもこれは光の方向からすると朝に歩いているようです。さすが。ちゃんとそのあたりも抜かりないですよね。

発表会終わって、私はホテルの部屋に篭って原稿を描いていたのですが、MAKOさんはその間に外に裸婦スケッチの回に行ってらっしゃいました。活動的!

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芸術の街ニューヨークで、芸術に最適なデバイスNew iPad Proを満喫したMAKOさん。このiPad Proを使って、どんなクリエイティブを産み出して下さるでしょうか?

(村上タクタ)

2018年12月18日 (火)

DeffのケブラーケースDURO、わずか11g

カーボンとかケブラーとかにワクワクするようになったのは、いつの頃からでしょう(笑)

航空宇宙産業で開発されたこれらの繊維が、'80年代からモーターサイクルレースや、F1カーレースで使われるようになって、『金属より軽くて強い、とっても高価な素材』として使われるようになって以来でしょうか?

’90年代に入ると、バイクや車のパーツとして、購入できるようになりましたが、樹脂で固めただけのウェットカーボンと、炉で焼成したドライカーボンがあり、本当に強度があって、製造にコストがかかるのはドライカーボンだけだって学んだりします。

カーボンやケブラーはラジコン用品屋さんなんかでは繊維の状態で買えて、ひっぱり強度が必要な部分(たとえばグライダーの翼の下面とか)に貼ったりしました。

iPhoneケースに軽量、高強度なそれら繊維が必要かと言われると、そんなこともないのですが(笑)それでもオトコノコとしてはワクワクします。

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そのあたりのオトコノコマインドのくすぐり方をよくご存じのDëff(ディーフ)さんのアラミド繊維(Kevlar)ケースです。ケブラーといえば黄色いような気がするのですが、黒いのもあるのでしょうか? それとも染色されているのか? 使われているのは『米国デュポン社製 ケブラー 970F 1500D』だそうで、なんかその型番みたいな呼び名がまたカッコいいです。

XとXS用が約11g、 XR用が約12g、XS Max用が約13gだそうです。

正式名称はUltra Slim & Light Case DURO for iPhone Xs/X。価格はそれぞれ、4980円、5280円、5480円(税込・Dëffストア価格)。案外安い……。



Img_2066グロスブラックとマットブラックがあるのですが、マットブラックの方がドライカーボンっぽくって、カッコいいですよね(笑)

実際薄くって、カッチリフィットでとてもいい感じです。

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ちなみに、XS基準で作られているようで、僕のXだと少しカメラ穴の位置がズレますが、問題なく入ります。

すっごくきっちり作られていて、下面のコネクター穴までもピッタリ合わせた寸法になっています。

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カーボンやケブラーがお好きな方はぜひ! と言いたくなるクオリティです。

(村上タクタ)




2018年12月11日 (火)

国際的イケメンブランド『JUSTJAMES』フォーカルからローンチ

このイケメンが、このたびフォーカルポイントが輸入することになった『JUSTJAMES』のデザイナーである代表である。James Lee氏だ。

ファションブランドのモデルやデザイナーとして活躍してきて、香港版のMTV的番組、Channel VのDJも務めてきたという。「どこに住んでるの?」と聞くと「Central(中環)の山手の方」という答えが帰ってきたから相当にアッパーなクラスの生活をしている人のようだ。

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お父さんは香港の人でファッション業界の仕事をしていて、お母さんはロンドン在住。James氏自身は、香港とロンドンを往復して育ち、最近は東京で仕事をしていることもある……というナチュラルボーンなノマドだ。

いろんな国を渡り歩き、しょっちゅう空港で時間過ごすJames氏としては、「空港の免税店にはフェンディやグッチの商品に囲まれているのに、デジタルデバイスというといきなり無愛想なデザインになるのが不満だったんだ」とのこと。そこでラグジュアリーなデジタルデバイスのブランドとしてJUSTJAMESを立ち上げたのだという。

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JUSTJAMESは、ただファッションテイストを取り入れただけのデジタルデバイスではない。James氏が、世界を旅しながら仕事をする中で、必要としている機能が盛り込まれているのだ。

たとえば、この『OMEGA』は、入力ポートとして従来からのmicro USBに加え、USB-Cポートを備え、わざわざ独自の充電器を持ち歩かなくても、MacBook系やiPad Proの充電器で充電することができる。USB-Cポートは出力側にも使えるしPDにも対応しているので、MacBook系のパソコンに電源を供給することもできる。もちろんオーソドックスなUSB-Aポートも2つ装備し、最大で3つのデバイスに電源を供給することができる。通常価格は5980円(税別)。

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『TRAVELLER』もユニークなデバイスだ。一見、大理石調のプレートを貼ったも5,200mAhのモバイルバッテリーだが、ちょっと一工夫してある。

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小さなトラベルトレイを引きだすと、なんとそれ自身がmicro SDを収納し、USBメモリーとして使えるデバイスになっている(つまりmicro SDリーダーでもある)。さらにmicro/nano SIM収納トレイでもあり、SIMピンまで内蔵されている。

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まるで、国際的なスパイのようだが、たしかに、彼のように国境を平然と越えて生活、仕事をするリアルノマドにとっては、国を越えるたびにSIMを差し替え、滞在する国で仕事をするのだから、SIMピンやSIMトレーはむしろ日常的に必要とするツールなのだろう。

たしかに、5,200mAhという容量は、機内持ち込み荷物に入れておいて普通に使いながら、飛行機の機内でSIMを差し替えておく……なんていう使い方にピッタリだ。

ちなみに、こちらもUSB-Cポートで、入力/出力両方を行い、さらにUSB-Aポートを2つ備えている。価格は4980円(税別)。

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フレグランスのボトルのような『AURA NOIR』もユニークだ。7,800mAhで、4980円(税別)。こちらはオーソドックスなmicro USBでの充電USB-Aでの出力となっている。

モバイルデバイスの価格はちょっとしたプレゼントに丁度いいが、愛想のない一般的なバッテリーよりもずっと華があるといえるだろう。化粧ポーチなどに入れておいても違和感がない。

『ラグジュアリー』と言う割には価格がリーズナブルであることについて聞いてみると、「ラグジュアリーなものを提供したいと思っているが、手の届かないものにはしたくない。もっと安くしてもいいと思っているぐらい」と答えてくれた。

James氏にとって、人生は旅であり、いまや旅の核にはスマートフォンある。『いろんな人に使ってもらえるユニセックスなブランドにしていきたいと思う』とのこと。

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セミワイヤレスの『AMPERES WIRELESS EARPHONES』は3980円(税別)(さらに1月7日まで発売記念価格で2980円(税別)。これもワイヤレス体験を気軽にお洒落に楽しめるようになっている。

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iPhoneがヘッドフォンジャックを持たなくなって2年以上が経つが、女性がこうやって気軽に楽しめるお洒落なワイヤレスヘッドフォンが出てきたのは喜ばしい。

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フォーカルポイントは、日常で誰もが持つようになったiPhoneなどデジタルデバイスのために『機能+ファッション』を打ちだした展開を増やしていくようで、同時にイタリア製レザーブランド『iToro(イトロ)』の取扱も始めた。

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こちらは、製品デザイナーEduardo Alessi(エドアルド・アレッシー)氏がデザインし、フィレンツェで修業を重ね熟練した技術を持つアルチザンたちの手によって、作られているというレザーの編み込み模様が特徴的。

シンプルなものから手帳型など、約10種類のiPhoneケースがラインナップされる。表裏に目立たないように設けられたカードポケットも特徴的だ。

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価格は、9800円〜1万4800円(税別)。レザーはイタリアの最高級レザータナリー「グルッポ・マストロット」の上質の牛革(ミネルバ、ブッテーロ、キップ、カーフ、ブライドルレザー、ヌバック)、クロコダイル、馬(ポニー、コードバン)、オストリッチ、ハラコなどを使っているというから、納得できる値段だ。

いつも持ち歩く身近なデバイスだけに、上質なケースに入れておく価値はある。

以上、詳しくはフォーカルポイント(http://www.focal.co.jp/)のサイトを参照のこと。

(村上タクタ)






2018年12月 7日 (金)

Appleはあなたの気持ちを知ってる(メイキングもお見逃しなく)

絵を描いたけど、他の人に見せる勇気がないとか、音楽を作ってけど、恥ずかしくて、自分だけのフォルダに仕舞ってあるとか、そういう経験は誰にでもあるかと思います。

強力なクリエイティブの集団を擁し、なんでもできる、どんなクリエイターでもアサインできるようなAppleだけど、そんなあなたの気持ちを『分かっている』と、ホリデーシーズンに向けて、メッセージを出しています。



どんな、クリエイターもトビラを破って、世界に向けて自分の作品を発表した瞬間があるはずです。このムービーはそんな先輩クリエイターからの、すべての未来のクリエイターへのメッセージなんだと思います。

ちなみに、このムービーの背後に流れている曲は、16歳の新進シンガーソングライター、ビリー・エイリッシュによるものだそうです。iPhoneやMacBookされば、誰でもクリエイティブを始めることができる……そんなメッセージがそこに込められているそうです。

で、ぜひ一緒に見たいのが、こちらのメイキングムービ。

そう、全部CGだと思っていたら。CGなのは、人物と犬や降りしきる雪などだけで、背景の街は巨大な模型なんです!



Appleの広告を作るような世界的クリエイターだって、こうやって手を動かして、工夫して、クリエイティブを行っている。決してイージーなことではないけど、あなたが愛することをしなさい……そう言われている気がします。

決して、MacやiPadの画面上で行うことだけがクリエイティブではない、コンピュータのメーカーとは思えないそんなメッセージも伝わってきます。

この冬はMacやiPadを買って、誰にも指示されない自分のクリエイティブ、世界を感動させるクリエイティブを作ってみてはいかがでしょう?

(村上タクタ)


2018年11月19日 (月)

今夜24時、フリック!12月号Vol.86発売! 最新Apple製品情報満載! 

11月20日0時、フリック!12月号Vol.86配信開始です!

配信はこちらから!

https://www.ei-publishing.co.jp/magazines/detail/flick-476047/



今月は、ニューヨークで発表されたiPad Pro 11/12.9インチ、MacBook Air、Mac miniの情報満載。現地取材と、後日日本でのスタジオを撮影を交えてお届けします!

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現地の行かないとわからない、その場の雰囲気から、先行試用などで得た情報をカッチリまとめております。

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同行したMAKOさんのスケッチも交えつつ、発表された新製品について、あらためておじっくりお届けします。

イラストレーターさんならではの繊細なレビューについても、MAKOさんに聞いてレポートしておりますので、ぜひご覧下さい。

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iPad Pro 11/12.9も気になりますが、Appleファン、Macファンの方には、MacBook AirやMac miniも気になるという人は多いのではないでしょうか?

MacBook Airはほとんど夢に思い描いた通りだけど、ちょっとだけ気になるのがCPU性能。Core i5と発表されているけれど、TDPは15Wということで、実際の性能はどうなっているのか……? などをベンチマークテストなどを交えてお届けします。

04その他にも、発売されたiPhone XRの試用レポート、Apple渋谷のリニューアルオープンレポート、キヤノンEOS R、ニコンZ 7の試用レポートもガッチリページを取ってお届けします。

お楽しみに!


(村上タクタ)

2018年10月28日 (日)

2018年 #AUGM長崎 Tweetまとめ

年に1度は、遠方のAUGMにお邪魔しようと思っておりますが、今年はAUGM長崎! 佐世保に取材に着ました! 

会場が球佐世保鎮守府凱旋記念館という非常に立派な由緒ある場所で、かなり若い方も集まるイベントになっており、非常に盛会でした。以下、当日のtweetレポートをまとめておきます。


私としては、明日、月曜日からはAppleさんの発表会で、NYにご招待いただいているということで、非常にタイトなスケジュールではありましたが、Apple長崎の尾場さんには、6月頃からお声掛けいただいており「行きますよ!」とお約束していたので、スケジュールを違えることができず、リスクあるスケジュールだなと思いながら、お邪魔しましたが、とても盛会で来て良かったです!

あとは、今日の飛行機が、ちゃんと無事に飛んでくれることを祈るばかり……。

(村上タクタ)

2018年9月12日 (水)

【現地速報】Apple 新型iPhone、Apple Watch発表会Tweetまとめ

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昨日、Appleパークに行って来ましたが、去年はとってつけたようだった木々が、ちゃんと光の向きなどに合うようになって、だいぶしっくりした感じになってきていました。

明日、楽しみのひとつは、Steve Jobs Theaterなどが何か変わっているかということ。Apple Park Visitor Centerとかはまったく変わってませんでした。

このNFCのチケットで、Apple Parkに入れるのあとしたら、それも楽しみです。

【更新終了】

(村上タクタ)

2018年7月27日 (金)

アップルが平成30年7月豪雨被災者に特別無償修理サービスを提供

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中国、四国、九州、近畿地方に大きな被害をもたらした『平成30年7月豪雨』。その被災者に対して、アップルが無償の配送修理サービスの提供を発表した。

かなり広いエリアでの災害だし、水に浸かったMac、iPhone、iPadなどはかなりの数存在するのではないだろうか? もし、知人に被災し、先日の豪雨による被害でアップル製品が故障しているという方がいらっしゃったら、ぜひ知らせて差し上げて欲しい。

適用範囲などの詳細は、こちらのアップルのサイトを参照のこと。

平成 30 年 7 月豪雨による被災者向け特別修理サービスのご案内
https://support.apple.com/ja-jp/repair-service-western-japan

(村上タクタ)

2018年7月 3日 (火)

iPhone X/8/8 Plusユーザー必携、非接触モバイルバッテリーcheeroから登場

iPhone X/8/8 Plusユーザー、つまり非接触充電が可能なiPhoneのユーザー必携のモバイルバッテリーが登場した。なんと、Qi(ワイヤレス充電の規格)を内蔵しており、iPhoneを重ねて電源ボタンを押すだけで、充電されるのだ。

製品名は『cheero Powermix 6000mAh』。Amazonでの直販価格は2980円(税込)、初回限定500個は2580円(税込)、量販店などで販売される場合の参考小売価格は4480円(税込)。発売は7月3日の正午から。

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これは、たまらなく便利。やっと、 iPhoneの非接触充電に価値が出てきた気がする。AirPodsなどと一緒に使うと、ケーブルの絡まりに悩まされない快適なワイヤレスiPhoneライフを送ることができる。

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バッテリー容量は6000mAhなので、iPhone Xならフル充電1.5回ぐらい。日々持ち歩くiPhone用予備バッテリーとしては軽くて適切なサイズだ。単体重量は約180g。

充電用のコネクターはUSB-Cというところが新しい。最近のcheeroは、大容量のバッテリー、先進的なものを好む人が買いそうな商品から、micro USB→USB-Cへと充電用コネクターを変更しつつある。micro USBよりUSB-Cの方が大電流を流せるので、MacBook Proと合わせてUSB-A、micro USBを廃して、Lightning、USB-C系に切り替えていきたい我々としては歓迎だ。

ケーブルはUSB-A−USB-Cのものが付属する。

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出力は USB-Aと、Qiの非接触充電。USB-Aは5V/2.1A max.で、非接触充電は5V/1A max.(5W)。非接触充電の方は速いとはいえないが、現状のiPhoneの非接触充電の規格では7.5Wが最大なので、モバイル用であることを考えれば、まぁ、仕方がないだろう。

さらに、位置合わせ用のクッション材が付属する。

さて、実際に使ってみると、ケーブル不要というのはかなり便利だ。1分以上使用していないと電源が落ちてしまうが、逆にいうと多少ズレでも1分以内に位置が戻れば充電し続けてくれる。

ご覧のようにかなりズレていても充電は継続される。iPhoneケースを使っていても薄いものであれば問題ない(写真はAndMeshのBasic Case)。また、iPhone Xとほぼ同サイズ、重さも同じぐらいなので重ねて持つのにちょうどいい。

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さらに、ひらくPCバッグのサイドポケットのようなピッタリサイズのポケットに入れておけば、持ち歩きながらでも充電できる。誰か、このiPhone XとPowermix 6000mAhを重ねて入れるポーチや、ポケットを作ってくれないだろうかというぐらいの快適さだ。

しかし、cheeroに問い合わせたところ、金属片などがバッグの中にあった場合、完全に安全とはいえないので、『バッグの中の充電はより安全のために控えていただいた方がいい』とのこと。

もし、やってみる場合には、ポケットの中に金属片、ホチキスの針や小銭、ホコリなどがないことをよく確認してから自己責任でどうぞ。

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イレギュラーついでにもうひとつ。

いろいろ試してみて気がついたのだが、このバッテリーは充電しながらでも、給電できる。

つまり、普段は非接触充電器のように使い、必要に応じて持って出る……ということも不可能ではないのだ。

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しかし、取り扱い説明書には『本製品を充電しながら他機器への充電はお控え下さい』と書いてある。

そこで、これもcheeroに問い合わせたところ『少しずつ中の基板に負担がかかっていくので、あまりお勧めはしません』とのことだった。残念。

バッテリーを安全に、大切に使うために、充電しながらの給電は避けるようにしよう。

ともあれ、特にiPhone Xユーザーにとっては、サイズまでピッタリのこの非接触充電器付きモバイルバッテリー、ケーブルレスで気軽に充電できるのでとても便利で必携と言っていいアイテムだ。



(村上タクタ)




2018年6月 5日 (火)

WWDC速報1:テクノストレスを低減する、新世代iOS

新製品はなかったが真にユーザー本位のアップデート

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アップルの次世代のOSがエンジニア達に向けて公開されるWWDC 18がカリフォルニア州サンノゼのマッケナリーコンベンションセンターで開催された。

その基調講演の取材に招待されたので、その様子をお伝えしよう。iPhone、Mac、iPadなどの開発者が、20万円近い参加費を払って、世界中から集まるイベントだ。約5000人の枠が用意されるが、それでも参加は抽選になってしまう。

例年、いくつかの新製品が発表されるが、今年は新製品はほとなかった(虹色のApple Watchの新色だけだった)が、それでも開発者たちのとっては、非常に興味深いKeynoteとなったようだ。このあと、開発者たちは個別の守秘義務のあるセッションに臨み、一週間に渡って将来のアプリ開発のために必要な情報を得ることができる。

5年前に買ったiPhoneやiPadでも使える

そのWWDC基調講演の様子を我々一般ユーザーレベルで気になることについて2回に分けてお伝えしよう。

まずはiPhone。iPhoneはARKit 2が出て。iPhoneが与えるストレスを抑制する機能が増え、アニ文字の新しいバージョン、ミー文字、そしてGroup FaceTimeで多人数のコミュニケーションが可能になった。

多彩な機能が増えたにもかかわらず、iOS 12はiOS 11と対応機種は同じ。5年前に買ったiPhoneやiPadでも最新のテクノロジーの恩恵を受けることができる。

具体的な機種で言うと、iPhoneは 5s、SE、6……など以降が使える。iPadはAirや、mini 2以降。iPod Touchは第6世代以降が使える。5年前の端末が使えるなんて、かなりユーザー本位だ。

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単に、利用できるだけでなく部分的には旧OSよりパフォーマンスがアップする部分もあるというからありがたい。

ARが驚異的に進化している!

iPhone、iPadでのAR(仮想現実)体験を実現するARKit2は、より現実を詳細に把握することができるようになった上に、複数人数での共有が実現された。

スーツケースをカメラに写すことで、縦横奥行きのサイズを測ったりすることが可能。これ、宅急便用アプリとか作ると便利そうね。

複数人数でARを共有できるようになったことで、たとえば複数人数での障害物を見ながらのシューティングゲームのようなことが可能になった。

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iPadでこのゲームを楽しめるかどうかはともかく。将来的には、iOSで動作するApple製のARゴーグルのようなものが搭乗する、そのための布石だと筆者は思っている。

ステージでは、レゴを使ったデモが行われたが。現実のブロックと、仮想現実で追加されたレゴが一体となっていて、ちょっと信じられないほどだった。レゴ好きとしては、このアプリはぜひ試してみたい。買えなかった大きなキットだって、仮想現実なら楽しめるのだ。

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細かい操作は自動化して、日常を快適に

開発者にとってはSiriを利用できるようになったことが大きなニュースだろう。Siriショートカットという機能により、これまでSiriで実行できなかったようなことをボイスコマンドとして登録できる。

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さらにSiriショートカットは、複数のアクションを組み合わせることができる。

たとえは『Hey Siri! 家に帰るよ!』

と言うことによって、エアコンの電源を入れ、電灯を付け(このあたりはHome Kit対応の機材が要るので日本では現実的ではないが)、家までの渋滞を含めた時間を調べ、妻に「仕事、終わったよ! ○分後に帰る。愛してる!」というメッセージを送り、自宅へ向けてのルートガイドを起動し、車の中でお気に入りのプレイリストをかける……というようなことが可能になる。

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この複雑なSiriショートカットはちょっとしたプログラミングのようなものだから、自分で考えるのは手間かもしれないが、きっと『起床時用』『通勤用』『リラックスタイム用』などがネットに公開されるだろうから、それをアレンジして作るといいかもしれない。

我々の生活はあまりにネットに依存していて、iPhoneの操作に手間がかかっているから、手間のかかるアクションはショートカットでこなして、手間を減らしたい。

通知などテクノストレスと上手く付き合う方法

実は、我々の生活に一番影響が大きいのではないかと思えるのが、機能がおやすみモードやSreen Timeという新機能。

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おやすみモードでは、特定の時間、場所において通知を遮断することができる。この機能、英語ではDo Not Disturbなので、『邪魔をしないで』的ニュアンスがある。つまり、睡眠時や、仕事中、勉強中などに通知をしないようにする設定のこと。

従来より設定が細やかになり、ベッドタイム中は暗くなり通知を表示しないようにもできる。夜中に通知を見てしまったり、朝起きて時計を見ようとしたら山のような通知を見てしまって、朝のさわやかな目覚めを妨げてしまう……というようなことがなくなる。

また、通知はより細やかにハンドリングできるようにな、Siriがあまり活用してないアプリの通知をOFFにするようにサジェストしてくれたり、同じアプリからのたくさんの通知をグループ化して、他の通知を見逃さないようにしてくれたりする。総じて、我々のストレス値は、通知によって上がるので、人生が通知に支配されないようにしようと工夫している。

Screen Timeの機能は我々がどのぐらいの時間をどのアプリに消費しているかを教えてくれる。

客観的に見てみるとFacebookに週10時間を消費しているとか、You Tubeに20時間を消費しているとかは馬鹿馬鹿しいので、自分をコントロールする必要があるだろう。

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特定のアプリの1日の使用時間の制限を行うこともできる。

また、この機能はファミリーアカウントを設定している場合、親から子供たちのアプリの利用状況を見たり、制限したりが可能になる。これはリモートで設定可能。

子供のiPadは夜8時以降は起動できないようにしたり、You Tubeは1日1時間……などと規制したりできるようになるのだ。

総じて我々の生活がiPhoneの通知やアプリに支配され過ぎないようにと、Apple自体が制限してくれているのが興味深いし、健全だ。

ミー文字は面白そうなので普及して欲しい

最後にもうひとつ。日本ではいまひとつ普及していない感のあるアニ文字とFaceTimeのお話。

アニ文字に、ゴースト、コアラ、タイガー、Tレックスなどの新キャラが登場したとともに、自分の顔を作れる『ミー文字』が登場した。

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とはいえ、我々にとってはキャラクターがどうもバタ臭いというのが馴染まないポイント。日本人でも自分風の顔を作れるかどうかは、ちょっとiOS 12を実際に使って試してみたいところ。肌の色などはいろいろ配慮はされているのだが……。

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このあたり、オープンにしていただいて、ジャパニメーション風のキャラが作れたりすると、爆発的に(たぶん日本以外でも)普及すると思うのだが。

もうひとつはGroup FaceTime。

32人までの人数でFaceTime会議ができる。これは、便利そう……。特に話している人の画像が自動的に大きくなるあたり、とても便利そう……。なのだが、iOSの人ばかりの環境はなかなかないからなぁ……。

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地味だけど、幸福度合いは上がりそう

貴重講演で公開されたiOS新機能の概略はこんな感じ。飛び抜けて驚くような機能はないけれど、通知の整理や抑制、アプリの使い過ぎの抑制、ここに書いた以外にも広告の追跡のブロック、ヘルスケアアプリの情報が漏れないようにする工夫など、『個人情報をビジネスにしない』ということを中心に、我々の『テクノストレス』を提言する機能が多く設けられている。

秋が来れば、我々のストレス値は下がり、もっと快適で健全な生活が送れるようになるかもしれない。

(村上タクタ)

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  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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