デジタルガジェットとウェブサービスに関する最新ニュースを、電子雑誌『フリック!デジタル』と連携してお届け! [ Flick! 毎月20日発売 ]

« アップル、MacBook Pro(2018)向けにアップデートをリリース | メイン | アップルが平成30年7月豪雨被災者に特別無償修理サービスを提供 »

2018年7月26日 (木)

#日産ブロガー試乗会 に行って、リーフやGT-Rに乗った

「電子装備がいっぱい付いた現在、クルマって大きなデジタルガジェットですよね!」と、言い訳しながら、日産さんのブロガー向け試乗会に行ってきました。そもそも、クルマなのか? ブロガーなのか? と、いろいろ疑問はありますが、面白そうなところには顔を出すタイプです。

Img_7153

フリック!でもリーフはお借りして紹介したことはあるし、もとより私はバイク雑誌でバイクの試乗記事を書いていたので、試乗車に試乗するのは慣れているわけですが、それでもこんなに一同に並べられたクルマに乗れるとなると、ワクワクせざるを得ませんw

まぁ、試乗したって言っても、1kmぐらいの短いコースですし、スタッフの方が横に座ってらっしゃるので、あんまり床まで踏んだり、タイヤ鳴らしたりもはばかられるので、粛々と走ります。というわけで、ほんと、チラリと味見したぐらいなので、あまり偉そうなことは言えませんw

未体験と、乗ってみた……っていうのは全然違うので、貴重な経験であります。

私の目当てはGT-RとZと、e-POWERそして、EVなわけですが、まずは普通のクルマでコースの下見をしておいた方がいいかと思って、5つある試乗枠のひとつにフーガを選びました。これが想定以上に良かったです。3.5Lセダンの粛々とした感じに、上手にEVが組み合わさっていて、両方の切り替えも感じないほど、なめらかで素晴らしかったです。

100km/hまでしかコースでは試せませんが、その上はどうなってるのでしょう? 排気量も大きいので気になるところです。

リーフは、フリック!がまだ紙の本だった時、Vol.07でお借りして試乗しています。あの時はどこまで走れるかと、374kmのロングドライブに出かけたのですが、初期型は航続距離も短かったので苦労しました。現行は航続距離が2倍になったので、だいぶ走れそうです。

うーん。機械操作が好きな人としては、アクセルとブレーキを踏み換えるのは手間じゃないので、ワンペダルにしたいわけじゃないんですよね。自分の挙動と違う減速がつねにかかえるのは私は苦手でした。そのあと、別にスラロームコースも走ってみたのですが、それでも慣れませんでした。もっと走れば慣れるとおっしゃってましたが……。

このコミューターは、試乗できる5台の枠には入らないし、本コースは走らない。

クルマというより、カートという雰囲気のカジュアルな乗り物。横浜市内でカーシェアリングの実証実験などで使われたらしい。

都会の混合交通の中では、現行法では駐車場所の問題など、メリットは大きくないかも、自由に止められる場所が拡充されたりして、乗り捨て、ちょい乗り自由とかになっていれば、とても便利な気がする。また、地方などで高齢者のちょっとした足にも向いてるかも。

ノートe-POWERは、街中の日産さんで試乗車を借りて乗ったことがあるのだが、エンジンで発電してその電気でモータを動かすタイプ。トヨタ型のハイブリッドは、モータとエンジンを介した駆動系の2種類の動力と駆動系を必要とするのが、どうも私的には無駄に思えるのだが、ノートe-POWERの方式だと、その無駄がない。

エンジンって、最大トルクや最大馬力での燃焼効率が最適化されているけど、低回転では不完全燃焼していたり、燃料消費に対する出力の効率が決していいとは限らないのだけど(逆に、最大トルクぐらいいで高いギア比でずっと巡行するような走り方だと効率がいい)、e-POWERのエンジンは常に一番効率が良いぐらいの回転数でブン回して、電力を取り出すのだそうだ。

電気が駆動力になるエネルギー効率はとても高いので、ガソリン→エンジン出力→電気→駆動力の変換は、それほど効率は悪くないらしい。

さて、仕事としての課題図書であったe-POWERとEVに乗った後は、個人的お楽しみのZとGT-R。特にGT-Rは初体験。

Zはすごいソリッドな乗り心地で、そのパフォーマンスの割に、400万円ぐらいからの価格耐らしく、GT-Rの1200万円という値段に比べると、安く思える。いや、勘違いかもしれないけど。

ただ、なかなか2人しか乗れないクルマって、買いにくいものですが。

そして、ついに、最後にGT-Rの試乗です。美味しいものは最後に取っておくタイプですが、取っておいて、希望者が多くて乗れなかったら、どうしようとドキドキしましたw

まぁ、正直、横にスタッフの方を乗せて、直線でも制限速度100kmという制限の中で分かることは少ない……というか、もっと踏みたかったし、コーナーも攻めてみたかった……のだけれど、まぁ、今日はそういう場ではない……ということで自重して、それでもスタッフの方の顔色を見ながらコーナーで少しづつ踏んでみたりした。

Img_7054
が、一切何も起らない。多分、大きく踏んでも何事も起らず、スムースに加速し、何事も起っていないのにも関わらず、メーターに表示される数字はとんでもないことに……というようなことが起りそうだが、今日はともかく、平和にゆっくりと周回した。

そんな中でちょっとビックリしたのがミッションの良さ。クラッチを2つ設けて、相互に駆動力を切り替えることでショックのないシフトを実現されているそうだが、これは異次元だ。コーナー中にパドルを使ってシフトダウンしてもなめらかにギアが繋がる。もちろん、通常のトルコンオートマに付いてるセミオートマとはレベルが違う。

Img_7070

直線手前で2速まで落として床まで踏んでみたが、1〜2秒で100kmに到達してしまい、アクセルを戻さねばならなかった。

馬力は570psという途方もないスペックなのだが、そこまでのパワーは感じなかったので、たぶん低いギアでは、そんなパワーは出ないようになっているのだろう。また、なんか今回の試乗会ではスムーズに乗れるように超絶なパワーは出ないのようなモードだったのかもしれない(最近のバイクでもRACEとか、SPORTとか、RAINとかのモード切り替えがあるし、そういうの)。ともあれ、すべてが凄まじく良いクルマだった。

今生では1200万円の余裕はなさそうなので、来世でもし経済的余裕があったら、買いたいクルマだ。

さて、最後に「まだ乗りたいクルマがある人!」というオマケタイムがあったので、エルグランドに乗った。


ミニバンは好きじゃない……と広言している私だが、これほどのグレードのクルマが悪いワケがない。

重いし、背も高いのに、カーブもすいすい。2tもあるのに、それなりに加速する。中も途方もなく広くて高級なので、家族で乗れば幸せ感高いだろうなぁ……これも今生では買えそうもないが。

Img_7140

さて、まとめようにもまとめようがありませんw ノートe-POWERから、GT-Rまで乗って、しかもどれもちょっとつまみ食いですから(笑)

世界の自動車の販売台数シェアでいえば、日産・ルノー・三菱連合は世界2位の企業なわけで、そんな巨大企業のクルマをちょっとかじったぐらいでとやかく言えるわけはありませんw

会社としては、たぶん、インテリジェントモビリティ側の話、自動運転や、EV、スマートカー的な方ごグイグイ研究開発していて、だからリーフや、ノートe-POWER、日産ニューモビリティコンセプトのようなクルマがあるのでしょうが、一方で、ZやGT-Rのような、血液中にガソリンが流れる人向けなクルマを作っているメーカーでもあるワケです。

クルマのノウハウっていうのは、EVや電子制御のテクノロジーだけの話ではなくて、重心をどこに持って行くのか、エンジンの駆動力をどうやってタイヤのグリップに換えていくのか、キャンバーやトーをどうやって設定していくのか、車体の剛性はどこを硬くしてどこをしならせるのか? みたいな、クルマ本来のノウハウみたいなのが山ほどあるはずです(クルマに関しては詳しくは知りませんが)。

そんな中で、EVになろうが、自動運転になろうが、クルマメーカーのDNAが脈々と生きて行くのだと思いますし、どうせ乗るなら、そういうメーカーのクルマに乗りたいものだなぁ……と思いました。

たとえば、リーフが自動運転になったって走りの気持ち良さは忘れてないだろうし、GT-Rが電動になったってファンなスーパーカーなのだろうと思うのです。

(村上タクタ)





コメント

コメントを投稿

flick_twitter+facebook



このチームが作っている本のブログ

  • 【このチームが作っている
    本のブログ】




flick! editors

  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

flickの広告バナー