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2016年3月27日 (日)

天才・清水亮さんのUEIが始める『秋葉原プログラミング教室』

清水亮さんの話はいつも面白い。

清水さんは、UEIの代表。enchantmoonを作った人で、経済産業省による未踏ソフトウェア創造事業で『天才プログラマー/スーパークリエイター』として認定された人。あたまの回転がめちゃくちゃ速くて、会話も速い。僕の凡庸なあたまではとてもじゃないけどついていけないんだけど、その速度感を浴びているだけでも楽しい(笑)一端は、清水さんのブログを読んでいるだけでも味わえるので、どうぞ(shi3zの長文日記 http://d.hatena.ne.jp/shi3z/)。

で、その清水さんのUEIがプログラミング教室を始めるというので、取材に行ってきた。無料体験会だったので、息子を連れていきたかったのだが、帰省してしまっているので、取材オンリーな感じだ。

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そもそも、『教養としてのプログラミング講座』『最速の仕事術はプログラマーが知っている』『人類総プログラマー計画』などの本を出している清水さんが、プログラミング教育に関して語るって興味あるじゃないですか。



清水さんの主張を僕なりに解釈すると
『プログラミングというのは、すべての『手順』である』
『『手順』を効率良く配する事で画期的に効率がよくなる』
『プログラミングを習得することで、最適解を求める能力が高まる』
『もちろん、プログラミングができるとコンピュータの能力も十全に発揮できるようになる』


というようなことな気がする。

プログラミング言語自体は、純然たるマシン語からどんどん進化し、革新を重ねているので、将来的には特別な言語を理解することなく扱えるようになるような気もするが、しかしプログラミング的思考法というのは必要というか、よりそういう考え方ができることが仕事や学習を効率化するんだろうと思う。

で、今回の清水さんのお話を、要約。

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20世紀は、DNA、量子力学、放送、インターネット……などが登場し、情報の時代であった。20世紀最後の巨大企業であるMicrosoftは『指先に情報を』と言って、Googleは『世界中の情報を整理し、人々がアクセス可能なようにする』と言ってるわけです。

その割にGoogleが本当に便利かっていうと、検索結果10個のウチ、役に立つものを選び出すにのに意外と手間がかかる。検索したかった事象と同名の会社名が上に出てきたり、無駄なものがいっぱい引っ掛かる。これが、20世紀最高のテクノロジーかと。

20世紀はInformation(情報)の時代だったが、21世紀はIntelligence(知性)の時代。 検索する時にどんな情報を知りたがっているのか察して、必要な情報を提示すべき。

囲碁は完全情報ゲームなので、あらゆる手を演算していけば勝てる。が、それは限りある時間とリソースではできない。そこで囲碁AI、Alpha Goは、盤面を絵として見てヒートマップを作り『このあたりが重要じゃないか?』という勘を働かせて、手を考え、それをバリューネットワークが評価するという方式で人間に勝った。

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勘とかセンスというのをコンピュータが扱えるようになった。それが、第3世代のAIの特徴。膨大な学習から答えと一足飛びに求めるので、プログラムした人間も、なぜその答えを導き出されたのか分からない黒魔術的な部分があるのが第3世代。

コンピューティングはそこまで来た。でも、一番強いのは、コンピューティングより、そのコンピューティングとタッグを組んだ人間。そのためにも、プログラミングを理解している人間である必要がある。

1年前に300行必要だった人工知能を扱うプログラミングが、今4行で書けるようになっている。そうすれば人間はもっと創造的なことに時間を使えるようになっていく。

ただ、真のプログラマーになるには高校からでは遅すぎる。

ジョブズは実はセールスマンのように言われているけど、13歳から電子回路の設計をしていた。マークザッカーバーグは6歳からプログラミングしていた。誰でも20年やれば天才プログラマーになれる。22歳の時のプログラミングスキルがどのレベルになるかが生涯のプログラミング能力と、どのぐらい稼ぐプログラマーになれるかを決める。

ただ、震災を経てお金がいかに無力かも感じた。生きる方法を教えてたい。9leapや福島ゲームジャムで、プログラミングの方法を伝えた。

それたの過程で得られた方法をプログラミング教室として展開する。

今のお父さんが、こどもの頃に習得した方法をもう一度子供にさせるなんてのはノスタルジーだ。ハンダ付けしてコンピュータを作ったり、BASICでプログラミングを組んでもモノにはならない。BASICを習得して、有能なプログラマーになった人間も確かにいる。私もその一人だ。しかし、同級生で小学校の頃にBASICに挑戦して99%以上の人間が挫折した。なぜ21世紀に教育効果が低いとわかっている言語での教育を繰り返すのか。時代に即した教え方を模索するべきだ。

Scratchも、flashで動くようになってからは発展性がなくなり、低い天井の下で発展性のないプログラミングをしてそこから先のステップアップの方法がない。

『秋葉原プログラミング教室』では、小学生でも判る平易は課題からスタートして、ウェブサービスや人工知能まで扱えるプログラミングを一貫したカリキュラムで教える。

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ビジュアル言語からはじめて、キーボードの打ち方を習得して、JavaScriptによる本格的なプログラミングに移行。MOON Blockは中身がJavaScriptなので、一部ブロックを展開して改造したりするようになっていくと同時にJavaScriptも習得できるのだそうだ。そして、WebGL、php、pyton、Chainerなどを学ぶことで、Webサービスや、3Dプログラミング、人工知能プログラミングまで習得できるというわけだ。

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たとえば、中学生の時に先生に
『月はなぜ地球に落ちてこないのか?』
と聞いたが、まともな回答をできる先生はいなかった。

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式としては、万有引力の公式と運動方程式で表せるはずなのだが、この式を解くとまっすぐに月が地球に落ちてきてしまう。

プログラミングができれば、それをシミュレーションできる。

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(詳しくはこちらの清水さんの日記参照)

Moonblock__shi3z
ランダムに100個生成した月が、どういう状況であれば地球の周りを回るのようになるかをシミュレートしたアプリで、これが自分で作れれば、地球と月の関係を実感できる(のだと思う)。

それをどういう感じで習得させていくのか、9分間メソッドとは何か……? というところは、まぁ、教室に来てのお楽しみというところだが、なぜプログラミング学習が必要かというところと、たんなるScratchの学習と違って、その行く先に何が見据えられているかが違うという点がおわかりいただけたのではないかと思う。

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というわけで、ご興味ある方はこちらへ。



コメント

Nicely, what d᧐es God like?? Lee added. ?Ιimply,
wwe like cookies and cartօons and toys, but whast sort of things aare
fun for God?? It was a գuestion that foor a minute Mommmy andd Daddy needed to assume about.

興味深く読ませていただき息子のプログラミングスクールを検討したくホームページの問い合わせよりメールさせていただきました。
独学で英語とスクラッチが自在になり、その事で行き詰まり指導者との出会いを渇望しております。10歳4年生、孫正義育英財団員本会員です。どうぞよろしくお願い致します。

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  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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