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2016年7月13日 (水)

アップルの秋リリースOS体験レポート(1:iOS 10編)——『さらに生活に馴染んで』

ここから、3回に分けて、先日WWDCで、秋にリリースされると発表されたアップル製品の新しいOS、macOS Sierra、iOS10、watchOS 3をご紹介しよう。

01
これらのOSは秋に公開されるが、現在アップル・ベータ・ソフトウェア・プログラムが公開されている。

これはユーザーが試して、気付いた点をアップルに知らせることで正式リリース版のiOS 10やmacOS Sierraをより良いものにするために、アップルソフトウェアの構築に参加できるというもの。

今回、フリック!編集部はアップルにパブリック・ソフトウェアに関する技術情報を公開されたため、秋に公開される新OSのパブリック・ベータについてプレビューを書く許可を得ている。

Apple_beta_software_program
公式発表前のOSであるパブリックベータ版は、当然期待どおりに動作しなかったり、データ保持の互換性がない場合もあるので、一般の方が日常使用しているマシンにインストールするのはお勧めしない。もし、お試しになる場合は、日常使用していないマシンで、規約をよく読んでトライしていただきたいと思う。



03
さて、本題。これら秋に発表されるOS群の多くの機能に触れてみて思うののは、アップルは『ソフトウェアの可能性』というも のを本当に信じているのだな、ということだ。

Macにしても、iPhone、iPadにしても、Apple Watchにしても、ハードウェアが変わらなくても、ソフトウェアだけの変更でこれだけ変わることができる。

そのことに驚くし、惜しげもなくソフトウェア による性能向上を提供してくれることにも驚く。

総論として変化を感じるのは、よりアップル製品全体が連携して我々の生活を包み込んでいく感じが高まっていくこと。

04
たとえば、MacでSiriが使えるようになって、キーボードで書類を書きながら「昨日○○から受け取った写真を探して」などと口頭で頼めるし、「○○ のアルバムの○○をかけて」などとiTunesを開くことなく話かけるだけで音楽再生をすることもできる。

iOSのホームキットで、部屋の電灯を調光した り、ガレージのシャッターを閉めたり、Apple Watchが単独でさまざまなアプリを使えるようになったり、そもそもApple Watchの起動が速くなったり、アプリの連携がよくなったので、かなり使い勝手が向上している。それぞれデバイスの機能がワイドに広がり、連携し、我々 の生活の中でカバーされていく部分が増していく感じだ。

Ios10hero
一番アップデートの多いiOSから順番に触れていこう。

まずは驚くのは、テーブルの上からiPhoneを持ち上げると、自動的に持ち上げられたことに反応 して立ち上がること。

『通知』と『今日』の機能も充実している。アプリを開かなくても、通知だけで理解できたり、対応できたりすることが増えている。ます ます通知の内容は増えるが、通知だけで対応できるなら、これも悪くない。


Dsc06335

メッセージも非常に機能充実。3倍大きな絵文字や文字に対するエフェクト、手 書き文字(や絵)を送る機能、メッセージの中で動作するアプリ(レストランの予約など)が使用可能に。

Dsc06356
ステッカーは非常に面白くて、ステッカー同士を張り 重ねたり、写真の上に貼り込んだりできる。

フルスクリーンエフェクトも非常にダイナミックで楽しい。iMessageの利用頻度が増えそう。

Ios10fullscreen


ちなみに、このメッセージの新機能の類いは、iOSの旧バージョンに送った場合、装飾は追加されないけど、メッセージ本文と画像になって届く。

たとえば(iOS 10端末には手書きの様子も伴って届く)手書きメッセージは単なる画像になって届くし、新しいメッセージにサインで応答する仕組みは「○○に「いいね」と 応答しました」という文字メッセージになって届く。とりあえず、iOS 10で見るような素敵な装飾はないが、意味は届くようになっている。iPhone 5以降はiOS 10にアップデートできるので、ぜひアップデートして欲しい……とのこと。



とはいえメッセージは、相手がiOSユーザーでないと送れないところが残念 なので、これだけ多機能になると、ぜひAndroid版アプリも出して欲しい。



Siriがアプリベンダーに向けて公開されたのも大きなポイント……手元の端末では、これはまだアプリ側が対応してないので、使い心地は分からないが。個人的には、OmniFocusのタスクを登録できるようになったらとて も便利なのだけれど。

私の見たデモでは、送金したり、Uberを呼んだりが音声だけで実現していた。

Ios10memories

写真アプリが画像の内容を自動認識するようになったのも便利そう。写真が多すぎて、振り返って見ることが少なくなっている人も多いのではないだろうか? 人物名、場所などは従来も認識していたが、山とか、砂浜……という画像で選択できるのが驚き。メモリーズという機能で、写真を内容でまとめてくれて、同じようなカットの中からはベストショットだけが選んでくれる。また、ムードをまと めて切り替えることができ、タイトルのフォントやスライドショー時の音楽がムードに合わせて切り替わる。

マップは日本人待望の、公共交通機関を使ってのルート(&乗り換え)検索も可能になっている。デモ版では動作していたが、私が使用しているベータ版では、 まだ国内の乗り換え案内は動作しない。地下鉄の乗り換え口なども案内してくれるというから、これは楽しみ。

Ios10homeHome Appはとても便利そうなのだが……照明や、エアコン、ドアロックなど、対応している機種を購入せねばならないから、私のような庶民にはちょっと敷き居が 高い(笑)そりゃ、iPhoneから自宅ガレージのシャッターを開けられるのは素晴らしいと思うけど、そもそも屋根付きのガレージ持ってないから(笑)ち なみに、Apple TVをターミナルとして置いて設定しておけば、戸外からでも自宅の家電を操作できるそうだ。

iOSでコピーしたものを、Mac側でペーストできるよう になったのもすごい。これは同じiCloud IDの端末同士で、ピアツーピアで行われる。

たぶん、何も気にせずにアップデートすれば、そのまま使えるのだけれど、使い込めば便利な機能がいろいろ出てくる。そんなアップデートになりそうだ。


『アップルの秋リリースOS体験レポート(2:macOS Sierra編)』に続く。







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  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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