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2016年4月

2016年4月28日 (木)

ダイソンのヘアドライヤー『dyson supersonic』がスゴい理由 #dysonjp

ご存じのように、ダイソンは技術に特化した会社だ。テーマを見つけ、数多くの技術的なアプローチを試み、数多くの試作とトライの中から、有効なものを選び出し、さらに多くのテストを行い、製品化するという科学的アプローチを軸として行動する。

そのダイソンから、『dyson supersonic』というヘアドライヤーが登場した。創業者ジェームズ・ダイソンさんも思わず力んじゃうほどの力作だ。実際に某プレゼンの天才なら『ヘアドライヤーを再発明した』と言っちゃうんじゃないかと思うほど、革新的なヘアドライヤーだ。

私の目線から見て、ダイソンのヘアドライヤー『dyson supersonic』が優れている技術的なポイント(たくさんあるとは思うが、特に重要なの)は3つあると思う。

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ひとつは、お得意の流体力学的なアプローチで、コンパクトなボディーから大きな風量を生んでいること。あの扇風機のリクツは以前詳しく解説したが(『ダイソンの扇風機のリクツ #dysonjp』)簡単に言うと、細いリップを通すことで風の流速を上げる(いわゆる)→板面に沿わせることで、粘性抵抗から切り離す→流速の速い空気と触れたワッカの内側の空気が、いっしょに巻き込まれて前に流れる→外側の空気も巻き込まれる……という構造で、小さい構造から大きな風を生み出しているのだ。

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ダイソンのいわゆる扇風機の風を体験すると分るのだが、通常の扇風機やエアコンの風にあるような空気の脈動感、むらというのがなくて、大きな空気のカタマリ、流れができる。それはこの風の作りか方に理由があるのだ。

2つ目が本機の特長というか、けっこうキモになる部分。

その風を起すファンとモーターをグリップに内蔵。なんと、11万rpmという高速で回しているということだ。

モーターをグリップに内蔵したのは、おそらく持って動かした時の慣性モーメントの小ささを実現たかったのが一番の理由だと思う。女性の細腕で長時間振り回すことが多いものだから、ハンマーのように先端に重みがあるより、手の中に重みがあった方がいいのは当然だ。バイクのエンジンのクランク軸が運動の中心いあったり、クルマだとミッドシップカーが優れて要るのと同じリクツ。運動するのもは、運動の中心に重心があった方がいい。

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が、同時にそれなりに細いグリップの中に、十分な風量(と風速)を起すモーターとインペラを内蔵しようとすると、かなり細く小さなサイズの筒の中でそれを実現しなければならない。ある意味、大きなファンを作るより不利なのだ。

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それをお得意のデジタルモーターの技術を活かして小型、高回転化したってことだと思う。詳細は取材してないけど、ドローンに使うようなアウターロータータイプ(カンが回るタイプ)はトルクを発生するけど、回転は上げられない。多分、インナーロータータイプのしかもDCモーターで、回転数を上げるのに適したもの作ったんだと思う。

11万rpmもの回転で回るインペラーはアルミ切削加工で作られている。かなり精密なバランスがないとブレてしまって振動が出て、ノイズの原因になってしまう。おそらくプラでは作れなかったのだろう。削り出してから、バランスの計測をすると言っていた。場合によってはさらに修正してバランス取りしたりするのかもしれない。

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まぁ、ピストンがあるレシプロエンジンの回転数とはわけが違うのだけど、それでも11万回転はすごい。小型のラジコンエンジンも、こういうタービンブレードを備えて20万rpm回ったりするが、バランスが良くて、効率が良くて、しかもノイズを出さないブレード形状など、やはりここもダイソンならではのテクノロジーが活きるポイントだと思う。

ダイソンさん登場の時の背景が、ジェット機のタービンブレードだったんだから、やっぱりかなりそういう技術を意識しているんだろうと思う(名前もsupersonicだし)。

ジェットといえばブレードの素材がインコネルだったりしたら、技術ヲタの人は萌えたりするんだろうなぁ、と思ったけど、どうも普通のアルミっぽい。そりゃそうだ(アルミなのか、ジュラなのかそのへんも聞いてない(←取材不足)。7075なのかな、そこまででなくても小さいから大丈夫なのかな)。

さて、話が逸れまくったけど、3つめの技術的ポイントが、ガラス球サーミスタ(温度センサー)による毎秒20回もの温度測定。だから、風量を落としても風が熱くなり過ぎたりしない。風量を変えても、常に風の温度は設定した状態にある。

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温度はボタンで、28度(というか多分暖めてない状態)と、45℃、62℃、78℃に設定できる。78℃でも熱い感じではないのだが、それがポイントっぽい。

高温のドライヤーが、髪の毛の内部の水分を破裂させ、それが色ツヤのない髪の原因となっているのだそうだ。つまり、dyson supersonicは高温にならないから、髪の毛を傷めない。しかし、風量があるから十分に髪の毛は乾く……ということだそうだ。

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さて、復習するとポイントは

1.扇風機と同じAir Multiplierによる大風量。
2.11万rpmを実現した小径モーターと、13枚ブレードのインペラ
3.温度制御

……ということになるのだけれど、実は一番すごいのは、その技術が、『ドライヤーを使っている人をハッピーにする』という一点にフォーカスして使われているということにあると思う。

大風量で早く乾く。やわらかい大きなボリュームの風(これは体験してみて下さい)で、快適に髪を乾かすことができる。グリップに重心があって疲れない。温度制御が正確で髪の毛を傷めず、髪の色ツヤに貢献する……など、すべての技術は使う人をシアワセにしている。

馬力があり過ぎて乗り難いクルマとか、技術的に尖ってるけど便利ではないパソコンやスマホ……と違って、すべてがユーザーベネフィットに繋がっているのだ。

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さらに、その商品を売るためのズバ抜けて優れたマーケティングがある。5000万ポンド(95億円)もの開発費をかけられるのは、そこにマーケットがあるという点を十分に調査しているから。

4万8600円(税込・直販限定のレザーボックス付きは5万9400円)は、私のように髪の毛が心もとなくなってドライヤーがなくてもすぐに乾燥してしまう人間にとってはとてつもなく高価に感じるが、毎日長い時間を髪の毛を乾かすことや、ブローに費やす人にとってはそうでもないかもしれない。

美しい髪を維持するために必要なら……女性がファッションやアクセサリー、化粧品に費やすコストのことを考えると決して高価なものではないだろう。

また、美容室で使う業務用のケーブルの長いモデルも用意されるということなので、まずはプロフェッショナルから普及するのかも。カリスマ美容師がこのアイコニックなドライヤーを使いながら「早く乾くし、髪の毛を傷めず色ツヤが良くなるんですよ」なんて言ったりしたら、そりゃあ欲しくなるだろう。

高い技術力と、それを人のベネフィットに結びつけるコンセプトの確かさ、高いマーケティング能力……ダイソンの家電での進撃はさらに続いていきそうだ。






2016年4月26日 (火)

超絶かわいいSphero版BB-8が、『スターウォーズ・フォースの覚醒』の映像に対応【動画アリ】

あの、スマホの操作でころころ転がるかわいい、Sphero版のBB-8に、4月27日配信のデジタル版、5月4日発売のブルーレイ、DVD版に合わせて、『Watch With Me』という機能が追加された。

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なんと、BB-8と一緒に映画を見ると、映画のシーンに合わせて、動いたり、音を出したりするらしい。

音声に対して反応しているようで、映画をテレビ画面でDVDなどで再生していても、起動したスマホとBB-8(最新版にアップデートのこと)が近くにあれば、『スターウォーズ・フォースの覚醒』の場面を(途中からでも)認識して動作するという。

※英語音声には4月27日時点で対応するが、日本語音声には5月4日以降対応とのこと。

これは、劇中のBB-8と一緒に見ている気分になるよね……。


(↓こんな感じで動作するらしい)


(c) & ™ Lucasfilm Ltd.

これは、『スターウォーズ・フォースの覚醒』を買う理由が増えた……いや、いずれにしても買うんだけど。BB-8 Spheroを持ってない人は↓こちらから。


2016年4月25日 (月)

Apple Watchは1年経って、私の普通になった

なんと、びっくり! Apple Watchが我々の手元にやってきて1年になった。

なんというか、いろんな議論があると思うのだけど、1年経って、私にとってApple Watchは普通になった。こういう風に書くと「○○だから私は要らない」と主張する人が現れるのだけど(笑)、1年間使っていた私は便利に使ってるいる。使っていない人がどう思うのかは知らないけれども。

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最近、気に入っているのは、このMacID。たとえば離席していて戻ってきた時、自分のMacに近付くとポーンと鳴る。Apple Watchをワンタップすると、ロックが解除される。パスワードを入れる必要はない。結構便利。

平凡な話だが、なんといっても一番便利なのは通知で、iPhoneの振動に気が付かない時でも、腕で振動されるとさすがに気が付く。電話の着信を逃すことも少なくなった。

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ポイントは、iPhoneの通知と一緒で、通知を絞ること。ニュースアプリやいろんな通知がONになっていると、いろんな通知が鳴り過ぎてスルーしてしまうようになる。自分にとって、絶対に必要な通知だけが届くように設定をこまめに整備しよう。

Apple Watchを毎日使うモチベーションのひとつはフィットネス系のアプリ。

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私なんぞは、健康診断にも引っかかって、立ち歩かなければならないので(笑)こういうアプリは役に立つ。若いころは走るなど、ハードワークが必要だったのだが、今や立って歩くだけでも健康増進に大切な運動なのだ。

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たまに、iPhoneを忘れて家を出ると、この記録が欠けてしまう。これがなんとも残念無念なのだ。あと、1日家にいたりしても、時計をしていないことがあるので、それも記録に残らない(活動が少ない日がある言い訳(^_^;))。


先日、ご紹介したStandlandのようなアプリがあると、ますます楽しくなる。このStandの動きを取ってるのもアップルウォッチなのだ。

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音声でメモできるメモアプリである、watchnoteもよく使う。私は物覚えが悪いので、ちょっとしたことをこれでメモしておけばいいのだ。

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また、同じforYou.Incがデザインを担当しているdomo cueもお手軽タスクアプリとして便利。急ぎのこと、ちょこっとしたことにはdomo cueを使う。cueはiCloudのリマインダーと連係しているから、リマインダーを使っている人はこれが便利。

こういう音声で入力系はクルマに乗ってると便利だから、やっぱりUSの人はクルマ移動が多いのかなと思う。仕事に向かう途中に、その日にやるべきタスクを思いつくことは多い。そんな時に、Apple Watchをタップして、音声で入力しておけるのは便利なのだ。

しかし、タスク管理アプリは私はOmniFocusにどっぷりなので、そっちをメインに使っている。これは、Mac、iPhone、iPadと連動できる総合タスクアプリ。今、何をしなければならないか見るとか、タスクが終わったチェックなどの簡単な操作はiPhoneでもできる。素晴らしいんだけど、Mac版、iPhone版、iPad版が高価過ぎて、おいそれと人には勧められないけど……。

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マニアックな用途でいうと、ingress用のタイマー。

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いわゆるポータルをハックしてから、クールダウンするまでの時間を計れるのだ。ヒートシンクの設定もできて、写真はレアのヒートシンクを2つ入れた状態のタイマー。地味だが、ingressプレイヤー的には便利(記事のために検索したのだが、見付からなかった……なくなった?)。

あと、地味だけど一番使うのが乗り換え案内。私は乗換NAVITIMEと連動しているのを使っているが、けっこう便利だ。電車移動の時って、携帯は他のことに使ってることが多く、電車乗り換えに関してはApple Watchに任せられると楽。

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あと、前も書いたけど、クックパッドアプリ

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濡れた手でiPhoneやiPadを触らなくて済むし、レシピに沿って作っている時に『10分間茹でる』という時に10分間のタイマーとしても機能してくれるのが便利。

よく話題になる充電の話だけど、私は松葉製作所のウォールナットの充電台を使っている。毎日、風呂に入る時にそこに置く習慣ができているので、別に1日に1回充電で不便はない。ただ、旅行用に短いケーブルが欲しくはある。今は、30cmのケーブルが売ってるんですよね。

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別に欲しくない人にまで勧めようとは思わないが、少なくとも私はApple Watchがないと「不便だなぁ」と思う程度には使い慣れた。

希望としては、やっぱり10回に1回でもiPhoneとのリンクが切れていると「あれっ!?」と思うので、その接続性を良くして欲しいのと、あとはユニークなアイデアのApple Watch用アプリの登場だろうか? 通知だけでも十分便利だが、何かもっとWatch OSのメリットを引き出したアプリに登場して欲しい。

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よく話題に上る新型だが、私は当分出ないのではないかと思っている。何しろ、中心的なモデルでも10万円ぐらい。高級モデルでは200万円という商品を出してしまったのだ。

すぐに旧型になって陳腐化すると思えば、そんな高価なモデルを買う人は減るだろう。だから、Apple Watchは大きな技術変化があるまで、当分はこのカタチではないかと思うのだ。新型は出るにしても、当分OSまわりは共通仕様だろう……というか、共通で、あって欲しい(笑)


2016年4月23日 (土)

まだまだ進化している、日本製iOSアプリに再注目!!(3)

2より続く

iPadが発表された頃にリリースされ、大人気を泊した筆書きアプリ『Zen Brush』をご記憶だろうか?

そのZen Brushが大幅に機能アップし、Zen Brush 2としてリリースされている。

新しいZen Brush 2は、筆圧感知に対応しており、Apple Pencilにも対応し、あたかも筆で筆で描いているかのような感触を実現している。旧Zen Brushが筆の速度で太さを表現していたので、細かい字を書こうともたつくと、字が太くなってしまって困ったのと大きな違いだ。

Img_4067(ただし、字が上手くなるわけではない……(^_^;))

Zen Brush 2は、実に多彩な背景の紙を使うことができ、筆のタイプもドライ、ノーマル、ウェットの3種類。そして、太さは自在に変えられて、筆の濃さも代えられる。また今回は『朱』の筆も用意された。

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なんと、筆先は内部的には3Dで再現、演算され、その結果として筆のタッチが出ているのだそうだ。これは面白い。

Zen Brushを作っている PSOFTは仙台にある創業26年のソフトウェア会社。ゲームや、CGソフトなどの開発を経て、現在でもCG系のソフトウェアやプラグインなどを数多く作っている会社。モバイル向けアプリの開発のひとつとして取り組んだZen BrushはiPadのリリースにタイミングが合ったこともあって、大ヒットとなった。

PSOFTのプロダクトディビジョンでマネージャーを務める千葉哲也さんは、「全世界の人に使ってもらう規模感が楽しいですね」と言う。

「Zen BrushをiTunesストアに乗せて、突然、ものすごい勢いで売れ始めた時は本当に何が起こったかと思い増した。『奇跡が起きた!』という感じでしたね。」

『Zen Brush』という名前は欧米で人気が出ることを期待して付けたのだが、期待通りの結果が出た。現在、売り上げはアメリカが一番で4割。日本が3割。それ以外の国(イギリス、オーストラリア、中国、イタリア、フランス……)が3割という配分だそうだ。

Img_0444(写真中央が千葉さん。右がプログラマーの工藤拓磨さん、左がデザイナーの高橋生さん)

もともと地元である仙台でスタートしたPSOFTだが、地方でビジネスを行なっているデメリットはまったく感じないという。地方にいてもiTunes Storeを通して世界を相手にビジネスできるからだ。このあたり、アプリビジネスの素晴らしいところ。東日本大震災の時にも安定してアプリは売れ続け、会社を支える大きな力になったという。

新しいZen Brush 2はピンチイン・ピンチアウトができて、細部に手を加えたりできるから、絵を描くのも楽しい。有料アプリではあるが、クオリティは文字通り『お墨付き』。ぜひ試してみていただきたい。

筆者もちょっと描いてみたが、背景に金箔風のものなど実にいろんな風合いの背景を使ったり、ピンチイン、ピンチアウトで細かい部分を描いたり、墨の濃淡の表現を使ったりと、実に楽しい。

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Zen Brush 2
360円
(2016.04.23時点)
posted with ポチレバ

この他にも、さまざまなアプリをリリースしているが、先日は 「あずきザザー」という、波の音風のサウンドを生成するために、なんとあずきの動きを物理シュミレーションしてサウンドを生成するという、技術力が高いのだか、技術力の無駄遣いだかわからないアプリが、14000ツイートされるなど爆発的に話題になったという。

あずきザザー
240円
(2016.04.23時点)
posted with ポチレバ

2016年4月22日 (金)

美しくて、速い新MacBookは、かなりアガる【速度テスト付き】

とっても素敵ですよ♪ ローズゴールドのMacBook

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画面で見てるとちょっとなかなか分り辛いのですが、かなりAppleさんのウェブサイトなどで見る印象よりはしっとりした感じです。

でも、華やか。

見比べてみるとiPhone 6sの色とまったく同色に見えるのですが、その点について公式発表はないので、断言はできません。iPhone 6sより、いろの面積が大きいので、相当派手派手しいです。

スタバで開いたら、『オッ!』って注目されるぐらい華やか。でも下品じゃない。男性だと、相当なお洒落さんか、私のような派手好きじゃないと、ちょっと持ち難いかもしれません。

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iPhoneとペアで持てたら素敵ですよねぇ。

ちなみに、CPUは第6世代のSkylakeのCore MのM3(1.1GHz、14万8000円)、M5(1.2GHz、18万4800円)を使っていて、スペシャルでM7(1.3GHz)の用意があります。グラフィックスはインテルのHDグラフィックス515。クロックは同じですが、だいぶ性能アップしているそうです。

メモリー8GBのみで、前モデルの1,800MHzから、1,866MHzのLPDDR3オンボードへとスピードアップしています。

フラッシュストレージはM3の方が256GB、上位モデルのM5が512GBですが、実はどちらも性能アップが図られていて、シーケンシャルリードが20%、シーケンシャルライトが90%も速くなってます。実はここの性能アップって、使用感にとても大きく影響すると思います。

さらにっ! なんとバッテリーライフも10時間のワイヤレスインターネット、11時間のiTunesビデオと、1時間伸びてます。これはCPUまわりの変更と、OS側と両方の性能アップによるものだそうです。

さて、早速スピードテストをしてみたので、その結果を貼っておきましょう。去年のフリック!の記事のMacBook Air/Proとのテストの下に書いておきました。

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結論から言えば、だいぶ速いと見ていいと思います。CPUこそ、それほどでもないように見えますが、GPUやストレージへの読み書きの速度アップの差は大きいので、体感でも結構違うのではないでしょうか。さらに、バッテリーライフも伸びているということですから、これは買いでしょう!

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ああ、欲しいなぁ!





まだまだ進化している、日本製iOSアプリに再注目!!(2)

1より続く

100万人が使う、スケジュール調整アプリ

非常に数多くのアプリがあるため競争は激しいが、いいアプリを作れば大人気となって非常に多くのユーザーに使われるようになるのがiPhoneアプリの世界。

『TimeTree』もそんなアプリのひとつ。このアプリはグループで使うスケジュール調整アプリ。我々ギークにしてみると、共有するならiCloudやGmailのカレンダーを使えばいい……と思うのだが、一般のユーザーさんにとって、それらは複雑過ぎるらしい。

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たとえば、部活の仲間で、趣味のグループで、バイトやパート先の同僚と、TimeTreeを入れて招待状のやりとりとしたら、もうそれだけで同じスケジュールを共有できるのだ。

たしかに、自分のiCloudやGoogleのカレンダーに混ぜてしまうと、複雑になりすぎて、別の方が便利で、知人と共有したいスケジュールというのはいろいろとあるものだ。

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なんと、このアプリを使っている人は、全世界で100万ユーザーを越えたのだという。

開発元のJUBILEE WORKSの深川泰斗さんは
「自分たちのアプリを世界の人が使ってくれているというのが、なんとも嬉しいですね。サポートもできる限り、しっかりとやりたいと思っています。言語がいろいろなので、大変ですが、ていねいなサポートを心がけるとアプリのレビューに『親切にサポートしてもらいました!』などと書いてもらえてモチベーションも上がります」
と言う。

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(JUBILEE WORKSでのユーザーインタビューの様子。JUBILEE WORKSのサイトではさまざまなユースケースでの使い勝手を詳細にレポートしている。なるほど、これは便利そうだ。)

予定はチームで共有することを目的として作られており、その予定の詳細をそこに書き込んでいくことができる。

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さらに、その予定に関してチャットのように会話できるので、予定の詳細を詰めたり、不明な点を質問したりするのに便利。会話していくうちにイベントへのモチベーションが上がっていくことも多いようだ。

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現在100万人のユーザーのうち、7割が日本だが、残りの3割は、アメリカ、イギリス、台湾、中国、ドイツ、カナダ……と非常に国際的。

深川さんは、Yahoo! JAPAN出身。自分たちの使いたいサービスを作るために、会社をやめてJUBILE WORKSを立ち上げた。最初は5人でスタートしたが、現在はサービス拡充のために仲間も12人になったという。

「カレンダーアプリは非常にライバルも多いカテゴリーですが、いいものを作ると評価されるから、やりがいがあります。」とのこと。収益については、現在は無料 アプリとしてユーザーを増やすフェーズだと割りきっているが、今後、有料で、より高度な機能を使えるプレミアムアカウントを作る予定。

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iPhoneアプリを作ることで、大企業を辞め起業した人が、全世界を相手にビジネスを広げられたわけだ。サービスが急にスケールして大量にダウンロードされても、そこの設備的な負荷はApple側が担当しているので、スタートしたばかりの会社でも巨大なビジネスができる。そこがiPhoneアプリの面白いところだろう。

(3も近日アップ予定)

2016年4月21日 (木)

渋谷で手ぶらで仕事ができる!?【渋谷シティラウンジがSurface College Hack! CAFEに】

5月8日まで、渋谷LOFT 2階の、弊社のカフェレストラン『渋谷シティラウンジ』が、『Surface College Hack! CAFE』になっている。

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なんと、Surfaceがいっぱい展示されていて、窓際の席にはズラリとSurfaceが置いてあって自由に使えます。もちろん、店内にはWi-Fiも飛んでいて、ネット接続も自由。

この環境なら手ぶらで渋谷に出かけて、仕事をすることだってできてしまう。

なんだったら、デジカメだけ持って行って、このSurfaceでブログを書いて帰るとか(笑)

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店内には、Surface Pro 4とSurface 3がズラリと並んでいて、金、土、日の週末には使い方を解説してくれたり商品説明をしてくれたりするスタッフの方もいらっしゃる。

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5月8日までの『Surface College Hack! CAFE』の期間中のスペシャルメニューも、Surface風のメニューで提供。ランチョンマットもSurface。

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『Surfaceバーガー』はビーフ100%粗挽きパテと、墨を練り込んで焼いた真っ黒なバンズが特長。アボガド、チーズ、トマト、タマネギ、ピクルス、レタス、サルシッチャミートのソースで楽しめる。ポテトとドリンク付き。

かなり迫力あるハンバーガーでポテトとドリンク込みのセットで1000円はお買い得だと思う!

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セットドリンクはSurfaceのキーボードに合わせたベリーフレーバーのSurface Red Soda、キウィフレーバーのSurface Green Soda、グレープフルーツ&グリーンアップルフレーバーのSurface Blue Soda、コーラフレーバーのSurface Black Sodaから選べる。

また、ここだけの話(笑)、ポテトはこちらのサイトを提示することでさらにメガサイズにボリュームアップできる(写真は通常サイズ)。

週末には、このSurfaceを使ってオリジナルタンブラーを作れるイベントをやっていたり、4月16日と24日には、ノンノモデル久慈暁子さん、メンズノンノモデル宮沢氷魚さんによる新大学生のためのトークイベントをやっていたりとっても盛り沢山。

場所は渋谷LOFTの2階(LOFTロゴの上)。

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渋谷においでの際は、ぜひSurface触って、Surfaceバーガー食べていって下さい!







まだまだ進化している、日本製iOSアプリに再注目!!(1)

iPhoneに慣れていない頃は、日々新しいiPhoneアプリを楽しみに検索していたものだが、あまりにたくさんのアプリが登場するもので、追いきれなくなっている人も多いのではないだろうか?

それでも、便利なアプリは数多くリリースされている。しかも、以前よりはとっても便利になっている……ということで、今回は日本で開発されている便利なアプリをピックアップして、その開発者の方にインタビューしてみた。


ヘルスケア系アプリで、全世界で大人気

まずは、Flaskさん。

東京都内でモバイル環境で開発されている女性デュオの開発者だ。

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左が、小川秀子さん。右が堀内敬子さん。

FitPortなどのフィットネス系を中心とした、女性らしくデザインに優れたアプリを出してらっしゃる。

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もともとは、別の会社に勤めていおふたりだが、一緒に仕事をするようになって、『Flask』というカタチで4年前に独立されたとのこと。

「常に、新しい技術を率先して取り込むようにしています。毎年、6月のWWDCで新しいOSが発表されてから、9月のOSローンチまでは大変忙しい時期です。でも一番に新技術を取り入れるようにしていたおかげで、やはり一番にヘルスキットの機能をローンチ時に取り込んでいたFitPortは、9to5などアメリカの有名メディアに数多く取り上げれられて、大変多くの人に使っていただきました」とのこと。

たしかに我々メディアは新しい技術を使ったアプリを優先して表示したい。しかし、紹介することになるのは、何千と登場するアプリのほんとうに最初の数個だ。しかも、同じ紹介するなら、少しでも使いやすく、デザインに優れたものを選ぶ。

「一夜にして、ダウンロード数が大変なことになっていて……。海外サイトで紹介されたことをきっかけに、いろんなサイトに取り上げられたり、それがまたランキング上位に載るきっかけになって……ふたりで「キャア♪キャア♪」言うほどたくさんの方にダウンロードしていただきました」

ご存じのように、ヘルスキットはiOSの仕組みで、Apple Watchからもデータを取り込んで、iOS自体でデータを管理している。FitPortなどFlaskさんのアプリはそれらのデータを上手に入力、表示できるようにしている。

下のStandlandは、 スタンドのデータを使ったアプリ。ご存じのようにヘルスキットを使うApple Watchでは、座りっぱなしで作業するのは身体によくないので、1時間に1分立つことが推奨されている。Apple Watchを使っていると、1時間に1回「立ちましょう」と呼びかけられるのはご存じの通り。

そのスタンドをかわいい3Dキャラクターを使って、ゲーミフィケーションしたのが、Standland。3D世界に住む3Dキャラが、スタンドを促し、ポイントを稼いでいくと、登場するキャラクターが変わったり、Standlandを変えたりできる(これはアプリ内課金で購入もできる)。

ちょっとした、ゲーミフィケーションだが、絵柄がかわいく、ちょっとしたサウンドも心地よいので、健康を維持するはげみになる。

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会社から飛び出したFlaskのおふたりが、iOSをアプリをリリースすることで、いきいきとしていらっしゃるのが非常に興味深かった。

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Flaskのサイトを拝見すると、非常に多くのアプリが統一されたデザインセンスでリリースされている。「ひとつの目的をひとつのアプリで……」というのもアップルの方針に合致している気がする。

上記ふたつのアプリに加え、作業時間のログを簡単に残せる『Timsheet』、図形を指で描く『OnePath』、ぱッと見られるマンスリーカレンダー『Coyomi』、買い物リスト、ToDoリスト『BitList』、かんたん時差確認アプリ『Tmelet』、賞味期限メモ『FreshPantry』、お題でお絵描きゲーム『PicTack』、円グラフのある時計アプリ『Desk Clock Calendar』……と、いずれのアプリも洗練されたデザインで使い心地がいい。

ぜひ試してみていただきたい。

『まだまだ進化している、日本製iOSアプリに再注目!!(2)』はこちら)






2016年4月19日 (火)

電動ロードスポーツYPJ-Rは想像していたのと違った

ロードスポーツタイプのパワーアシスト自転車『YPJ-R』をヤマハの方が持ってきて下さったので乗ってみた。

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あらかじめ言っておくが、私は自転車は専門分野外(笑)自転車も折り畳み式の小径車しかもっていない。つまり、フツーの47歳のオッサンの感想だと思って読んでいただきたい。

YPJ-Rは従来にないロードスポーツタイプのパワーアシスト自転車。家には妻のパワーアシスト自転車を持っているからだいたい想像はつく。楽々と坂を上がれて、その上、平地ならスイスイ走れると、そういう感じなんだと予想した。

もし、自転車通勤するとすれば、家から会社まで10kmあるのだが、途中には3カ所ほどキッツい坂がある。この坂を楽々と登れるのなら、あとは快適に走れるだろうなぁ……。となれば、こういう自転車は意義深いかもしれない。そう思っていた。

とはいえなぁ……『体力あるヤツがエラい』の自転車の世界で、電動でアシストしてもらうこと自体がカッコ悪い……ような気はする。どうなんだろう。

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乗って見るとたしかにその通り。会社のある用賀から、二子玉川に向かうと河岸段丘の坂があり、戻ってくる時はかなり大変なハズなのだが、モーターのアシストがあるとかなり楽々な感じだった。

が、しばらく走り回っていると、この自転車の真価はそこだけでないことに気が付いた。

気が付くと、ずっと30km/h弱ぐらいの快適な速度で走っているのだ。無理な速度は出さない。単に快適な速度で走って、風景を見る余裕がある。

これが、普通のロードスポーツだと、一生懸命漕いでしまう。(速度メーターがないからわからないけど)30km/hを越え、40km/hを越え……と一生懸命速度を乗せてしまう。これは慣性力があった方が楽だからだと思う。勢いがあれば、ちょっとの登り坂でもその勢いで登っていける。だから、常に一生懸命漕いでしまうのだ。

ところがYPJ-Rだったら、気分のいい速度で走ってればいい。登りがあればモーターがアシストしてくれるのだから。信号で止まるのも苦じゃない。人が歩いていたら、速度を落とす余裕もある。だって、いつでもモーターアシストを使って加速できるのだから。

歩行者として自転車を『危ないな!』って思う状況は、再加速するのが大変だから『減速したくない』と思ってしまう自転車の性質から生まれていたのだ。

そういう意味でYPJ-Rは周りから見ても安全だし、走っていても常に快適なのだ。これはこれまでの自転車にない性質だと思った。

24万8400円(税込)という価格は私のような自転車シロウトにとってはなかなかヘビーだが(詳しい人が見たら多分使っているパーツの割に破格の安さだと思う)、これは新しい乗り物だと思うと……欲しいなぁ……。

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けっこうコンパクトなドライブユニット。

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電気のパワーだけでなく、人間のケイデンスなどの管理もしてくれるディスプレイ。速度、時計、バッテリー残量、などを表示可能。また、USBポートからスマホなどに給電することもできる。

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外装22段で、メインコンポーネントはSHIMANO 105という高級なパーツを奢っている。

(村上タクタ)

2016年4月18日 (月)

アップル『Apps for Earthキャンペーン』27アプリの売上全額をWWFに寄付

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アップルでは、4月22日のアースデイに先駆けて、地球上の生命に対する関心を高め、保護を促す「Apps for Earthキャンペーン」(https://t.co/mXyn438at4)を立ち上げたとのこと。

これは、世界保護基金(WWF)と27のアプリケーション開発者たち協力によって行われるるもので、該当の有料アプリの売り上げ、該当アプリのアプリ内課金による売り上げの全額を地球の自然保護と、地球の生命多様性に対する喫緊の驚異を減らす活動を支援するために使われるとのこと。

ユーザーは独自コンテンツを楽しむことができるとのこと。このコンテンツはこのキャンペーンのために特別に制作された、森林、海洋、淡水、野生生物の保護を賛同・奨励するもので、食料や気候に対する脅威――WWFのグローバルな取り組みで注力している領域について説いてくれるものなのだそうです。

筆者は家でサンゴを飼育しているのだが、サンゴの飼育のためには、岩や砂の中、海水の中に多様なバクテリアや微生物を維持することが必要。生物のバリエーションが減ると、特定の種類の生物が増えて、それが急に絶滅したりと不安定になり、水質が低下していく。

たぶん、海も、あらゆる世界も同じことで、多様な生物がいるから、バランスがとれているのであって、バリエーションが減ると全体的に状態が悪くなっていく。たとえば、サンゴ礁が経ると、そこで育まれている多様な微生物が海全体に供給されなくなり、海全体の生命の量に影響を及ぼしていく。

生命多様性の維持は、ひいては地球上のすべての生命に影響することなのだ。

ちなみに、キャンペーン参加アプリは、日本のLINE、LNEディズニーツムツムの他、Angry Birds 2, Best Fiends, Candy Crush Soda Saga, Cooking Dash, Cut the Rope: Magic, Dragon City Mobile, Disney Infinity: ToyBox 3.0, Enlight, Hay Day, Hearthstone, Jurassic World: The Game, Kendall & Kylie, Map My Run+, MARVEL Contest of Champions, Peak, Procreate, Recolor, SimCity BuildIt, Star Wars: Heroes of the Galaxy, Tabs & Chords by Ultimate Guitar, The Earth by Tinybop, Trivia Crack, Ultimate Guitar, VSCO, WWF Together, Yoga Studioとのこと。

Appsforearthharwarelockup_2その他にもアップルは、全社をあげて環境に対する責任を負おうとしている

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また、各製品の回収、リサイクルに関しても、非常に積極的に活動を進めている。




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flick! editors

  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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