デジタルガジェットとウェブサービスに関する最新ニュースを、電子雑誌『フリック!デジタル』と連携してお届け! [ Flick! 毎月10日発売 ]

« 趣味の初心者を増やすという難業に挑んだイベント【ワンドラフェスティバル】 | メイン | 移動するワークスペースである『ひらP』に対して、もう少し『閉じた』状態で使える『ひらくPCバッグmini』。都会の電車生活者向き。 »

2016年2月19日 (金)

「僕らはサービスを作れる!!」Yahoo! HACKDAY 2016開催!(前編) #hackdayjp

2月13〜14日に秋葉原で開催されたYahoo! HACKDAY 2016の取材に行ってきました。

Yahoo!のハッカソンはもともとは2007年に社内イベントとして始まったそうで、基本的にはプログラマーやクリエイターが集い、24時間でデバイスやウェブを組み合わせたサービスを作ろうというイベントです。

大手の企業で開発といえば、稟議書や提案書が右へ行ったり左へ行ったり、製品の開発にも多くの人が携わり、テストだなんだかんだと時間がかかります。となると、本来のコンセプトがどっかに行ってしまったり、開発に時間がかかりすぎて本来のニーズを見失ったり、ライバルに先を越されてしまったりするワケです。

日本企業が、シリコンバレーの企業に圧倒的に負けてしまったのはこういった部分かもしれません。

Makersな世界、IoTな世界では、プログラミング技術とインターネットと、3DプリンターやAruduinoなどを活用したプロトタイピング技術で、とても短い時間でアイデアをカタチにできます。そのアイデアと技術を競うのがハッカソンです。

2010年にYahoo!ハッカソンは社外の人でも参加できるようになりました。そして、去年あまではYahoo!社内の会議室を使った、手作り感あふれるイベントでしたが、今年は“予算がついた”らしく、いろいろな部分にお金のかかった、大々的なイベントになりました。

会場も秋葉原で、UDXの4階で開発、ベルサール1階で発表会、UDXの2階で別イベント……という会場コストをかけたイベントになっています。

Dsc00586
ベルサールの入り口もご覧の通りで、街行く人に『Yahoo! HACKDAY』をアピールするものになっていました。

これはとりもなおさず、IoTやハックというのがYahoo!にとって、公式なビジネスのひとつになってきたということでしょう。Yahoo!にもMyThingsというサービスがあり、これからのIoTの時代、いろいろなデバイスのハブの部分をどこが押さえていくかという競争が起こっていくわけで、Yahoo!としては『HACKDAY』も、そんな『仕事』の一部になってきたのかもしれません。

とはいえ、予算がつくのはいいことです。

Img_5146
と、いいつつ、ハッカソンの会場に行くと、ぎっしりと窮屈なミーティングテーブルが並ぶ中、徹夜の開発が繰り広げられていて、なんだかほっとします。今年は89チーム約300人の参加で、13日土曜日の朝9時から、翌14日日曜日の朝9時まで開発が繰り広げられます。

Img_5148
『iPad超活用術』の締め切りが長引いて、現場に到着できたのは夜に入ってからでしたが、みなさん、熱心に開発作業にかかっておられました。いくつか、のぞいてみましょう。

Dsc00533
↑こちらは若手『#71 サンノサ』というチーム。なんと都内学芸大付属高校の学生さんのチームだそうです。人工知能型作文ジェネレーター『書けルンです』というサービスを作ってらっしゃるそうです。うーん。あんまりガンバってもらうと、僕らの仕事がなくなるも(笑)

Dsc00536
↑こちらは、女性ばっかりのチーム『#41 ぽけはじ+』。あの女優の池澤あやかさんもいらっしゃいます。作ってらっしゃるのは、特定のハッシュタグの画像を取得して表示する小さな画面を持ったブローチ。

Dsc00537
Arduinoから画面表示。現状ではPCからコントロールするようですが、将来的にはMyThingsとかを使って、スマホからコントロールしたいそうです。

Dsc00542
すっごい大掛かりなのがこの↓『#46 GENPEI』さん。なんと、3Dデータを受けて、積層するスチロールをプロッタプリンター的な感じに切り出すというもの。熱したニクロム線がX軸、スチロールがY軸に移動して、スチロールを切っていきます。

Dsc00553
工作機械自体を作るっていうのが面白い発想ですよね。Aruduinoでコントロールされているそうです。モーターを回してコグドベルトで動かすそうなんですが、かなりレベルの高い制御の技術が必要なんじゃないかと思います。実際の機械自体はほどんと100円ショップで買えるような部材でできているそうです。ハッカソンっぽい!

Dsc00549
さて、会場の一部にはハンダ付けブースがあって、せっせと回路をハンダ付けしている人がいます。この人は『#25 電気羊牧場』の人だそうです。

Dsc00567
チーム・電気羊牧場さんは『ワロタプランター』というサービスを制作中。ツィッターで草つまり、『w』((笑)の意)を検出するたびに、草を植えていくというサービスだそうです。

Dsc00575
こちら↓は、各地の高専生が集まったチーム『#39 高専選抜』癒し系の『プラントロイド』つまり、動いたり光ったりして反応してくれる植木鉢を作ってらっしゃるそうです。

Dsc00559
えっと、リカちゃん人形の生首と大量のサーボで何だからわからなかったのですが、『#51 すすわたり』さんの『コネクトガール』は、音楽に合わせて、女の子が踊るそうです。

Img_5154
というわけで、真夜中に向けて盛り上がっていく開発作業の途中にお邪魔しました。300人の人が一斉にモノづくりしている現場っていうのは一種異様な熱気があって、これがYahoo! HACKDAYの面白さですよね〜。

Dsc00578
私はプログラミングとかほとんど判らないのですが、それぞれみなさんすごい勢いでコーディングされたり、ハンダ付けされたり、なんかギコギコと組み立ててらっしゃったりします。

Dsc00563
このモニター素敵だな。あれあると原稿はかどりそうな気がする。

Img_5189

というわけで、翌朝9時まで開発は続き、11時からプレゼンタイムですっ!

【続きはこちら

コメント

コメントを投稿

2017年3月

カレンダー
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

flick_twitter+facebook



このチームが作っている本のブログ

  • 【このチームが作っている
    本のブログ】




flick! editors

  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

flickの広告バナー


  • サイドリバー