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2019年1月 7日 (月)

『ファクトフルネス(FACTFULNESS)』賢い現代人へと導いてくれる名著

急いで読んでいたら、まさにこの本に指摘される愚を犯していた!

年末に、日経BPの中川ヒロミ女史に、1月11日に発売される『FACTFULNESS』(日経BP・1944円)をいただいた。

(ちなみに、電子書籍版は元旦に発売されております)



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「僕、読むの速いですから、ちょうど年末年始だし、サクッと読んで感想上げときますね!」なんて軽口を叩いたのを覚えている。

たしかに、僕は読むのは速くて厚い書籍でも2〜3時間あれば読み終われる。小説に至っては、読むのが速過ぎて、たくさん読むとお金がかかるから、なるべくゆっくり読もうと心掛けているほどだ。

自分が速く読んでいる状態を客観的に分析すると、目は文章をなぞりつつ内容をあるていど推測しながら読んでいるように思う。どういう展開であれ、時代劇なら最終的に剣豪が悪を切るし、ビジネス書なら目標を達成するための驚くほど効果的な方法が書いてある。その前提で文章が構築されているのだから、ハイスピードで読んで一部が欠落しても脳内で補完できる。そして、それで大筋間違いはない。

が、読みはじめてしばらくして、この本はそんな読み方をしていい本ではないことに気が付いた。

いつも本を読んでいる時にやるように『これは、こういう方向のコンテンツだろ?』と概要をまとめて類推すること自体が、この本が指摘している誤りのひとつだと思い知らされるのだ。

良著、しかし実に地味な本!

良著。しかし、そんなわけで、僕の文章力ごときで、この本を取りまとめるのは難しい。

一言一句読んで、血肉にしていただきたい本である。

しかし、編集者としていえば、よくこの本を出されたなぁ……と感心もする。

ネットの記事でいえば、PVを稼げる記事の対極にある本である。普通に考えると、なかなか容易には売れそうもない。読者の良識を信頼しているというべきか。

読めばその日から業績がグングン上がるというワケでもなければ、ひと足飛びに真実にたどり着けるわけでもない。聖書に『命に至る門は小さく、その道は狭く、それを見出すものはまれ』と書かれているとおり、真実に至る道に近道はないということを感じさせる。

PVを求めるためには炎上もやむなし、すぐに成果が上がる2次曲線的に効果が生まれる方法論……ばかりが求められる世の中にはあまりもマッチしない内容である。

いまこそ、正しいモノの見方を学ぼう

しかし、著者のハンス・ロスリング氏や、この本の翻訳出版を決めた日経BPさんの判断は正しいと思う。

いかに遠回りであれ、正しく、そして最終的に成果を上げるために、我々は『ファクトフルネス』を身に着けるしかないのだ。

それは、正しい意思決定の方法論。物の見方だ。

データを重視し、数値から物事を判断しなければならない……ということは現代人なら誰でも分かっていること。

しかし、我々はあまりに間違ったデータの読み取り方をし、間違った方向に意思決定をしがちなのだ。

それは、最初に13の質問に答えることで、明らかにされる。

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ロスリング氏の指摘によると、我々は、世界は分断されていると思いがちだし、世の中は悪くなっていると思いがちだし、今起っているできごとはこれからも同じように起ると思いがちだし、恐怖にかられがちだし、概略を捉えようとおするあまり、シンプルに単純化しようとしがちだ。

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そのうちのいくつかについては、我々メディアに責任があることもあるし、メディア人だからこそ陥りがちな過ちもある。

単純化しなければ伝わらない物事は多いし、なんとか興味を惹いて本なら部数を、ウェブ記事ならPVを得なければならない。

PVや部数を求める姿勢は利益至上主義として批判されるが、正しかろうが価値があろうが誰にも読まれない文章は、誰にも伝わらない文章として価値がない。利益を求める前に、我々メディアは多くの人に読まれなければ価値を生み出せないのだ。ゆえに、我々メディアは利益至上でなくとも、ウケを狙ってしまう習性がある。

それゆえ、我々はいろんな物事を分類(分断)し、悪いニュースを伝え、現在の動きから未来を推測し、恐怖を煽り、パターン化する。我々メディアに責任があることは認めるが、読者のみなさんも、そういう記事を取捨選択をして読んでらっしゃることを認めていただかなければならない。我々も読まれない記事を書いても仕方がないのだから。

明確にパターン分けするわけではなく、複雑な事象をあるていど複雑なままにし、平凡で当たり前の変化を地味に伝える記事を『でもこれは真実に近い』と見分けて、評価する目を持っていただかなければならないのだ。

この本は、そういう本当の意味で『賢い現代人』になるための手助けをしてくれる。

地味な本ではある。しかし、正しい価値判断をするためには『狭き門』から入らねばならないのだ。

短期的に目覚ましい成果を上げることはできないかもしれない。しかし、正しい判断は長期的には良い結果を産むものだと思う。

ネット文化とは対極の話だが、だからこそ2019年の春に読んでおかねばならない本だと思う。

世界を歩き、病気や貧困と戦った人だからこそのファクト

最後にもうひとつ補足を。

読みはじめると、著者のロスリング氏はは統計データをさまざまな角度から眺める学者タイプの人のように思える。

しかし、読み進めると次第に、彼は長らく現場で戦ってきた人であることを理解させられる。

病院の救急救命室で働き、エボラ出血熱と戦うためにリベリアに行き、1980年代には世界で最も貧しいエリアのひとつだったモザンビークの人口30万人の都市のたったひとりの医師として働いていたこともある。人口30万人の都市にひとりしか医師がいないと、多くの決断を迫られ、手の届かない多くの命を見送らなければならないことも、途中で切々と語られる。

最終的にロスリング氏は、目の前のひとりの命を救うより、世の中を改善し、多くの命を救う活動に移行し(目の前の病院で死にそうな人を助けるより、手を洗える水道を敷設したり、糞尿が付近に溢れないようにするために下水道を設ける方が多くの人の命を救えるのだそうだ。その通りだと思う)、スウェーデンに国境なき医師団を立ち上げ、世界保健機構、ユニセフなどの活動に尽力し、講演活動も積極的に行った。

文中に出てくるモザンビークのナカラでの道路封鎖の出来事は本当に胸が痛い。しかし、そんな経験を持つ人だからこそ、これだけのことができたのだろう(どんな出来事かはぜひ本を読んで知っていただきたい)。

残念ながら、氏は昨年すでにすい臓ガンで世を去ってる。この本は、氏と彼の息子のオーラ、オーラの妻のアンナの共著であり、ハンス・ロスリング氏が残した原稿を最後に彼らが取りまとめているということのようだ。

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このグラフは本の中にたびたび出てくる、彼らが『世界保健チャート』と名付けたグラフだ。X軸に所得、Y軸に平均寿命が配され、マッピングされるのは国ごとのデータで、円の大きさは人口を表している。

ロスリング氏たちは、このグラフを使って、我々にグラフから真実を読み解く方法、間違った結論に飛びつかないための方法を根気強く教えてくれる。

もし、あなたがすぐに儲かる方法、PVを稼ぐ方法、濡れ手に粟で稼ぐ方法を知りたいのなら、他に読むべき本はあるだろう。

少しまわりくどくても、正しい判断をしたい。常に惑わされず、世の中のファクトを捉えられる人になりたい……そう思うなら、この本を読むべきだ。それも、急がず、じっくりと。



(村上タクタ)

2018年11月14日 (水)

『わたし(あなた)』の依り代である名刺はセンシティブ——Eightで名刺スキャンナイト

4000枚以上の名刺のスキャンに挑戦

「名刺、スキャンしたいのに溜まるよね……!」とFacebookで雑談していたら、「みんなで集まって、スキャンしましょう!」とEightのSansanさんが、名刺用SansanモデルのiX500と、場所と飲食を用意して下さいました。

というわけで、割と内輪なイベントですが、飲食雑談しながら名刺をスキャンする会。

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実は我々が通常使っているEightの他にこういう場面でダイレクトにScanするためのEight Scanという専用アプリがある。それで、大量にスキャンして、Eightに取り込む。

1回に取り込める量は100枚ぐらいということで、延々とスキャンして取り込みます。意外と表面を揃える作業が大変。そして、100枚投入しては、Eight ScanとEightを同期……というのを繰り返す。

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素敵な会場のご提供、Eightの小池さん、小父内さん、ありがとうございました。

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(ちなみに現場での会話としては、どの名刺が最強かの『名刺ジャンケン』的な話題とか、スキャンし難い名刺、しやすい名刺問題とか、名刺の素材問題とか、昔の名刺取って置くか問題とか、米国や中国など海外の名刺問題とか、Ingressのバイオカード問題とか、名刺のデータは会社のものか個人のものか問題とか、名刺の中にレシートが混じってる女社長問題とかいろいろありましたが、それはまたの機会に)

名刺情報はとってもセンシティブ

で、スキャン作業をしながら、名刺談義。

けっきょく分かったのは名刺ってとってもセンシティブなものだってこと。

個人情報だし、中には、営業さんで「可能な限りいろんな人に渡して、いろんな人の名刺を手に入れたい」って思っている人もいれば、「ちゃんと顔と名前が一致する範囲でのコミュニケーションをしたい」って思っている人もいる。何千枚も名刺をやりとりする人もいるかと思えば、数年で数十枚しか交換しないけど、その人たちとは濃いやりとりをするという人もいる。

また、なんというか、日本人は名刺に濃い思い入れがある。

『目下の人から名刺を渡す』『会社ロゴの上に指を置いて受け取らない』『テーブル越しに渡さない』なんていう名刺の渡し方のマナーや、『いただいた名刺はスキャンしても捨てられない』などに象徴される、名刺を相手の『象徴』として大切に扱うというか、魂が宿っているというような考え方だ。

たかだか、情報を書いたカードなのだが、それをまるで相手のエイリアスのように大切に扱うことがマナーだということになっているのも面白い(余談だが、日本で印刷物として名刺が一般的になったのは明治維新以降だから、まぁたかだか150年ぐらいの歴史しかない作法なのだが)。

また、名刺の肩書きが『係長』から『課長補佐』になったことに、その人の人生の誇りのすべてが詰ってることだってある。軽々には扱えない問題なのだ。

逆に結婚して専業主婦になった人や、仕事をリタイヤした人にとっては、交換して表示される情報自体が少なくなるだろうから、名刺の枚数が少なくなることで、アイデンティティの喪失感が大きいかもしれない。とてもセンシティブな問題だ。

『単なる情報カード』から『お会いした方の魂の依り代』まで、いろいろな考え方があるのを、一括して考えるのはなかなか難しい。

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一方、個人情報のやりとりであるなら、スマホのアプリが代替すればいいとか、FacebookやEight、LinkedInのアカウント情報をやりとりすればいい! っていう意見もあるかもしれない。

が『紙カード』というローレベルなプロトコルだからこそ、シリコンバレーのIT社長も、田舎の企業のオジサンも、事前のOSやアプリ仕様などの調整なしに情報交換ができるというメリットがある。

なんなら、30年前に交換した名刺でも、保存さえされていれば連絡先がわかるのだ(その情報が今も役立つかは別問題だが)。というわけで、紙の名刺すごい。


Eightの問題と苦労

そんな紙の名刺をデジタルで便利にしてくれるのがEight。

我々は、以前からクラウド名刺管理アプリとして紹介しており、便利だと感じているが、一方Eightで名刺管理することを『気持ち悪い』と感じる人もいる。

『何か知らない間に、自分の情報が交換され、流通しているのが気持ち悪い』というのだ。ごもっとも。

私(タクタ)などは、会社の住所や電話番号、メールアドレスなどは本の奥付に掲載している公開情報だし、いまさら隠そうとは思っていないが、全体に流通させたいわけではないという人もいる。

とはいえ、たとえば自宅で仕事されている女性のライターさんなどは、最低限編集者などには(ギャラの振込先などの情報として)住所は渡すにしても、それをセミオープンに公開されるのは困るということがある。

極端に有名な人も、いろんな連絡が来過ぎては困るから、オープンにはしたくないだろう。でも、そういう人も仕事上の付き合いがあるから、必要に応じて名刺は交換しているのだ。しかし、それを他の人には渡したくない。

今、Eightがなんとなく『気持ち悪い』と感じる人がいるというのは、そういう人たちに対して、ケアが足りなかったのではないだろうか?

『オープンで、シェア!』の掛け声で、オプトアウトでじゃんじゃん行こうよ! という時代があったことは確かで、SNSやクラウドの初期の頃はそれで良かったというか、それでなければ進まないというか、そういう人が集まっていたのだとは思うが、今やそれでは済まない気がする。特に名刺というセンシティブな情報においては。

実は、その後Eightも軌道修正をして、自分の情報が勝手に広がっていくということはない。ただ、少しずつ修正していっているし、都度都度の情報発信が、全体に行き渡っているわけでもないので、『現在の安心して使えるEight』の情報が伝わっていないということもあると思う(これについては我々メディアにも責任はあると思うし)。

誰もが『名刺管理サービス』だと思っていたEightが『ビジネスSNS』という方に舵を切ったときに、ソーシャルグラフを一気に公開側(全公開ではないが、可視化される方向)に持っていった時に、裏切れたように思った人が多かったのだと思う。『ウェブでやりとりしたいワケじゃない! 自分の名刺を管理したいだけなの!』というわけだ。

日本人の名刺に対する思いは軽くはないのである。

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今のEightについて、もっと情報発信していくべきでは?

EightはSansan社内にあるSansanとは別のサービスで、導入企業からのサブスクリプションで成立しているSansanと立場を異にするフリーミアムから始まったサービスだということがすべての根源にある。

Eightの収益源は3つある。ひとつは、SNSとしてEightのウォールなどに入る広告収益。ふたつ目はプレミアムユーザーからの会費。そして最後に人材サーチ(人事の人が有償で特定のキャリアの人を探すことができる)だ。

メインである広告収益を増すためには、情報のやりとりを増やさなければならない。ユーザーとしてはそのあたりにいぶかしさを若干感じる。しかし、名刺の管理だけに月額何百円かのサブスクリプションを払う人がたくさん(Eightが成立するほど)いるとも思えない。その難しさだと思う。

ちなみに、イベントで名刺をスキャンしながら聞いたのだが、現在のEightでは、基本的には自分のアカウントの詳細情報が勝手に表示されることはない。住所やメールアドレス、電話番号などは繋がっている人(名刺登録相手がEightユーザーの場合につながる)にのみ公開される。そうでない場合は名刺画像にはボカシがかかっている。

自分のアカウント用名刺も、最初に自分で登録するか、誰かが登録しているものを『これは自分です』という認証しない限り登録されない(たいていの場合、アカウントを作った時に表示される『これは自分です』を簡単に認証するようになっているフローに問題があるかもしれない。最近アカウントを作った場合、どういう風に表示されるかは知らないが)。

現在のEightでは、自分の情報をどこまで出すか、どういう風に交換するかは、FacebookやLinkedInなどのSNSに近い形式になっている。住所や電話番号だって、設定画面で個別に公開設定を変えられるという詳細さだ。

となると、問題はそれが『分かりにくい』『情報発信されてない』というところが問題なのか?

この界隈には、まだまだいろいろ問題がありそうなので、フリック!としても継続して取材して、改善すべきところはEightに提言し、告知されていない部分はパブリティし、名刺の未来を考えていきたいと思う。

(村上タクタ)


2018年7月10日 (火)

399ドル〜のSurface Goが登場!!

アメリカのMicrosoft本社が、Surfaceシリーズのニューモデル『Surface Go』を発表しました。

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コンパクトな10インチモデルというSurface Go。シリーズの中で最も携帯性にすぐれ、お手ごろな価格とのこと。

搭載するプロセッサーやメモリ、ストレージなどによる違いはわかりませんが、価格は399ドル〜。日本円にしておおよそ4万400円〜ということになります。

Surface Proの場合、タイプカバー(1万7712円・税込)やSurfaceペン(1万2744円・税込)がそれぞれ別売なので、ひと揃えしようとするとざっくり7万円ほどになるのでしょうか?

※Surface Goは10インチで、タイプカバーも小さくなり、Go用のタイプカバーはPro用のものと比べてよりも安くなると思われます。


YouTube: Introducing Microsoft Surface Go

重量は1.15ポンド(約521.6g)、薄さは8.3mm。プロセッサーは第7世代Intel Pentium Gold Processor 4415Yを搭載、最大9時間のバッテリー駆動が可能とのことです。筆圧検知は4096段階。充電用はUSB-Cポートを介して行なうようです。

7月10日から一部の国で先行予約開始(日本は今後、数週間で予約開始に)。8月2日には製品が到着。LTEモデルは2018年後半に登場予定とのことです。

2018年6月 4日 (月)

WWDC 18の会場に着きました!

『iPad超活用術2018』の校了の最後を安井さんに任せて、飛行機に飛び乗って、一路カリフォルニアへ。飛行機の中では昏睡状態で眠っておりました(笑)

ちょっとOculus Goでの動画とか試してみましたけどねw

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いやー、カリフォルニアの空は青い!

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今回の会場のサンノゼのマッケナリー・コンベンションセンターっていう場所自体は、昨年と同じということで、とっても便利な感じです。

アップルさんがご用意下さったホテルも、会場のすぐ隣ということで、とっても便利。会場を上から俯瞰できます。

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現場に行くと、招待状と同じグラフィックが会場の前面にディスプレイされています。

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さて、この立体のロゴは何を意味しているんでしょうかねぇ? アップル版のVRゴーグルとか出ると面白いなぁ……と、私は密かに期待しているんですがね。

iOS 12、High Sierraの次の世代となるmacOS 10.14、watchOS 5、tvOS 12……などが公開されるのは当然として、あとは何が出ますかね? タイミング的にはMacBook Proの新型、iPad Proの新型はありそうな気がしますけど…… 長らくモデルチェンジのないMac miniやMacBook Airはどうなるのか? iMac Proに続いて用意されると言われていたMac Proの後継機はアナウンスされるのか? また、いろいろと楽しみなWWDCになりそうです。

アップルの広報さんは忙しそうにされているので、新しい情報はいっぱいありそうですが。

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このイベントの主役である開発者の方々は、受付にいらしてます。我々のプレスパスは明日朝交付されるのかな? まだ会場には入れません。

とりあえず、ホテルに戻って、バッグから機材を出して、充電やらなんやら、準備をしております。


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今回もWi-FiルーターはGlobal Wifiを使っております。電源を入れたら、すぐに使えて、iPhone、iPad、Macまで、すべてぶら下げられるところが便利です。

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では、明日(日本時間05日深夜02時)のレポートをお楽しみに!

(村上タクタ)

2018年6月 1日 (金)

フォーカルポイントにスタジオオープン

今日、iPhoneケースでおなじみのフォーカルポイントさんの新のオフィスのお披露目に行ってまいりました。

以前のオフィスは六本木の公園を見渡せるすごく素敵な場所にあったのですが、今度は商品を発送する倉庫と統合して、横浜の横浜スタジアムのすぐそばに。

しばらく前から、コツコツと移転されていたのですが、いろいよいろんな設備も整って、本格稼働……ということで、お披露目となった模様。

実は、私、6月11日発売の『iPad超活用術2019』の入稿作業で、遅れてお邪魔したんですよね。弊社は世田谷なので、バイクで第三京浜をドーンと走ればすぐに着きます。で、フロアに着くと……。


(これの締切中)

あれ、看板になった看板娘?

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なぜか、入り口に弓月ひろみさんの等身大パネルが。『FORCAL POINT』のパネルも立派なものができてますね! 自転車はヤマハのYPJ-R。パワーアシストのロードバイクですね。多分、恩田社長が通勤に使っているもの。

新たにオープンした設備で、一番注目のものがこの立派なスタジオ。

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ビックリ(@_@) 背景もデスクも照明もめちゃくちゃ豪華で、ちょっとしたテレビ局って感じ。詳しくないのでよくは分かりませが、4K 12G-SDIとやらの規格に準じた高品位な設備が用意されてるそうです。

考えてみれば、恩田社長ははるか昔、Macによって始めて動画のデジタル編集が可能となった時代に、限界までパワーアップした最大スペックのMacからソフトウェアまでのフル装備をテレビ局などに納入していた人(詳しくは『iPhone 10周年完全図鑑』の恩田さんのインタビューページを参照)。動画の設備に詳しいのは当たり前。



これから、フォーカルポイントとしても、そうでない側面でも、ここからいろいろな動画コンテンツを発信していくそうなので楽しみだ。機会があったら、私も出演してみたいな……。

さっそく、来場者の方に骨伝導ヘッドフォンAftershokzを体験してもらって、その感想の動画を撮ってらっしゃりました。

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その他にも、フォーカルポイントのアイテムがいっぱいのブースや……

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別室には、128Kや、Portable、iBookや、PowerBook G4……など歴史的名機が。

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こっちには、恩田社長のレース活動の記念品が……。

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部屋に入ると……今回のオープニングに呼ばれた業界の方々が……。

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なぜか、iPhoneケース屋さんという意味ではライバルメーカーの方々もいらっしゃいます。そのあたり恩田社長の太っ腹を感じます(笑)

というわけで、引っ越しが終わって新設備の稼働が始まったフォーカルポイント。ここからの新たな活動が楽しみであります。

(このあと、みなさんは中華街でiPhoneケース展の(フォーカルさんがメインスポンサーです)の大前夜祭で盛り上がる予定でしたが……私は会社へ戻り、iPad本の校了であります。さて、がんばろ。)


(村上タクタ)

2018年4月 1日 (日)

新Photoshopはアナログな現実世界をレタッチ!

アドビが新製品を発表、新しいPhotoshopです。

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「アドビ システムズ 株式会社(本社:東京都品川区、以下 アドビ)は4月1日、新製品「飲むフォトショップ」を発表しました。#飲むフォトショップは、撮影後のレタッチ作業を物理的にカットすることができる、全く新しいフォトショップです。本製品を使えば、飲むだけでレタッチの必要は無くなります。」

とのこと……。

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『Adobe Sensei』や『物理(?)レタッチ』『スマートオブジェクト化』『ピクセル細胞(?)』といった言葉が並ぶ説明を読むと、飲むことで、『アンチエイリアスの効いた美しい筋肉』が出力されるとのこと。

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すげぇな。

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「飲むフォトショップ」の色は、食欲をそそらないブルー……。普段、プロテインを口にしない身としては……でしたが、お薬と思えばこんなものかという味。たぶん慣れていないからそう感じるのでしょう。人工着色料ばりばりの駄菓子に近い味のものがあったように思いますが、思い出せませんでした。効果を考えれば、そんな小さなことを気にしている場合ではないかもしれません。

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そうか、今日は……。

2018年1月19日 (金)

i5がi7以上にも! 独自チューニング『VAIO TruePerformance』を施した第8世代インテルCoreプロセッサーを搭載するVAIO S11/S13

ビジネスシーンで人気を博しているVAIOのPC、VAIO S11/S13に、第8世代インテルCoreプロセッサーを搭載した高性能モデルが登場しました。

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仕事をスムーズにこなせるパワーと静粛キーボードや開いた際、キーボード部分が自然に傾斜がつく「無限パームレスト」、SIMカードを内蔵し、いつでもネットに接続できるなど、同社がCMなどでもうたっている『快』を具現化したコンパクトなVAIO S11/S13。2017年9月に発売されたばかりのモデルですが、早くも高性能モデルがラインアップに加わることとなりました。

ポイントは第8世代インテルCoreプロセッサーをいち早く搭載したこと。さらに本モデルは『VAIO TruePerformance』という独自のチューニングが施されたことになります。この『VAIO TruePerformance』は、電源の強化や放熱能力の向上でより高いパフォーマンスを持続的に発揮させるというもの。その効果は非常に大きく、独自チューニングを適用したCore i5は、通常のCore i7よりも高い性能を発揮することができます。(ただし『VAIO TruePerformanceを適用できるのは第8世代のインテルCoreプロセッサーのみ)

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今回、細部に至るまでブラックで仕上げられた『ALL BLACK EDITION』も登場。CPUは『VAIO TruePerformance』適用した第8世代 Core i7のみ選択可能です。価格はVAIO S11(ALL BLACK EDITION)は19万1800円〜(税別)、S13(ALL BLACK EDITION)は19万9800円〜(税別)。第7世代搭載モデルが登場して数ヶ月。同程度の仕様であれば価格上昇もわずかなこともあり、第7世代モデルのユーザーには楽しい話ではないのですが、買おうとしていた人にはかなりの朗報ではないでしょうか。

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『ALL BLACK EDITION』は本体やそのロゴ部分だけでなく、梱包用の箱や付属するクリーニングクロスまでブラックに仕上げた特別仕様。VAIO公式オンラインストア(http://store.vaio.com/shop/default.aspx)やソニーストア(http://www.sony.jp/vaio-v/?s_pid=jp_top_PRODUCTS_VAIO)で発売中。さらにVAIO S11には、女性向けの新色、ピンクもラインナップに追加されました。

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2017年12月26日 (火)

『フルスペック約150万円』でも話題のiMac Pro。Appleストアで展示、販売スタート。その実力を体験せよ!

iMac Proが、Appleストアで展示、販売されています。

A_2 写真はAppleストア表参道の展示機。同店の展示機は標準構成(55万8800円・税別)のもの。

フルスペックで150万円近い超ハイエンドモデルということで、その圧倒的な価格にばかりに注目が集まっているiMac Pro。Rerina 5Kディスプレイや8コア~のCPU、Radeon Pro Vega 56グラフィックプロセッサを採用するなど、iMac Proはお値段的にもスペック的にもプロの道具なのですが、とはいえ、どれほどすごいものなのか気になってしまうもの。Apple ストアでその性能を体験することができます。

B_2 展示機なので誰でも気軽に触ることができる。

C_2 背面のポートもチェック! ポート類は背面右側、電源ボタンは逆の背面左側に。

D_2 現在、スペースグレイのMagic Keyboard、Magic Mouse 2は、iMac Proに同梱されるものだけ。


プロのマシンとして作られたiMac Pro。ビデオ編集者やフォトグラファー、3Dアニメーター用のモデルだと思われることも多いのですが、アメリカでは音楽プロデューサーや大きなデータを扱うNASAの科学者、リサーチャーなどからも好評だとのこと。

E_2展示されているiMac Proには最新のFinal Cut Pro Xもインストール済み。サンプルの8K動画も入っており、シークエンスもスムーズ。実力の片鱗を体験することもできる。

展示は、Appleストア表参道だけでなく銀座などでも行われています。もちろんそのまま購入可能。お持ち帰りもOKです。次にAppleストアに行くことがあったら、iMac Proの実力を体験してみては?

F_2 Appleストア表参道では、iMac Proは1F、入り口正面あたりに展示されている。


(安井克至)

2017年10月19日 (木)

Adobe Creative Cloudがアップデート。新Lightroomが登場!? 『Classic』が付いたこれまでのLightroomはどうなる?

ラスベガスで開催されているAdobe MAXで、新しいCreative Cloudが発表されました。

 

Adobeがクリエイティビティのプラットフォームと居続けるCreative Cloudは、『Next Generation Experiences』と題し例年以上に大規模なアップデートを行っています。

 

気になるのはやはり新しいアプリケーション。デザイン/Webデザイン関係としてAdobe XD、Adobe Dimension、Adobe Sparkが、ビデオ関係としてはAdobe Character Animatorが登場。そして写真関係としてLightroom CCが新たにリリースされています。

 

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↑パッケージデザインなどに最適なグラフィックデザイナー向け3Dツール『Adobe Dimension』

 


Lightroomがふたつに?

デジカメの進化、そしてスマホの登場になった写真。記録のため、作品としてといった役割だけでなく、Instagramの流行などからもわかるようにきれいで手軽に撮れるようになった写真は、大切なコミュニケーションツールとしても大事なものになっています。また、その量も大幅に増えていて、賢い管理もまた重要なものに。そんな写真データの管理、画像処理を行うソフトがAdobe Photoshop Lightroomです。

 

そんなLightroomですが、先にも触れたとおり、今回のアップデートで新たに『Adobe Photoshop Lightroom CC』が登場しています。この『Lightroom CC』はクラウドベースのフォトサービスで、画像処理もできますが主な役割は写真の管理。用意される1TBのクラウドストレージ上にフル解像度の写真データをバックアップすることが可能で、PCのアプリからはもちろん、スマホアプリなどからもアクセス可能。端末を問わず写真を見たり、編集することができます。

 

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↑ネーミング的にはメインはこっち? クラウドでの写真管理が得意な『Lightroom CC』。

 

一方、従来のLightroomは『Adobe Photoshop Lightroom Classic CC』に名前を変えて進化。プレビュー生成の高速化をはじめとしたパフォーマンスの向上だけでなく、色域・輝度指定マスク作業ができるようになるなど機能の追加が図られています。『Lightroom Classic CC』は、これまでのLightroom同様、ローカルだけでなくクラウドにも写真を保存することが可能です。

 

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↑ローカルでの写真編集が得意な『Lightroom Classic CC』。

 

同じLightroomの名前を持つだけに、できること、役割は大きくカブっていますが、『Lightroom CC』は、写真の管理や共有が得意なツール、『Lightroom Classic CC』は写真の編集が得意なツールになっています。併用する必要はなく、PCだけでなくスマホやタブレットでも写真を見たい、編集したい、そしてSNSへも投稿する機会も多いといったユーザーであれば『Lightroom CC』のほうが便利だし、編集作業がメインだというユーザーであれば『Lightroom Classic CC』を選べば問題ないと思います。

 


写真の管理と保存、どうしよう?

とはいえ、気になるのはネーミング。新サービスが『Adobe Photoshop Lightroom CC』となっているのに対して、これまでの進化版であるはずのツールには『Adobe Photoshop Lightroom Classic CC』と『Classic』というワードが追加されています。

 

この『Classic』、日本語の『古い』という意味ではないとのことですが、従来の延長にあるほうに『Classic』とついてしまうと、遠くない未来にツール自体がなくなってしまうのではないか……という不安も……。

 

過去、写真共有サービスであるFlickrが料金体系を見直しを行った際、大混乱を起こしたり、Adobe自身も画像保存サービスである『Adobe Revel』を終了させました。写真データは容量が大きいこともあり、終了するサービスから他に移るにしてもその作業は大変で面倒なものです。また、写真は二度と手に入らないものす。それらを管理・保存するサービスはとても重要なものはずですが、途中でサービス自体が終わってしまうという出来事が少なからずありました。

 

『Adobe Revel』が終了する際に提案されたのがLightroomへの移行。そのLightroomに『Classic』というワードが追加された……ということは……。どっちを使えばいいのか? クラウドベースで新しい『Adobe Photoshop Lightroom CC』にさっそく移行したほうがいいのか? それともこれまで通り『Adobe Photoshop Lightroom Classic CC』のままでいいのか? Lightroomはプロが使うことが多いツールだけに、ふたつのLightroomが用意されたことによる混乱は少なくないようです。すぐに決めてしまう必要はないのですが。

 

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↑クラウドでの写真管理が普通になった現在、新『Lightroom CC』が写真保存の定番になるのかしら。

 

料金は『Lightroom CC』『Lightroom Classic CC』『Photoshop CC』が使えるCreative Cloud フォトプランが980円/月(税別・20GBクラウドストレージ、1TBのクラウドストレージ付きプランは1980円/月)、新たに設けられた『Lightroom CC』のみが使えるLightroom CCプランは980円/月(税別・1TBのクラウドストレージ付きプラン)になっています。

 

また、『Lightroom CC』『Lightroom Classic CC』は4980円/月(税別)のすべてのツールが使えるコンプリートプランでも利用可能です。ただしクラウドストレージは100GB〜。気がねなくクラウド上で写真データを管理・保存するには増量する必要があるようです。


(安井克至)

2017年9月12日 (火)

iPhoneが発表される、Steve Jobs TheaterとApple Parkに行ってみた

シリコンバレーに着きました。明日に備えて身体を休めるべきなんでしょうが、いてもたってもいられず、iPhoneが発表される、Steve Jobs TheaterとApple Parkに行ってみました(まだ入れないけど)。

とりあえず、旧アップル本社、Infinity loop 1にも行きました。

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こちらも以前と変わらず営業中に見えます。人の出入りもたくさんあります。

入り口の、国旗、州旗、アップルの端は半旗になっています。おそらく今日が9月11日だからだと思われます。

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横のTシャツなどを売っているカンパニーストアは、縮小されてApple Storeになってました。Tシャツなどはちょっとしか売ってませんでした。

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さて、いよいよ、新しいアップル新社屋に行ってみましょ。両者の間は直線距離で1マイル。1.6kmほど。ルートで行くと2〜3kmあります。途中、なんにもないので、歩くには少し遠い感じです。

(地図B)

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途方もなく大きいので、よくわかりませんが、遠目に見る限りでは、中でお仕事をされている風には見えません。情報によると、もう一部引っ越しは始まっているようなのですが……。まぁなにぶん巨大なので、あくまで見える範囲では。

ここは従業員用の入り口のようです。

(地図C)

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正面に見えるのは従業員用の駐車場なのでしょうか? 右手にある岡が、明日発表会のあるSteve Jobs Theaterだと思われるのですが……見えません(汗)

入り口はこちらのようです。

(地図D)

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アップルらしい造形ではありますが、まさに公園の管理事務局みたいな風情であります。中は、公園の中を小道が通っているような風情になっており、まさに全体が『Park』としてデザインされていることが分かります。

以前もレポートしましたが、太陽光を通すガラスパネルと、自然の風を活かした構造により1年のうち9カ月は冷暖房を必要とせず、屋上に設置されたソーラーパネルにより、完全に再生可能エネルギーだけで動作するようになっているという。

ともあれ、内部は見えないので、今日は諦めるしかありません。あまり近づくと警備の人に睨まれます。

さて、これまで敷地だと思っていた場所の外にも建物が立っていました。

(地図E)

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こちらも木々に覆われていてよく見えません。ユーカリの木ではないかと思います。

こちらは、Apple Park Vistor Centerとなっています。
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これが何のための建物なのかは、明日になると分かると思います。

これより近寄ると警備の人に追い払われます(笑)

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Apple Storeのような構造ですが、2階にも上がれるようです。他の多くのストアと同じように製品を売るところなのか、それても他の役目があるのでしょうか? 

それぞれの位置関係をAppleのマップアプリ上に描き込むとこんな感じになります。けっこう広くて遠いことがお分かりいただけるのではないでしょうか?

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明日になれば、いろんなことをレポートできるようになると思います。現在こちらは深夜0時。日本は夕方の16時でしょうか? 明日のレポートに備えて、こちらは眠りに就くことにします。

(村上タクタ)





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  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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