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2017年7月23日 (日)

ガジェット好きの夏のパンツは『すわるハーフパンツ』で

以前ご紹介した『すわるパンツ』に、



新しくハーフパンツバージョンが搭乗した。
サイトはこちら(http://superclassic.jp/?pid=90701)

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夏はポケットが少なくなって、ガジェット好きとしては収納場所に困ることが多い。このパンツならスムーズに収納できて、かつ座っていても取り出しやすい。何より座った時に、収納してあるものが邪魔にならず、楽に座れる。

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abrAsusサイトより

クルマのシートに座ってポケットからものを出すのは大変だが、すわるハーフパンツなら、するりと簡単に取り出すことができる。

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以前だと、スマホに負担がかからないように、クルマに乗る時はポケットからスマホを出してコンソールに置いていたのだが、これならポケットに入れたままでも大丈夫。夏のドライブに最適。


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『いざという時のジャケット』と組み合わせるとこんな感じ。

暑いけど、Tシャツ短パンじゃ困る……というような時に役に立ちそう。ガジェットもいっぱい入るし。

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ただ、後ろへ回り込む側のポケットが少し浅くて、iPhone 7ならともかく、Plusは奥まで入りにくいのが気になる。浅くしか入っていない状態で座ってると、姿勢によってはiPhoneが上がってきてしまって落っこちていることがある。これだけはちょっと気をつけた方がいいし、aburAsusさんにはポケットの奥をもうちょっと広めに作って欲しい。たぶん、ケースに入れた状態が想定されていない気がする。

とはいえ、ガジェット好きには便利なパンツ。今年の夏のお出かけには多用してしまいそうだ。

(村上タクタ)


2017年7月20日 (木)

(追加記事)iPhoneの通話を録音できるデバイス『Call Recorder』

こちらで昨日記事にした『Call Recorder』ですが、22日の日本発売を前にしてアプリにアップデートがかかりました。




音声データをテキストファイルに変換する機能が追加されました。アプリの最新バージョンは今時点で1.0.9だと思います。

一番したのボタンを押すと、録音した音声データをテキストファイルにしてくれます。

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言語はいろいろ選択できます。これって、iOS標準の機能なのかしらん? だったら、標準の録音アプリにもテキストファイルに変換する機能を付けて欲しいなぁ……。

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変換にはけっこう時間がかかります。実測ですが、6分のファイルでだいたい6分かかりました。その間、iPhoneを占有されてしますので、それなりに難儀です。テキスト起しされた内容はこちら。

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なんというか、完全ではありません。特に数字などの変換もアテになるわけじゃないので、これだけに依存するのは危険かもしれません。

でも、どっちが何を言ったかはだいたい分かるし、何よりタイムスタンプが入っているので、録音を聞き直すインデックスとして使えば、かなり有効に使えそうな気がします。

Call Recorderの追加機能、『通話を録音したものを、テキスト化できる』のレポートでした。

(村上タクタ)




2017年7月19日 (水)

iPhoneの通話を録音できるデバイス『Call Recorder』7月22日発売

先月の台湾取材で、弓月ひろみさんが、「これ、いいかもー!」と飛びついていたPhotoFastの『Call Recorder』を発売前にお借りしたので、試用してみました。

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ちなみに、日本での発売は7月22日から。発売元はリンクスインターナショナルさんに決まったそうです(製品ページ)。価格は1万4800円。

iPhoneって、仕様として通話を録音できないのではないかと思うのですが(そういうアプリは存在しない)、Lightningコネクターに接続した本体にヘッドフォンを差し込むという、ちょっと強強引っぽい方法で録音できるようにしているのがこのCall Recorder。

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アプリを立ち上げて、そのアプリの中から電話をかけると自動的に録音がスタートする。

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通常の電話アプリじゃなくても、LINEでも、Facebookメッセンジャーでも、Skypeでも何でも録音できる。

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または、録音ボタンを押してから電話をかけてもいい。アプリに録音ファイルが残る。

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勝手に録音するのはちょっとマナー違反な気もするが、仕事で記録を残さなければならない場合、通話の記録を確保したい場合、または遠隔地の人とのPodcastの対談収録……みたいな場面でとっても便利そうなアプリだ。

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録音した音声はm4aファイルとして残り、もちろん他のアプリに渡して加工したり、クラウドドライブやMacにコピーすることもできる。

ちなみに、録音したものを再生すると、左耳から自分の声、右耳から通話相手の声が聞こえる。

気になる音声の質だが、私は音のプロではないので、ラジオなどの本当のプロの世界で通用するかどうかは分からないが、Podcastレベルであれば十分に通用するレベルだと思う。当然それぞれモノラルではあるが、けっこうキレイに録れてる。自分と通話先が左右のチャンネルに分けて収録されているので、本職の方ならそれぞれのレベル調整みたいなことも可能なんではないかと思う。

ちなみに、パッケージが工夫されていて、iPhoneのヘッドフォンと同サイズ。一緒に持つのに便利なようになっている。

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また、裏側にはmicro SDカードスロットが付いていて、そこにSDカードを挿すと、記録メディアとして利用できる。

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これは同社が販売する他のPhoto Fastカードリーダーと同じような仕様。

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同社のONEというアプリをダウンロードすることで、micro SDカードを記録メディアとして利用できるようになる。

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ちなみにこのアプリ、Call Recorder+とは排他動作となっており、Call Recorder+が立ちあがっているとmicro SDカードを認識しない。Call Recorder+を終わらせてから立ち上げよう。

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こんな感じでファイル/フォルダをブラウズすることができる。

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たとえば、写真.appの画像をこんな感じで取り込むと……。

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こんな感じのファイルとして認識される。もちろん、このmicro SDカードを他のデバイスやパソコンに差し込んで、ファイルを移動させることもできる。

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電話録音にニーズがある人、iOSデバイスでいろいろと仕事をする人は、買って損のないデバイスだと思う。オススメです。

Podcastや、ラジオの配信をしている人は絶対便利だし、私のように取材メモとして通話の録音が欲しい人にとっても便利。なんらかの証拠を押えたくての録音……という人は、良心をもって活用して下さ(^_^;)



追記:機能追加にともない、レポートも追加しました。

(追加記事)iPhoneの通話を録音できるデバイス『Call Recorder』
http://blog.sideriver.com/flick/2017/07/iphonecall-reco-ea16.html


(村上タクタ)

2017年7月14日 (金)

スフィロ社のカーズ『アルティメット・ライトニング・マックイーン』の出来がアルティメットだった

映画『カーズ』が好きだ。

もう、ウチは子供たちは子供向け映画だと思って見に行かなくなったけど、僕は行く。



なにしろ、『ニモ』に触発されて、海水魚とサンゴの飼育雑誌を創刊してしまった、私だ。

好き過ぎて、PIXERに取材にお邪魔してしまったほど。
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ちなみに、ここはスティーブジョブズ・ビルディングという……(※取材で特別に入れてもらいました。PIXERの構内になるので、普段は入れません)。

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PIXERのアニメの何が素晴らしいって、作り手が対象をちゃんと取材して、作っているところ。対象に愛情がちゃんとあるところ。

ニモを作った時も、スタッフをグレートバリアリーフに連れていって、ダイビングをさせたというから、海中の光の揺らめき方、サンゴの生え方(どういうところに好日性のサンゴが生えていて、流れの強い所にはどういうサンゴが生えるか)などまでキッチリ描かれている。こういうところって、大事なところ。

そして、カーズで描かれるのは、アメリカのモータリゼーションであり、アメリカンレーシングの世界。

僕もそれほど詳しいわけではないけど、20〜15年ぐらい前には、ウチのボスのデイトナでのレースの出場を手伝ったり、そういうシーンの取材に行ったりしていた(バイクのレースだし、実際に関わったのはちょっとだけど)ので、その香りがカーズからいっぱいに漂ってくるのがたまらないのだ。

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オーバルのコースを全開で駆け抜けていく、独特の世界。広いフラットな国だから、こういうレースが発展したんだろうなぁ……。だけど、ほぼ同条件で、こういう場所を走るからこそ、微妙な駆け引きや、工夫が生きてくるらしい。先日、佐藤琢磨が優勝したインディ500はそいういう世界の頂点。

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カラーリングや、細かいロゴのディテールにクラシカルなアメリカの雰囲気を漂わせるのがお約束だ。カラッと晴れたアメリカの光の中で、バッチリ決まるレタリングは本当にカッコいい。そのあたりの話は、弊社のアメカジファッション雑誌、Lightningをどうぞ。

話は壮大に逸れまくったが、今回レポートしたいのは、あのiPadで操縦できるコロコロ転がるボール状のトイや、同様の仕組みで動くBB-8を作ったスフィロ社の『アルティメット・ライトニング・マックイーン』(3万8380円(税別))。

これが本当にすごい。

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iPad Proで操縦できるのはもちろんだが、簡単にドリフト(というかパワースライドかな)できるし、実際のカーズのキャラクターのように前輪の高さを買えて車体全体でジェスチャーするし、しゃべるし、口は動くし、ウインドウ部分の目も動くしで本当にすごい。

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筆舌に尽くしがたいので動画を作ってみた。ご覧いただきたい。





まず、走りが楽しい。狭い場所でもスライドしながらターンしていける。小さな台形ディスプレイによる目のアニメーション表示と、アニマトロクス技術で動く口、そして、映画そのままの声優さんが演じているセリフによって、本当にあのライトニング・マックイーンがそこにいるような気分になれる。

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走ってる時も、劇中のように自分で車体を傾けたりして、セリフを言うから本当によく研究されている。

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これはファンならずとも欲しいよね……。

子供のオモチャとしては3万8380円(税別)は、ちょっとなんというか安くはないんだけど、これをどうやって購入することにするかは、お父さんの腕の見せ所のような気がする。


2017年7月 7日 (金)

HHKB BTに白色モデル! 先行販売中 今なら先着1000名に専用ケース、プレゼント中

プロが愛用するキーボードとして人気のHappy Hacking Keyboardシリーズ。ハイエンドモデル、HHKB Professionalシリーズを元に開発された初のワイヤレスタイプ『Happy Hacking Keyboard BT』の登場は記憶に新しいところ。

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ワイヤレスなのでデスクがすっきりする。Bluetooth接続でパソコンだけでなくiPadなどのタブレットとも接続可能。さらに携帯性も向上するなど、HHKB BTは人気のモデルだが、カラーは『墨』の1色だけだった。

『ブラック』ではなく『墨』と名付けられたカラーリングはシックでいい感じのものだが、一部ユーザーからは「オフィスに合ったカラーが欲しい」「他の周辺機器とカラーを合わせたい」という声があがっていたという。

そこで登場したのが新色『白色モデル』だ。『墨モデル』と同じく、英語配列、日本語配列、無刻印モデルの3種類がラインナップされている。

Img04_png英語配列モデル

Img07_png無刻印モデル

Img10_png※日本語配列

7月13日(木)までPFUダイレクト Amazonショップで先行発売中。先着1000名までHHKBスマートケースのプレゼントがある。商品は7月14日(金)から順次、到着とのこと(※7月10日までの注文は7月14日に到着。ただし一部の地域・離島を除く)

2017年6月23日 (金)

AndMeshのMacBook Proケース詳細をレポート

すいません、午前中にひと言だけ触れましたが、今日発売のMacBook Pro 13ケースの詳細のお話をば。

っていうか、なんかシンプルに書いたら『お前が詳しく書かなくてどーする!』的なプレッシャーを読者の方から感じて……(気のせい?)。

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まず、基本的なスペックは、ホワイト、ブラックの2色。今日(6月23日)発売。5980円(税込)。重量は304g(実測値)。

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まず、一番のポイントはこれだけ大きな樹脂成型品を歪みなく作れるAndMeshの技術力だ。

簡単なように思うけれど、樹脂は成形後にヒケたり、熱が冷めていく過程で歪んだりする。

サイズが大きいほどその影響は大きく、だから大きなiPadやMacBookのケースというのは非常に難しい。特に、こういうポリカーボネートだけど柔らかい質感の素材で、ドンピシャのピッタリを成形するのは難しいと思う。

嵌めてみると惚れ惚れするほどピッタリだし、AndMeshならではのサラリとした肌触り。持ち心地がとても素晴らしい。

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この表面のサラリ感と、ディンプルがあるおかでもあるグリップの良さが、MacBook Proに新しいイメージを提供する。

興味深いポイントが、本体への噛み込み方だ。上下それぞれ互い違いに爪があり、本体にしっかりと噛み込むようになっている。上下互い違いなので、閉じた時に、それがぴたっとフィットするようになっている。

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このフィット感が絶妙なのだ。

ちなみに、あまりにピッタリ過ぎて、外し方を知らずに外そうとすると苦労する。不器用な人だと変な力を入れてMacBook Proを壊しかねない。

実はこのケースのパッケージに外し方も書いた説明書が入ってるので、捨てないように。といっても外す頃には、この説明書をどこに仕舞ったかわからなくなっている人が多いような気がする。簡単にいえば、本体側もディスプレイ側もヒンジ方向から徐々に外していくのがポイントだ。

裏側にはちゃんとゴム足があり、ヒンジ部分は絶妙に干渉を避けるようになっていて、コネクター部分も絶妙な切り欠きになっている。

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ちなみに、私がFacebookになにげなく「Touch Barありとなしでは、コネクターの位置が違うんですね〜」と書いたら、後藤CEOから「マジっすか!」と焦った連絡があったのはナイショの話だ。Touch Barありの位置で金型を作りそうになっていたそうだ。というわけで、この製品はTouch Barありでもなしでもちゃんと対応している。ご心配なく。

さて、悩ましいポイントは、ホワイトにするか、ブラックにするかだ。

ホワイトの方が目立つし、インパクトがあるのは間違いない。MacBook Pro 13(Late 2016以降)で多い、スペースグレーに装着するとこんな感じ(液晶が点灯したスタジオ写真は撮るのが面倒なので、こういう写真は少ないハズ)。

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逆にフィット感はブラックの方がある。また、本体がシルバーの場合はホワイトの方がフィット感はある。

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閉じたときも断然一体感がある。

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本体保護の意味ももちろんがるが、持った時の絶妙のフィット感、MacBook Proらしからぬカジュアルなルックスがファンを増やしそうだ。

ちなみに、初回限定300個、黒のみ半額のAmazon割引コードはこちら、AMMBCEG1




AndMeshから初のMacBook Pro 13用ケース登場

AndMeshから初のMacBook Pro 13用ケース登場。

ホワイト、ブラックの2色。今日(6月23日)の12時発売。5980円(税込)。

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AndMeshならではの、すっごく工夫されたケースになってます。

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もう、手元にお預かりしているので、後ほど詳しくレポートしますね!

追記:詳細記事はこちら。
AndMeshのMacBook Proケース詳細をレポート
http://blog.sideriver.com/flick/2017/06/andmeshmacbook--4281.html

2017年6月22日 (木)

ジョギングやポケモンGOに最適、耳をふさがないトレックス・タイタニウム

フォーカルポイントから発売されたAfterShokz TREKZ TITANIUM Bluetooth ヘッドホン (アフターショックス・トレックス・タイタニウム・ブルートゥース骨伝導ヘッドホン)をお借りしたので、試してみました。

特徴的なのは耳をふさがないことです。

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なんとも不思議なこのヘッドフォンご覧のように、耳を塞ぎません。

つまり周りの音が聞こえるんです。

独自の骨伝導技術により、音を伝えているのです。

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ヘッドフォンって耳を塞いでて危険なシチュエーションってけっこうあります。たとえばジョギングしている時にヘッドフォンをしている人ってけっこういますが、危険だという声もあります。

耳をふさがないので、自転車やクルマの運転時も使えなくはないかもしれません(販売元のフォーカルポイントによると、まだ判例がないため各都道府県によって回答は異なるそうです。使用する際には自分で問い合わせざるを得ないかも)。

ポケモンGOの時も、ヘッドフォンをして耳を塞いでいると危険なこともあるかもしれないので、これが最適かも。

会社で音楽を聞きながら仕事はしたい……けど、他の人に話しかけられたら反応したい……というような人にも向いているかも。

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音質はその仕組み上低音の広がりが大きくはなく、価格を考えると不満な気はしますが、耳をふさがないという特徴が、外で活動しながらの音楽鑑賞や、通話などに向いています。ポットキャストなんかもいいかも。

耳にかけるだけなので、負担は少ないし、IP55なので、多少の汗や小雨ぐらいなら大丈夫。バッテリーライフは6時間なので、半日走りつづけても音楽を聞いてられそう。

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ノイズキャンセリング機構のおかげで、通話の音声はクリア。

反面、周囲の音が聞こえてしまうので、音楽で周囲の音をシャットダウンして集中したいというような時には向きません。特に混んでる電車などでは、周囲の音がいっぱい入ってくれるし、逆に多少の音洩れもあるので、向かないと思います。

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とはいえ、周囲の音を聞きながら、音楽も聞けるヘッドフォンというのはこれまでに体感したことがない感じ。いうなれば、常に小型の他の人には聞こえない自分専用のスピーカーを持ち歩いているようなイメージ。

ジョギングして川のせせらぎや、周囲の環境音を聞きながら、音楽も聞けるというヘッドフォンは他にないでしょう。興味深い製品です。

フォーカルストアでの価格は1万7064円(税込)。本日(6月22日)発売。




(村上タクタ)

2017年6月15日 (木)

Teslaの自動運転を、USで体験した(後部席だが)

話は逸れるが、Teslaの自動運転を、シリコンバレーの水先案内人、元Evernoteの外村仁さんに乗せてもらって(同乗者として)体験することができたのでひと言書いておく。

まだまだ日本ではあまり見ないし、そもそも1000万円超級の高級車だから、私のような庶民が買えるクルマではないのだけれど、デトロイトの自動車産業の時代が終わり、メイド・イン・ジャパンが霞んできた今、一番注目されるクルマといえば、シリコンバレー製EV、Teslaだという意見に異論はないだろう。

Model Sから外村さんが乗り換えたのは最新のModel X。セダンのModel Sとプラットフォームを同じくするそうなのだが、7人乗りのミニバン(TeslaはSUVというが)だ。

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この写真ではそれほどに見えないかもしれないが、全長5m超、全幅2m超だから、サイズ的にはメルセデス・ベンツでいえばSクラス級、BMWなら7シリーズ級。乗用車としては最大級のクルマである。

エンジンはなく、バッテリーはすべて床下にあるので、そのフロアの上に7人がゆったり乗って、前後のトランクには荷物を十分に詰むスペースがある。

にも関わらず、外村さんが買ったP90Dは馬力にすれば470馬力、0-60mph(時速にして97km)が3.2秒というスポーツカーも真っ青のパワーの持ち主というのだから、やはり内燃機関は、EVに道を譲る時代になったのかもしれない。

しかし、なんといっても一番の注目はその自動運転のテクノロジーだろう。カリフォルニアの比較的自由な道交法と、シリコンバレーの先進的な法制度のおかげもあって、Teslaはもっとも先進的な自動運転のテクノロジーを搭載した市販車だといえるだろう。少なくとも、日本では体験できないレベルの自動運転を公道上で体験することができる。


実際、後部座席で体験さえてもらっただけだが、自動運転は驚くほど進んでいた。

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外村さんによると、法制度上、ルール上の問題はいろいろあるが、高速道路でなら、運転をクルマに任せたまま、本を読んでいたって大丈夫なぐらいだという。

今は、特に以前の自動操縦中の死亡事故によって、ハンドルを離したままだと、ハンドルをちゃんと握るようにアラートが出るが、機能としては、ハンドルを離して、ペダルの方も足を離しても、クルマは前のクルマを追走し続けて、コーナーは曲がり、ウィンカーを出すだけで、自動的に車線変更まで務めて走りつづけるのだという。

これが、ウィンカーを出すだけで、車線変更をしているという様子。


では、自動運転は、どんな運転なのかというと、(クルマ好きの我々からすると)今はまだ運転があんまり上手じゃない人のレベル……というしかない。

コーナーがあれば、その曲率に沿ってゆっくりとステアリングを切っていく、そしてコーナーが終わると戻す。こういう運転だと、揺り戻しがあって気持ち悪くなる。車酔いしてしまうのだ。

本来、クルマのコーナリングは、スパッとハンドルを切ることで舵角を付けて、旋回モードに入り、そこからスロットルワークでトラクションを生み出し、旋回に移って行くものだ(というクルマ好きの蘊蓄(^_^;))。そしてステアリングの戻しは揺り戻しで振れないように運転するものだ。現状のままだと、ゆらゆらと一杯揺れてしまって、やっぱりダメだと思うのだ。

コーナーの曲率に合わせて、ハンドルを切られても困る。

ともあれ、ハンドルを切らなくても、アクセルから足を離していても、前を見ていなくても、Model Xは延々と道に沿ってハンドルを自動的に切って、周囲の状況に合わせて加減速して走りつづける。

しかし、きっと機械学習で、上手い運転を学んで、そのうちルイス・ハミルトンより、フェルナンド・アロンソより、セバスチャン・ベッテルより上手になってしまうに違いない。

外村さんによると運転時の疲労は格段に減るそうだし、これからの時代、高齢者の方、運転の苦手な方が乗る場合に大きな助けになることは確かだろう。

とはいえ、運転好きとしては、やっぱりあんまり好意的には受け取れないのだなぁ……。

ともかく! Model Xはテクノロジーを満載した、最先端のクルマとして十分にカッコいい。

センターコンソールには、17インチのどどーんとデカイ液晶。地図はGoogle Mapsで、立ち寄れるスーパーチャージャーの位置が自動的に表示される。

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7人乗りに快適な乗り降りを提供するファルコンウィングは、ドアノブを引くだけで大きく開いてくれる。

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このファルコンウィングは単なるガルウィングと違って、上の角の部分にヒンジを持ち、上や、左右にスペースがなければ、それに合わせて折れ曲がりつつ、可能な限り広く開く……という気の利いた機能を持っている。



クルマ好きとしては内燃機関が愛しくもあり、上手に運転することことが男としての矜持でもあるが、もはやそんなことを言ってられない時代は、すぐそこまで来ているのかもしれない。

(村上タクタ)

2017年6月13日 (火)

台北とサンノゼでグローバルWiFiと、翻訳機 iliを使った

英語は苦手ですが、旅は好きです。

子供の頃から旅行好きで、常に旅の空に憧れておりました。

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中学の頃にはテントを積んで自転車で琵琶湖を二泊三日で一周したりしており、高校生になったら北海道を自転車で一周したり、ブラジルに行ったり。大学時代には、バックパックひとつでインドやヨーロッパをさまよい歩く、いわゆるバックパッカーでした。

さて、そうは言っても、お仕事に縛られるサラリーマンとしては、原稿を書いたり、お仕事をしたりせねばなりません。

逆にいえば、ネットにさえ繋がっていれば、ある程度は日本の仕事も進行できますし、旅先で取材したことを日本のみなさんにお伝えできますし、そもそも旅自体が便利になります。

そんなわけで今回もグローバルWiFiのWi-Fiルーターを借りて、台湾COMPUTEXとアメリカWWDCへの旅に出かけました。

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(左が台湾行きで使ったタイプ。右はili(後述))

「SIM買ったほうが安いよ!」と言って下さる方も多いのですが、僕はWi-Fiルーター派です。

英語が得意で、ITに強ければ、現地でSIMを買う方がいいのでしょうけれど、恥ずかしながら、私はどっちも弱いのです(笑)

日本の空港で受け取れて、現地で飛行機が着いた瞬間に、電源を入れれば、スマホはもちろん、iPadなどのタブレットも、パソコンもSSIDとパスワードを入れるだけで繋がるこの利便性と安心感は、やっぱり多少のコストには換えがたいです。

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SIMだったら、どこに売ってるかを探して、値段が割に合うかどうかを考えて、パッケージの説明を読みながら初期設定をせねばなりません。団体行動の場合、そんなことをやっているヒマはないかもしれません。レンタルWi-Fiルーターなら、電源を入れるだけです。

というわけで、今回も台湾と、アメリカでそれぞれグローバルWiFiを使いました。台湾はCOMPUTEX、アメリカはWWDCの取材だったので、iPhone、iPad、Macとも記事を上げるために猛烈に通信したのですが、超大容量プランで契約していたので、平気の平左でした。

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※こちらがアメリカに持っていったタイプ。

ただ、さすがに、WWDCの会場基調講演の生レポートだけはなんともなりませんでした。5300人が入るWWDCの会場ではほぼ全員が複数のデバイスでWi-Fi通信をしようとしており、おそらく数万のデバイスがWi-Fiで通信をしようとチャンネルを取り合っている状況で、これはも有線のネットワークでないと、どうにもならないのではないでしょうか?

Wi-Fiルータの性能の問題ではなく、Wi-Fiがそもそも使えない状況だったのです。ちなみに、目の前にあるカメラのWi-Fiが繋がらず、写真を取りこめなかったりもしました。こうなったら、次回はアップルさんが有線接続の回線を用意してくれればいいのに……と思います。

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※ここはCOMPUTEXのプレスルーム。いちおう、ここにはPRESS用のWi-Fiがあったりはしますが、やはり会場のどこでも使えるモバイルWi-Fiルーターは便利です。

iPhoneは、飛行機の機内では機内モードで電波を発さないようにしておいて、海外についたらそのままWi-Fiだけ受信するようにして、グローバルWi-FiのWi-Fiルーターの電源を入れます。SSIDとパスワードを入力すれば、もうLTEの音声通話以外のことはできる状態になります。ついでに、iPadとXperiaのタブレット、MacBook ProにもSSIDとパスワードを入れれば、日本と同じように、すべてがネットに繋がった状態になります。

一日中電源を入れっぱなしだと、夕方にはWi-Fiルーターの電源が切れるので、モバイルバッテリーは必需品だと思います。まぁ、そんなものは、日本にいようが、海外にいようが欠かすことはないので、問題ないですが。

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そんなわけで、台湾でもアメリカでも、けっこうな時間、ホテルにこもって原稿を書いておりました。COMPUTEXでも、WWDCでもプレスルームは使えましたが、まぁホテルの部屋の方が気楽です。そうはいっても海外なので、ホテルの部屋以外だと、貴重品だとかの心配もしないとならないですしね。

ともあれ、ネットに繋がったMacBook ProとiPad Pro 12.9があれば、私の場合仕事の多くの部分がこなせるのです。

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さて、もうひとつ、今回はサービスが始まったばかりのili(イリー)もお借りしてきました。

ボタンを押してる間のこっちの話を聞いて、翻訳したものを音声で出力してくれるというデバイスです。来た。ついに、英語を勉強せずに待っていた、私の時代来た! という感じです。

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iliはインターネットを必要とせず、スタンドアローンで動作するデバイスなので、海外で行った先がネットに繋がっていなくても安心です。

音声認識はかなり高性能で、わりと私の話を受け付けてくれます。意外……といっては失礼ですが使えそう。

ただし、これを人に対して使うのにけっこう勇気が要る。考えてもみて下さい。言葉が通じない人に向かって、不思議な白い棒状のデバイスを突きつけて、そのデバイスが話すという状況を。

もちろん、そんなに翻訳できる内容に自由度があるワケではないので、どうしても内容は「○○に行きたい」「○○はどこですか?」的なシンプルな内容になります。いや、そのぐらいだったら、いくらなんでも僕でも話せませす。

しかも音声はなんか子供みたいな甲高い声。なぜかと思ったのだが、そういう声にしておくことで、内容が子供っぽくても許容できる……ということではないかと。

「この近くにレストランはありますか?」

そして、相手の声は翻訳してくれない。つまり、こちらの発生一方通行。ここでわかったのだが、こちらの言うことはなんとか伝えられる。伝わらなければ、絵を描いてでも伝えればいい。むしろ、わからないのは向こうの言ってること。つまりヒアリングの方が問題なのだ。

というわけで、英語圏の旅行では人に対してはあまり使うことがなかったiliだが、使えるシチュエーションは確実にあるハズ。

まず、英語が極端に苦手な人。道も聞けない、値段も聞けない……という人は、これを使って聞くしかない。また同様に、他の言語、たとえば、スペイン語やフランス語なら、私だって、iliに頼るしか方法がない。ただ、相手の言ってることが理解できないという問題があるが(笑)

もうひとつ。自分が言えない文脈をiliに対して話して、翻訳してもらい、それを自分で言うという方法。これはけっこう使える。もちろん、それは僕の英語力がiliより劣っている(T_T)から使えるワケだが、実はこの手はけっこう使った。

さらに、緊急時。たとえば病気になっちゃって「頭が痛いです」「気分が悪い」「私は盲腸の可能性があると思います」「胃の辺りがいたい」「足の骨が折れていると思います」というようなことを、緊急時に言えるかどうか自信がない人。パニクってたり、猛烈な痛みと戦ってたりすると、英語を脳内で組み立てたりする余力がなくなる。そんな時にiliは役立ちそうな気がする。

「私はお腹が痛いです。病院に連れていってもらえますか?」


最後なんて言ってるんだろう? 訳せてるんでしょうか?(僕のヒアリングがダメ)

ちょっと辛口なレビューになってしまったかもしれませんが、この翻訳機というのは今後絶対可能性のあるデバイスだと思う。もちろん、その役をスマホが果たすのかもしれないが、絶対に10年もすれば、言語の問題は解決してしまうのではないかと思います。僕らはiliの子孫を持って旅行や取材に行くのだ。だから……「もう英語は勉強しなくていいんだ」と、自分に言い訳しているワケですが(笑)

ちなみに、今回の出張では台湾も、サンノゼも、この3つのバッグで行きました。小ぶりなスーツケースと、「かわるビジネスリュック」「ひらくPCバッグmini」だ。

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「かわるビジネスリュック」は機内持ち込み荷物、「ひらくPCバッグmini」はハンドバッグ……として持ち込む。


 MacBook ProとiPadなどは「ひらくPCバッグmini」に。その周辺機器類と、カメラは「かわるビジネスリュック」に入れました。

カメラやPCなど、向こうに着かなかったら仕事にならないようなものは、絶対に身体から離さないようにしてます。

預け入れ荷物は、ロンドンに着くハズの荷物がパキスタンのカラチに着いたり、帰国したのに荷物が帰国しなかった……という経験があるので、これは鉄則です。

というわけで、「かわるビジネスリュック」「ひらくPCバッグmini」の組み合わせは、海外出張では当分手放せないものになりそうです。

(村上タクタ)

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    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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