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2016年11月

2016年11月17日 (木)

New MacBook Proの箱開け。ますますシンプルに

さてっ! MacBook Proの広報用機材を受け取ったので、みなさんよりひと足早く箱を開けてみましょう。撮影は急ぎなので、とりあえず机の上で手持ちカメラですいません。

箱はこんなグラフィック。薄さを強調するとともに、Touch Barをアピールしてます。

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中身はこんな感じ。電源がアダプターとケーブルに分かれたおかげで、全体にさらにシンプルになってます。最近の例に倣って延長コードは入っていません。

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説明書と、リサイクルについて。そして、ステッカー。本体はシルバーグレーのモデルなのですが、ステッカーは白ですね。

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2台の電源アダプターとケーブル。15インチのが87W、13インチのが61Wです。

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12インチの29Wアダプターと並べてみました。どれで、どれを充電できるかなどは今後試していきたいと思います。出張に行く時などに、小さいアダプターで済むならそれでもいいという選択が可能ならそれはそれで面白いですからね。

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MagSafeと違って、引っ張られたら落ちてしまいますが、社外品の電源を使えることも含め、電源自由化がどういう影響を及ぼすかはなかなか興味深いです。

立ち上げて設定しました。

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iPhoneのように、Touch IDの登録も行います。

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さて、立ち上がりました。

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あらためて触ってみると、薄い、速い、明るい……って感じがします。

キーボードは12インチと変わらない感じ……と言っていましたが、使っていると若干タッチが深いような気もします。が、基本的には12インチと同じ傾向なので、あれが苦手な人には向かないかもしれません。





2016年11月16日 (水)

渋谷で、ベンチャーキャピタル『Scrum Ventures』の『CEO Summit 2016』取材  #SVCS2016

ガジェット、ウェブ好きの我々の興味の先としては切っても切れないベンチャー企業への投資を扱うScrum Venturesさんのイベントが渋谷でありそこにお邪魔しています。

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日本の大企業から、なかなか面白いガジェットやサービスが出てこない中、シリコンバレーの数人の企業から、ユニークな商品やサービスがポンと出て、それが見る間にビックビジネスになっていくのはご存知の通り。

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そんなベンチャー企業に出資して、それを実現するための資金を供給していくのがベンチャーキャピタル。シリコンバレーと日本の両方に拠点を置いて、新しいサービス、イノベーションを起こしていこうとしているのがScurum Ventures。今年のイベントでは、なんと200人以上の人が集まったということで、レポートにお邪魔した。

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まず登壇して挨拶されたのは、Scrum Venturesのジェネラルパートナーの宮田拓弥さん。

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最初のセッションはシリコンバレーのCVC 3社によるトークセッション。

CVCとは『コーポレート・ベンチャー・キャピタル』つまり、企業によるベンチャーへの出資。これが今、トレンドとして浸透しているのだそうだ。

登壇されたのは、右から、ヤマハモーターベンチャー&ラボラトリーシリコンバレーの西城洋志さん。中央が、リクルート・ストラテジックパートナーの西条祐介さん。左が三井住友カードの利田義郎さん。

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お3方は、それぞれシリコンバレーに拠点を置いて、スタートアップ企業に資金を提供するビジネスを展開されている。たとえば三井住友カードの利田さんは、日本のSquareやStripeを持ってくるなど、みなさんさまざまな成果を挙げていらっしゃる。

お話を聞いていて、感じるのは仕事のスピード感。日本は会議が多すぎるし、長すぎるし、何も決まらない(笑)と。向こうでは、15分刻みでミーティングがあり、わざわざ合わずにSkypeやコールでのミーティングでどんどんコトが先に進んでいるという。

まずは、シリコンバレーに行くこと、そして現地の人をハイヤーして現地でコミュニケーションしていくこと。そういう意味で秘訣はなく、まずは向こうにいて、向こうでビジネスを進めていくことが必要なようだ。

そういう意味では、お三方ともシリコンバレーの方がビジネスを進めやすいと感じてらっしゃるようだ。

今興味のある分野としてヤマハの西城さんはスマートシティ、リクルートの西条シェアリングエコノミー、ビジネスアグリゲーション、AI、三井住友カードの利田さんは、(もちろん)Fintech、とのこと。

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続いて、シリコンバレーのベンチャーキャピタルであるY Conbinatorの卒業生であるスタートアップのCEO達が登壇し、スタートアップへの投資について話した。

Y Conbinatorはアーリーステージ、つまり非常に初期の段階のベンチャーキャピタルに投資する。そして、その投資規模はあまり大きくなく、その代わり、メンタリングし、指導し、小さないわばベンチャー企業の卵を次の段階に向けて離陸させる役割を果たしてきた。

あるていど成功に芽が見えてきた企業に投資するのではなく、まだ海のモノとも山のモノともつかない段階で、その成功の可能性を見出し、まだ企業の体を為していない、いわば可能性だけのベンチャーを育ててきている。

リスクを大きく取ることを嫌う日本からは、なかなか想像できないY Conbinatorの哲学について語られた。

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非常にユニークな段階、他に誰も興味を持たないようなアイデアを実現していく。通常だったら可能性を見ない、そういうアイデアに着目するからDropboxやAirbnbのようなものが生まれてていくのだそうだ。

……なかなか難しい話ですねぇ。

※ちなみに、本来登壇するハズだった、Y CombinatorのCOOであるQasar Younis氏の飛行機が遅れて、登壇できていない。

「不思議なアイデアを試してみたいという気持ちがある」つまり、リターンだけで考えているワケではないということだ。 Y Combinatorでは「もっと大きく考えろ、それを早くと言われる」とのこと。



さて、フリック!的には一番気になるスタートアップ各社さんからのプレゼン。

まずはSpire。

- Spire --------------
https://spire.io/
Spire は呼吸を測定し、ストレス状態の把握や生産性の向上を図ることのできるウェアラブルデバイスを開発、販売しています。
--------------

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創業者でCEOのJonathan Palley氏。呼吸を計測して、ストレスを感知し、ストレスを感じていることをアラートとして伝えるというデバイス。

会社に出社できなくなる人、ストレスで急死するする人……などを助けることができるという。日本のApple Storeでの販売も始まり、日本で買えるようになるということだ。

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続いて、


- Le Tote--------------
https://www.letote.com/
LE TOTE は、女性向けに月額固定で洋服とアクセサリーを無制限にレンタルできるサブスクリプションサービスです。服のサイズが変わる妊婦の方向けプランも用意しています。
--------------

CEOのRakesh Tondon氏が登壇。

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最初にいくつかの質問に答えると、月額固定で洋服とアクセサリを無制限にレンタルしてくれる。ファストファッションで安い物をたくさん買って消費していくより、いいものを短期間聞く。最初にいろんなサイズを入力したりするので、サイズにあったものが来る。

さらに、「キツかった」「短かった」などのフィードバックを残していくことで、さらにピッタリ合う服が送られてくるようになるわけだ。

また、気に入ったらその段階で購入してしまうこともできる。

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続いてnoom。

- Noom--------------
https://www.noom.com/
Noom はダイエットアプリでモバイル・フィットネス分野をリードするテクノロジー会社です。日本でも「Noomダイエットコーチ」のサービス提供をスタート。ユーザーの活動傾向、ダイエット進行状況から、毎日パーソナライズされたダイエットプランを提案してくれます。
--------------

これは興味深い。ダイエットに取り組んでいる私としては。

Dsc01148_2CEOはSaeju Jeong氏。食べたものや運動、体重などを入力して、専門家からのアドバイスを受けることができるという。

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続いてmaestroのAri Evans氏。

- maestro--------------
http://info.maestro.io/
Maestro は、ライブ&オンデマンドのビデオプラットフォームです。 コンテンツクリエイターと観客、そしてブランドをつなぎ、マネタイズを可能にします。

--------------

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続いて、VidpressoのRandall Bennett氏。

Vidpressoは、Facebook Live配信向けの動画オーサリングプラットフォームを提供している会社さんだそうです。

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そして最後にPlacemeter

- Placemeter--------------
http://www.placemeter.com/
Placemeter は画像認識技術を活用し、ビデオ映像から人の数など位置に関する様々なリアルタイム情報を解析するプラットフォームを提供する企業です。
--------------

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画像を分析するシステム。

たとえば街角の後継を読み込んで、どこを人があるいたか何人通ったか、などなどを解析して、都市計画はもちろん、店舗のマーケティングなども使える。

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イベントはこの後、懇親会となって来場者の方と、登壇者の方々の交流を深める場に。


Scrum Ventureの懇親会の乾杯の挨拶はこのイベントを背後で支え、シリコンバレーと東京の架け橋となって下さっている外村さん。

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乾杯の際に、なにをプレゼンされるのかと思いきや、Chief Food Officerらしく、最近サンフランシスコはNYに三つ星レストランの数で並んだというお話から。

外村さんの活動の成果か、サンフランシスコには美味しいお店が増えつつあり、中には開店してたった半年で一つ星を取った寿司店がサンフランシスコに2つあり、そのどちらにもプレミアムモルツの生が入っているとのこと。

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その店の成功をアクセラレートしたのがプレモルなら、今日登壇のCEOのみなさんの成功を、会場のみんなで祈念してプレモルで乾杯しよう!  ということで、プレモル推進のお話でした(笑)

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日本とサンフランシスコのベンチャー企業の躍進を祈念して……乾杯!








【更新終了】




『Designed by Apple in California』。なんと、アップルから紙の本発売

日々、アップル製品の本を作っている私ではありますが、ある意味、紙の出版業界というものの未来に大きくダメージを与えているのがiPadという素晴らしいタブレットを作っているアップルではあります。

そう遠くない日、本はタブレットで読むものになると思いますし、その旗を先頭で振っているアップルだと思うのです。

なんと、そのアップルが紙でできた本を発売するというリリースが出されました。

Designedbyappleincalifornia5 1998年のiMacから、2015年のApple Pencilまで、過去20年のアップルデザインについて取りまとめられているそうです。つまりはジョナサン・アイブの作品集ということなのかもしれません。

Designedbyappleincalifornia1 450枚の写真によって、アップルのデザインチームが何を成し遂げたのかが表現されています。

ジョナサン・アイブによると
「純粋に、人類にとって素晴らしいものを作ろうという考えが、スティーブを突き動かした最初のきっかけでした。そのことは、今でもAppleが未来を考える際に、私たちの理想と目標であり続けています。この写真集は、私たちのチームが何年にもわたってデザインしてきた多くの製品を丁寧に集めて紹介することを意図して作られました。各製品がどのようにして、そしてなぜできたのかということをご理解いただけたら、また、デザインを学ぶ生徒さんにとっては教材としても活用いただければと願っています」
とのことです。

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加工方法や素材についても書かれているというのが気になりますね。

我々出版業界は、可能な限り品質を落とさずに、リーズナブルな紙を使って、印刷レベルを落とさないようにしかもコストダウンをして生き延びようとしています。

フリック!特別編集のムックにしたって、赤字を出さないように、その時々にリーズナブルな紙を選んで、なんどか紙を変えているほどです。

しかし、このアップルの本は、特別な製造工程で作られた、金箔つや消し銀縁を施して専用染色された紙に、8色分解と低ゴーストインキを使って印刷されているのだそうです。亜麻糸で製本されたハードカバーのこの本の開発には8年という年月がかけられたとのこと。

もしかしたら、アップルは『iPadが紙をなくそうとしているなんてとんでもない。キチンとデザインすれば、紙の本にはまだこんな可能性があるじゃないか!』
と、見せてくれているのかもしれません。おそるべし、アップル。ちなみに、この本の発行元は『Apple』になっています。

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“Designed by Apple in California” は本日、11月16日(水曜日)より発売です。

小(10.20" x 12.75")が2万800円、大(13" x 16.25”)が3万800円で、日本、オーストラリア、フランス、ドイツ、香港、韓国、台湾、イギリス、アメリカのウェブのアップルとごく一部のApple Storeを通じての限定販売だそうです。

日本では、Apple Store銀座でしか変えません。

いろいろ思う所はあるけれど、これはマニアにとって絶対欲しい一冊になりそうですね……。


2016年11月12日 (土)

Google翻訳がニューラルネットワークで、激烈に進化! 言語の壁がなくなる時代が来たか?

聖書によると、昔はすべての人が同じ言語を話していたのに、人々が増長して天に届くような『バベルの塔』を築こうとしたため、神は怒って人をお互いに言葉が通じないようにして、人を全地に散らした……とのことです。

というわけで、私は英語が得意ではありません。というか苦手です。

もっと、英語が得意ならいろんな海外取材も行けるのに……と思いながら、英語を学習する努力をせずに四半世紀が過ぎました(学生時代バックパッカーだったので、旅行に支障はありません)。

が、ついに、Google様がこの問題を解決してくれたかもしれません。

Googleは9月27日(現地時間)に、深層学習を使った『Google Neural Machine Translation』を発表したが、それがどうやら運用開始されたらしく、Google翻訳の精度が凄まじく向上しているというのだ。

試してみた。

流し込んだのは、チャップリンの映画『独裁者』の演説部分。

Google_


すごい、すごい、すごい、すごい!

もう、完全に読めるじゃないか! これで、もう英語のドキュメントだから理解できないということはないと思う。逆に僕の書いた文章だって、英語圏の人いや、世界中の人が読んでくれるかもしれない!

これをSNSサービスに導入してくれれば、世界中の人とコミュニケーションできるし、ブラウザに内装してくれれば、世界中のウェブサイトが日本語で読めるし、これまで1億人の日本語ユーザーに向けて書いていた記事が、70億の世界の人に読んでもらえるじゃないですか!

ニューラルネットワークを使ったということは、多分大量の翻訳前の文章と、翻訳後の文章を流し込んで、深層学習させて翻訳している……っていうようなことなのだと思うけど、つまりはこれからもさらにフィードバックされて精度は上がっていくハズ。

しかも、音声認識、スマホと組み合わせると、音声での翻訳も可能になると思う。

つまり、『ほんやくコンニャク来た〜!』ってことだ。

バベルの塔の神罰である言葉の壁は、Googleによって取り払われたのかもしれない。

Googleは時々、大きく世界を変える。検索で、すべての知をすべての人に与えたし、マップで、いつでもどこでもすべて地上の位置をすべての人が見られるようにしてくれたし、今回の翻訳ではすべての人の言語の壁を取り払ってくれることになりそうだ!

これはすごいぞ!

以下、上記翻訳文の一部をあげておきます。見てみて下さい。

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(翻訳文)

兵士たち、奴隷のために戦わないで!自由のために戦う!

聖ルカの第17章では、「神の国は人の内にある」と書かれています。一人でも男のグループでもなく、すべての人でです!あなたに!あなた、人々は、力を持っています!マシンを作る力。幸せを生む力。あなたは人々に、この人生を自由で美しくして、この人生をすばらしい冒険にする力を持っています。そして、民主主義という名のもとで、その力を利用しましょう。私たち全員が団結しましょう!私たちは新しい世界のために戦いましょう。男たちに働く機会を与えてくれるまともな世界は、若者に未来をもたらし、老人には安全保障を与えます。これらのことの約束によって、野獣たちが力を発揮しました。しかし、彼らは嘘です。彼らはその約束を果たさない。彼らは決してしません。独裁者は自分自身を解放するが、彼らは人々を奴隷にする。

今、私たちはその約束を果たすために戦いましょう。私たちは世界を解放するために戦いましょう。

国の障壁を排除する。憎しみと不寛容の欲求をなくす。理由のある世界のために戦いましょう。科学と進歩がすべての男性の幸福につながる世界。

兵士は、民主主義の名で、私たち全員を団結させましょう!
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(原文)

Soldiers, don’t fight for slavery! Fight for liberty!

In the seventeenth chapter of St. Luke it is written: “The Kingdom of God is within man.” Not one man, nor a group of men, but in all men! In you! You, the people, have the power! The power to create machines. The power to create happiness. You the people have the power to make this life free and beautiful, to make this life a wonderful adventure. Then in the name of democracy, let us use that power. Let us all unite! Let us fight for a new world. A decent world, that will give men a chance to work, that will give youth a future and old age a security. By the promise of these things, brutes have risen to power. But they lie. They do not fulfill that promise. They never will. Dictators free themselves, but they enslave the people.

Now let us fight to fulfill that promise. Let us fight to free the world.

To do away with national barriers. To do away with greed with hate and intolerance. Let us fight for a world of reason. A world where science and progress will lead to all men’s happiness.

Soldiers, in the name of democracy, let us all unite!
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2016年11月11日 (金)

New MacBook Proのポートが『ヒャッホウ!!』なたったひとつの理由を図にした

私としてはThunderbolt 3の採用に『大ヒャッホウ!!』なのですが、どうも世間の風は厳しいですよね。

曰く
・USB Aポートがない、モニターポート、LANポートがなくてアダプターが必要・SDカードが読めない
・Appleはカッコばっかりつけて現実を分かってない
・13インチの右側のポートが遅いとは何たることだ

……などなど。

でも、『大ヒャッホウ!!』なんですよ。Thunderbolt 3は。

何でも繋げられるし、しかも速い。速い。速い。
(大事なことなんで、3回言いました。)

その理由を説明するために、グラフを描いてみました。

現時点で多くの人はストレージなどには、USB3.0を使ってると思います。USBコネクターの中を見ると、青いコネクター。それがUSB3.0です(Appleはカラーコーディネート上青を使ってませんがw)。

もし、あなたが使ってるのが青くなかったら、それはUSB2.0の可能性が高いです。下手したらこれを使ってる可能性もあります。古いハブとかを介しても、この速度になります。

ではグラフを見て下さい。

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一番右が、MacBook Proです。40Gbpsと言われてもピンと来ないので、分かりやすいように単位を揃えてみました。

ついこの間まで使っていた普通のUSBが480Mbpsに対して、今一般的な青いコネクターのUSB3.0は5000Mbps(5Gbps)です。

それに対して、MacBook Proに搭載されているThunderbolt 3の速度は40,000Mbps(40Gbps)です。セル様の戦闘力かっていうぐらい、途方もない数値です。まぁ、セル様の戦闘力は53万なので、もうひとケタ上ですけど。

つまり、ケーブル1本にハブつないで、それにハードディスクであれ、なんであれ繋いでおけばもう全部OKという途方もないスピードなんです。

もうひとつついでに言えば、一部ウワササイトで「遅い」と言われているNew MacBook Pro 13inch Touch Barの右側のポートだって、USB3.1 Gen 2の速度は大きく上回るし、まったく遅いなんて気にする必要はないんです(こちらによると計算上16Gbpsなので、赤線のあたり)。

そんなことより、途中に繋がってる遅いハブ買い替えようよっていう話です!(私の場合)。

というワケで、Thunderbolt 3 万歳!\(^_^)/ のスタンスで、New MacBook Proの配送をお待ちいただけたらと思います。13inchの人も、基本的には何も気にする必要はないと思います。

2016年11月 9日 (水)

フリック!12月号Vol.62『音楽 映画の配信 何を選ぶ?』今夜配信!!

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大統領選も終わって、我らがシリコンバレー方面にはビミョーな雰囲気が流れる結果となってしまいましたが、今月のフリック!は映画と音楽の配信サービスについてお伝えします。

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月額定額制つまりサブスクリプションサービスが、ようやく日本にも上陸して「さて、どれを選ぶか?」という状態になっています。

価格を検証するとわりと拮抗。しかし、それぞれに配信されている曲の量、サービスの使い勝手は違うもの。どんな人がどのサービスに向いているか詳細にお伝えします。

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どれがお得か本音で語ってもらうために、覆面座談会もご用意しました!

そして、毎年恒例のiPhoneの分解や、Apple Payにの詳細説明もご用意してます! 防水化されたiPhoneの構造がどうなるかもよく分かりますよ。

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それから出たばっかりのMacBook Proも……! もっとも、これはまだ触れてませんけどね。来週には手元にやってくると思いますが。

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というわけで、フリック!12月号Vol.62、今夜24時配信開始です!

New MacBook Proはクラウドで戦う(個人的には)01

ここ数年悩んでいることがあります。

僕はMacのノートをずっと乗り換え続けて、これで7台目になるのですが、HDD時代は倍々ゲームのように容量が増えていたので、『(ほぼ)すべてのデータを持ち歩く』というコンセプトで生きられたのですが、SSD時代になってそうもいかなくなりました。

前回買ったMacBook Pro(Late 2013)はそのために6万円を追加して1TB SSDを積んだのですが、これを毎回やるのはコスト的に正しくないような気がします。

『このMacについて』のストレージの項を見ても『iCloudに保存』や『ストレージ最適化』は、すべてのデータをiCloudに置いて、ローカルには必要なものだけを置くようにAppleが推奨しているように思われます。

つまり、SSDはほどほどのサイズにして、クラウドにデータを置く時代からはもう逃れられないってことだと思うのです。

(何をいまさらっていう方も多いと思います)

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というわけで、iCloud推奨なワケですが、細かいデータの選択型同期や、バックアップシステムなどを考えると、Dropboxの方が現時点では便利な気がします。ここは迷いどころだし、異論もあると思いますが、僕は、若干iCloudを増量しつつ、メインのデータ補完はDropboxにゆだねることにしました。

というわけで、こういう方針になります。

1.MacBook Pro 13 Touch Barは512GB SSDにしておく。
2.その分の費用をDropboxと外付けSSD 1TBに遣う。
3.ドキュメントデータはすべてDropboxでクラウドに置く。
4.写真.appのデータはSSDに入れる。

図にしてみましょう。

従来はこんな感じ。

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写真は、Time Machineに入れて、仕事用画像だけは外のHDDに入れてました(これは別途バックアップを取ってます)。

もちろん、クラウドサービスも色々使ってますが、分かりやすくするためにここでは省略。

で、MacBook Pro 13 Touch Barに移行後はこうしようかと。

_key_3_2 とにかく、書類はDropbox、写真.appとiTunesのデータはSSDに。ローカルのマシンと写真SSDの分はローカルのTime Machineでバックアップを取る。

現在のMacBook Proは自宅に置いておい、Dropboxとフル同期する。そして、それをTime Machineでバックアップする。

ざっくりした理由は以下の通り

・やっぱりバックアップがクラウドだけはイヤ、ローカルにも欲しい・手元のマシンは身軽に
・たとえば、取材でお借りしたマシンにも簡単に仕事環境を構築できる。
・マシンを失っても、自宅のMacBook Proで継続仕事できる
・写真はローカルにないと、電波がいいところばかりではないし、高速でブラウジングできないと選べない。
・写真.appのデータをひとつにまとめたかった(結果500GB、写真15万5000枚のデータができたが)。
・もちろん、Evernoteはスキャンデータドキュメントデータの同期に使ってるし、iCloudはKeynoteやPagesカレンダー、アドレス、近々の写真の同期に使っている。写真.appのデータはGoogle Photoにもフル同期している(ただし、無償版なので、データは1600万画素に限られる)。

なんか、複雑な気がするけど、これで運用はだいぶシンプルになるハズなんですよね。

というわけで、導入作戦に。

まず、1TBのSSDを購入。


トランセンドの1TB。

以前、いしたにまさきさんがお持ちだったが、便利そうだったので。

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4万円超とお安くはありませんが、1TBの容量を名刺入れぐらいのサイズ、54gで持ち歩ける&SSDのアクセス速度というところは他に買え難いものがあります。

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ただ、これUSB3.0なので、Thunderbolt 3タイプの登場を待つべきだったか……? というのが後悔ポイントではあります。

写真.appとiTunesのデータをそちらに移動(※SSDがないと立ち上がらなくなるので、ちょっと特殊な使い方です)。

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で、これまた特殊な話なのですが、2000年〜2013年までのデータはiPhotoで保存してあったのですが、それを2013年〜2016年の写真.appのデータとマージ。

それには、このPowerPhoto.appというアプリを使いました。以前、iPhoto Library Manager.appと呼ばれていたアプリの写真.app版です。

マージすると、今17歳になる娘の生まれた頃からある15万5000枚、500GBという巨大データができました。ちょっと起動速度は遅いですが、なんとか写真.appも動作します。

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これは、何重にもバックアップしてありますし、これからもバックアップすると思いますが、私にとって一番大事なデータです。

日常的には、このSSDと、Time Machine、Google Photo(ちょっと縮小されるけど)に自動的に取られて、手動で自宅の「おもいでばこ」にコピーされます。

そしてソースネクストで、3年版のDropboxを購入(2万4000円+税)。たぶん、Dropboxはこれで買うのが一番安い。ちなみに、Evernoteもここで買ってる(笑)

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キーを入れたら、1TBというほぼ無限の領域をDropboxで使えるようになる。

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ここに、Macの『書類』フォルダを同期。

意外と、87GBしかなかった。ので、ムービフォルダや、ダウンロードフォルダなども同期しておいた。

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さて、これで、MacBook Proが来たら、必要なアプリだけインストールして、必要な書類だけDropboxから同期すればいいはずなのだけど……。

まったく新規に立ち上げて始めるか、移行アシスタントを使うか、まだ迷い中。

この際だから、まったく新しくしたいような気もするけど、昔から入ってるアプリのパスワードとかを全部掘り起こすのは面倒ですよねぇ……。いろんなサービスのログインもそう。まぁ、MacBook Pro 13 Touch Barが来るまで1週間ぐらいはあるので、その間はゆっくり迷うとしましょうw









2016年11月 8日 (火)

iPhone 7のボタンに隠された耐水の秘密

11月10日配信のフリック!12月号Vol.62のために、とある専門家にiPhone 7/7 Plusを分解してもらいました。

今回の大きなポイントは、耐水加工とはどんなモノか? ということになります。

昨年書いたように、iPhone 6s/6s Plusは、全体に防水プロトとでも言う仕様になっており、6s/6s Plusで試された仕様がそのまま使われている部分もあれば、大きく変わっている部分もある。

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そんな中で興味深いポイントのひとつが、ボタン類。ボタン類の仕様は大きく変わっています。

これがiPhone 7/7 Plusのボタン。

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黒いボタン部分は外から取り付けるようになっており、銀色の2つの部品は内側から取り付ける。ボディ側を見ればわかるように、本体には丸い穴が2つ空いている格好になっている。ボタン側にはプッシュロッドが2本突き出している格好になっており、そこにOリングが付いています。

専門的な話になりますが、円形のOリングだと全体のテンションも保ちやすいし、ゴムの柔軟性が損なわれても比較的密閉性を維持しやすいのでしょう。


対して、昨年のiPhone 6s/6s Plusは、ボタンを内側から取り付けており、その内側にパッキンが付く。

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もちろん、昨年のモデルが防水性を意図していたかどうかは推測に過ぎませんが、今年『耐水性がある』と表記するために、大きく変わった部分ではあります。

ちょっと分かりにくいので図に描くとこんな感じ、上が6s世代、下が7世代。(ラフな絵ですいません(汗))

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とまぁ、分解して細かい部分を見ていると、いろいろなことが推測できて面白いのです。

精密なiPhoneバンパーづくりで知られるSQUAIRの後藤鉄兵CEOが、「6世代より、7世代の方がiPhoneのボタンは出っ張っている」という話をされていたが、実はこんなところにその理由があったのであります。

とまぁ、iPhoneの中身のいろいろが分かるフリック!12月号Vol.62は11月10日配信。お楽しみに。

2016年11月 5日 (土)

Apple Payは一番セキュアなお金の持ち方

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我々が何百年も慣れ親しんできた現金というヤツは、じつは融通が効きすぎてあまりセキュリティが高くないのはご存知の通り。

置きわすれたり、盗まれたり、時には銃を突きつけられたりすると、簡単に他人のものになってしまう。

Suicaなどのプリペイドカードも同様。他人が使えてしまう。

クレジットカードもやっかいだ。紛失したり盗まれたりしたことに気がつくと、止めることができるが、それでもスキミングなどで使われてしまうことがある。

海外の怪しげなエリアになると、クレジットカードを使うのは不安だが、あまり多額の現金を持ち歩くのも危険な場合もある。

その点、Apple Payなら、基本的には認証がないと使えない。iPhoneなら指紋認証が要るし、Apple Watchも腕に着けてロックを解除している必要がある。パスコードをちゃんと管理さえしていれば、盗まれたり、奪われたりしても中のお金を使われることはない。

Suicaに関してはロック状態でも使えるが、それは手軽に使えるようになっていることの代償で、チャージしている金額に限っては使われてしまう危険がある。しかし、手元を離れたことにさえ気がつけば、『iPhoneを探す』の機能を使って探すこともできるし、『紛失モード』をオンにすればそれ以上Suicaを使われることを停止して、Apple Payの情報を削除して、別の端末で再登録することができる(詳しくはこちら)。

基本的には指紋認証しないと使えないApple Payは、手軽に使えるのに一番セキュアなお金の持ち方なのではないだろうか?

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2016年11月 4日 (金)

テキストを打つ、読む、絵を描く【YOGA BOOK 02】

さて、YOGA BOOKレポート、第2弾(前回のはこちら)。

お借りしてるのはWindows版LTEモデル、5万9800円(+税)。

魅力はシンプルなデザイン、多才な機能。にも関わらず、軽いということだろう。

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こうやって、開くと、まるで普通のノートパソコンに見える。重量は690g。軽い。あのとっても軽いMacBookの12インチだって、920gあるんだから、いかに軽いかお分かりいただけるだろう。

一番気になるのはおそらくキーボード。

広大なタッチパネルに、透過光で表示されるキーボードだ。

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おそらく、気になるのはこのキーボードで文章が書けるかということだろう。

僕の現時点での結論としては『長文は難しい』という感じ。ホームポジションの突起もないし、打鍵感というか、フィードバックもないと文字というのは打ち難いものなのだ。たとえば、iPadの画面の表示されるキーボード。あれを両手で打とうとするのに近い感じだ。

手の平部分などパームレスト部分に接触しても何も起こらないから、そういう意味ではiPadより少し打ちやすい。

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開いて画面を表にして畳むと、Windowsのタブレットのように使うこともできる。この時も薄さ、軽さがメリットになる。折り畳んでいるにも関わらず、初代のiPadぐらいの重さしかないのだ。

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下の部分をキーボードとして使うのをやめて、広大なタブレットとして使うこともできる。位置決めが難しいので、操作性的にどうかと思うが、Macとペンタブレットで絵を描いている人にとっては普通の状態なので、慣れればけっこう描けるようになるのだろうか? 持ち上げた状態のペンの位置が分からないので、私はけっこう苦労したのだけど。

そして、最後にこのYOGA BOOKならではの使い方。

専用のノートパッドとペンを使って、紙の上に描きつつ、それを取り込む描き方。Wacomの『feel IT technologies』と『AnyPen technologies』を使っているそうなのですが、これはビックリするほど描きやすい。さすがWacom。

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当たり前だが、書き味は完全に紙にボールペンで描いているタッチ。これは、これまでのどんなタブレットでも得ることのできなかった描きやすさだ。

ペンを斜めにして描くとポインター位置はずれそうなものだが、実にうまいこと調整されていて、描いたそのものが画面上に表れた。これは感動するほど使い勝手がいい。

どんなアプリだと便利かとか、そのアタリは調査の余地があるとは思うけど、タッチは最高。


というわけで、
キーボード入力=微妙。慣れを要する
タブレットとして利用=便利
ペンタブレットとして利用=慣れれば便利かも
ノートパッドを付けて利用=最高

という感じです。

多機能だけど、基本的にこのデバイス自体は軽量というのが素晴らしいなぁ。言ってみれば、MacBook、ペンタブレット、iPadの役割を一台でこなすわけだから、キーボード入力の重要度が低い人はこれで十分って思う人もいるかもしれない。

面白いので、もうちょっと慣れたら、また隙を見てまたレポートしたいと思う。

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flick! editors

  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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