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2017年10月

2017年10月19日 (木)

Adobe Creative Cloudがアップデート。新Lightroomが登場!? 『Classic』が付いたこれまでのLightroomはどうなる?

ラスベガスで開催されているAdobe MAXで、新しいCreative Cloudが発表されました。

 

Adobeがクリエイティビティのプラットフォームと居続けるCreative Cloudは、『Next Generation Experiences』と題し例年以上に大規模なアップデートを行っています。

 

気になるのはやはり新しいアプリケーション。デザイン/Webデザイン関係としてAdobe XD、Adobe Dimension、Adobe Sparkが、ビデオ関係としてはAdobe Character Animatorが登場。そして写真関係としてLightroom CCが新たにリリースされています。

 

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↑パッケージデザインなどに最適なグラフィックデザイナー向け3Dツール『Adobe Dimension』

 


Lightroomがふたつに?

デジカメの進化、そしてスマホの登場になった写真。記録のため、作品としてといった役割だけでなく、Instagramの流行などからもわかるようにきれいで手軽に撮れるようになった写真は、大切なコミュニケーションツールとしても大事なものになっています。また、その量も大幅に増えていて、賢い管理もまた重要なものに。そんな写真データの管理、画像処理を行うソフトがAdobe Photoshop Lightroomです。

 

そんなLightroomですが、先にも触れたとおり、今回のアップデートで新たに『Adobe Photoshop Lightroom CC』が登場しています。この『Lightroom CC』はクラウドベースのフォトサービスで、画像処理もできますが主な役割は写真の管理。用意される1TBのクラウドストレージ上にフル解像度の写真データをバックアップすることが可能で、PCのアプリからはもちろん、スマホアプリなどからもアクセス可能。端末を問わず写真を見たり、編集することができます。

 

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↑ネーミング的にはメインはこっち? クラウドでの写真管理が得意な『Lightroom CC』。

 

一方、従来のLightroomは『Adobe Photoshop Lightroom Classic CC』に名前を変えて進化。プレビュー生成の高速化をはじめとしたパフォーマンスの向上だけでなく、色域・輝度指定マスク作業ができるようになるなど機能の追加が図られています。『Lightroom Classic CC』は、これまでのLightroom同様、ローカルだけでなくクラウドにも写真を保存することが可能です。

 

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↑ローカルでの写真編集が得意な『Lightroom Classic CC』。

 

同じLightroomの名前を持つだけに、できること、役割は大きくカブっていますが、『Lightroom CC』は、写真の管理や共有が得意なツール、『Lightroom Classic CC』は写真の編集が得意なツールになっています。併用する必要はなく、PCだけでなくスマホやタブレットでも写真を見たい、編集したい、そしてSNSへも投稿する機会も多いといったユーザーであれば『Lightroom CC』のほうが便利だし、編集作業がメインだというユーザーであれば『Lightroom Classic CC』を選べば問題ないと思います。

 


写真の管理と保存、どうしよう?

とはいえ、気になるのはネーミング。新サービスが『Adobe Photoshop Lightroom CC』となっているのに対して、これまでの進化版であるはずのツールには『Adobe Photoshop Lightroom Classic CC』と『Classic』というワードが追加されています。

 

この『Classic』、日本語の『古い』という意味ではないとのことですが、従来の延長にあるほうに『Classic』とついてしまうと、遠くない未来にツール自体がなくなってしまうのではないか……という不安も……。

 

過去、写真共有サービスであるFlickrが料金体系を見直しを行った際、大混乱を起こしたり、Adobe自身も画像保存サービスである『Adobe Revel』を終了させました。写真データは容量が大きいこともあり、終了するサービスから他に移るにしてもその作業は大変で面倒なものです。また、写真は二度と手に入らないものす。それらを管理・保存するサービスはとても重要なものはずですが、途中でサービス自体が終わってしまうという出来事が少なからずありました。

 

『Adobe Revel』が終了する際に提案されたのがLightroomへの移行。そのLightroomに『Classic』というワードが追加された……ということは……。どっちを使えばいいのか? クラウドベースで新しい『Adobe Photoshop Lightroom CC』にさっそく移行したほうがいいのか? それともこれまで通り『Adobe Photoshop Lightroom Classic CC』のままでいいのか? Lightroomはプロが使うことが多いツールだけに、ふたつのLightroomが用意されたことによる混乱は少なくないようです。すぐに決めてしまう必要はないのですが。

 

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↑クラウドでの写真管理が普通になった現在、新『Lightroom CC』が写真保存の定番になるのかしら。

 

料金は『Lightroom CC』『Lightroom Classic CC』『Photoshop CC』が使えるCreative Cloud フォトプランが980円/月(税別・20GBクラウドストレージ、1TBのクラウドストレージ付きプランは1980円/月)、新たに設けられた『Lightroom CC』のみが使えるLightroom CCプランは980円/月(税別・1TBのクラウドストレージ付きプラン)になっています。

 

また、『Lightroom CC』『Lightroom Classic CC』は4980円/月(税別)のすべてのツールが使えるコンプリートプランでも利用可能です。ただしクラウドストレージは100GB〜。気がねなくクラウド上で写真データを管理・保存するには増量する必要があるようです。


(安井克至)

MacのSiriをキーボードから使えるようにしたら、すごく便利に!

音声認識って、めっちゃ便利なんですよね。

家やクルマの中でSiriを使ったら分かるんですけど、アプリを開いたり、メニューの階層とか考えずに一気に指示できるところがとっても便利。

特にMacで『昨日、開いたExcelファイルを見せて』『先週の金曜日に○○さんから来たメールを開いて』『来月の19日、○○さんとミーティングってスケジュールに入れて』みたいな、指示をすると本当に新しい時代が来た気がするぐらい便利。

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しかし、自宅やクルマの中ならともかく、オフィスや電車の中でSiriを使うのはまだちょっと抵抗がある。

そんなあなたのために、MacのSiriをキーボードから使う方法をお教えします。

設定は簡単。アクセシビリティのSiriで、『“Siriにタイプ入力”を有効にする』にチェックマークを付けるだけです。

これだけで、キーボードでSiriを使えるようになります。通常の設定では、『⌘+スペース』で使えるようになります。またAirPodsを使っていれば、そちらのタブルタップで音声認識も併用できます。

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ちなみに、この設定、iPhoneやiPad でも使えます。iOSデバイスなら音声認識を使った方が早いような気もしますが、『Siriに話しかけるのがどうしても恥ずかしい……』というような人や、オフィスや電車の中など、声を出せない状況でSiriを使いたい時には便利です。

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こちらも設定は『設定>一般>アクセシビリティ>Siri』から、『Siriにタイプ入力』をONにすることで設定できる。

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携帯電話が普及し出した時に『道を歩きながら電話で話してる人がいる!』と驚いたけど、いつの間にか慣れたように、スマートデバイスに音声入力するのが日常になる時代がすぐにやってくるとは思う。

だからこそ、音声アシスタントには早いうちに慣れておきたいものだ。

(村上タクタ)

2017年10月13日 (金)

iPhone移行の注意点。2017年度版

いつの間にかiPhoneの移行が面倒に

iPhoneは移行が簡単なデバイスだった。

パソコンのiTunesにバックアップを取っていればほぼ完全に、iCloudのバックアップでもほとんどのデータは保全されて多くのデータは、新しいiPhone上に復元されてきた。それは、初代iPhoneからiPhone 7に至るまでほぼ完全に保たれたiPhoneの美点だった。

しかし、今回、iPhone 7からiPhone 8 Plusに移行してみて、最新の使い方をしていると、それが意外と面倒になっていることに気がついた。

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主な理由はふたつ。ひとつは、Apple Watchという子機ができたために、そのヒモ付けを、切り替えるという手間が発生したこと。いまひとつは、Apple Payというお金を扱う仕組みができたために、その再登録が必要になったこと。

クレジットカード(何台の端末にでも登録可能なので、基本新しい端末に再登録すればいい)とSuica(1台の端末にしか登録できないので、旧端末で登録を切って、新しい端末で登録する必要がある)の扱いも違うし、それをApple Watchに登録していると、さらに複雑だ。また、Apple WatchがSeries 3のセルラーモデルだと、eSIMの連携もある。

そこで、思いつく限りの事象を考え、トラブルのない移行手順を考えてみた。

最新iPhoneの移行はこの手順で!

まずは、端末側での作業

1.通常通り、iPhoneのバックアップをパソコン側のiTunesに取る

iCloudのバックアップでもいいのだが、すべての環境を丸っと復元したいなら、依然としてパソコンへのバックアップが安定していて、速度も早くて便利。暗号化しておくと、アイコンの位置なども元通りにしてくれる。

2.LINEのトーク履歴をバックアップ

LINEは以前から普通のiPhoneのバックアップの復元からではトーク履歴を引き継げないので、個別にバックアップを取って復元する必要がある。メールアドレス登録かFacebook連携をして、アカウントを引き継ぐを選択し、トーク履歴のバックアップを取る。

3.Suicaを削除する

クレジットカードは複数の端末に登録できるが、Suicaは1台にしか登録できないので、Suicaを旧端末から削除する。クレジットカードの情報も、旧端末に残さないなら削除してしまっていい。iPhone自体でSuicaを使っている場合にはWalletアプリ、Apple Watchで使っている場合にはウォッチアプリの『マイウォッチ>WalletとApple Pay>My Suica』に行って、『カードを削除』を選択する。赤い字なので、少しビビるが、削除するとクラウドに保存された状態になり、新しい端末から登録できるようになる。

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4.iPhoneを探すを切る

端末を手放す場合には、かならず『iPhoneを探す』を切っておく。でないと、iPhoneの内容を削除できない。

5.新しいiPhoneの電源を入れる

ガイダンスに従って新しいiPhoneの設定を行う。iCloud IDやiTunes IDを登録し、指紋の登録を行う。指紋などの生体情報は、端末内のみに保存されることになっているので、他の端末などに移行したりができないからだ。5本の指を登録したりしていると、すべて登録しなおさないといけないので、意外と面倒。にしても一部のデータの移行は、今回3次元バーコードで引き継がれるようになったので、少しはマシになった。

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6.Apple Watchを復元

Apple WatchはiPhoneの子機として動作し、常に連携しているので、バックアップを取る必要はない。Apple Watch単体で『設定>一般>リセット>すべてのコンテンツと設計を消去』で初期化して、iPhone側に存在するバックアップから復元する。そして、Apple Watchがセルラーモデルなら、eSIMを連携させて通話できるようにする。

7.カード情報を登録

iPhoneとApple Watchにクレジットカード情報を登録。そしてSuicaの情報も復元。同じiCloud IDなら容易に復元できる(同じSIMでないといけない説もあり)。

8.LINEのトーク履歴を復元

ログインして、電話番号認証や2段階認証を行って、LINEの履歴を復元する。

……で完了です。これでも、新たなにログインやパスワードが必要なサービスが複数あるハズなので、数日はいろんなパスワードが調べられる状態にしておいた方がいいでしょう。

生体情報や、お金に関する情報が厳密に扱われるのはいいのですが、ちょっと移行が面倒です。できれば来年モデルからは、直接繋いでMOVEとか、iTunesやiCloud経由でもいいので設定を丸ごとMOVEできるような方法が用意されるといいのですが。

(村上タクタ)


OmoidoriがiPhone 8に対応、また旧モデルのアップグレードを受付

OmoidoriがiPhone 8への対応を発表しました。また本日配信のアプリ(Ver.1.0.7をもって)iOS 11にも正式対応したとのこと。

これにより、Omoidoriの対応機種は、iPhone 8、7、6s、6、SE、5s、5になった。

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また初期モデル(PD-AS01)は、カメラ周りの出っ張りが大きいiPhone 8、7には適合していないが、わずか4800円で新モデル(PD-AS02)に交換してもらえるというキャンペーンが今年も実施される。初期モデルをお持ちの方は、後々のことを考えて、今のうちに交換してもらった方がいいかも。

分解部品交換なんて手間のかかることをせずに、おそらく新品交換となるのに、この価格で提供してくれるところに、PFUの心意気というか、ユーザー本位な姿勢を感じる。

詳しくはPFUのサイトに公開されているアナウンスを参照のこと

ちなみに、かならずコメントが付きそうなので、あらかじめ書いておくと、Plusシリーズについては、試作もしてみたらしいのだが、Omoidoriの構造上、とても大きなサイズになってしまうらしく、現実的ではないということで残念したらしい。

cheeroから頑強なUSB-Cケーブル登場

cheeroから丈夫なUSB-AーUSB-Cケーブルがリリースされた。

商品名は『Type C USB Cable 100cm(Extra strong nylon braided)』

長さは約8cm。参考小売り価格は1400円(税込)、Amazonでの直販価格は990円(税込)、楽天、Yahoo!などでの販売価格は1090円(税込)となっている。

また、発売記念価格として、Amazonで790円(税込)楽天Yahoo!で890円(税込)で販売されるとのこと。発売記念価格の期間は未定だが、欲しい人はお早めに。

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強度的に厳しい耐久試験を課しているとのことで、ケーブル部分には高耐久ナイロンを仕様。コネクターのハウジングにはアルミを使っているとのこと。
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コネクターは、A側もC側も節度クのある差し込み感で、筆者の環境では緩過ぎたり、固過ぎたりということはない。またケーブル部分は1万回の曲げ試験、50kg以上の引っ張り強度試験に合格しているという。

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USB-CとAのコネクターで双方オスとなると、電源アダプターや、モバイルバッテリーから、USB-Cタイプのスマホや、Switchを充電するような用途が中心になるだろう。

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ケーブルのスペックとしては、電流は2.4Aまで、電圧は12Vまで対応しているとのこと。PDは非対応。データ通信も可能で、最大5Gbps。
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iPadの充電器や、cheeroの充電器に繋いで、MacBook Pro 13に給電してみたところ、いずれも5.24V、2.31Aだった。つまり、約12.1W。この条件では、12Vではなく5V給電となるようだが、QualcomのQuick Chargeが使える環境下においては12V給電が可能になるのだろう。

というわけで、USB-Cコネクターを持つ、スマホやSwitchユーザーにとっては、充電や、場合によってはデータのやりとりにも使えるケーブルという認識になる。

それにしても、USB-Cは規格が難しい(詳しくはこちら)、手持ちのケーブルがどういうスペックのものか分からなくなる前に、スペックをメモれるラベル(このケーブルなら、12V、2.4A、5Gbps、Qualcom・Quick Charge対応、PD非対応)が用意れるか、ケーブル自体に表記する規格ができればいいのだが……。

(村上タクタ)

2017年10月10日 (火)

フリック!2017年11月号Vol.73 Apple Event特集号、本日発売です!

(だいたい)200円です。14種類の電子書籍販売元で買えます。kindle unlimitedが読める人はタダで読めます。

フリック!2017年11月号Vol.73本日発売です!

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今回のフリック!はApple Event特集号。26p+αの大特集で、iPhone X、iPhone 8/8 Plus、Apple Watch Series 3、iOS 11、macOS High Sierra、などなどをクパチーノのApple Parkの現地取材に基づいて、詳細にレポートしております。

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iPhone Xはもちろん、生で触った感動を!
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iOS11には移行しましたか? 『意外と進歩してない』なんて言う人もいますが、どこが進歩したか、細かくレポートしています。

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そして、ついに、単独で通話できるようになったApple Watch Series 3についても。
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さらに、他ではあまりレポートされていないApple Park、Steve Jobs Theaterの詳細についても。

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特集のあとも、SIGMAのレンズの紹介を兼ねて、Apple Parkの写真をお届けしています。ちなみに、この写真はSIGMAさんのFacebookでもご紹介いただきました

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その他、スフィロのR2-D2など、新製品情報もいっぱい。

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フリック!11月号をぜひ、お楽しみ下さい!




(村上タクタ)

小さくて、安くて、面白い、スフィロミニ登場!

なんと5880円!

以前ご紹介した、スフィロや、スフィロ BB-8最新号のフリック!に掲載したR2-D2、先日発表されたR2-Q5、Lightning Maqueenと、スフィロのトイはどれもすごく面白いのだが、ちょっとお高いのが玉に瑕。

と思っていたら、なんとたった5880円(税別)のスフィロミニが登場した。

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(写真のアプリは本国版なので、日本仕様とは多少違いがあるかも)

すでに、ちょっと遊ばせてもらったのだが、基本的には大きなスフィロと同じ構造。それがこんなピンポン玉大のサイズに入っているのだからビックリだ。

何はどもあれ、こちらの動画をどうぞ。



従来モデルとの大きな違いは非接触充電ではなくなったこと。これにより防水ではなくなっている(そう従来モデルは水の上も走ることができたのだ)。ただ、これにより大幅な小型化と低価格化を果たしている。

今度は、小さいことを使って、いろいろユニークな遊び方を提案している。スマホに顔認識をさせて、表情と向きの変化で操縦する『FACE DRIVE』は、日本人は苦手そうだが、無理やり表情を作ることで、顔面の筋肉がほぐれて、パーティなどでは盛り上がりそう。

パーティトイとして提案したり、スターウォーズやマーベルコミックとコラボしたり、プログラミング教育用のデバイスとして提案したり……スフィロはテクノロジーもすごいが、イマジネーションと、それを実現する提案力がすごい。

スフィロミニで遊んで、ぜひその一端に触れてみていただきたい。


追記:発売日は10月20日になったとのこと。

(村上タクタ)

2017年10月 9日 (月)

フリック!2017年11月号Vol.73 Apple Event特集号、今夜発売です!

フリック!2017年11月号Vol.73今夜発売です!

今回のフリック!はApple Event特集号です。26p+αの大特集で、iPhone X、iPhone 8/8 Plus、Apple Watch Series 3、iOS 11、macOS High Sierra、などなど、みっちりレポートしております。

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電子雑誌でみっちりお楽しみ下さい。

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2017年10月 7日 (土)

MX ERGOの真価を発揮!! トラックボール使いにオレはなる【1カ月】

さて、先々月に発表されたLogicoolの最上位トラックボールモデルMX ERGO、そもそも僕自身がトラックボールを使えなければレビューにもなんにもならない……ということで、マウス(MX MASTER)の使用を、自らに禁じて、トラックボールのみを使うように心がけて、ついに1カ月。『トラックボール使い初級』になってのMX ERGOレビューです。


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最初の数日は使い難くて、指がツリそうになったものですが、1カ月経つと、ついに自然と、無意識でもトラックボールを使えるようになりました。まぁ、マウスを25年=300カ月使ってきたのに対し、たった1カ月ですから、そりゃマウスの方に慣れはありますが、それでも普通にトラックボールで何でもできるようになりました。

一番のポイントは、知人の方にアドバイスをいただいたのですが、親指の指先ではなくて、第1間接あたりをボールに当てるようにして、ボールを操作するということにありました。



さて、1カ月の時を経て、ようやくレビューです。

というわけで、MX ERGOは『ラクチン』です。

それに尽きます。

マウスのように腕を動かさなくてもいい、親指ひとつでひゅんひゅんとボールを動かせる。ウェブブラウジングやファイル操作がとても楽です。

特にドラッグ&ドロップのような、ボタンを押したまま移動させる操作が楽です。

マウスだと、超距離の移動だと、ボタンを押したまま、マウスを持ち上げて動かすという微妙な操作が必要になりますが、トラックボールなら、ボタンを押したままボールを自由に無限に移動させられますし、ドラッグ&ドロップの自由度はとても高いのです。

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で、あらためてマウスと同じように使えるようになったからこその不満もある。とりあえず2点。

1.ボールの動きが軽過ぎる
2.MX MASTERに準じたスペックにして欲しい

1は、好みの問題もあると思うが、ボールの動きがもっとしっとりとしていれば、微妙なコントロールに向くだろうと思う。できれば、回転の重さを、裏側から設定用のネジで調整できたりすればいいのに。

2は、2点ある。ひとつはスピードシフトするホイールが欲しい、という件。MX MASTERのマイクは定速ならカチカチというクリック感があり、大きくスクロールしたい時には勢いよくブン回すと、クリック感がなくなり、慣性でいつまでも周り続けるという機能を持っている。コストの問題もあるのだろうが、この機能も欲しい。

もうひとつが、ボタンの数。僕の作業を考えると、主/副ボタンの他に『進む/戻る/閉じる/ミッションコントロール』の4ボタンが欲しい。しかし、MX ERGOにではボタン数が足りない。そこでMX MASTERと違う割り振りをするのだが、相互を使い分けようとすると、そこで間違えてしまう。

しかし、逆に言えば、それ意外の不満はなくなってしまった。

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どっちを好むか? と言われれば、僕はこの2点において、MX MASTERを選ぶ。

でも、精密な操作をせずにリラックスして扱うならMX ERGOの方がいい。

両方、ペアリングしておくこともできるので、最近、僕はデスクに両方置いて、その時に使いやすい方を使うようにしている。

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(村上タクタ)




2017年10月 5日 (木)

すべての物にタグを。紛失ものを無くす、TrackR(トラッカール)日本上陸 #TrackR #トラッカール

「外出したら、スマホを忘れてた」「クルマのカギを忘れた」「スマホはどこ?」……日常生活で、こういうトラブルは意外と多い。

パソコンの中のデータなら、検索すれば出てくるものだが、リアル世界ではそうはいかない。

それを解決しようと作れたのがTrackR(トラッカール)だ。

自分の持ち物を検索可能にする、いわば「リアル世界の持ち物にタグ付け」するガジェットだ。

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価格は2980円(税込)。10月4日発売で、ビックカメラ、コジマ電気などの一部家電量販店などでも販売されるらしい。色は8色で、ブラック、ホワイト、グレー、レッド、パープル、ピンク、アクア、ブルー。



ちなみに、初代のTrackR bravoはIndiegogoで募集金額の6331%、174万ドル(約2億円)を集めてしまったという、クラウドファンディング界の大成功作。こちらは、金属製で、少し薄くて大きい。iPhoneから光らせることはできない。

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今回、TrackR pixelの発売とともに、日本でより積極的に販売するために、発表会が行われたので取材に行ってきた。こちらは、日本向けに新たに作られた、プロモーション動画。



まず、

1.スマホからTrackRを鳴らせる(光る)
2.TrackRからスマホを鳴らせる
3.離れてたら鳴るようにできる(オフにすることもできる)
4.遠く離れても、他のTrackRユーザーが近くを通れば、位置情報を受け取れる

というのが機能だ。

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この手のガジェットでよく言うように「紛失したり、盗まれたりしても、場所が分かります」というのは少し語弊がある。

これらのデバイスに積まれるBluetoothはせいぜい30mぐらいしか飛ばないからだ。

盗まれたりしたものの位置情報を完全にトレースするには、GPSを取得できなければいけないし、LTE通信もできなければならない。そうなると、少なくともモバイルWi-Fiルータぐらいのサイズになるし、頻繁に充電せねばならないし、LTE通信の月額使用料などが必要になる。

対して、TrackRは、充電も月額費用も不要な範囲での利便性を追及しているということになる。

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発表会でお会いした、CEOで創業者のChris Herbert(左)さんと、Presidentで創業者のChristian Smith(右)さんと、TrackRを日本に持って来た田中大祐さん。

ちなみに、Chirsさんは、東北大に1年留学していたことがあるそうで、かなりの日本通。日本語もかなりお上手。Christianさんは日本は初めてなので、タコやイカや納豆を食べさせたいとのこと(笑)

田中さんは、Eyefiやmisfitを日本に持って来た、いわばこういう新しい便利なデバイスを見出して、日本にローンチするプロフェッショナル。強力なタッグだ。

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TrackRは、ある意味「紛失したもの、盗まれたもの」も探すことができる。

ただ、前述のように、そのためには近くにTrackRアプリを入れたスマホがなければならない。たとえば、盗まれて山奥に捨てられた財布などを発見するのは無理だろう。

しかし、人が多いところ、たとえば空港のようなところでのロストバゲッジなどは見つけやすいに違いない。「ああ、荷物がロンドンに行ってしまってる」なんていうことも分かるだろう。

この機能の利便性は、TrackRユーザーが増えれば増えるほど向上していく。たとえば、家族にTrackRを使ってもらえば家に忘れ物があることは感知できるし、同僚も使えば、会社への置き忘れもGPSで分かるようになるに違いない。ある意味、いかに大量に普及するかがカギなのだ。

というわけで、みなさんも買って使って下さい(笑)

東京近郊で検索すると、こんな感じ。まだまだ普及して欲しいが、山手線の駅や電車の中への置き忘れは感知できる……かも。
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まぁ、昨日、ローンチしたから、これから飛躍的に普及していくに違いない。

また、One more thing...的な感じで、将来の商品も発表された。それがTrackR atrasで、電源に挿しておくタイプのBluetooth-Wi-Fiデバイス。家のコンセントに挿しておけば、たとえスマホが家になくても、家にあるTrackRを感知できる。また、家の中でのある程度の位置も分かるのだそうだ(スマホと2点からの距離で計測する?)。
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さて、発表会のおみやげに、TrackRを2つもらったので、会場で、さっそく設定してみた。

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ストラップと、両面テープが付いていてるので、それでそれでどこかにくっつければいいようだ。

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僕は、ひとつはバッグに入れて、ひとつはキーホルダー(クルマのカギ、小さい小銭入れ、家のカギがセットになっている)にくっつけた。

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あと、息子(中二だけど携帯はまだ持たせてない)にくっつけたいとか、クルマにくっつけたい(駐車位置が分かるだろう)とか、バイクにくっつけたい(盗難に遭った時に場所が分かったらスゴイ!)とか、いろんな使い道を思いつくので、試してみたくなって、Amazonで2個追加で買ってみた。

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設定はとっても簡単で、すぐにペアリングすることができた。

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実は、私はあまり物を紛失しない。

元々、どのポケットに何を入れる、バッグのどこに何を入れるとキッチリ管理するし、16歳の時に最初に行った外国がブラジルだったので、海外旅行の時もスリ対策などは念入りにする方なので、サイフやバッグやパスポートを完全に紛失してしまったことはない。しかし、それはかなり用心深いからなので、こういうデバイスがあるなら、万が一に備えて、ぜひセッティングしたい方だ。

というわけで、今後運用して、実際の使い勝手をレポートしてみたい。

とりあえず、使いはじめて半日で起ったことは
・離れたらピヨピヨ鳴るので、スマホを置いてトイレに行けない(離れた鳴る機能はオフにした→特定のWi-Fi環境下では、置き忘れても鳴らない……というセッティングもあるので、後ほど家と会社のWi-Fiにそれを設定してみる予定)。
・TrackRからiPhoneは鳴らせるのに、逆は鳴らない→iPhoneのBluetoothをON/OFFすると直った。

……ってところでしょうか?

今後のレポートをお楽しみに!




(村上タクタ)

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  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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