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2017年6月

2017年6月28日 (水)

元Evernoteのフィルが作った新会社All Turtlesに、メディアとして初訪問した!

フィル・リービンといえば、Evernoteの元CEO。Evernoteをクラウドサービスを代表する会社のひとつに育て上げた人であることはみなさんご存知の通り。

親日家で、『日本はEvernoteにとって大切な国だ』と言って何度も来日してくれたので、実際に会って言葉を交わした人も多いのではないだろうか。僕もその一人だ。勢い余って、シリコンバレーの本社にもお邪魔したこともある。

そのフィルが、あれほど大事にしていたEvernoteを辞めて、どうしちゃったんだろう? っていうのは、みなさん気になってることかと思う。

フィルはしばらくベンチャーキャピタルに携わっていたのだが、その後、新しいビジネスを始めている。そして、新たにサンフランシスコに新オフィスをオープンしたというので、シリコンバレーの日本人の水先案内人、外村仁さんのTeslaで連れていってもらった。

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そう、フィルは、サンフランシスコで新しい会社を立ち上げている。それが『人工知能について研究する人を集めた』『スタジオ』である『All Turtles』だ。

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『事業を立ち上げる人と、それをさらに大きくし安定させるフェイズで必要とされる人材は違う』……ということで、フィルはEvernoteのCEOを退いた。そして、他のベンチャーをサポートするために、ベンチャーキャピタリストとして仕事をしていた。

しかし、やっぱりフィルは事業を起すこと自体に興味があるらしい。

All Turtles( http://all-turtles.com/ )

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フィルはこの会社を『スタジオ』と呼ぶ。

フィルの体感として、作りたいプロダクト、提供したいウェブサービスがあったとして、起業しても、成功できる人は極めて少ないのだと言う。

優れたプロダクト、ウェブサービスのアイデアがあったとしても、実際に起業すると、資金を集めたり、人を雇用したり、出資者にプレゼンテーションしたり、成長に従ってさらに資金を集めたり……という『会社経営』や『資金繰り』に追われてしまう。本来の『プロダクト』を開発することに集中することなんて、まったくできなくなってしまうのだ。

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アイデアを持った人が集まり、それをサポートする仕組みとして『スタジオ』という形態をフィルは作り上げたのだという。

All TurtlesはAIを使ったプロダクトのアイデアを持つ人が集まる『スタジオ』であり、All Turtlesは、それらの人がプロダクトを作っていく上でに、必要とされるものを提供し、支えていくのだという。

ちなみに、新築のこのビルに入居して数日ということで、机も家具の類いもまだ仮設な感じ。みなさんデスクにパソコン……オンリーという感じで仕事をしてらっしゃった。居心地良さそうな感じになるのは、これからなのかもしれない。

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さて、僕らはAll Turtlesがサンフランシスコに設けたオフィスを訪問した最初のジャーナリストとなった。なにしろ、All Turtlesがこのビルに入居したのはこの週の月曜日(2017年6月5日)なのだそうだ。

新しい『スタジオ』がどういうカタチで成長していくのかも気になる。たとえば、事業が成功した場合、その果実は誰のものになるのだろう? そのアイデアを持ってきた人なのだろうか? それとも、All Turtlesの共有財産になるのだろうか? それで、アイデアを持ってきた人は満足なのだろうか? どこにもまだない新しいアイデア具現化の方法論をフィルが見つけてくれるのを楽しみにしたい。

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そういえば、フィルはダイエットに成功したそうで、我々が知ってるフィルよりだいぶ痩せていた。『Half of フィル』がどっかに行っちゃった……と、言われるほどの痩せっぷりなのだ。あんなに食いしん坊だったフィルが、こんなに痩せるなんてビックリ。

今後、All Turtlesは日本での事業展開も考えている……。それどころか、『新しいアイデアを実現するために起業しなくてもいい』といういやり方は、日本にこそ適しているとフィルは考えているそうなので、All Turtlesそう遠くないかもしれない。

さて、私のキャッチした最新情報によると、デジタルガレージが中心となって、MITメディアラボ所長の伊藤穣一さんがホストとなってネット技術や周辺のビジネスについて開催されるイベント『THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2017』(7月25〜26日)に、登壇のために来日するという話があるらしい。

フィルがこれから何をしようとしているのか、気になる人は見逃せないイベントになりそうだ。

(村上タクタ)

2017年6月26日 (月)

2017年6月23日 (金)

『知らないと損する!iPhone超便利テク100』6月26日発売! ついに電子版も同日に!

『iPhoneの操作がまだまだ得意じゃない』って人向けの、超懇切丁寧なiPhoneテクニック本『iPhone超便利テク100』を、6月26日月曜日に発売します!

現在、絶賛予約受付中。



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そして! ついに、電子書籍チームの努力のおかげで、今回は紙の本と、電子書籍同時発売です。Kindle版は、今予約を入れていただくと、月曜日(多分0時とかに)に配信されます!

まぁ、内容的にはフリック!の読者さんにとっては「知ってるよ!」っていう話が多いかもしれませんが、身近なiPhone使いこなしてないユーザーさんに勧めてあげて下さい。

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iPhoneに関する基本的な知識から、最新iPhoneの選び方、MVNOなどで通信費を抑える方法などなど。

一番使いこなして欲しいのはSiriなんですよね。ガジェットマニア以外の人がSiriを使ってるのをあまり見た事がないのですが、初心者の人ほどSiriを使って欲しい。だって便利だもの。

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同様にApple Payも使って欲しい。Suicaで日常の買物はたいてい済むし、足りなくなったらカードからチャージできるし、カード払いも使えるし。これももっといろんな人に活用して欲しい。その他にも、初心者に御勧めのiPhoneの活用方法が満載。

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もちろん、猛烈に優れた性能のiPhoneのカメラの活用方法も。

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また、『起動しなくなった』『画面を割った』などのトラブル時に読みたい対応策も。

iPhoneをもっと使いこなしたい……と思っている方に、ぜひ読んでいただきたい1冊です。







AndMeshのMacBook Proケース詳細をレポート

すいません、午前中にひと言だけ触れましたが、今日発売のMacBook Pro 13ケースの詳細のお話をば。

っていうか、なんかシンプルに書いたら『お前が詳しく書かなくてどーする!』的なプレッシャーを読者の方から感じて……(気のせい?)。

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まず、基本的なスペックは、ホワイト、ブラックの2色。今日(6月23日)発売。5980円(税込)。重量は304g(実測値)。

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まず、一番のポイントはこれだけ大きな樹脂成型品を歪みなく作れるAndMeshの技術力だ。

簡単なように思うけれど、樹脂は成形後にヒケたり、熱が冷めていく過程で歪んだりする。

サイズが大きいほどその影響は大きく、だから大きなiPadやMacBookのケースというのは非常に難しい。特に、こういうポリカーボネートだけど柔らかい質感の素材で、ドンピシャのピッタリを成形するのは難しいと思う。

嵌めてみると惚れ惚れするほどピッタリだし、AndMeshならではのサラリとした肌触り。持ち心地がとても素晴らしい。

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この表面のサラリ感と、ディンプルがあるおかでもあるグリップの良さが、MacBook Proに新しいイメージを提供する。

興味深いポイントが、本体への噛み込み方だ。上下それぞれ互い違いに爪があり、本体にしっかりと噛み込むようになっている。上下互い違いなので、閉じた時に、それがぴたっとフィットするようになっている。

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このフィット感が絶妙なのだ。

ちなみに、あまりにピッタリ過ぎて、外し方を知らずに外そうとすると苦労する。不器用な人だと変な力を入れてMacBook Proを壊しかねない。

実はこのケースのパッケージに外し方も書いた説明書が入ってるので、捨てないように。といっても外す頃には、この説明書をどこに仕舞ったかわからなくなっている人が多いような気がする。簡単にいえば、本体側もディスプレイ側もヒンジ方向から徐々に外していくのがポイントだ。

裏側にはちゃんとゴム足があり、ヒンジ部分は絶妙に干渉を避けるようになっていて、コネクター部分も絶妙な切り欠きになっている。

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ちなみに、私がFacebookになにげなく「Touch Barありとなしでは、コネクターの位置が違うんですね〜」と書いたら、後藤CEOから「マジっすか!」と焦った連絡があったのはナイショの話だ。Touch Barありの位置で金型を作りそうになっていたそうだ。というわけで、この製品はTouch Barありでもなしでもちゃんと対応している。ご心配なく。

さて、悩ましいポイントは、ホワイトにするか、ブラックにするかだ。

ホワイトの方が目立つし、インパクトがあるのは間違いない。MacBook Pro 13(Late 2016以降)で多い、スペースグレーに装着するとこんな感じ(液晶が点灯したスタジオ写真は撮るのが面倒なので、こういう写真は少ないハズ)。

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逆にフィット感はブラックの方がある。また、本体がシルバーの場合はホワイトの方がフィット感はある。

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閉じたときも断然一体感がある。

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本体保護の意味ももちろんがるが、持った時の絶妙のフィット感、MacBook Proらしからぬカジュアルなルックスがファンを増やしそうだ。

ちなみに、初回限定300個、黒のみ半額のAmazon割引コードはこちら、AMMBCEG1




AndMeshから初のMacBook Pro 13用ケース登場

AndMeshから初のMacBook Pro 13用ケース登場。

ホワイト、ブラックの2色。今日(6月23日)の12時発売。5980円(税込)。

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AndMeshならではの、すっごく工夫されたケースになってます。

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もう、手元にお預かりしているので、後ほど詳しくレポートしますね!

追記:詳細記事はこちら。
AndMeshのMacBook Proケース詳細をレポート
http://blog.sideriver.com/flick/2017/06/andmeshmacbook--4281.html

2017年6月22日 (木)

ジョギングやポケモンGOに最適、耳をふさがないトレックス・タイタニウム

フォーカルポイントから発売されたAfterShokz TREKZ TITANIUM Bluetooth ヘッドホン (アフターショックス・トレックス・タイタニウム・ブルートゥース骨伝導ヘッドホン)をお借りしたので、試してみました。

特徴的なのは耳をふさがないことです。

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なんとも不思議なこのヘッドフォンご覧のように、耳を塞ぎません。

つまり周りの音が聞こえるんです。

独自の骨伝導技術により、音を伝えているのです。

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ヘッドフォンって耳を塞いでて危険なシチュエーションってけっこうあります。たとえばジョギングしている時にヘッドフォンをしている人ってけっこういますが、危険だという声もあります。

耳をふさがないので、自転車やクルマの運転時も使えなくはないかもしれません(販売元のフォーカルポイントによると、まだ判例がないため各都道府県によって回答は異なるそうです。使用する際には自分で問い合わせざるを得ないかも)。

ポケモンGOの時も、ヘッドフォンをして耳を塞いでいると危険なこともあるかもしれないので、これが最適かも。

会社で音楽を聞きながら仕事はしたい……けど、他の人に話しかけられたら反応したい……というような人にも向いているかも。

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音質はその仕組み上低音の広がりが大きくはなく、価格を考えると不満な気はしますが、耳をふさがないという特徴が、外で活動しながらの音楽鑑賞や、通話などに向いています。ポットキャストなんかもいいかも。

耳にかけるだけなので、負担は少ないし、IP55なので、多少の汗や小雨ぐらいなら大丈夫。バッテリーライフは6時間なので、半日走りつづけても音楽を聞いてられそう。

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ノイズキャンセリング機構のおかげで、通話の音声はクリア。

反面、周囲の音が聞こえてしまうので、音楽で周囲の音をシャットダウンして集中したいというような時には向きません。特に混んでる電車などでは、周囲の音がいっぱい入ってくれるし、逆に多少の音洩れもあるので、向かないと思います。

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とはいえ、周囲の音を聞きながら、音楽も聞けるヘッドフォンというのはこれまでに体感したことがない感じ。いうなれば、常に小型の他の人には聞こえない自分専用のスピーカーを持ち歩いているようなイメージ。

ジョギングして川のせせらぎや、周囲の環境音を聞きながら、音楽も聞けるというヘッドフォンは他にないでしょう。興味深い製品です。

フォーカルストアでの価格は1万7064円(税込)。本日(6月22日)発売。




(村上タクタ)

ウチの会社もすぐに企業ページ作りましょう!【Eightが『企業ページ』をリリース】

Eightが『企業ページ』をローンチ

↓こういう『デジタル化』に関する本で、いつも一番みなさん興味を持たれるのが『名刺のデジタル化』です。もっといえば、どうやって名刺を整理するか? です。



で、聞かれると私に答えとしてはいつも『ぜんぶEightに読み込ませればいいじゃん』であります。

ScanSnapで、Eightに読みこませれば、いただいた名刺がすべてパソコンとタブレットとスマホで検索自由になる。むしろ、なぜ読み込ませないの? という話です。

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現在Eightのユーザー数は150万人。年間の取り込み枚数1億枚は、日本における名刺交換のおよそ10%と言われています。また、ユーザーは先進的で多くの名刺交換をする人が中心になっているでしょうから、その10%は価値ある10%といえるでしょう。

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(Sansanの取締役で、Eight事業部長の塩見賢治さん。)

で本日の発表。そのEightからあたらしく『企業ページ』がリリースされました。

多くの人が、名刺を読み込ませているんだから、その所属として表示される企業欄を、ちゃんと企業自体が作った方がいいことは言うまでもありません。

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というわけで作られたEightの新機能が企業ページです。企業は、アカウントを作って、企業として正しい情報としてのリリースを出したり、求人活動に使ったり、広告を打ったりできます。

ユーザーはその企業をフォローしたりすることにより、もっとダイレクトに、正確に情報を受け取ることができます。

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情報発進企業のページは無料で使える。で、『Eight Talent Solution』という求人の部分と『Eight Ads』という広告の部分は有償です。ちなみに、ローンチは、来週早くて28日あたりからの今月中……ということです。

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(チーフプロデューサーの千住洋さん)

さて、もうちょっと深堀りしましょう。

自社アカウントを作れるというのは間違いなく便利です。逆に150万人が使っている名刺のソリューションに企業のアカウントがないという方が不自然です。私の『株式会社エイ出版社』の社員としての名刺は、他の同僚の社員と『株式会社エイ出版社』として繋がるわけです。そして、そのエイ出版社として情報発信がされるようになるわけです。

ここが、これまでのEightの興味深いところでお仕事ソリューションなのに、企業本位ではなくユーザー個人本位だったのです。たとえば、名刺さえ作れば『エイ出版社社員』を名乗れなくはなかったし、退職しようがどうしようが、企業としてその人のアップロードしている名刺をどうこうはできなかったわけです。

『名刺』という個人にヒモ付く情報から始まっているから当然なのですが、お仕事ソリューションとしては特徴的だったといえるでしょう。

なんと! Eightで求人が可能、転職のお誘いが来るかも!?

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これは企業側からは、諸条件を伝えて、相応のお金を支払うと、条件に見合った人を紹介してくれるというもの。

逆にいえば、ユーザー側からいえば、企業から『●●という人があなたを必要としてますが、会ってみませんか?』というメッセージが届くというもの。

日本人にとってはいろいろ、障壁がある仕組みのような気がするが、アメリカなどではもともとLinkedInなど実現していた仕組みだともいえるし、今後、人材の流動性なんてのは、どんどん上がっていくべきだと思うので、必要な人が必要なところへ行く良いシステムだと思う。

が、やっぱり日本人としてはいろいろもモニョりますよね。この仕組みをオープンにしてると会社へのロイヤリティがないように見えるし、会社にとっては突然社員を引き抜いていく仕組みのようにも見えるし。もちろん、引き抜かれることがないように、社員満足度を上げろよという話ではありますが。

さて、もうひとつの広告の方だが、これもB to Bの話がなされる名刺アプリ上で、さらに条件を絞って表示できるのだから、カテゴリーによっては適切な広告が打てるはずだ。

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たとえば、鉄鋼関連企業の部長職の人……とか、300人ぐらいの規模のB to C系IT企業の人事の人……というようなターゲティングをした広告展開が可能ということだ。

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Eightが目指すのは、日本のLinkedIn的なビジネスSNS !?


さて、ここで考察。

Sansanには、SansanとEightというふたつのソリューションがあって、Eigntは150万人に普及したけどなにしろ基本無料のシステムだから、サーバー代金や、人力での名刺確認のための人件費ばかりがかかる。

で、EightはむしろビジネスSNS……名刺交換したあとに、『本日はありがとうございました』などというように連絡を取りはじめるソリューションに舵を切っていっている。

どういうわけだかLinkedInは日本では普及しなかったので(多分LinkedInに登録していると転職したがってるように見えて、日本企業では良くとられない……というようなつまらない理由だと思う)、ビジネスSNSというツールはぽっかり抜け落ちている。

そこへ向けて、努力しているEightの次の一手が今回の発表……『企業アカウントオープン』『人材採用分野への進出』『ターゲティング広告への進出』ということになるのだと思う。

まだまだ、仕事の連絡にEightを使うというところにはほど遠いと思うのだけれど、少なくとも名刺管理分野を席捲しているのだから、そこからの展開次第でビジネスSNSとしてのEightというのも成立するかもしれないと思っている。

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というわけで、私は会社に帰ったら、上司の承認を取って、エイ出版社の企業ページの制作に取りかかります。あなたも急いだ方がいいですよ。

(村上タクタ)

※なお、『すぐに作りましょう』は一回のヒラ編集長の意見なので、弊社の意見を代表するものではありません(^_^)

2017年6月19日 (月)

SQUAIRのThe DimpleのiPhone 7 Plus用サイズ調整が無料だった

あんまり縁はないけど、世の中の高額な商品界隈では、案外細かいサービスは無料だったりするようだ。

外車のディーラーに行くと、黙っててもオレンジジュースとか出てくるし、空港のビジネスクラスのラウンジに行くと多少の食べ物でお金取ったりしない(らしい)。

最高級のiPhoneケースを提供している『SQUAIR』もそんな感じなのかもしれない。iPhone 6 Plus用として買ったThe Dimpleを、7 Plusで使えるように調整してもらったのだけど、親切にも無料だった。

SQUAIR Free Care(http://www.squair.me/ja/squair-freecare-guide)

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ちょっと高価な製品ではありますが、こんなアフターサービスが味わえるiPhoneケースって他にはないですよね。

7/7 Plusは基本的には6/6 Plus、6s/6s Plusと同サイズで、普通のバンパーだと共通で使えるのですが、SQUAIRのバンパーはあまりにサイズが厳密なので、入らないんですよね。そういえば、ジェットブラックはアルマイト加工が厚いので、もう少し大きいなんていう話も聞いたことがあります細か過ぎる(汗)

ちなみに、SQUAIRはiPhoneが出るたびに何台も買って、iPhoneのサイズの個体差を計測しているそうです。ほぼ同じに見えるiPhoneも0.01mm単位でサイズを詰めるSQUAIRからすると、けっこう個体差があるそうです……細か過ぎる(笑)

ていねいなお手紙も入ってました。高価なケースだけに、6 Plus → 7 Plusと、少しでも長い間使えると嬉しいですね。

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というわけで、帰ってきたThe DimpleをiPhoneに装着してみました。

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いやー、ブラック&ゴールド……いいですね!

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これでいましばらくThe Dimpleの感触を楽しめます! やったー!

参考までに、アップルさんから借りてるProduct REDにも装着してみました。

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うわー、ゴールド&レッドもゴージャスですね。白い文字盤とのマッチングはこんな感じです。

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お役ご免になるかと思っていた高価なThe Dimpleがもう一回使えるようになって嬉しいです。

素晴らしいアフターサービスですよね。

(村上タクタ)









2017年6月16日 (金)

EOS 6DとM5結論から言うと両方欲しいが、身体は6Dを欲しがった

EOS 6Dと、EOS M5をCOMPUTEXとWWDCの実戦に投入

こちら(http://blog.sideriver.com/flick/2017/05/post-81bd.html)で、お伝えした通り、実際の一眼レフとミラーレスの使い勝手の違いを確認するために、キヤノンさんから、EOS 6Dと、EOS M5をお借りして、台湾のCOMPUTEXの取材に出かけた。そして、守秘義務契約の都合上、その時にはお伝えできなかったが、続いて行ったアメリカ・サンノゼのWWDCの取材にも引き続きその2台を持っていった。

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紙媒体用の記事作ったり、本当に確実に美しい写真が必要な時は、プロカメラマンを依頼するのだが、フットワークが必要な場合、歩きながら次々と撮影しないといけない場合、取材記者としてはひとりしか入れない場合……などに、恥ずかしながら自分で撮影する。つまり、フリック!の記事のスタジオ写真以外や、フリック!ニュースの記事はたいてい僕が自分で撮影している。

あまり、大きな機材を持ち歩くとフットワークが悪くなる。また、カメラは私物なので、サラリーマンとしては、それほど大きなコストをかけるのも難しい。そのバランスが難しいのだ。

EOS 6Dの方がいい写真を撮れるのは分かってる。しかし、大きくなると常に持ち歩くのが難しくなる。どちらが望ましいか。2台持って歩くことで、自分の最適解を探そうとしたのだ。

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具体的には、COMPUTEXのような取材の時には、フットワークが重要だ。朝から晩まで、延々と歩き回ることになるし、ブースを歩き回ると資料も受け取るし、カメラが大きいと疲労が早くなる。対して、画質はあまり要求されない。

とはいえ、製品写真を撮る時には、美しく撮れた方がいいのだが。

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EOS M5 18-150mm f3.5-6.3 IS STM ISO1600 18mm 0EV F3.5 1/250

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EOS M5 18-150mm f3.5-6.3 IS STM ISO500 32mm 0EV F5 1/60

対して、アップルの基調講演の取材などでは、望遠での性能と、高感度性能が必要になる。基調講演の席は自由にならないことが多く、遠くて正面から外れた位置になる可能性も高い。そんな中でティム・クックのアップの写真が欲しいとなると、常用ISO感度域が広く、明るい望遠レンズが必要になってくる。

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EOS 6D 300mm f4 IS ISO3200 300mm -1/3EV F4 1/250(ノートリミング)

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(上の写真をトリミング。画素数があって、高感度特性に優れるからここまでクリップできる。日本人メディアの席は遠かったから、ミラーレスではこういうカットは撮れてないハズだ)


ちなみに、実際はこんなに遠い。そして暗い。上の写真が撮れるEOS 6Dがあれば取材写真のクオリティは上がるだろう。

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実際、重いのかどうか。1日中持ち歩くのに耐えられるかどうか? 使い勝手はどうなのか? どちらのカメラも僕は使ったことがあるがあるが、テスト撮影として、歩き回るのと、取材の現場の『実戦』で使うのとではだいぶ違うのだ。


両方欲しい(笑)

結論から言うと両方欲しい(笑)ただ、厳密にどっちかっていうと、僕には6Dが必要だということが分かった。

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EOS 6D 24-70mm f4 IS ISO100 50mm 0EV F4 1/500


両方使ってみてわかったのだが、重くてもEOS 6Dを使って、高画質な絵を撮りたい……と思うシーンと、M5で身軽に戦いたい……と思う時に両方があった。

ただ、どっちかっていうと、やっぱり6Dを持って出る時の方が圧倒的に多かった。どんなシーンでもいい絵が撮りたいのだ。

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EOS 6D 24-70mm f4 IS USM ISO800 70mm 0EV F4 1/125


ただ、かさばるから、ちょっと食事……というような場面でカメラを置いて出てしまい、結果何かネタに出会ってしまって撮れないということはある。M5なら持って出られる。

6Dを選ぶ最大の理由は『撮れた感』なのだ。

これをなんと説明していいのか、分からないのだが、光学ファインダーで、対象を見てて、シャッターを押した瞬間に『撮れた』って思う。獲物を『仕留めた』っていう感じが、光学ファインダーの方が高いのだ。

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EOS 6D 24-70mm f4 IS USM ISO2500 38mm 0EV F4 1/40

M5のEVFもかなりよくなった。しかし、ドタバタとしている取材時に、シャッター押したその瞬間に仕留めたかどうか分かる、その感触のあるとなしとで、仕事の安心感、確実に仕事ができている感じが全然違う。

この感覚が誰でもそう感じるのかどうかは分からないが、フィルムカメラでEOS 3の時代から使っていた自分の感触に繋がるものがあるので、6Dで撮るのはやはり心地いいのだ。

たとえば、ごちゃごちゃとした発表会会場での撮影でも、絞りを開けられれば、フルサイズなら背景に写っている物をボカして対象をはっきり際立たせることができる。

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EOS 6D 24-70mm f4 IS USM ISO400 35mm 0EV F4 1/60

とはいえ、M5のメリットも大きい。EVFがないと明るい所では苦労するし、長めのレンズの場合に狙いにくいというのもあるが、EVF装備のM5なら、そのあたりは問題ない。

取材時だと、人垣の上を持ち上げて撮影したりすることも多いのだが、チルト液晶装備のM5ならそういう場面でも便利に使える。

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↑カメラを持ち上げて、人垣の上から撮らないといけないシーンも多い。
EOS M5 18-150mm f3.5-6.3 IS STM ISO2000 18mm 0EV F3.5 1/60

特に、新しい18-150との組み合わせは絶妙だ。35mm換算でいえば、28.8mmから240mmという計算になる。

会場全体をワイドに撮影し、手元で物撮りし、さらに登壇者のアップを撮れるという意味でめちゃくちゃ便利。この性能がこのコンパクトさで撮れるなんて、本当に素晴らしい。

ひらくPCバッグminiへの収まり具合も最高だ。

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↑ウチにこの2台があれば、持ってるレンズと組み合わせて、それなりに便利なんだが……。

両方あれば、太刀と小太刀ということで、使い分けられて本当に便利だと思う。また、EOS M EFアダプターがあれば、300mm F4を480mm相当に使ったりとか、50mm単焦点を、50mmと80mmとして使い分けたりとか、そういう便利さもあると思う。

ただ、懐具合が2台買うことを許さない。となると、やっぱり6Dとなる。

ファイナルアンサーは、6Dだ。

が、悩み所は近日発表予定とウワサされる6D Mark IIの存在。

もし、本当に6D Mark IIが存在するのなら、その6D Mark IIと、その影響で価格が下がるであろう6Dと、どちらを選ぶのかは本当に悩ましい。

(村上タクタ)

2017年6月15日 (木)

Teslaの自動運転を、USで体験した(後部席だが)

話は逸れるが、Teslaの自動運転を、シリコンバレーの水先案内人、元Evernoteの外村仁さんに乗せてもらって(同乗者として)体験することができたのでひと言書いておく。

まだまだ日本ではあまり見ないし、そもそも1000万円超級の高級車だから、私のような庶民が買えるクルマではないのだけれど、デトロイトの自動車産業の時代が終わり、メイド・イン・ジャパンが霞んできた今、一番注目されるクルマといえば、シリコンバレー製EV、Teslaだという意見に異論はないだろう。

Model Sから外村さんが乗り換えたのは最新のModel X。セダンのModel Sとプラットフォームを同じくするそうなのだが、7人乗りのミニバン(TeslaはSUVというが)だ。

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この写真ではそれほどに見えないかもしれないが、全長5m超、全幅2m超だから、サイズ的にはメルセデス・ベンツでいえばSクラス級、BMWなら7シリーズ級。乗用車としては最大級のクルマである。

エンジンはなく、バッテリーはすべて床下にあるので、そのフロアの上に7人がゆったり乗って、前後のトランクには荷物を十分に詰むスペースがある。

にも関わらず、外村さんが買ったP90Dは馬力にすれば470馬力、0-60mph(時速にして97km)が3.2秒というスポーツカーも真っ青のパワーの持ち主というのだから、やはり内燃機関は、EVに道を譲る時代になったのかもしれない。

しかし、なんといっても一番の注目はその自動運転のテクノロジーだろう。カリフォルニアの比較的自由な道交法と、シリコンバレーの先進的な法制度のおかげもあって、Teslaはもっとも先進的な自動運転のテクノロジーを搭載した市販車だといえるだろう。少なくとも、日本では体験できないレベルの自動運転を公道上で体験することができる。


実際、後部座席で体験さえてもらっただけだが、自動運転は驚くほど進んでいた。

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外村さんによると、法制度上、ルール上の問題はいろいろあるが、高速道路でなら、運転をクルマに任せたまま、本を読んでいたって大丈夫なぐらいだという。

今は、特に以前の自動操縦中の死亡事故によって、ハンドルを離したままだと、ハンドルをちゃんと握るようにアラートが出るが、機能としては、ハンドルを離して、ペダルの方も足を離しても、クルマは前のクルマを追走し続けて、コーナーは曲がり、ウィンカーを出すだけで、自動的に車線変更まで務めて走りつづけるのだという。

これが、ウィンカーを出すだけで、車線変更をしているという様子。


では、自動運転は、どんな運転なのかというと、(クルマ好きの我々からすると)今はまだ運転があんまり上手じゃない人のレベル……というしかない。

コーナーがあれば、その曲率に沿ってゆっくりとステアリングを切っていく、そしてコーナーが終わると戻す。こういう運転だと、揺り戻しがあって気持ち悪くなる。車酔いしてしまうのだ。

本来、クルマのコーナリングは、スパッとハンドルを切ることで舵角を付けて、旋回モードに入り、そこからスロットルワークでトラクションを生み出し、旋回に移って行くものだ(というクルマ好きの蘊蓄(^_^;))。そしてステアリングの戻しは揺り戻しで振れないように運転するものだ。現状のままだと、ゆらゆらと一杯揺れてしまって、やっぱりダメだと思うのだ。

コーナーの曲率に合わせて、ハンドルを切られても困る。

ともあれ、ハンドルを切らなくても、アクセルから足を離していても、前を見ていなくても、Model Xは延々と道に沿ってハンドルを自動的に切って、周囲の状況に合わせて加減速して走りつづける。

しかし、きっと機械学習で、上手い運転を学んで、そのうちルイス・ハミルトンより、フェルナンド・アロンソより、セバスチャン・ベッテルより上手になってしまうに違いない。

外村さんによると運転時の疲労は格段に減るそうだし、これからの時代、高齢者の方、運転の苦手な方が乗る場合に大きな助けになることは確かだろう。

とはいえ、運転好きとしては、やっぱりあんまり好意的には受け取れないのだなぁ……。

ともかく! Model Xはテクノロジーを満載した、最先端のクルマとして十分にカッコいい。

センターコンソールには、17インチのどどーんとデカイ液晶。地図はGoogle Mapsで、立ち寄れるスーパーチャージャーの位置が自動的に表示される。

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7人乗りに快適な乗り降りを提供するファルコンウィングは、ドアノブを引くだけで大きく開いてくれる。

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このファルコンウィングは単なるガルウィングと違って、上の角の部分にヒンジを持ち、上や、左右にスペースがなければ、それに合わせて折れ曲がりつつ、可能な限り広く開く……という気の利いた機能を持っている。



クルマ好きとしては内燃機関が愛しくもあり、上手に運転することことが男としての矜持でもあるが、もはやそんなことを言ってられない時代は、すぐそこまで来ているのかもしれない。

(村上タクタ)

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    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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