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イベント一覧

イベント

2017年5月29日 (月)

ASUSの発表会を(ちょっと)のぞいてきました!とプレス雑感 #COMPUTEX2017

ASUSのデバイスには私、詳しくないのですが(いつも安井くんがレポートしてます)、プレスパスをご手配いただいたので、せっかくなので発表会に行ってみました。

実は、iPhoneで検索したら、別の場所が表示されていて、ウロウロしてしまって、開演に間に合いませんでした。パスを手配して下さったASUSの方、すいません(汗)

遅れてついたら、もう開場はギッチギチのライブハウスみたいな状態で、入れません(汗)

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まぁ、ここで諦めたら試合終了なので、「すんまへん、すんまへん」と関西弁で言いながら、割り込んで行きます。入り口付近がきつかったのですが、奥の右手の方にはスペースがありました。

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壇上では、ASUSチェアマンのジョニー・シーさんがめちゃめちゃ熱弁を奮ってらっしゃいます。アツい!

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ジョブズじゃないけど、エラい人がここまで詳細を理解してカンペもなしに(時々スマホ見てたけど)目線をあげて熱弁をふるえるのは素晴らしいなぁ。

ZenBook ProとかZenBook 3 Deluxeとか、VivoBook Proとか、ZenBook Flip Sとか、めちゃめちゃいっぱい新製品が発表されていました。VivoBook Sが499ドルとかいうところで、めっちゃ盛り上がってましたよ。さすが台湾お膝元です。

日本のメーカーにすでにこういう熱気がないことには一抹の寂しさを感じますよね……。

全然関係ないところですが、製品を持ってるコンパニオンの女性がめちゃめちゃキレイなことに驚きました……。

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めっちゃくちゃ背も高くて、もはや彫像じゃないかというほどの美しさです。

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ASUSのマシンに詳しくないので、せっかくプレス発表の開場に入れてもらっても、何も語ることはできませんが、こんなに場所と取りの難しい会場も久しぶりな感じです(汗)

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明日から、ちゃんと僕は取材できるのか、不安になるレベルの混雑ぶりと熱気です。

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テレビ局(?)のムービーの人が我が物顔で撮影して、スチルのカメラの人に舌打ちされたり、逆にムービー撮ってる人の前にスチルの人が割り込んで撮影が止まって起こったり、ちょっと客観的に見ると、プレスの戦いって大変だなぁ……。

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画角を広くすると歪むから、ちょっと引こうとすると、ワイドな画角のスマホの人がガッて入ってきて、めっちゃ腹立ったりします。

日本のメディアの人もいっぱいいました。みなさんが見てるレポートも、こんな戦いの末に書かれているわけです。


(村上タクタ)

プレスパスを受け取りに行きました #COMPUTEX2017

せっかく来たので、くどくどとレポートしましょう(笑)

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こういう展示会の取材って、モーターショーやホビーショー、熱帯魚のショーまで、世界各国のいろんなのの取材に行きましたが、だいたい感じは同じです。

で、慣れてない展示会の取材はまごまごするし、逆に慣れるとツボを得た取材ができるようになります。

だいたいにおいて、ネットの発達した今となっては、開場した時点で世界中のメディアは同列になってしまうので、下手をしたら会場にいる方が情報に疎いなんてことになったりします。

そうならないためには、強いコネクションをもって事前情報を手に入れるか、独自の視点で物語るかしかありません。

まぁ、COMPUTEXの場合、日本のメディアも、ベテランライターさんが山ほどいらっしゃっているので、僕が行く必要あるんかという気もしますが、そこは百聞は一見に如かず、一度取材しておけば、誰かに取材をお願いするにしても、どういう場所かわかりますしね。

台湾は日本から飛行機で3時間半。石垣島から目と鼻の先です。極論をいえば前夜入りでも大丈夫なのですが、今回は全然土地勘もないということで(私、アジアの国はいろいろ行ってますが台湾は初めてです)、先に入って会場の場所なども下見しておくことにしました。

前日にプレス受付をしておけば、明朝もスムーズに入れるはずです。だいたい初日の朝は大混雑で、プレス受付も手間取るのが定番ですからね。

というわけで、世貿展館というところにある会場がこちら。ごらんのように、台北市街の中心、台北101のすぐ横にあります。ちゃんとたどり着けるかどうかどころか、台北のどこからでも101を目指せばたどり着けます(笑)

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もう、空港からCOMPUTEX TAIPEI 2017のバナーが出てて、町中にもいっぱいポスターがあるので、国ぐるみのビッグイベントって感じです。

で、会場が広すぎて(笑)受付がどこでやってるのかわからない(笑)

会場全体はまだ設営中って感じですねぇ。

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ここの会場は上からも見えるから、上もきれいにしないと大変ですね……。

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うろいろ歩いて野垂れ死にそうになった時に(おおげさ)、ようやくプレス受付への道を見つけました。

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矢印どおり歩いて、ようやくプレス受付を発見。

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日本から、事前申請してあるので、名刺を出すだけでプレスパスがもらえました♪

よし、これで今日の任務は完了。

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このプレスパス、地下鉄のSuica的な機能もあって、会期中は地下鉄に自由に乗れるそうです。わーい。

※あとで試したら、乗れなかった(T_T)会期中でないとダメなのかな?

受付の裏にメディアセンターもあります。

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ここえ、原稿を書いたり打ち合わせしたりできるわけですが、だいたいベテランの人がドヤ顔で仕事してるので、僕ら新参者は隅の方で……というのはウソですが、慣れないと使いこなせないのも事実です。私は、あまり活用できたことはありません。

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でも、今回のようなパターンだと、電源があるのはありがたいですね。明日、アダプターを持ってこようかな。

さて、もう一つの会場も下見しておきましょう。こんなにちゃんと下見して取材しに行くのは珍しいな(笑)いつも行き当たりばったりだから。

方法は2つあって、地下鉄を3本乗り継ぐか、1〜2km歩いてから、1本で行くか。

今回は後者の方法を取りましたが、その方法が正解のようです。

台北メトロ板南線の一番終点(つまり町はずれ)にある南港展覧館という駅で降りると、そのめの前が、会場。

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なんちゅうか、下見するまでもなく簡単でした。

なんでも、どっちかっていうと大メーカーはこっちの建物の方にあって、世貿展館の方が、どっちかっていうとイノベーティブな出展、小メーカーの出展が多いというお話でした。どっちから取材すればいいのか、今迷ってるところです。

明日ぐらいには、次号フリック!のレイアウトも上がって来だすでしょうし、そもそもこのCOMPUTEX TAIPEI 2017の記事もフリック!に12ページ確保してあるので、隙間時間に仕事しないといけないの、大変な感じです。

が、モバイルWi-Fiルーターと、MacBook Proがあれば、世界のどこでも仕事できますから、まぁ、便利なんだか、大変なんだか(笑)

2017年5月25日 (木)

ジェットダイスケさんの写真展『空UTSUSEMI蝉』

ガジェット好きなら、『ジャジャ〜ン!』という掛け声とともに新製品が紹介されるジェットダイスケさんのYouTubeをご覧になったことがあると思います。

いまやYouTube動画だと誰でも使う、短過ぎるぐらい短く動画を切って繋ぐ『ジェットカット』を生み出した人であり、ブログ、ポットキャスト、ビデオポッドキャストなどに黎明期から関わり、音楽や動画のクリエイターとして常に先駆者として知られる人です。

ヒカキンさんも所属するUUUMの役員でもあります。

そのジェットダイスケさん、最近は写真家としての活動に力を入れておられて、その初の個展が開催されているので行ってきました。

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(※うっかりクリックしてしまいそうですが、Tシャツの柄です。動画じゃありません)

行ってみて、ビックリ。動画でのキャラクターとは違って写真はまったくガチ。

セミの羽化の場面を延々と撮影されています。

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いろいろお話を聞いたのですが、蝉の羽化は日が暮れてから朝方までに行われるので、それを延々とファインダーで狙うのだそうです。

生物の写真は、生き物次第ってことがありますから、延々と忍耐するしかないわけです。蚊に刺されたって、蚊取り線香を焚くわけにもいきませんしね。

蝉が地面から出てきて、羽化を始めて、背中を割って出てきて、羽根を伸ばして、羽根が乾燥して飛び立つまでは1時間ぐらいかかるそうです。

撮影しやすい場所に出てくるとは限りませんし、ストロボで撮影するワケにもいきませんし、撮影途中に鳥に食われてしまうことや、雨粒に当たって死んでしまうことも多々あるそうです。写真の他にタイムラプス動画も展示されていて、羽化のシーンがよくわかります。

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このサイズのものになると、当然マクロレンズで撮影されるわけですが、この領域になると、ピントの浅さが異常で、目にピントを来させて、撮影するのは相当な苦労があると思います。スローシャッターなのだそうなので、フォーカスブラケットとか、その他ブラケット撮影も使えないと思うので、設定には独自の工夫がいっぱいありそうです。

目の周りにある毛(つまりまつげみたいなものですね)にピントが来ている写真は、やはり独特な境地な気がします。『ソニーα7RIIでないと撮れない写真』と、ジェットさんはおっしゃってました。

中央の写真にある蝉の身体には金粉のようなものがいっぱいついていますが、これも羽化したばかりの蝉は真っ白で、完全に乾燥した蝉にはこの色はありませんから、ほんのわずかなだけ生じる色彩なのだそうです。生き物って不思議。

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ちなみに、プリントはフジフィルムのラボで出力されたA全の巨大なプリント。表示されているディスプレイはEIZOの4Kディスプレイ『ColorEdge』を使ってのドットバイドットと、いう機材のマニアでもあるからこその、機材の性能を引き出しきった展示であるのも魅力。

それらの機材の真価、高精細の極みをここで体験できます。

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『空蝉』っていう言葉は、『うつせみ=浮世の身』という意味が本来あるから、蝉の羽化を撮りながら、この浮世の我々自身の存在を問うような意味もジェットさんはかけているような気がします。

素敵な写真展なので、ぜひ。

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『空UTSUSEMI蝉』

2017年5月24日〜6月3日

EIZO Galleria Ginza

TEL03-5537-6675
〒104-00551東京都中央区銀座7丁目3-7
ブランエスパ銀座ビル3階

営業時間:10:00〜18:30
定休日:日・月・祝日(例外もあり)

2017年5月19日 (金)

オジサンも胸きゅんするラブストーリーは、Premiere Proで作られた

5月27日(土)から、映画『ママは日本へ嫁に行っちゃダメというけれど。』が公開されます。

A(c)mamadame production committee


偶然、Facebook上で出会った日本人の茂木さんと台湾のリンちゃんの海を越えた恋愛模様を描いた作品で、実話を元にしています。リンちゃんのFacebookページは現在も続いています。さらにページをまとめたフォトブック『ママは日本へ嫁に行っちゃダメというけれど。』も出版されており、こちらが原作になっています。

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▲『ママは日本へ嫁に行っちゃダメというけれど。』のFacebookページ

本作品はAdobe Premiere Pro CCで全編編集された。Premiere Proならカラーグレーディングを始め、さまざまな作業が可能。専門の編集マンはいたものの、主演の中野裕太さんと監督である谷内田彰久さんは、ああでもないこうでもないと夜な夜な編集を進めたとのこと。さらに試写会も何度も行い、参加者の意見を受けて再編集という作業を繰り返して完成。

限られた予算の中、何度もフィードバックを反映できるのは、プロフェッショナルのためのソフトながら安価で利用できるAdobe Premiere Pro CCを使ったからとのこと。

Photo_3▲Adobe Premiere Pro CCの編集画面

D ▲主演の中野裕太さんと監督の谷内田彰久さん

Facebook上での偶然の出会いからエンディングまで、作品は胸きゅんなシーンがいっぱい。40歳を超えたオジサンでもきゅんきゅんしてしまいます。(ただ、もうこんな日は自分にはこないのか……と、せつなくなってしまいますが)

公開は来週、5月27日(土)からです。


●映画情報
『ママは日本へ嫁に行っちゃダメと言うけれど。』
2017年5月27日(土)新宿シネマカリテ、ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場にて公開。他、順次全国公開
監督:谷内田彰久
出演:中野裕太、簡嫚書(ジェン・マンシュー)、王彩樺(ワン・サイファー)、蛭子能収
公式Facebook:https://www.facebook.com/mamadame.movie/
公式サイト:http://mama-dame.com/

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▲日本だけでなく台湾でも上映される

2017年3月23日 (木)

アンプラグドな世界が復権する【小林弘人×柳瀬博一 at 刺激スイッチ研究所】

『刺激スイッチ研究所』っていうオンラインサロンが主宰の小林弘人さんと、柳瀬博一さんのトークライブに行ってきました。

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小林弘人さんといえば、『こばへん』のニックネームで知られ、昔のワイヤード日本版作った人で、インフォバーンのCEOで、サイゾー作った人でもあり、GIZMODO日本版を立ち上げた人でもあります。『フリー』『シェア』『MAKERS』の日本版を監修したりした人でもあり、メディアのこれからを一番分かってる人かと思います。

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柳瀬博一さんは、日経BPの人として、いろんな書籍を出して来られた人で、現在日経BPのプロデューサーとして、いろんなモノやコトを動かしている人であります。私にとっては、TBSの文科系トークラジオLifeに出てる人でもあります。

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まったく余談ですが、私にとっては、柳瀬さんは三浦半島にある日本で唯一流域すべてが自然の状態で保たれている小網代で活動している人でもあり、海水魚水槽仲間でもあります。また、これまたまったくの余談ですが、こばへんさんはTL1000というちょっとヘンタイ的なバイクに乗ってらした20年ほど前に、ウチのバイク雑誌に出ていただいたことがあって、変わりモノなバイク談義で盛り上がれる人でもあります。

話としては、まさに現場できかないと……なことなのですが、テキサス州オースチンで開催されたSXSWで何が起こってるかというところから話が展開されていきました。

超要点だけ言うと『Social But Unplugged』ということで、20年前はまさに『ワイヤード』というか接続されることが新しくて、『攻殻機動隊』や『マトリックス』も繋がった世界で、パーマリングで接続されいることが大事だった。

で、ウェブサイトがコモディティ化されて、もうもう一周回って、接続されてないこと、リアルな世界で起こってることが大事になってきた。

全部が接続されてきたあとで、『シンゴジラ』『この世界の片隅に』『君の名は』みたいな、ちゃんと分かって作り込まれたもの。お金だけ集めて、ちょいちょいと作ったものではなく、庵野さんや、片渕さん、新海さん……たちが熱量をもって作り上げたものが、自然とネットで盛り上がってくる。オーセンティックなものが復権して、それをテクノロジーが助けるという世界になってきている。

というお話でした。

実際、ウチの会社でも、レストランがあったり、本が主催するイベントが盛り上がったり、本から企画した商品が売れてたりしますから、もう一回アンプラグドな世界が大事になってるっていうのは、本当にそうだと思います。

会の中では、ボイパのReatmoさんの演奏とかもあって面白かったですよ。ボイパにiPadとMacBook Proを組み合わされて曲にされててて、すごい良かったです。

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暗くて写真ブレててすいません。曲はこちらで買えます。

というけで、やっぱりアンプラグドな世界が大事になってくるなと思った一夜。個人的にはその後、せきさとるさんの還暦パーティになっちゃったり、こばへんさんとバイク談義ができたり、柳瀬さんと熱帯魚談義ができたりしたのも面白かったです。

リアル世界のイベントもいろいろ行かないとねw







2017年2月 9日 (木)

「シロウトが客観的に見てどうだったか?」Yahoo! HACKDAY 2017開催!(完結編) #hackdayjp

前編中編-1中編-2Yahoo! HACKDAY 2017サイト

HACKDAYに取材にお邪魔するのも、3回目ということで、エンジニアさんのことは全然知らない私も、だいぶ様子が判ってきました。元々はYahoo!さんの社内イベントで、有志の人がやってらっしゃったということで、今年で10年目になるそうです。日本でやっているハッカソンとしては、かなり歴史が長くて、予算規模も大きいイベントなのではないでしょうか?

開発時間が24時間あって、発表が90秒ということでありますが、このイベントぐらいになると、たぶん参加している方は普段からテーマを考えて準備をしてらっしゃるのではないでしょうか? 

拝見していると、実際の電子工作、プログラミングの技術力の高さが必要とされるのはもちろんなんですが、『90秒のエンターテイメント』として、いかに完成されているかということが大きなポイントになるように思います。いいアイデア、優れた技術でも、完成させて、上手にプレゼンしないと意味がないってことです。

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プレゼンのグラフィックの上手さ、テーマ、ストーリーをいかに上手に伝えられるか、実演があるなら、それをいかにトラブルなく運営するか? というのも大きなポイントになっているように思います。ロゴやグラフィックが上手かったり、話をする人が声が通る、しっかり内容を伝えられる人だっていうのもとっても大事になっている気がします。

ユニークなものなのに、ボソボソと話してる、何がキモなのか伝わりにくい、プレゼンがトラブル(たぶん、会場のWi-Fiの混雑ぶりや、明るさなどの特殊条件もあるんだと思う。プロジェクターで写してるのがスポットライトが明るくて見えないというのもある)。あと、書画カメラで写してるのが小さくて見えないとか、画角からハミ出てるとか。あと、工作物が小さくて会場からは見えてないとか、机のエッジに隠れているとか。

つまり、プレゼン全体の構成を指揮できるプロデューサーと、絵や写真や動画を操れる人、プロっぽいナレーションのできる女性(注目を浴びるし、会場での声の通りが全然いい)がいると、かなり戦闘力は上がるのではないかと。もちろん、中心は『開発』なので、開発したいこと、できることを中心に据えずに、プロデューサー的な人が突っ走ってもしょうがないのですが。

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そこへ来て、開発されてる中身がないと『プレゼンだけ上手』とか言われてしまうワケでしょうけど、とにかくこの発表で損している方が多いのは明らか。

中身の開発は、大別して『電子工作派』『アプリ派』『ウェブサービス派』とそれらの複合タイプだと思いますし、その内容の難易度を語れる知識はないので、そこはパス。

一昨年、私が初めて来た頃には、アルデュイノやラズベリーパイを使った電子工作が花盛りだったような気がします。もちろん、今でもそういう作品はたくさんあるのですが、今や、それも普通に使いこなされている気がします。Yahoo!社内で行われていた10年前にはどんなものが作られていたんでしょうね?

今年、特徴的だったのは画像解析などをはじめとしたデータ解析に人工知能(深層学習?)のを使ったものがちらほらあったこと。もちろん、24時間で人工知能を開発するわけにはいかないでしょうし、深層学習させている場合でもないでしょうから、そのAPIを使うということなんでしょうけれども。これによって、画像認識とか、あいまいな概念の取り扱いなどがずいぶん取り込めるようになっている気がしました。

それにしても、発表の時点で動作しなかったり、スライドが動かなくてパニクったりというようなプレゼンは、この3年でも大きく減った気がします。みなさん、ちゃんと動作させプレゼンされるつわものぞろいって感じです。

非エンジニアな私なもので、毎回わからないなりに拝見していますが、3年も見てると、いろいろ感じるものはあるなぁ……と思ったわけです。

あ、あと取材側としては、hack IDとチーム名と、作品名しか資料がないので、チーム名や作品名は駄洒落とかにするより、極力情報を盛り込んだ方がいいと思います。たとえば、あ、あの傘を使ったデバイス面白かったな……と思っても、チーム名や作品名から推測できないと、取材にアプローチすることもできません。Yahoo!さんから出る事前のこのあたりの情報量がもうちょっと多いと助かりはしますが、まぁ24時間でそれを作る……わけですから、それを情報として出すのは難しいものがありますよね。

ともあれ、来年も楽しみにしています。

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そうそう、まだ終わってないのでした。

HAPPY HACKING賞というのが以下の要領で決まります。これから1ヶ月間が投票期間です。あなたも投票に参加したり、動画再生数に寄与したりできます。

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ぜひ、あなたもこちらからこのイベントに参加してみて下さい。





2017年2月 7日 (火)

「ハッカソンが進化してる!」Yahoo! HACKDAY 2017開催!(中編-2) #hackdayjp

さて、前編中編-1に続いて、Yahoo! HACKDAY 2017のレポートです。長いわ! 締切明けでいろいろ辛いですが、頑張りましょう。なんとか表彰式まで書きたいなぁ……。

さて、続いては #6 抽象的電子工作のtabe/g(たべぐらむ)。

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女性が2人もいて華やかです。こちらのサービスは、お皿を載せると、カロリーを計測して記録してくれるというもの。コースターに重量センサーが内蔵されてます。ただし、食材は最初にチョイスしないといけないということで、そこんところはちょっと残念な感じ。

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ご飯を我慢しても、他のものを食べちゃいますからね。

計測データはWi-Fi経由でAWSに飛ばされ、そこからmyThingsを経由して各種サービスに保存するという方式。

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#68 SEXY養老院というなんともいえない名前のチームの作品は、チーム名の割に『恋活キャップ』という素敵なサービス。

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あらかじめ、生年月日や、趣味などを登録しておくと、相性のいい人が近くに来ると、光って、メッセージを出して教えてくれます。

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デモが男性同士……というか、平たく言うとオジサン同士だったので、華やかさに欠けましたが……いまどき、他人の恋愛対象の性別をとやかく言うものではないので、そのあたりはスルーする方向で……。

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#29 Scrambleの『自宅警備彼氏』はバーチャルな彼氏。

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屋内においては、イケメンの彼氏が壁に投影される。

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外出する時は、『行ってきます』と言って警備モードにすると、室内の状況が撮影できる他、カーテンに男性がいるような影を映し出して、不在時に人が侵入することがないようにできる。

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次なるは、#7 Lens の『仮面ライト』。

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今どき、アプリでかわいい動物の鼻を付けたり、ほっぺの赤味を付けたりと、かわいく写真が撮れる。しかし、それは写真の中だけで、現実のあなたがかわいくなるワケではない……。

というわけで、現実の顔にアプリのような絵をマッピングするデバイス。

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単に、絵柄を投影しているだけではなく、Kinectで位置をセンシングし、unityを使ってちゃんと立体的に捉えて、動いても顔の位置にちゃんとプロジェクションされるようになっています。

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さて、ここからは表彰されたハックからいくつかをご紹介しよう。

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優秀賞に選ばれたチームの中から、#10 むっちりの『いらすとか』を。

これはオートマチックにフリー素材『いらすとや』からイラストを探してきてくれるサービス。

文章を解析し、相当するイラストを自動的に探す。

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実際にやってみた例がこちら、『Googleが検索アルゴリズムを改善した』というBuzzFeed Japanの原稿を入力すると、こういうイラストが提案される。

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実は、このサービス、ドメインまで取って、ちゃんと稼働している。試してみると、ビミョーな組み合わせが出てくるのは確かだが、今後チューニングが進めば、もっと便利になるかもしれない。なにより、24時間で実際に動くサービスを提供されていることに驚いた。

ぜひ、実際に使って、イラストを探してみて下さい。
http://いらすとか.tech


稼働するといえば、Fun賞に輝いた #21 Team OBCNのRecipe mixerも、一応稼働するハズのサービスのハズです(私がやってみたら、うまくいかなかったけど……)。

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↓このQRコードを撮影しても使えるはずです。これはLINE botを使ってレシピをミックスするサービス。

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たとえば、ガイダンスにしたがって、主菜、副菜、スープなどを選ぶと、レシピ全体をミックスして再構築。効率よく、料理できて、しかも熱を通す工程はなるべく後に回すなどして、効率よく料理を作れるようにしてくれる。

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これも実際に使えたら、便利そうなサービスだ。

技術的に評価が高かったのが、 #11 UinProductsの『Magic Window』.

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Macの画面の向こう側に、LEAP MOTIONを起き、それで手の動きを感知して、画面上で手で操作しているように描画する。たとえば、唐揚を積み上げるゲームが稼働していたが、粘度をこねたりといろんなことができる模様。

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Macと、LEAP MOTIONというすでにあるものを使って、非常にユニークな結果を得たプロダクトだ。

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事実上の準優勝であるHack賞を獲得したのは、#32 genpeiの『HACKFON』。

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なんと、レガシーな電話をハックするというプロダクト。

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旧来のアナログ電話のインターフェイスを使って、インターネット上のサービスを利用しようというもの。

アナログ電話のボタンを押すことによって、hueの明かりをつけたり、Amazon dashを使って商品を購入したり、tweetしたり、myThingsと連携させて、いろいろなサービスをさらに繋いだりできるとのこと。

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ちなみにこちらも割と本気で、すでに『http://hackfon.com』のドメインも取得したという。

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そして、最優秀賞を獲得したら、その実績をひっさげてKickStarterで商品化をめざすとのことした。Hack賞だった場合はどうなるんでしょう?

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さて、やっと最後、最優秀賞までたどり着きました。

実際、90秒のプレゼンですが、切り替えの60秒を合わせて150秒。85チームもあると……ぶっ続けでも3時間32分30秒。審査も、見ている方も、もちろん運営の方々も大変であります。

栄えあるその頂点に立ったのが、 #39 アルカナラボの『まよいの墓』。

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まず、レゴブロックで迷路作ります。その迷路を写真に撮って読み込むと、仮想空間上に3Dの迷路が生成されます。

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その迷路の中をOculus Riftを付けて探検するというゲームです。プレイヤー以外のマスター側は、途中で迷路の壁の位置を変えたりして、惑わすこともできます。

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実際に動いていたし、完成度の高いゲームでした。中に出てくるオバケもかわいかったし。

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プレゼンのタイミング上、レゴブロックの迷路も、出てくるオバケも撮り損なったのですが、ぜひプレゼンの動画を見てみて下さい。

これに限らず、プレゼン全編の動画はこちらで見られます。ニコ動はこちらYou Tubeはこちら。ぜひどうぞ。

というわけで、みなさんを紹介しおわって、やっと総括が近づいてまいりました……が、疲れ果てたので、また明日。

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続きはこちら

2017年2月 6日 (月)

「ハッカソンが進化してる!」Yahoo! HACKDAY 2017開催!(中編-1) #hackdayjp

なんか長くなりそうな予感でいっぱいなので、(中編-1)というタイトルにしてしまったんですけど、前編に続いて、Yahoo! HACKDAYのレポートです。

開発は、秋葉原UDXの4階を丸2日借り切っているわけですが、発表は一般のお客さんもはいれるUDXの2階ということでお金かかってます。

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中央の2個のモニターは発表に使われ、左右にある細長いスクリーンには、ニコ動のコメントの弾幕が見られるようになっています。日本中(世界中?)で見てる人たちのコメントが表示されるということで、会場にいてもネットで見てるように多くの人の意見が見られるという意味で非常に便利でした(案外、現場にいるといろいろわからないというのはよくあること)。

ちなみにニコ動はこちらYou Tubeはこちらでご覧いただける。

参加は結局80チームを越えるので、全部はレポートできませんが、発表されたハックをいくつかご紹介しましょう。

#11 ジャグジャグと〜らすの『TATSUJINコピー』は、ジャグリングの達人にセンサーを付けて、ジャグリングのタイミングをコピーするという装置。

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タイミングを教えてもらったぐらいで出来るのかいな? と思いましたが、ともかくデモの人は成功してました。もっとも、この人は最初からできたんではないかという気もしますが。ともあれ、タイミングが大事な作業のコツを教えるのには役立ちそうな気がします。

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#2 Swift同好会の『寿司の名は。』は、その名の通り、寿司の名前を教えてくれるシステム。

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なんと、TensorFlow(いわゆるDeep Learningの一種)を使って作ったモデルを使って、画像解析し、iPhoneアプリで寿司の名前を教えてくれるという凝ったもの。すごい。

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#4 魔界Labの『偽装社畜』は、鼻息から居眠りを感知して、キーボードを叩いて、仕事をしているフリをするというデバイス。居眠りしてよだれが垂れているのを感知して、目覚ましコールをして起こしてくれたりもする。

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逆に雇用者側からのアプローチの製品もあるようだったが、プレゼン時間切れで何か分からなかった(とても気になる)。

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#5は少年閣下のインターナショナルの、『潜在的ディレクレ配分法を用いた、経済アナリストの有用度レイティング』。

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なんか難しいお話のようだったが、情報発信者の文章を解析して、レイティングし、検索エンジンより以上に、有用な情報を提供しようということのようだった。

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これができたら、いわゆるダメなキュレーションメディア問題的なところが改善され、非常に便利な世の中が出現しそうだが、僕の文章のレーティングが非常に低かったらどうしようというような問題はある。

#42 パラダイスのeaLifeは、冷蔵庫の中を画像解析し、何があるかをスマホに送るサービス。

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そのデータを利用して、買い物に役立てたり、レシピを提案したりしてくれるサービスだ。

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……書き始めたら、あまりに長くなりそうなのだが、明日は午前中から会議もあるので、今日はこのへんで。

続きはこちら


2017年1月 9日 (月)

『旅するように生きる・本田直之×栗城史多』 @Apple Store表参道レポート

1月9日、Apple Store表参道で、『旅するように生きる』というテーマで、実業家の本田直之さんと、登山家の栗城史多さんのトークライブが開催された。

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栗城さんは有名な登山家。『冒険の共有』をテーマに活動されていて、エベレストなどの高山からは、衛星回線を通してWi-Fiを立てて、iPhoneで Tweetしたりして、登山の様子を共有しているのだそうだ。

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本誌にも何度も登場いただいている本田さんは、ご存知のようじ実業家としてだけでなく、執筆家としても活動されている。世界を旅し、ビジネスをし、ジョギングし、サーフィンをし、美味しいものを食べたりワインを飲んだり……というライフスタイルそのものを通じて、メッセージを表現されているのだ。鉄人レース、トライアスロンにも何度も挑戦されている。

が、意外や、本田さんは太りやすい体質らしく、先日トレーニング中に肉離れをしてしまい、療養のためにしばらく走れない時期があったのだそうだ。そうすると、みるみる太って、人生最大体重を更新してしまったとのこと。

そこで、iPhoneのヘルスケアを見てみると、トライアスロンやトレーニングなどをせずに、仕事に没頭していたりする時は、1日10歩とか20歩とかしか歩いてないこともあったのだそうだ。

iPhoneはライフスタイルそのものを可視化してくれるので、生活全体を確認したりあらためたりできるデバイスだとのこと。

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そこでさらに、Life Cycle とか Sleep Cycle というアプリで、日々の生活を記録する主観をつけるようになったのだそうだ。また、体重はWithingsというWi-Fi接続の体重計で計測して、記録を残しているとのこと。

また、Apple Payも、とっても便利に使ってるとのこと。持ってるものはできるだけ少なくしたい、効率的にしたいという本田さんには欠かせないサービスになっているようだ。

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本田さんが、ちょっと懐かしんで昔のiPhoneの話をされていた。今日は、ちょうど、10年前にiPhoneが発表された日。

10年前、発表されたiPhoneはマルチタスクも使えなければ、アプリもダウンロードできないかった。それがこんなに便利になっている。国境を越えて旅しつつ、情報発信をしていく本田さんにとっては欠かせないデバイスとなっている。さらに今もどんどん進化しているから、最新のiPhoneのテクノロジーは常にキャッチアップして使った方がいいよね、とのこと。


最後におふたりの、2017年の目標。栗城さんは、新しい情報中継、シェアの方法を模索しているとのこと。それを提供できたらいいなと考えているとのこと。本田さんは、トライアスロンのタイムを劇的に向上させようと思っているとのこと。去年1年試しにトライアスロンを休んでみたら、生活がガタガタになってしまったから、今年はバッチリトレーニングしていい成績を残そうと思っているとのこと。

1時間があっという間に過ぎた楽しいお話だった。

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なお、本日深夜0時、フリック!2月号Vol.64発売です。

そちらもよろしく。

2016年12月 5日 (月)

今週! Appleストアで子供向け無料プログラミング教室【Hour of Code】

今、身の回りにあるすべての機械はプログラミングによって動いているのだから、プログラミングの構造は早いうちに学んでおいた方がいい。

12月5〜11日、世界中で『Hour of Code』として、プログラミングに取り組むキャンペーンが開催されており、日本のApple Storeでも1時間の無料子供向けワークショップが開催されている。

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もう空き席はわずかなようだから(ストアによってはすでに席がない……執筆時点12/5 22:00では表参道と心斎橋以外はまだ席がある模様)、急ぎ申し込みたい……という方はとり急ぎ、こちらからどうぞ。11日まで。つまり日曜日までの開催だ。

日本のストアでは、ディズニーと協力しているHour of Codeのサービスが使われるようだ。これは、無料でウェブから使えるので、お子さんに体験させたい方はこちらからどうぞ。

さて、そんなわけで、本日夕方、Apple Store表参道で開催されていたHour of Codeワークショップに取材に行ってきた。クリスマスに彩られた街、表参道でのワークショップはApple Storeの店内の一部を使って行われる。

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ワークショップで使われるのはディズニーのHour of Codeサイトで動作する環境。Scratchのようなブラウザ上で動作するブロックを組み合わせて作るプログラミングだ。

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会場では最初に先生役のスタッフの人から説明がある。サイトには動画もある(字幕がもうちょっと平易な日本語(漢字が少ないとか)だともっといいのだけど……。

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実際、1時間のワークショップでできることは限られているだろうなぁ……と思っていたのですが、なかなかどうして子供たちの吸収力というのはあなどれないものがあります。

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ワークショップのスタッフの方のアドバイスを受けながらも、次々に課題をクリア。

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最初は簡単、簡単と思ってのぞいていた課題も、途中から繰り返しなどが入ってきて、だんだん難しくなります。

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最後にはこの続きを家のパソコンやiPadでやる方法を聞いたり……。

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Sphiro BB-8 with フォースバンドのデモンストレーションを見ながら、Sphiroはプログラミングでも動作させられることを聞いたりして……。

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最後にそれぞれ認定証をもらって記念写真。

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というわけで、1時間にしては濃厚なワークショップでした。

たぶん、あっという間に席は埋まってしまうと思いますが、ご興味ある方はお早めに。こちらからお申し込みをどうぞ


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  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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