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2017年6月12日 (月)

土台から変更されたmacOS High Sierra。VRクリエイターに! WWDC 2017

WWDC記事の最後にお届けするのは、新しいmacOS、High Sierra(ハイシエラ)だ。

バージョン名としては10.13に当たる。例年通り、無償のアップデートで一般向けのリリースは秋になる。

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デベロッパーは基調講演当日から利用することができ、パブリックベータは6月後半から。いずれも守秘義務契約により、その内容について誰かに語ったり、ウェブ上に公表することはできない。我々メディアも基調講演で語られた内容か、アップルによって開示された情報のみ扱うことができる。

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特に重要なポイントは2つ。『APFS』が採用されたことと、VR機能の充実だ。

APFS(Apple File System)は、すでにiOSでは採用されていたファイルシステムだが、従来のHFSに代わって、すべてのファイルを管理する新しいOSの基盤だ。これによりファイルのコピーの高速化図られたり、停電やシステムクラッシュ時にデータが破損する可能性が減ったり、セキュリティ的に強くなったりする。ストレージ技術のこれからの進歩を見据えた、土台部分の大改革だ。我々が使用上気付くことはほどんどないが。

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これまでも何度も述べたように、アップルはVR/AR機能の充実に大きく舵を切った。macOS High SierraにもVRアプリケーションを開発するためのサポートが拡充されている。HTC Viveヘッドセットの接続が可能になり、UnityとEpicのVR開発ツールがMac上で使えるようになる。Final Cut Proでも、プロ向け360度ワークフローのサポートが追加される。

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基調講演後のハンズオンの様子を見ていると、MacではVRコンテンツの製作機能をターゲットに開発が行われ、iOSではARコンテンツの利用に重きが置かれている。これらがどんな未来をもたらしてくれるのだろうか?

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その他にも、新しいワクワクするような機能が数多く追加されている。写真アプリではよりドラマチックな調整や写真加工が可能になっているし、外部アプリとの連携も充実している。

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Safariには、Advanced Tracking Preventionという、ユーザを広告主が追跡するためのトラッキングデータを機械学習により識別して排除する仕組みを使うことができるようになるし、メールもより大量のデータの中から自分に必要なメールを探しやすくなる。Siriの進化もiOSに準じたもので、よりインテリジェントな処理が可能になっている。

秋の本格リリースが楽しみだ。

(村上タクタ)

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  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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