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イベント一覧

イベント

2018年7月10日 (火)

あの行列から10年が経った。そしてイベント開催

ニッポンの歴史が動いた日。2008年7月11日から、10年が経とうとしている。

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そう、10年前の7月11日、日本でもiPhoneが発売された。前日の7月10日。僕は「お腹が痛いので」と宣言し、会社を早退し、表参道のソフトバンクの行列に並んだ。そう当時はまだフリック!なんて存在もせず、私は『コーラルフィッシュ』という海水魚とサンゴを飼育する本の編集長だった。

ちなみに、このiPhoneの行列に並んだ話も、当時のコーラルフィッシュのブログ『水槽日記 on the web』(http://blog.sideriver.com/coralfish/2008/07/iphone-1671.html)に書いてある。


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会社をサボったのは良くないかもしれない。

しかし、あの日、この行列に並んでいなければ、『フリック!』が存在しなかったのも、また確かなことなのである。荻窪圭さんや三井カメラマンとご一緒したし、今でもIT系のメディアまわりにいる人の大半がこの行列に並んでいた。よく「あ、僕も並んでました!」なんていう話になる。

明らかに従来のガラケーと違う『タッチパネルのついたポケットに入る小型コンピュータ』が、歴史を変えることに気がついていた人たちが、会社をサボってでもその場所にいたのである。

夜中には、このiPhoneを日本に持ち込んだことで『ヒーロー』になった、孫正義さんが行列の激励においでになった。

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多くの人が『iPhoneなんて売れない』と言ったものだが、iPhoneは『売れた』どころか、世界を完全に変えてしまった。
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あれから、10年。

明日、7月11日の夜、東京カルチャーカルチャーで、『iPhone日本上陸10周年イベント』が開催されます(主催は社団法人の『あんしん修理促進協議会』)。私も登壇させていただくので、ご興味のある方はぜひ。一緒にiPhoneの10年について語り合いましょう。

一般社団法人「あんしん修理促進協議会」presents
iPhone 日本発売10周年!【 iPhone 解体新書 】
http://tokyocultureculture.com/event/general/24706

まだ、若干前売りチケット(2500円)残りがあるようです。おいでになる方はPeatixか、イープラスか、チケットぴあでお早めに。

(村上タクタ)

2018年6月20日 (水)

デジタルガレージのNCC2018で聞いた『テクノロジーと規制』の話

あまりに長いレポートになってしまい、誰も読んでないんじゃないか状態になったデジタルガレージさんのTHE NEW CONTEXT CONFERENCE 2018 TOKYO『テクノロジーの進化がもたらす レギュレーション維新』のレポート(http://blog.sideriver.com/flick/2018/06/the-new-context-3304.html)だが、イベント自体も9時半から18時半まで、お昼以外はほぼ休憩なし、ノンストップ、高密度……という熱量の高いものだった。

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私のtweetだけだと、あまりに読みにくいので、ちょっと興味深いトピックを、2〜3私見を交えて取り上げてみよう。

テクノロジーは規制されるべきなのか?

主題は、簡単に言うと『テクノロジー』と『規制』。

当然のことながら、デジタルガレージさんとその周りのいる人は、テクノロジーを信奉する人たち。

テクノロジーを扱う人は自由に進化させたい。ただ、規制がなくていいのかという問題は常にある。

古くはインターネット。現在でいえば、バイオテクノロジーや、医薬品、人工知能、自動運転、フィンテック……などなど。

たとえば、インターネットは結局比較的自由に進化したけど、結果、著作権侵害の問題や、個人情報、フェイクニュースなどのデマ……などの問題は内包している。

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バイオテクノロジーで、既存の生物を絶滅させてしまうようなウイルスや生物が出来たら? 人工知能は人類を滅ぼすような決定をしない? 自動運転のクルマが人を撥ねたら、それは誰の責任?

現代では技術が富の原資なので、当然のことながら競争が起る。無制限な競争は、良心を越えた決断をさせ、取り返しのつかない状態に陥いる可能性を高める。

では、規制は誰が行うのか? 国? でも、自国の技術を規制しているうちに、他国が圧倒的にメリットを得たら? そう考えると規制は自国の国際競争力を低下させるかもしれない。もしくは、自国で規制することによって、人材やテクノロジーが流出したら? いずれにしても、現代のような人材、技術、情報の流動性の高い状態で、一国で規制しても限界があるし、共同で規制するための意見調整にはとても時間がかかる。

テクノロジーの進歩のスピードの方が早い。

自動運転車のプログラムは、歩行者を守るために、ドライバーを犠牲にすべきか?

デジタルガレージの共同創業者でMITメディアラボ所長の伊藤穣一さんのお話に出てきたのは、トロッコ問題。

自動運転というのはあらかじめプログラミングする必要がある。では、正面にブロック塀があってこのまま走ったらぶつかって乗員が死んでしまうけれど、ハンドルを切ったら歩行者を轢いて死なせてしまう……という状況は起りうる。そんな場合、どう動作するようにプログラムすべきか?

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たとえば、自分(や家族)が死ぬようにプログラムされたクルマを買うかというと、やはりそれは売れない。つまり市場原理に任せると、究極の選択としては歩行者を轢くことを選ぶクルマが売れることになる。

ただし、自分たち以外の他人には歩行者を守るクルマを買って欲しい。ただ歩いてて、自動運転のクルマに轢かれるような社会なんてディストピアだ。ここに矛盾が生じる。

となると、歩行者を保護するようなプログラムを法的に義務づけないと、市場原理としては乗員を守るクルマばかりになってしまうのではないか? そんな話だ。


命の価値は?

人の命の値段を計算しなければならないかもしれない事情というのはある。

たとえば、津波に対する堤防を作るのにいくらかかるか? 鉄道のホームの安全対策にいくらかかるのか? どの対策にどのぐらいのコストをかけていいのかを判断するには人の命の値段を求めなければいけなくなる。『人の命の値段は無限大』と考えると、どの安全対策にも無限大のコストをかけなければならなくなる。

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慶應の大屋さんが「フォードピント事件(車両の改修をするより、事故死した人の賠償金を払った方が安いとフォードが判断し大問題になった事件)以来、人の命の値段は計算しちゃマズいということになっている」とおっしゃったが、実際にはVSL(Value of a Statistical Life=統計的生命価値)として、安全性を高める工事などの実施判断などに使われていると伊藤さん。

それによると、国によって違うが、欧米では6〜9億円がひそかに想定されているのだそうだ。

自動車事故の賠償金は一般に2000万円〜8000万円ぐらい(状況や年齢、遺失利益などによって異なる)だが、これは結果として死亡された方の賠償として支払われるもので、失われていない命の価値ではない。しかし、それでも9億を支払えば死なせてもいいという話ではないのは言うまでもない。

自動運転を導入すると、全体としては死者は減るかもしれない。しかし、命の選択を要求される時の倫理的問題はまだまだ解決していない。

ちなみに、現行法では、自動運転の場合でも運転者が責任を負うことになっている。自動運転のプログラムを組んだ人、自動車を作った人は責任を問われないらしい。今のところ。

アメリカでは、先般の事件を受けて、「運転しなくていいように見えて、責任は問われるのはおかしい。運転しなくていいように見えるデザイン、広告宣伝がおかしいのでは?」と問題になっているらしい。

おそらく、今後エリアごとにインフォームドコンセントを行い、サンドボックス(砂場——閉じたエリアで試験的に運用すること)での運用を行っていくことになるのだろう。

安全性のために治験を重ねて誰も買えないほど高価になる薬

医療分野の話も興味深かった。

このあたりを話して下さったのは医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団理事長の土井脩さん。

医薬品や医療機器は、さまざまな書類審査、実験を経て、最終的には人とエリアを区切った『治験』というカタチでさまざまな試用を行い開発を進めているらしい。

しかし、安全性が要求されるあまり、このコストがものすごいことになっており、それが医療費の高騰を招いているという。

開発コストは、当然商品の価格によって負担されるからだ。

そして欧米では、新薬が開発できないほど高価になり、日本では高齢者が増えるとともに、ますますの医療費負担……となっているらしい。こちらはMITメディアラボ リサーチサイエンティスト、プラティック・シャー(Pratik Shah)さんの話。

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医療分野自体が極めて保守的。医師や医療関係者も、改善により自分たちの職が奪われる可能性に不安を感じるから、人工知能導入のような抜本的改革は好まれない。また、メディアも新薬への不安を煽る記事を好んで書くし、国民の間にもヒステリックにゼロリスクを求める声が強い。リスクがゼロなんてことはあり得ないのに。

かくして行政も極めて慎重な姿勢になり、途方もなく慎重で大量の治験が必要になり、薬価は途方もなく高騰する……というわけだ。

素早く科学的な判断を下して、薬価の高騰を伏せぐ必要がある。シャーさんによると、開発にマシンラーニングを使ってステップを減らす必要があり、そのような開発方法を承認する制度が必要であるという。

ルールをかいくぐって日本で始まったインターネット

実態として、インターネットが日本に繋がった頃のお話をされた慶應義塾大学環境情報学部教授の村井純さんのお話も興味深かった!

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TCP/IPを使ったインターネットとしては、1983年にアメリカの大学、研究所間を繋ぐネットワークとしてスタートしているが日本における起源は、この村井純さんが、1984年9月に慶応義塾大学と東京工業大学を繋いだことにあった。

しかし、当時は電話を使ってデータ通信をすることは禁じられており、ルール違反な行為であったといいう。また、双方の大学に許可も取っていなかったという。

このネットワークに10月に東京大学が参入し、日本の大学や研究設備を繋ぐ実験ネットワークとして接続されていく。ちなみにJUNETの由来は『Japan University Network』であるが、村井純さんの名前に由来する『純ネット』だという説もあるらしい。

今回のイベントで語られた話だが、NTTの内部に協力してくれる人がいて、ネットワークの回線をこっそり貸してくれたり、アメリカのネットワークとの接続の際にKDD研究所(現KDDI総合研究所)の中の人が回線をこっそり使わせてくれたりしたらしい。

何の話かというと、テクノロジーの黎明期には、従来のルールをこっそり逸脱しないと、技術的飛躍は得られないということだ。

論文でも何でも、既存の権威は、革新を認めない。村井さんはそこをかいくぐって、(たぶん多少ルールを逸脱しても)信じるチャレンジを行う必要があるとおっしゃっていた。

『テクノロジーと規制』という永遠の課題

『テクノロジー』と『規制』。

原子爆弾やバイオテクノロジーなどの例を挙げるまでもなく、無制限なテクノロジーの進歩は、もはや人類を容易に滅ぼしてしまうレベルにまで来ている。

しかし、過度の規制はテクノロジーの進歩を阻害してしまう。

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人工知能、インターネットメディア、自動運転、フィンテックなどの新しいテクノロジーと我々はいかにして付き合っていくべきか。議論はまだまだ必要だ。

(村上タクタ)

2018年6月19日 (火)

THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2018レポート〜『テクノロジーの進化がもたらす レギュレーション維新』

今日は、デジタルガレージさんのTHE NEW CONTEXT CONFERENCE 2018に取材にお邪魔しています。

http://ncc.garage.co.jp/ja/

テクノロジーによって実現する未来について、最新の知見が聞けると思います。一部、私が興味深かったところをTweetしてここに取りまとめていきますので、お楽しみに。

以上終了。

(村上タクタ)

2018年6月 5日 (火)

WWDC速報1:テクノストレスを低減する、新世代iOS

新製品はなかったが真にユーザー本位のアップデート

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アップルの次世代のOSがエンジニア達に向けて公開されるWWDC 18がカリフォルニア州サンノゼのマッケナリーコンベンションセンターで開催された。

その基調講演の取材に招待されたので、その様子をお伝えしよう。iPhone、Mac、iPadなどの開発者が、20万円近い参加費を払って、世界中から集まるイベントだ。約5000人の枠が用意されるが、それでも参加は抽選になってしまう。

例年、いくつかの新製品が発表されるが、今年は新製品はほとなかった(虹色のApple Watchの新色だけだった)が、それでも開発者たちのとっては、非常に興味深いKeynoteとなったようだ。このあと、開発者たちは個別の守秘義務のあるセッションに臨み、一週間に渡って将来のアプリ開発のために必要な情報を得ることができる。

5年前に買ったiPhoneやiPadでも使える

そのWWDC基調講演の様子を我々一般ユーザーレベルで気になることについて2回に分けてお伝えしよう。

まずはiPhone。iPhoneはARKit 2が出て。iPhoneが与えるストレスを抑制する機能が増え、アニ文字の新しいバージョン、ミー文字、そしてGroup FaceTimeで多人数のコミュニケーションが可能になった。

多彩な機能が増えたにもかかわらず、iOS 12はiOS 11と対応機種は同じ。5年前に買ったiPhoneやiPadでも最新のテクノロジーの恩恵を受けることができる。

具体的な機種で言うと、iPhoneは 5s、SE、6……など以降が使える。iPadはAirや、mini 2以降。iPod Touchは第6世代以降が使える。5年前の端末が使えるなんて、かなりユーザー本位だ。

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単に、利用できるだけでなく部分的には旧OSよりパフォーマンスがアップする部分もあるというからありがたい。

ARが驚異的に進化している!

iPhone、iPadでのAR(仮想現実)体験を実現するARKit2は、より現実を詳細に把握することができるようになった上に、複数人数での共有が実現された。

スーツケースをカメラに写すことで、縦横奥行きのサイズを測ったりすることが可能。これ、宅急便用アプリとか作ると便利そうね。

複数人数でARを共有できるようになったことで、たとえば複数人数での障害物を見ながらのシューティングゲームのようなことが可能になった。

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iPadでこのゲームを楽しめるかどうかはともかく。将来的には、iOSで動作するApple製のARゴーグルのようなものが搭乗する、そのための布石だと筆者は思っている。

ステージでは、レゴを使ったデモが行われたが。現実のブロックと、仮想現実で追加されたレゴが一体となっていて、ちょっと信じられないほどだった。レゴ好きとしては、このアプリはぜひ試してみたい。買えなかった大きなキットだって、仮想現実なら楽しめるのだ。

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細かい操作は自動化して、日常を快適に

開発者にとってはSiriを利用できるようになったことが大きなニュースだろう。Siriショートカットという機能により、これまでSiriで実行できなかったようなことをボイスコマンドとして登録できる。

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さらにSiriショートカットは、複数のアクションを組み合わせることができる。

たとえは『Hey Siri! 家に帰るよ!』

と言うことによって、エアコンの電源を入れ、電灯を付け(このあたりはHome Kit対応の機材が要るので日本では現実的ではないが)、家までの渋滞を含めた時間を調べ、妻に「仕事、終わったよ! ○分後に帰る。愛してる!」というメッセージを送り、自宅へ向けてのルートガイドを起動し、車の中でお気に入りのプレイリストをかける……というようなことが可能になる。

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この複雑なSiriショートカットはちょっとしたプログラミングのようなものだから、自分で考えるのは手間かもしれないが、きっと『起床時用』『通勤用』『リラックスタイム用』などがネットに公開されるだろうから、それをアレンジして作るといいかもしれない。

我々の生活はあまりにネットに依存していて、iPhoneの操作に手間がかかっているから、手間のかかるアクションはショートカットでこなして、手間を減らしたい。

通知などテクノストレスと上手く付き合う方法

実は、我々の生活に一番影響が大きいのではないかと思えるのが、機能がおやすみモードやSreen Timeという新機能。

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おやすみモードでは、特定の時間、場所において通知を遮断することができる。この機能、英語ではDo Not Disturbなので、『邪魔をしないで』的ニュアンスがある。つまり、睡眠時や、仕事中、勉強中などに通知をしないようにする設定のこと。

従来より設定が細やかになり、ベッドタイム中は暗くなり通知を表示しないようにもできる。夜中に通知を見てしまったり、朝起きて時計を見ようとしたら山のような通知を見てしまって、朝のさわやかな目覚めを妨げてしまう……というようなことがなくなる。

また、通知はより細やかにハンドリングできるようにな、Siriがあまり活用してないアプリの通知をOFFにするようにサジェストしてくれたり、同じアプリからのたくさんの通知をグループ化して、他の通知を見逃さないようにしてくれたりする。総じて、我々のストレス値は、通知によって上がるので、人生が通知に支配されないようにしようと工夫している。

Screen Timeの機能は我々がどのぐらいの時間をどのアプリに消費しているかを教えてくれる。

客観的に見てみるとFacebookに週10時間を消費しているとか、You Tubeに20時間を消費しているとかは馬鹿馬鹿しいので、自分をコントロールする必要があるだろう。

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特定のアプリの1日の使用時間の制限を行うこともできる。

また、この機能はファミリーアカウントを設定している場合、親から子供たちのアプリの利用状況を見たり、制限したりが可能になる。これはリモートで設定可能。

子供のiPadは夜8時以降は起動できないようにしたり、You Tubeは1日1時間……などと規制したりできるようになるのだ。

総じて我々の生活がiPhoneの通知やアプリに支配され過ぎないようにと、Apple自体が制限してくれているのが興味深いし、健全だ。

ミー文字は面白そうなので普及して欲しい

最後にもうひとつ。日本ではいまひとつ普及していない感のあるアニ文字とFaceTimeのお話。

アニ文字に、ゴースト、コアラ、タイガー、Tレックスなどの新キャラが登場したとともに、自分の顔を作れる『ミー文字』が登場した。

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とはいえ、我々にとってはキャラクターがどうもバタ臭いというのが馴染まないポイント。日本人でも自分風の顔を作れるかどうかは、ちょっとiOS 12を実際に使って試してみたいところ。肌の色などはいろいろ配慮はされているのだが……。

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このあたり、オープンにしていただいて、ジャパニメーション風のキャラが作れたりすると、爆発的に(たぶん日本以外でも)普及すると思うのだが。

もうひとつはGroup FaceTime。

32人までの人数でFaceTime会議ができる。これは、便利そう……。特に話している人の画像が自動的に大きくなるあたり、とても便利そう……。なのだが、iOSの人ばかりの環境はなかなかないからなぁ……。

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地味だけど、幸福度合いは上がりそう

貴重講演で公開されたiOS新機能の概略はこんな感じ。飛び抜けて驚くような機能はないけれど、通知の整理や抑制、アプリの使い過ぎの抑制、ここに書いた以外にも広告の追跡のブロック、ヘルスケアアプリの情報が漏れないようにする工夫など、『個人情報をビジネスにしない』ということを中心に、我々の『テクノストレス』を提言する機能が多く設けられている。

秋が来れば、我々のストレス値は下がり、もっと快適で健全な生活が送れるようになるかもしれない。

(村上タクタ)

2018年6月 4日 (月)

未来のiPhone、Macが分かるWWDC 18現地レポート!【更新終了】

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いよいよ、WWDCの基調講演まで、あと8時間というところになってきました。

こちらは深夜ですが、日本は夕方、みなさんお仕事を終えられたあたりでしょうか?

発表会場の回線状況にもよりますが、可能であればTwitter ( @flick_mag )と、こちらで、リアルタイムのレポートをお送りしたいと思います。お楽しみ下さい!


現地情報としては、すぐに買えるようなハードの情報は少ないらしい……とのウワサもありますが、となるとその分OSの発表がデカイのかもしれません。

招待状や会場の3Dっぽいグラフィックからすると、今年もAR/VR系の発表が多いのではないかと思いますが……これは実際に何かを表しているのでしょうか?



【更新終了】

WWDC 18の会場に着きました!

『iPad超活用術2018』の校了の最後を安井さんに任せて、飛行機に飛び乗って、一路カリフォルニアへ。飛行機の中では昏睡状態で眠っておりました(笑)

ちょっとOculus Goでの動画とか試してみましたけどねw

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いやー、カリフォルニアの空は青い!

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今回の会場のサンノゼのマッケナリー・コンベンションセンターっていう場所自体は、昨年と同じということで、とっても便利な感じです。

アップルさんがご用意下さったホテルも、会場のすぐ隣ということで、とっても便利。会場を上から俯瞰できます。

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現場に行くと、招待状と同じグラフィックが会場の前面にディスプレイされています。

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さて、この立体のロゴは何を意味しているんでしょうかねぇ? アップル版のVRゴーグルとか出ると面白いなぁ……と、私は密かに期待しているんですがね。

iOS 12、High Sierraの次の世代となるmacOS 10.14、watchOS 5、tvOS 12……などが公開されるのは当然として、あとは何が出ますかね? タイミング的にはMacBook Proの新型、iPad Proの新型はありそうな気がしますけど…… 長らくモデルチェンジのないMac miniやMacBook Airはどうなるのか? iMac Proに続いて用意されると言われていたMac Proの後継機はアナウンスされるのか? また、いろいろと楽しみなWWDCになりそうです。

アップルの広報さんは忙しそうにされているので、新しい情報はいっぱいありそうですが。

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このイベントの主役である開発者の方々は、受付にいらしてます。我々のプレスパスは明日朝交付されるのかな? まだ会場には入れません。

とりあえず、ホテルに戻って、バッグから機材を出して、充電やらなんやら、準備をしております。


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今回もWi-FiルーターはGlobal Wifiを使っております。電源を入れたら、すぐに使えて、iPhone、iPad、Macまで、すべてぶら下げられるところが便利です。

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では、明日(日本時間05日深夜02時)のレポートをお楽しみに!

(村上タクタ)

2018年4月11日 (水)

AIとIoTはどんな未来をもたらすのか? #NEST2018 #新経済サミット2018

Twitterの投稿をまとめて画像を付けたものです。一応、記録として。

新経済サミット2018は、メイン会場で基調講演があったあと、いくつかのセッションが分科会が行われるのですが、こちらの分科会は伊佐山さんがモデレーターで、GHELIAの清水さんも登壇されるということで面白そうな感じに。

Data Robot JapanとGHELIAが人工知能(というかディープラーニング)関係で、ソラコムがIoTの通信環境を扱ってらっしゃる会社さんですね。


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Data Robot社はもともとアメリカの大きな会社の日本法人。さらに日本ではリクルートと組んでいる。GHELIAはソニーの関連会社であるソニーCSLと協力している。ソラコムもベンチャーだったがKDDIと協力関係にある。単なるベンチャーだと大きな取引をするのに障壁のあることが多いが、大企業と組むことで、大きな会社とも取引ができる。長期間の取り組みも、みんな安心してやってくれる。

ということで、オープンイノベーションということで、大企業がベンチャーのチャレンジに協力して、そのイノベーティブな取り組みを取り込んで行く今の動きは非常に良いと。

これはFacebookのセキュリティ問題のお話からそれぞれに。特にソラコムの玉川さんが、IoTにおいては、そもそも漏えいしない構造とか、個別の人がいいかげんでも全体的にセキュリティが保たれる構造を作らないとだめだとおっしゃってました。

続いて、清水さんがしているヘッドフォンの話に。なぜ、ヘッドフォンをしてい登壇しているのか? 音楽を聞いているのか?(笑)

ちなみにこれは、ambie wireless earcuffsという耳を塞がない新感覚ヘッドフォン。


なかなか、すごい仕事をしている人が3人登壇して、1時間ではディープな話にはなりにくいのですが、ざっくりとまとめるとこんな感じ。テクノロジーが進んで、いろんな問題は起る。倫理観、価値観はこれからますます問われると。

人工知能というかディープラーニングの今後が楽しみ……と思っていたら、すでにいろんな場面で活用されているようで、もうすでに我々はそのメリットを享受しはじめている模様。IoTは、ひと頃の騒ぎが終わって、一段落ついているのかと思ったら、本格的に生活に入ってくるのはまだまだこれからっていう感じなお話をされていました。

IoTで得られたデータをディープラーニングにフィードバックしていくとか、逆にディープラーニングの解析結果が身近なIoTデバイスにフィードバックされてくとかはこれからどんどん促進されていくのでしょうし、どんなカタチで我々の生活が変わって行くのか、興味は尽きませんね。



(村上タクタ)




2018年4月 9日 (月)

Apple CEOのティムと、SVPのアンジェラもApple新宿に関してtweet

4月7日にApple新宿がめでたくオープンしたことについてお伝えしました。


このApple新宿のオープンについて、Apple CEOのティム・クックと、SVPのアンジェラ・アーレンツもtweetしています。

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(写真は2018年3月27日、シカゴのApple Michigan Avenueでのティム・クック)

CEOのティム・クックは、『Appleは、東京と、日本中の顧客、従業員、開発者とパートナーのみなさんを愛してます! Apple新宿はあなたのためにここにあります。ぜひ遊びに来て下さい』と言ってます。『ぜひ、遊びにきてください』が日本語になっているところがフレンドリーな感じですよね。

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(写真は2017年9月13日、Apple本社のSteve Jobs Theaterで話すアンジェラ・アーレンツ)

アンジェラ・アーレンツは、『今朝、Apple新宿で私たちのチームがお客様を歓迎する心温まる場面です。私もそこにいられれば良かったのに! これは始まりに過ぎません。もっとたくさんの新しいお店が日本にオープンしますよ!』と言っています。

アンジェラは直営店部門の最高責任者。彼女の『もっとたくさんのお店が日本に開店します』と言っているのですから、これからが楽しみです。

2018年には新宿を皮切りに3店舗がオープンすると告知されていますが、それだけにはとどまらないようです。

(村上タクタ)

2018年4月 7日 (土)

Apple新宿、オープニングレポート! 2018.4.07

ついに、日本初の『タウンスクエア型』店舗、Apple新宿がオープンしました!

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オープン時にTシャツが配られるとあって、始発あたりから行列が始まっていたそうです。

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オープン、30分前ぐらいに、行列を辿ってみました。


今回は、行列は地下道に誘導されていて、これはグッドアイデアですね。他のお店の迷惑にならない。待ってる間はっちょっとたいくつだと思いますが、今回はiPhoneの契約するとかそういうのではなくてTシャツを配るだけなので、入場が始まったら、案外早く行列は解消したようです。

非公式な某所情報によると10時時点での行列は1000人を越えていたとのこと。

店舗オープン時間が近づいてくると、スタッフのみなさんが出てきて、行列とハイタッチ(地上だけだった?)。新宿のスタッフの方は約160人とのことですが、今日はほぼ全員出勤だそうです。

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カウントダウンがあって、いよいよオープン! 店内へ!


スタッフの方、すごいハイテンションですね! こういうの楽しいです!

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初のタウンスクエア型店舗というところで、店内の什器も最新のものが使われています。

店舗中央には、大きな6Kディスプレイがあり、その前には木とレザーのキューブ型のイスが置かれる『forum』と呼ばれるスペースがあります。普段はリラックススペースとして、Today at Appleなどのイベントが行われる時にはイベントスペースになります。
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電源兼、盗難防止用のケーブル。

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iPhoneケースの棚はご覧のように展示されており、試すことができ、

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引くと引き出しとなっていて、商品をピックアップすることができます。

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ヘッドフォンもスタッフの方に言うと試用させてくれたりします。ここの引き出しは、店舗スタッフの方が持っているiPhoneのNFCを使ってロック解除できるようになっています。

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奥の丸井店内と繋がる部分のガラスは、可動式で開く。

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ガラスはスライド式でピッタリと壁に収納される。Steve Jobs Theaterの壁を彷彿とさせる。細部まで本当に凝っている。

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なお、Tシャツの配布は、12時ぐらいに終わった模様。


(村上タクタ)

2018年4月 5日 (木)

Apple Store日本第二期、Apple新宿4月7日オープン事前情報

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アップルストア日本第二期展開の先陣


世界24の国と地域に、約500店舗を展開しているアップルストア。

アップルストアの展開が始まる以前は、アップル製品は家電量販店の片隅などに、あまり良くない状態で展示されることの多かったものだ。より良いカタチでユーザーが触れられるようにしようということで2001年にアメリカ国内から、直営の店舗展開が始まった。

日本では2003年のApple Store銀座(現在はApple銀座とStoreを外した名称になっている)を皮切りに、2006年までの3年間に7店舗がオープンしたが、その後2014年に表参道がオープンしたのみで、ほとんど新店舗展開がされていない。

しかし、アップルの発表によると、いよいよ日本での第二期店舗展開が始まるようだ。2018年中に3店舗、そしてその後もさらに継続して複数の新店舗のプロジェクトが進行しているとのこと。

その第二期の店舗展開の皮切りとなるのが、2018年4月7日10時にオープンするApple新宿。

場所は新宿丸井本館の1階。

今、Appleが世界的に展開している新コンセプトを導入した店舗となっている。

37mにわたるガラス製のウォール

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Appleが展開する新店舗のコンセプトとは『タウンスクエアになる』というもの。

『街に溶け込み、人の集まるところになる』ということを目的としている。共通するのは屋内外を融合させたデザイン。

Apple新宿の前面も横37m幅のガラスで構成されており、外からは中の様子が見え、中にいても街と接していられる、街に溶け込んだ店舗デザインが特徴だ。

Apple新宿はエントランスのところのガラスが、少し内側に回り込んだデザインとなっている。この部分で、最新の店舗で特徴的な曲面ガラスを使っており、内外の融合を表現している。入り口の上には、ステンレス製のアップルマークがある。
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大きなガラス、ステンレス、構成要素を極限までそぎ落とした直線と曲面のみで構成されるデザイン。iPhone Xをはじめとした、商品デザインのコンセプトが、店舗デザインに至るまで徹底されていることがよくわかる。


人々が集うべく作られた、6Kモニターとキューブ状のイスで構成されるForum

Michigan Avenue、Union Squareなどと同様、巨大なビデオウォールが店の中心に据えられている。

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6Kのクオリティを持つビデオウォールの前に、キューブ状のウッドとレザーのイスが、ランダムに置かれており、ここを『Forum』と呼ぶ(このイスのレザーは、フェラーリに使われるレザーと同等のものなのだそうだ)。

Forumでは参加無料の Today at Appleというセッションが開かれたり、ライブイベントや、トークイベントが開催される。また、普段は、このスペースで、座って休憩したり、自分のMacやiPhone、iPadなどをAppleのWi-Fiに接続して、利用したりすることもできる。

まさに、街ゆく人が集まる場所を提供するのである。

もちろん、店舗内には数多くのアップル製品が展示されている。

最新デザインの展示スペース

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展示されているiPhoneや、iPad、Mac、Apple Watchなどは自由に触れることができ、中にインストールされているアプリなどを使ってみることができる。

思えば、Apple Storeができるまでは、店舗に展示されているパソコンや電話機は動作していなかったり、ベタベタとしてチラシや値札やステッカーに埋め尽くされていたものだ。Appleは、デジタルデバイスを販売する店舗の基準自体を塗り替えてしまったのである。

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ヘッドフォンを試してみたり、Apple Watchを試してみたりもできる。他の店舗にはあまり置いていないような、IoTデバイス、Apple製品と相性のよい美しくシンプルなデザインで、使い勝手の良い特別に選ばれた周辺機器が展示されている。

どこにもレジはないように見えるが、カジュアルなロゴ入りTシャツを着た、フレンドリーなストア店員に呼びかければ、彼らの携帯端末で精算してくれて、どこからともなく(テーブルの下に隠されている)袋を出して、購入終了。このスムーズは購入体験は、一度体験してみるべきだ。

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新タイプの店舗には、ジーニアスバーに相当するカウンターは設けられていないが、どこのテーブルでも、どのスタッフに話しかけてもジーニアスバーのサポートを受けることができる(とはいえ、ジーニアスバーはウェブから予約していった方がいい https://getsupport.apple.com/?caller=home&PRKEYS=)。

Apple 新宿では、アートやデザイン、音楽、写真、プログラミング、などの参加無料の Today at Appleセッションが毎日開催されている。

初めてApple製品に触る人ならQuick StartやHow Toセッションがためになる。

経験者なら、Music Labs、Sketch Walks、Photo Walksなどを通じてそれぞれのクリエイティブな興味を掘り下げていくこともできる。

また、Swift Playgroundsを使ってコーディングを学んだり、ロボッ
トのプログラミングを学んだりできる。Studio Hoursでは誰もが自分が制作中のプロジェクトを持ち込んでアドバイスを受けたり、 共有スペースを使って作業したりもできる。 子ども向けのKids Hour、教師向けのTeacher Tuesdayというイベントも開催されている。

ぜんぶ、参加は無料だ。

当日、朝は、Tシャツとピンバッチを無料配布

リテール担当シニアVP、アンジェラ・アーレンツは「Appleの日本における歴史は長く、特別なものです。Apple 新宿は私たちが 今後数年の間に日本でオープンするいくつかの新しい店舗の先駆けとなるもの。新宿の躍動的なコミュニティをお迎えし、Appleがお届けする最高なも
のすべてを体験していただくのが本当に待ち切れない」とコメントしているとのこと。

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また、4月7日にさきがけて行われたプレス向けのセッションに登場した、シニアマーケットディレクターのデニー・トゥーザは「アメリカ以外の初めてのアップルストアとなった銀座があることからわかる通り、アップルは日本の市場をとても重要だと考えています。新宿というクリエイティビティにあふれた街のひとたちが集まるストアをオープンできることを嬉しく思います」と述べた。

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ちなみに、オープン当日の4月7日の午前10時から、ご覧のようなデザインのTシャツと、ピンバッチが無料配布される。当日、この場所でしか手に入らない非常に貴重なものになるだろう。

数量は非公開とのことだが、関係者によると「それなりの数は用意している」とのこと。過去の表参道店などオープン時の状態からすると、午前中ぐらいに行けば手に入るのではないだろうか?(保障はできないが)

今週末は、ぜひ新宿に行って、新しいアップルストアを楽しんでみてただきたい。

Apple新宿
東京都新宿区新宿3-30-13 新宿マルイ本館
2018年4月7日オープン予定
https://www.apple.com/jp/retail/shinjuku/

(村上タクタ)

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flick! editors

  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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