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2018年12月17日 (月)

MacBook Pro/Airの2018モデルユーザー必携のALMIGHTY DOCK TB3登場

ノート型のMacは、2016年のMacBook Proから、Thunderbolt 3ポートのみとなったわけですが、3年目に入ったいまだにThunderbolt 3ケーブルだけで過ごせるほど移行は進んでいない。

初代iMacの時のUSBポートを例に出すまでもなく、常にMacは先陣を切って新しいコネクターを採用してきた。Thunderbolt 3/USB-Cコネクターもその例に漏れない。Thunderbolt 3とUSB-Cはとても便利だから、いずれは切り替わっていいと思うのだが、いまのところ変換アダプターが欠かせないというのは実態だ。

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筆者の場合、電源、自宅のディスプレイ、外付けSSD、iPhoneとの同期あたりまではThunderbolt 3&USB-3で済むのだが、キーボードをはじめとした周辺機器、会社のディスプレイ(HDMI)、SDカード読み込み……あたりはアダプターを必要とする。

つまり必需品なのだ。

というわけで、この手のアダプターは各社から出てるが、筆者は極初期からALMIGHTY DOCKシリーズを出し続け、代表の恩田フランシス英樹さんが指揮をとって改善を続けているTUNEWEARの製品を信頼している。一見、どれも同じように見えるのだが、けっこう性能、品質に差があるのだ。

たとえば、コネクター部分の接触や強度、USB-Aポートの供給電流の大きさ、HDMIの仕様やfps数など、内部チップの性能や設計の安全マージンなどに差がある。買ってから「あれ? 繋がらない」という可能性が低いのだ。

特に、MacBook Proの2016〜2017と、MacBook Pro/Air 2018は微妙に仕様が違うのだ。旧モデルでは緩かったコネクターが少し固くなった。さらに、ALMIGHTY DOCK のような2ポート式のコネクターの場合、奥までささらなくなって、接触が不安定になっていたのだ。

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ここで紹介するTB3ははその欠点を解消し、2018でもピッタリとはめ込めるようになっているのだ。この点においてだけでも、新型を使っている人はTB3を買う意味がある。

ちなみにどういうワケだか、TB3は2016〜2017年もモデルのMacBook Proにもピッタリフィットする。

価格は7980円(税別)。色はスペースグレーとシルバーの2色。プラスチック部分が白いせいもあってか、シルバーの方はだいぶ白っぽく見える。

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このTB3の最大の美点は、コネクター部分が2018年モデルのMacBook ProとAirに最適化されたことと、11.6mmの薄型ボディながら1000BASE-TのEthernetケーブルに対応可能なこと。

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Ethernetケーブルなんて使わない……なんていう方は別に問題ないと思うのだが、筆者の場合だと出張先のホテルに無線LANがなくEthernetしかない、無線LANを飛ばせない場所で有線接続したい、無線LAN機器にトラブルが起っている状況でもすぐに原稿を送らねばならない……みたいなことがあるので、やっぱりEthernetコネクターがあるのは安心だ。これまで、そのためにC2の方を持ち歩いていたが、これからはTB3で済むということだ。

側面のコネクターはThunderbolt 3のパススルーと、HDMI、USB-Aの3.0が2ポート……となっている。

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Thunderbolt 3は受け入れ側としてはThunderbolt 3そのものとして活用できて最大87Wの電流を受け入れられる(つまりMacBook Pro 15付属のアダプターもフルスペックで使える)。供給側としては最大5V/1.5Aだ。またデータ通信速度としては40GbpsとThunderbolt 3のフルスペックで使える(つまり5Kのディスプレイも接続できる)

HDMIは最大 3840×2160ピクセル(4K)/30Hzまで対応可能で、HDCP 1.4/2.2に対応している。

USB-Aのポートはそれぞれ、最大5V900mAhの給電が可能となっている。

手前側にはmicro SDカードとSDカードが刺さる。
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細かい話だが、SDは裏面で、micro SDは正面で入る(筆者は少し戸惑った)。micro SD側は排出の時は押し込むと、飛び出す仕組み。SDは普通に手動で抜き挿し。このあたりの仕様のバラつきには少し戸惑うが、コネクターと直角方向に抜き挿しするようになったので、抜差する時にグラつかなくていい。この配置はいい。

このTBシリーズの面白いなと思うところは2ポートを使うことで、本体をガッチリ側面に固定しているところである。この点ケーブルを介するC1、C2、CM1、CM2と違うところで、メリットもデメリットもある。

TBシリーズはしっかり側面に固定されており、ヒザの上でMacを使っている時にも使いやすが、反面ポート部分におそらく負荷がかかりやすく、たとえば使用中に強い負荷がかかると折れる可能性があるし、長い間使っているとグラついてくる。

このグラついてくることが問題だという人がいるが、こちらの剛性を上げてしまうと万一の時にMac側のポートが壊れてしまうことになるから、アダプター側が壊れる方がいいと僕は思う。筆者は日常的に使っているが、Mac側が壊れたことはない。

それにしたって、次のMacBook Proがポートの間の距離を1mm変えてきたら使えなくなる商品なので、そこを攻めるのは面白いなぁと思う。Appleはポートの間隔を一定にし続けるだろうか?

ともあれ、2ポートが刺さりさえすれば使えるから、裏返しにも使えるし、右側のポートがあるタイプ(MacBook Pro 13/15のTouch Bar付き)なら、右側にも挿せる。

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左側で裏面にするとご覧のように少し後ろ側に突き出すし、2mmほど浮く。

右側で正面にすると後ろに突き出すが、下はわずかに浮く感じ。右側で裏返しにすると下は2mmほど浮くが、後ろ側には突き出さない。つまりは、当たり前だが左側で正面で使うのが一番フィットする。

MacBook Airにも挿してみた。

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ご覧のように、前が1.5mmほど浮いて、後ろは2.5mmほど浮く(目算ですが)。色味も含めて微妙なアンマッチ感がわることは否めない。フルスペックといえば本機なのだが、C2を選んだ方が違和感はない。

使えるんだけど、専用を出してくれると嬉しいなぁ……という感じ。

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本機がThunderbolt コネクターの最高峰であることは間違いないが、自分の用途を見極めて選ぶ必要がある。

たとえば、Ethernetポートは要らないけど、USB-Cポートがもひとつ要るというならTB2(ただし2018モデルにはフィットしない)、mini Display Portが必要ならC2、USB-Aポートが3つ必要ならC1、コンパクトさが必要ならCM1か2とそれぞれ若干機能が違う。

ぜひ、自分のニーズをきっちり考えて選んでいただきたい。

(村上タクタ)

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  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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