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2019年4月

2019年4月22日 (月)

バケモノのように速いOWC製のThunderbolt 3接続SSDを試してみる

最近のMacはSSD内蔵が中心になっているが、大容量のSSDは高価だ。

たとえば、MacBook Proの13インチモデルのSSDを256GBから1TBにしようとすると、6万6000円の追加コストがかかる。

筆者も以前は清水の舞台から飛び降りて、1TB SSDを積んでいたが、マシンを買い替えるたびにこの追加コストがかかるのではたまらない。

Appleとしてはクラウドストレージを使って欲しいところかもしれないが、どうしてもローカルに置いておきたいデータもある。たとえば、筆者のように雑誌の仕事で多量の写真にすぐに、たとえネット接続がなくてもアクセスしたい……というような場合には大容量のSSDが必要になる。

というところで、外付けのSSDを試してみた。

試したのはイーフロンティアが輸入販売しているOWCのThunderbolt 3接続SSD『Envoy Pro Ex』の1TBの製品だ。



先日まで、もうちょっと高かったんですが、今みるとセール中なのでしょうか? 案外安いですね……(汗)

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SSDにしては大きく、アルミ削り出しのガッチリとしたボディにゴム製のクッションが組み合わされている。かなり安心感の大きな造りだ。

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ゴムを外すとこんな感じ。
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アルミのフィンは放熱のためだと思われる。}

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ケーブルにはThunderbolt 3であることを表すロゴが入っている。

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さて、速度を計測してみた。

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3回計ってみた平均は、読み込みが2199.0MB/s、書き込みが1514.1MB/s。はっきり言って目茶苦茶速い。

なにしろ、筆者のMacBook Pro 13インチ(2016)の本体内のSSDだって、読み出し2689.8MB/s、書き込みが1639.7MB/sである。つまり、本体内と変わらない速度で読み書きできるということだ。

これでこそ、Thunderbolt 3接続の意味があるというものだ。

たしかに、USB-C接続のSSDドライブよりはお高いがこのスピードは魅惑的だ。

ちなみに、筆者が愛用しているUSB-A経由USB-C接続のSSDドライブは読み出し325.5MB/s、書き込みが95.6MB/sである。ほぼひとケタ違うが、これでもハードディスクよりは圧倒的に速く、日常的なデータの置き場所としては、不自由はない。

Envoy Pro Exがいかに圧倒的に速いかご理解いただけただろうか。

次回はいよいよ、私が本来使いたかった使い方……システムをインストールして使い物になるかどうかを試してみたい。これなら、まず問題なさそうだが、何事も実際に試してみることが肝心だ。

(村上タクタ)

話題のAnker窒化ガリウム採用30W充電器の充電能力を計測してみる

Ankerから、新世代の窒化ガリウム(GaN)採用の30W充電器が発売された。

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窒化ガリウムは、シリコンなどの半導体の代わりとして使われる化合物半導体の一種で、青色LEDの製造にも使われるなど次世代製品の根幹を担う素材。電流が通っている時に、シリコンほど発熱しないので、放熱回路の部分を小型化できるとのこと。

その窒化ガリウムを使った充電器が30Wの『Anker PowerPort Atom PD 1』(3499円・Amazon価格)だ。

性能的には30Wなので、MacBookや、最新のMacBook Air付属の充電器と同じぐらい。それだけの性能を持ちながら、あの一番普及しているiPhone付属の5W充電器が少し太ったぐらいのサイズ感。

ちなみに、iPhoneの5W充電器は実測で25g。MacBook Airの 30W充電器が109gなのに対して、PD 1は55gとなっている。相当小さいことがお分かりいただけると思う。

コンパクトさを追及したからか、プラグ部分は折り畳めない。これだけは残念との声が多い。私もそう思う。大きさの問題だけではなく、バッグの中で他のものを傷つけないかが不安なのだ。

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というわけで、実際に充電能力を計測してみよう。データは上2ケタで四捨五入している。

まず、MacBook Pro 13 Touch Bar(2016)を繋いでみた。

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20Vで1.5Aが流れたので、30W。公称スペック通りだ。

純正の充電器が61Wなので、約半分だが、ウェブブラウジングしたりぐらいの用途で、大きな負荷をかけないのなら、そのまま使い続けることができる。つまり収支はプラスだ。画像処理、3Dのレンダリングなど負荷の大きな処理を続けると、消費電力の方が大きくなりバッテリー残量が減るだろう。

続いて、iPad Pro 12.9インチ。

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こちらは15V 2A。同じ30Wだが、電圧/電流が違うのが興味深い。PDの場合、充電される機器と、アダプターとケーブルがネゴシエーションするわけだが、iPad Proの場合は15Vで充電する設定となっているわけだ。
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iPhone Xも充電してみたが、こちらは5V 1Aで、それほど高速では充電できなかった。

今後、PD2、PD4といった商品も予定されているということで、そちらも楽しみ。

30Wの出力を持つPD1は、iPad Pro、MacBook、MacBook Airのユーザーに最適だといえるだろう。MacBook Proでも一応は使えるが、電力負荷が大きい処理をする人だと、もっと大きなアダプターを持っていた方が無難だ。

45W、60Wなどのより大きな電圧に対応した窒化ガリウム充電器の登場にも期待したい。

(村上タクタ)



flick!5月号 vol.91配信開始! 最新iPad mini 第5世代とiPad Air 10.5インチについての詳細!

flick!5月号 vol.91配信開始しました!

先月、ニューヨークに行って受け取ってきたiPad mini 第5世代と、iPad Air 10.5インチについて詳細にレポートしております!

配信はこちらから

https://www.ei-publishing.co.jp/magazines/detail/flick-483079/

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安さに軸があるiPad 9.7インチと、性能は高いけど高価なiPad Proの間の『ちょうどいいところ』を突く製品なんですよね。

実際、僕らはハイエンドの性能とか記事にしやすいですけど、実質的なコストパフォーマンスという意味で、実にいいところ突いてます。これを出せるところが、今のアップルの強みですよね!

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特にiPad miniについては、ニューヨークでお借りして、帰りの機内など含めて使ったので、思い入れたっぷり。返却したあとは、自分で購入しようと思っています。

Img_5523ちょっと情報としては、難しいなぁ……と思うのが、一般のユーザーの方にとって、こうやって並べた時に、どれを選べばいいのか分かりにくくなったっていうこと。

実際に触ってみると、サイズ感は全然違うのですが、写真だとちとわかりにくいですよね。また、価格っていうモノサシが入ると、違いは明白なんですけどね。
Img_5525もうひとつ、専門誌ならではというところで、画面のクオリティの差についてもレポートしています。たぶん、ここのところには他誌、他メディアには出てないところなんじゃないかなと思います。ぜひご覧になってみて下さい。

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その他、ASUSのZenBook 13、VAIO S15などのモバイルデバイスの最新モデルについても。

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また、気になるところで、RICOHの高品質なコンデジ、GR IIIやTHETAの最新型Z1についても使用して、詳細レポートをお届けしております。

Img_5527実はGRシリーズは使ったことなかったのですが、すっかりハマってしまいました(笑)決して高性能っていうわけじゃないんですけど、28mm相当っていう限られた画角の中で何を撮れるかチャレンジするのがとても楽しいです。THETA Z1はその画像のクオリティに驚かされました。一部分をズームしてクロップしても十分な画素数があるという、その性能に驚かされました。

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そして、今回の『カバンの中身』は、なんとアップル情報を扱っているgori.meの中の人、g.O.R.iさんです! あの巨大で重そうなカバンの中身がついに白日のもとに!

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というわけで、フリック!の最新版5月Vol.91はAmazon KindleやZINIO、hontoなど電子書籍配信サービスで提供されています。Amazon Unlimitedや楽天マガジンなどに加入してる人は、無料で読めますので、ぜひ読んで下さい!(サブスクリプションでも読んでいただければ、ちゃんとフリック!にお金が入るようになっているので、安心してじゃんじゃんページをめくって下さい)。

(村上タクタ)

2019年4月 1日 (月)

ヨーイドンでスタート! Adobeが『令和』の合字、作成開始

本日発表された新元号『令和』。それを受けて忙しくなった企業も多くありますが、AdobeはAdobe Fontsで利用できるフォント、『小塚明朝』『小塚ゴシック』『源ノ角ゴシック』日本語およびPan-CJKフォントで利用できる『令和』の合字制作を始めました。


E

合字とは2文字を全角1文字に入るよう圧縮してデザインしたもので、現在も明治、大正、昭和、平成の各元号が用意されています。



A
11時30分過ぎのAdobe社内。新元号の発表をみんなで確認。


Bすぐさま制作開始! 今回アップデート予定のフォントは『小塚明朝』『小塚ゴシック』『源ノ角ゴシック』。2019年4月30日までにアップデートを完了する予定(まず、4月初旬頃までに小塚明朝をアップデート。小塚ゴシックなどは順次アップデート予定)。また、これら以外の日本語およびPan-CJKフォントのアップデートについては未定とのこと。


D



C『令和』の縦組用、横組用の合字。



詳細は4月10日に開催される『#フォントの日』のオンライン番組『Creative Cloud 道場』にて発表する予定とのことです。

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  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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