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2017年9月21日 (木)

コンテンツ不足の4Kに救世主! Apple TV 4Kはマストバイ!【実機レビュー】

リビングが、映画館に、ゲームセンタ−に、そして、みんなのiOSに

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iPhoneを使い慣れている人なら、Apple TVがとても便利なのだが、まだiPhoneの普及台数に較べれば使っている人は少ないのではないだろうか? ちなみに64GB版が、2万1800円(税別)、32GB版が、1万9800円(税別)と機能の割に、めちゃくちゃ安い。

今回、みなさんよりひと足早くApple TV 4Kを試す機会を得たのだが、このデバイスがこの価格で手に入るなんて信じられない。結論から言うと、4Kテレビを持っている人なら問答無用で買っておいた方がいい。

4K、多機能……になっていること、知ってる?

当初はスティーブ・ジョブズが『趣味だ』と言ったApple TVだが、コツコツとアップデートし、今回のApple TV 4Kで第5世代。毎回アップデートごとに機能とを増し、今回のApple TV 4 Kでは、相当便利なデバイスに進化している。しかし、いまひとつその魅力は多くの人には伝わっていない感があるので、今回はApple TV 4Kの魅力をたっぷりお伝えしよう。

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今回のApple TV 4Kの最大の魅力はなんといっても、4K HDRであること。家庭で4Kの高精細の映画を見られるようになるのだから、これは実際驚くべき進化だ。

……といいつつ、今回筆者はまだ自宅に4Kのテレビを持っていないので、知人宅で見せてもらい、取材撮影時は、自宅で4KモニターにHDMI接続で撮影した(4K接続にならず、HD画質でしか表示されなかった)。いずれにせよ、写真を撮ってしまうと、もとの高画素は表現できないのだが、4KとHDRの映像は本当に息を飲むほど美しい。思わず私も、4Kテレビの購入することにして、機種の検討を始めてしまったほどだ。

現状、4Kテレビを買っても、4Kコンテンツはあまり手に入らない。BS/CS、VODでもまだまだ数が少ない。当然のことながらレンタルにもほどんと存在しない。4Kブルーレイの機材は存在するが、コンテンツの価格は高いし、レンタルにもほとんど存在しない。

しかし、Apple TV 4Kがあれば、最新の映画コンテンツを4Kで見ることができる。しかも、価格は従来のHD画質と変わらない。また、従来、HD画質で買ったコンテンツに、4K版が出れば、自動的に4K版を見ることができるという親切ぶりなのだ。

さらに、先日のAppleEventでエディ・キューが述べたところによると、Apple TV 4Kはただの4Kではなくて、HDRにも対応している。鮮やかで深い色味の4Kを楽しむことができるのだ。

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Apple TV 4KはA10X Fusionというアップル製のチップを積んでいる。これはあの2017年6月に発表された驚異的な性能を持つiPad Pro 10.5/12.9に搭載されているのと同じもので、6コアのCPU、12コアのGPUを搭載し、ちょっとしたノートパソコンを軽く凌駕する性能を持っている。こんな性能を持つチップを2万円前後のデバイスに積めるというのは驚きだ。

いつも通りシンプル、コンパクトな設計

さて、ではさっそく開梱してみよう。箱はおなじみ、アップル製品ならではのシンプルで美しいもの。


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本体と、リモコンが、こんな感じで入っている。

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下には、本体の電源ケーブルとLightningケーブルが1本。なぜ、Lightningケーブル? と、思うかもしれないが、本体のリモコンの充電用。

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テレビへの接続はHDMIケーブル1本。今回は4K対応のBelkinのUltra High Speed HDMI Cableを使用した。4Kともなると、データの転送速度も相当なものになるので、このあたりでコストをケチらない方がいい。

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接続すると他のiOSデバイスと同じように初期設定が出てくる。どうやって項目を選択するのか、私はちょっと戸惑ったのだが、リモコンのタッチパッド部分が、MacBookのトラックパッドのように、クリックできるようになっている(しかも、物理的に動作する古いタイプと同じ)。

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Wi-Fiのパスワードをポチポチ入力するのか、面倒だなぁ……と思っていたら、手近なiOSデバイスと同期できる仕様になっていた。これはいいアイデア。

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iTunesで4K映画を見るためだけに、4Kテレビを買う値打ちがある

さて、テレビ(というか、撮影時はモニターだったが)の電源を入れて入力を選ぶと、ホーム画面が表示される。

正式ローンチすれば、急速に増えるだろうけれど、取材時にはまだApple TV 4K発売前だったので、日本対応した4Kコンテンツがまだ少なかった。そこで、Siriにお願い。

「iTunesで4Kの映画を探して」と言うと、視聴可能な4Kコンテンツがずらりと並ぶ。

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『ローガン』や、『オデッセイ』などが4K化されて並んでいる。これで、4Kテレビを買ったけど、見るものがない! と嘆いていたあなたもこれで安心。コンテンツは現時点ではまだ少ないけど、これから充実することでしょう……多分。

また、Netflixも、プレミアム会員なら4Kの映画を見ることができるとのこと。自宅で4Kクオリティで映画を見ることができるとは。これだけで4Kテレビを買う値打ちがあるというものだ。

その他にもいろんな使い道、いっぱい

4Kといえば、エディ・キューも紹介していたが、スクリーンセイバーの映像が息を飲むほど美しい。ドバイの街並み、ロサンジェルス空港などが、高精細なスロー画像で表示される。上空から、クルマ1台1台が、おどろくほど精細に表示される。

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Siriが搭載されているのも便利ポイントだ。

リモコンのSiriボタンを押してマイクに向かって話す。

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と言えば、ご覧の通り。

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アップルの株価もかなり詳細に教えてくれる。

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ゲームもいろいろできる。コントローラがiPhoneと同じく、加速度センサー内蔵なので、トラックパッドに加えて、コントローラの傾きなども使える。ドライブゲームにもだいぶ熱中してしまった。

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自分のアカウントのiTunesの音楽も聞けるし、Podcastも視聴できる。すでに先日のApple Eventのムービーもあった。

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我が家でよく使うのが、AirPlayを使ってのMacやiOSデバイスの画面のミラーリング。

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家族それぞれのiPhoneの写真を表示して見るのにも便利。

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旅行から帰って、旅行の光景を写真で見るのにも最適だ。また、iCloudに上げている写真なら、このApple TV 4K単独でも閲覧することができる。

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Macのサブディスプレイとしても使える。

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ともかく、これだけの機能を持ちながら、2万円前後という価格が信じられない。

4Kテレビを持っているのに、4Kで視聴できるコンテンツがないとお嘆きの方、ぜひApple TV 4Kを。そして、私のように持っていなくても、このApple TV 4Kがあれば、十分に4Kテレビを買う理由になるだろう。

(村上タクタ)

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  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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