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2017年11月 1日 (水)

『iPhone Xにして良かった!』——ファーストインプレッション

『iPhone Xにして良かった!』そう叫びたくなる

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10月27日16時01分予約受付開始、11月3日発売のiPhone X。受付開始数分で1カ月待ちとなってしまったこの最新のiPhone Xを、ひと足先に借り受けることができたので、その感触をお届けしよう。

今年はiPhone 8/8 Plusと同時にiPhone Xが発表されたので、どちらを購入しようか迷った人も多かったに違いない。

iPhone Xは256GBにして、アップルケアを追加すると、税込16万4808円という高価なスマートフォン。さらに、初期生産数も限られているということで、入手が困難。製品として安定しているであろうiPhone 8/8 Plusと迷った人も多かったに違いない。

しかし、万難を排してiPhone Xを予約したあなたの決断は間違っていなかった。実際に手にしてみると、想像していたよりもiPhone Xは未来を感じさせてくれる極めて完成度の高いスマートフォンだ。従来のiPhoneでiOS 11を使っていると、少し戸惑うような部分があったが、あのインターフェイスはむしろこのiPhone Xを念頭に置いて作られていたのだなと、納得する。

入手初日のファーストインプレッションとして、iPhone Xの美点を要約してお届けしよう。ポイントは以下の4点。

1.小さくて大きいサイズ
2.美しいディスプレイ
3.Face IDの認証の速さとTrue Depthカメラ
4.アウトカメラの優秀さ


小さくて大きいiPhone X

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手に持つと、その小ささに驚いた。

筆者は、9月12日にカリフォルニアApple Parkの発表会で、一度iPhone Xを手にしているのだが、やはり発表会場で押し合いへし合いしながら、触れるのと、落ち着いて自分のデスクで触るのとでは感触が違う。

iPhone Xは小さかった。サイズ感としては、iPhone 6/7/8とほぼ同等。ボディ素材がステンレスだからか、密度感が高くて少し重く感じる。

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iPhone 8(左)、iPhone 8 Plus(右)と並べるとご覧の通り。サイズ感としは、iPhone 8に近い。手の中に収まっていても、ポケットに入れてもそう感じる。

ただ、画面を見た途端にその感触は覆される。むしろPlusに近い感じにあるのだ。

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ピクセル数を見てもだいたい想像がつくのだが、画面はPlusより縦長で幅は狭い。画面キャプチャーを撮るとその状態に驚くが、縦横比は2:1以上なのだ。


ガラス表面にとても近い画面

画面がエッジに迫る様もこれまで以上。

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OLEDの画面の表示部分の周囲は内側に曲げられているとのこと。そこまでにして、ギリギリまで画面を追い込んでいるのだ。

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私の稚拙な写真ではちょっと表現されていないと思うが、この画面を見ているだけで、iPhone Xを選らんで良かった! と思えるに違いない。

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OLEDという特殊な感じはしない。従来のiPhoneの画面品質の延長線上で、さらに美しく高精細になったといえる。液晶と異なり、黒の部分は発光していないので非常に黒が絞まっており、さらに発色が良い。

従来モデルで1300:1だったコントラスト比は、なんと100万:1に向上している。

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AR表現に向いた形状


画面以外の部分が少ないので、AR表現にとても向いている。

3Dキャラクターが暴れ回るゲームをしてみると、あたかもそこにそのキャラクターがいるかのようだ。

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パズルゲームをしても、楽しい。

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これがiOS11のARキットの成果であり、A11 Bionicの威力である。机の上面を把握して、そこに瞬時にレンダリングして映し出して見せるのだが、本当に驚くべきことだ。

顔認証のFaceIDは使っていることを感じさせないほど


画面上部に設けられたFace IDの認証スピードも驚くほど。従来のiPhoneは、ホームボタンを押して指紋認証せねばならなかったが、iPhone Xは使おうと思って画面を見たらもう認証が終わっている。

ちなみに、Face IDは5回認証を失敗したらパスコードが必要なモードになる。つまり、他の人が5回のぞき込んだら、Face IDだけではロックは解除できなくなる。パスコードの頻度もそれなりにありそうだ。

また、このFace IDのためのTrue Depthカメラがさまざまな機能を実現してくれる。Animojiもそうだし、まだローンチされていないが、Apple Parkの発表会ではCLIPSや、SnapChatでも顔の位置と形状を把握して顔にピッタリとフィットしたマスクを描画する……というようなユニークな機能を実現していた。寝起きの時や、女性で化粧をしていなくて顔を画面に表示できないような時には、画面描画上でマスクをする……ということも一般的になりそうだ。

また、インカメラでポートレートモードを使えるのも便利。そもそも最近ポートレートは自撮りであることも多いしね。背景ぼボカしたり、ライティングを変えたり、自由自在だ。

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外側のカメラの進化も著しい


大きいのは、望遠側のレンズがF2.8からF2.4へと大幅に明るくなり、手ブレ補正装備となったこと。

そもそも、望遠側の方がブレやすいのだからこの改良はありがたい。さらにポートレートモードは望遠側のレンズを使うので、暗いところでポートレートモードを使える可能性も大幅に広がった。

あいにく、iPhone Xを受け取ってから、まだ昼間の戸外で撮影する機会を得られていないが、この外側のカメラも、これまでのiPhoneよりもさらに写りが良いハズだ。また、近日中にレビューするので楽しみにしていただきたい。


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つい、ディテールについて語ってしまったが、iPhone Xの最良の点は、そのトータルでの使い勝手の完成度の高さにある。

個人認証しているとも思わないほど瞬時に、従来のどんなスマホより確かな個人認証を行い、あたかも画面そのものを持っているのではないかというほど美しくワイドな画面を持ち歩ける。あらゆる動作がスムーズで速い。もちろん、アップル製品の進化は、Apple Watch、AirPods、iPad Pro、Mac、Apple TV、そしてiCloudなどとの連携においてこそ発揮される。

アップル製品の真骨頂である、使っていることを意識しないほどの使い心地は、iPhone Xでさらに一段上のレベルに到達したといえるだろう。

(村上タクタ)

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    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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