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2015年7月

2015年7月30日 (木)

iPhoneのカレンダーに新たな進化!? 自然言語認識が可能なFantastical 2.4は至れり尽くせり

米Flexibits社のカレンダーアプリ、FantasticalのiPhone用、iPad版の最新版が自然言語認識に対応した。ちなみにこの取材は昨夜(29日夜)に行なったが、最新版は今朝(30日朝)にリリースされている。

一番の特徴は「水曜日の12時から渋谷で弓月さんとランチ」というような自然言語での入力が可能になったことだろう。

New_event_animation_2自然言語で入力すると、文字がパラパラと動いて、予定が構成される(Gifアニメ、動くかしらん? ……動いてませんね。こちらの動画参照 http://cdn.flexibits.com/fantastical2_iphone_7b3cb579.mp4 これは英語版ですが)

FlexibitsFantastical 2は、iPhone用のカレンダーアプリ(600円・取材時)iPad用(600円・取材時)Mac用(4800円・取材時)もあって、それぞれiCloudやGoogleカレンダーの情報を取り込んでくれるので、連係して使える。

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バージョン2.4の自然言語対応にあたっては、CEOのマイケル・シモンズさん自らが来日して、『日本で』の発表にこだわったという。以前に日本でのアプリのローンチなどの仕事に携わっていたこともあり、いわゆる『生産性向上』アプリに関する日本人のこだわりぶりと、そこで評価されることの重要性を感じているという。

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(左がCEOのマイケルシモンズさん。右は今回の発表会イベントを取材したLifehacking.jpの堀さん

アップルが標準アプリで用意している『カレンダー』アプリをあえて作るのは、日々使うものだからこそ、より快適な使い心地を実現したいからだという。

いくつかのアプリを見せていただいて、感じるのは『必要最低限かつ絶対必要なユーザー体験』を『何が起こったか直感的に分かるインターフェイスで実装している』ことだと思う。

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iPhone版で日本語での自然言語認識が実装されたのはこのバージョン2.4からだが、マイケルさんによると、そもそも『自然言語認識で入力できるカレンダー』を作りたかったから、Fantasticalを作ったのだという。

「9時からミーティング」と書いた途端、夜に言えばそれが翌日のことだと認識し、翌日のカレンダーに「ミーティング」と書き込んでくれる。まさに、『Fantastic』な『Cal-endar』なのだ。

さらに、iOSの音声認識を使えば、『9時からミーティング』と口頭で言うだけでいいし、もしあなたがApple Watchを使っているなら、今朝同時に発表されたApple Watch版アプリに対して予定を言うだけでいい。

Dsc05255(こういうアプリが充実してきてこそ、Apple Watchは本領を発揮すると思う)

Apple Watch版アプリにはグランスが搭載されていて、次の予定までの時間を表示したり、現在どの予定中かを表示したりできる。

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Fantasticalというか、Flexibits社の製品のポイントは、実際のユーザーにとって便利な昨日を分かりやすいインターフェイスで搭載するところにあるという。

たとえば、予定の入力中にも他の予定を参照できるし(たとえば、『14時から会議』と書きながら、「あれ? 次の取材はいつだっけ?」と思うのはよくあること)、わざわざ入力しなくていいようなことは自動的にフィルしておいてくれる(たとえば、終りの時間は放置しておくと1時間後ぐらいにしておいてくれる)。

New_event
横にすると数日間のスケジュールを表示してくれたりと、アクションによって動作する機能もあるので、利用する時は一通り操作説明は読んだ方がいい。「不便だな」と思っていたことが実は簡単に解決するかもしれない。

Week_view
iPad版は、単なるiPhone版の拡大版ではなく、さらに高機能になっている。iPhoneでやりたいことと、iPadでやりたいことは違うからだ。iPad版では横長の表示と、月間の表示とリスト表示を同時に表示することもできる。

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Mac版になるとさらに高機能に(ただし、ちょっとお高いが)。

Month_view

Week_view_2Mac版、iPad版、iPhone版、Apple Watch版、それぞれに使うシーンを考えて作り込まれている。

Apple WatchやiPhoneで、音声認識で予定を入れ、通知を受け取って行動する。

iPad版やMac版ではもっと大局的にスケジュールを見て、長期のスケジュールを立てたり、細かな調整をしたりする。使い慣れればそんなアクションが自然とできるようになるのではないかと思う。

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一時、クラウドアプリ、ブラウザで動作するウェブアプリの人気が高まった時期があるが、レスポンスや細やかなインターフェイスの快適さにおいて、再びネイティブアプリが(従来のものと違ってクラウドを前提としているが)繁栄する時代がやってきている(gmailをブラウザで見るより、Inboxの方が快適でしょ?)。

Flexibitsのマイケルさんは、そんなトレンドを敏感に感じ取り、非常に便利なカレンダーアプリをリリースしてきた。『生産性向上アプリに敏感』と言われた日本のiPhoneユーザーは、このアプリを活用することができるだろうか?

Flexibits
https://flexibits.com/jp

説明を聞いていて、便利さに感心したのと、マイケルさんの快適なユーザーインターフェイスへのこだわりっぷりに心打たれたので、しばらくFantasticalのシリーズを使ってみようと思う(従来はiPhone=Refills、Sunrise併用、Mac=純正アプリ)。しばらく使って見て、慣れたらまたレポートしますね。

(村上タクタ)



2015年7月25日 (土)

動きのない写真を、流し撮り風に加工してみた【 #AdobeCC2015challenge 】-02

基本的には、報道という意味では写真は無加工で使うべき……という意見は分かります。

しかし、一方、しょせんデジタル写真はビットに還元されているわけで、正しく人間の目に写るようにするには調整が必要です。正確に表現すればOKなのか? それとも人間の心理的に正しい表現となっていた方がいいのかっていうのも難しいところです。ともあれ、補正以外は無加工で使っています。

が、状況がゆるさず手に入った写真が微妙ってこともあります。

先日のヤマハのトリシティに会社の裏でちょっと乗せてもらった時に、撮ってもらった写真です。

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まぁ、ちゃんとした取材ならもちろんプロカメラマンをお願いするのですが、私がちょっと乗ってみただけだったので、近くにいた会社のスタッフに「お願い」といって僕の持ってたミラーレスを渡したので仕方ありません。背景も僕もブレてて微妙です。ちょっと走ってる感じがしません。

で、まぁ、ちょっと試しにググって調べた方法でPhotoshopでズルをしてみることにしました。

まず、おおまかに僕とTricityを切り抜きます。

例におってチクチクとクリックしてパスを切りましたが、どうせブレているんだからってことで、境界線を大きくボカしたので適当で大丈夫でしょう(笑)

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それから、背景画像にフィルターをかけて前後方向にぼかします。若干パースがついた写真なので、若干右上がりに角度を付けてぼかしてます。

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その上にさっき切り抜いた画像を置きます。そのまま置くと前後にボケが出てるみたいになるので、切り抜いた画像を若干進行方向にズラして置きました。

出来上がり。

Img_1020
まぁ、微妙であることに変わりはありませんが(笑)最初の写真よりは、動きがある感じに見えませんでしょうか? 若干背景が流れて、バイクと私に目が行きやすくなっているハズです。

が、本来的にはリクツからすると、そういう風にブラすなら、ホイールも回転方向にブレないといけないハズですし、まぁ、やり過ぎると違和感が出るでしょうから少しだけ。

というわけで、出来上がったコンテンツがこちら。2枚の走り写真は、どちらも加工してあります。たぶん、バレなかったんじゃないかと思いますが……(笑)まぁ、上手な人から見たら非常につたない作業だと思いますが、Photoshop使い始めて3日目ぐらいの私のやったことなので、お赦しを(笑)

ちなみに、弊社雑誌コンテンツでは、この手の加工はほぼ完全にやってないハズです。一応今回、私がシャレで試しにやってみたということで。







2015年7月23日 (木)

JTBとPayPalが提供する新電子チケットサービス【PassMe!】

 JTBとPayPalが提供する新電子チケットサービス『PassMe!』の発表会に行って来た。

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PassMe!
https://pass-me.jp/

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 PassMe!のコンセプトは、『週末のおでかけ時のチケット購入→チケット提示→入場(認証)』をすべてスマホ上でおこなうというもの。

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このサイト上でチケットを購入でき、画面を表示するとゲートで認証スタンプを捺してもらって入場完了。

決済はクレジットカードも使えるが、PayPalがプッシュされている。一度情報を登録しておけば、毎回情報を登録しなくても安全に支払いができるということでお勧めされている。最初にアカウントを作る際に PayPalアカウントを入力しておけば連係完了と簡単なのも特徴だ。

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今回実際に、発表会場1階のカフェでこのチケットを使うことができたので、その流れをご紹介しよう。


チケットを選んで、購入すると、このようにチケットが表示される。今回は取材の際に無償提供されたが、購入の場合もPaypalアカウントと連係していれば、簡単に購入できる。

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このチケットを利用するをタップして、スタンプを捺してもらう。

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すると、スタンプが画面に反映され、認証完了となる。

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というわけで、システムとしては理解できたのだがいくつかギモンは残ったので、そのあたりを発表会後に聞いてみた。

まず、今年末に加盟施設3000カ所、チケットの種類6000種、利用者数10万人を目指すということだが、現状は200カ所に満たない感じで、しかも、なんというかちとローカルな感じの施設が多い。たとえば、週末のチケットといえば、たとえばディズニーランド、スカイツリー、品川水族館というような感じのメジャー感のある施設はない。また、よく考えれば場所によっては直接ウェブサイトからチケットを購入できるところが多いだろう。するとPassMe!の立ち位置はどうなるのだろう? 別にPassMe!を使わなくてもいいということにならないのだろうか?

実は、これは同じ問題で、そもそも自社で決済システムを持つようなディズニーランドのようなメジャーな施設を対象としたものではないのだそうだ(もちろん、将来的にディズニーランドのチケットなども扱うのかもしれないが)。実は地方のレジャー施設などにはネット決済システムなどを持たない施設が多いとのこと。PassMe!は本来そういう施設のために作られているのだそうだ。

地方にあるレジャー設備で、クレジットカード決済をしてコンビニなどで発券していたような施設。そういう施設のチケットが、スマホ内だけで購入できる。しかも、運営がJTBなら信頼できる。そういうサービスなのだ。

さらに、基本的には10%程度(最大70%)の割引、もしくは何がしかの特典が賦与されており、窓口で買うよりお得。さらに、入り口でチケット購入のために並ぶ必要もない。

また、飲食店などの割引クーポンとしても機能するらしい。たとえば、3000円で300円のコーヒーが11回飲めるクーポンのようなものも販売できるという。

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さて、もうひとつ不思議なのはPayPalとの組み合わせだ。地方のレジャー施設に行くような層にPayPalが普及しているとは思えない。PayPalアカウントさえ持っていれば、支払いが簡単なのは確かだが。

ここのところはどうやら、PayPalの日本本格上陸開始作戦の一環とみた方が良さそうだ。eBayからの分社手続きを完了し、7月20日にNASDAQに再上場したPayPalは今後もっと日本で『身近な決済方法』としての認知度を上げていきたいらしい。ちなみに、普通にクレジットカード決済もできるし、今後他の決済方法も取り込んでいくそうなので、別にPaypalのアカウントが必須というわけではない。

もうひとつの目的は、海外からの訪日観光客のようだ。2020年のオリンピックに向けて、訪日観光客はますます増える。その観光客が簡単に購入決済できる方法として、PayPalはとても便利であることはいうまでもない。また、旅行ツアーなどにPassMe!クーポンが含まれているというようなことも可能だろう。


現状のところ、加盟施設がちょっと少ないので、その伸び具合次第であることはたしかだが、入会金や会費が必要なサービスではないので、とりあえずアカウントを作っておいて行きたい施設があれば、ここを通してチケットを購入してみればいいのではないだろうか? とりあえず、私はアカウントを作ってみた。夏のウチにどこか行きたい場所が見付かれば、子供たちと出掛けてみようと思う。

PassMe!
https://pass-me.jp/

【Happy Fabric】個人が生地を作れるって革命じゃない?【Hppy Printers 2周年】

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原宿のとってもクリエイティブな、なんでもオンデマンドプリント屋さん『Happy Printers』さんの2周年記念に行ったら、想定外のサプライズ発表がありました。

それが『Happy Fabric』です。

その前におさらいをしておくと、『Happy Printers』さんは、『小さいけれど、世界一ワクワクする印刷工場』をテーマに、活動されているお店です。

代表の堀江賢司さんは、 ScanSnapやEvernoteアンバサダーであり、実は愛知にある大きな印刷会社、堀江織物株式会社の人であります。

堀江さんが東京でやろうとしているのが、印刷というマスプロダクションの権化のような存在を、ITの力を使って、個人の手に渡そうというプロジェクト。

Happy PrintersにあるUVプリンターを使えば、データさえ作れば、プラスチックやガラスや金属にさえ、きれいなグラフィックを印刷できる。

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そして、2周年を機に堀江さんが発表したのが『Happy Fabric』という新事業。

図案を布地にプリントできます。選択できる布地は現在7種類で、印刷幅は144cm

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考えてもみて下さい。

これまで、いくら手芸が上手だっていっても基本的には布地というのは、買ってこないといけないものでした(ユザワヤとかで)。でも、これがあれば好きな布地が作れるんです。

たとえば、子供の幼稚園の手荷物バッグや、エプロンやなんやかやは、全部お母さんのオリジナルイラストをプリントした布地を作るとか。逆に、型紙それ自体をプリントして、切り抜き線の付いた布を印刷するとか。カーテンだってお気に入りのグラフィックで作れます。

たとえば、コスプレをする人が特定の色やグラフィックの布を欲しければ、自分でデータさえ作れば、布を作ることができるわけです。

従来なら、布というのは膨大なロットでしか作れないもののはずだが、これからはHappy Fabricに頼めば比較的安価に、好きな図柄のものを作ることができる。

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Happy Fabricがすごいのはここからです。Happy Fabricのウェブサイトでは、利用者としてだけでなく、クリエイターとして登録することができ、クリエイターになると、自分の作ったデザインをサイトにアップロードして一般公開することができます。

さらに、そのデザインががHappy Fabricのサイトで売れると、なんと10%がデザインナーに支払われるのです! これはすごい。10%ってけっこう大きいですよ。一部屋分のカーテンなどになると数万円になるでしょうし、そうなると10%って数千円ですよ!

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この新たに生まれたファブリックデザインマーケットと、Happy Fabricの小ロット受け付けが可能なクラウドシステム、そして、デジタルプリントファクトリー。これらが噛み合って新しい布地のオンデマンドプリントを実現するというワケです
これって、テキスタイルの革命かもしれません。

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絵心があって、データを作れる人はぜひクリエイター登録してみて下さい!



2015年7月22日 (水)

今だから分かる! 私はPhotoshopのここが分からなかった!【 #AdobeCC2015challenge 】-01

それぞれ月額980円になったPhotoshopとIllustratorを使い始める決意をしたことを前回書いたら、けっこう大きな反響をいただいた。

というわけで、シリーズ2回目。

使い始めてみて、実は前回の切り抜きチャレンジで、大きな障壁を乗り越えていたことを感じている。

20年以上前から身近にPhotoshopがあって、たまにさわってみて無理って思っていて、去年980円になったPhotoshopの定額制に入ってみて、やっぱり分からないと思っていたポイントが、突然スパッ! と分かった。

たとえば、前回のような記事を書くと、「切り抜きはこうすると便利ですよ」っていうコメントをいっぱいいただくのですが、違うんですよ。わからないのはそこじゃない。

とつぜん、分かったのは『パス』という概念と『選択範囲』という概念。それにもともと分かっていたレイヤーという概念がふに落ちた途端に、突然、雲が切れて光が差すように、どーんと分かった。

たぶん、僕ももう少し経験を積むとここが分からなかったということが分からなくなるので、今、ここに書いておく。

まず、レイヤーはセル画みたいなものね。透明な部分が透けて見える。それを何枚を重ねて作業をしていく。場合によっては紙に絵を描く時のマスキングのマスクのような役もする。たいてい元絵を背景として使って、それをコピーして、コピーの方で作業するみたい。瞳のマークで、表示非表示を切り替えられるので、保険としても残しておく元絵は非表示にして作業するといいみたい。

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ペンのツールで、ちくちくと広げていくのがパス。プロっぽい感じの人は、ペンツールをクリックしたまま引っ張ってベジェ曲線にして描くみたいだけど、それを並行して理解しようとすると急に難しくなるから、そんなこと考えずにポチポチクリックした部分を直線で繋ぐといきなり簡単になった。いいのだ、めっちゃ拡大して細かくやれば、まずは効率は悪いけど囲むことができる。ま、とりあえずはおおまかに囲う手もある。

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この、パスと選択範囲の違いが分かっていなかったのが決定的なポイントな気がする。

パスはベクターデータなんだけど、選択範囲はどのピクセルを選んでいるのかというビットマップなのだ。なるほど。

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↑ここではまだ、パスというベクターデータなのね。

↓そして、選択範囲になるとビットマップになるから、微妙なグラデーションが可能になる。境界を微妙にボカスことで、ナチュラルに組み合わせることができるようになる。これ、めちゃくちゃよくできてる感心した!

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このパスと選択範囲の違いと概念が分かった途端に霧がパーンと晴れた。なるほどって思った。僕が引っかかっていたのはここなのだ。

そして、その選択範囲というのは反転できる、つまり選んだ部分『以外』という選び方ができるというワケだ。

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これをレイヤーと組み合わせれば、作業をすることができる。

つまり、Photoshopというのは、『絵をレイヤーという部分品に分けて』、『選択した範囲に、加工を施す』というソフトなのだ。

パスも選択範囲も、どのレイヤーからでも掴むことができる。そして、今アクティブにしているレイヤーだけに作用する。

オレ、わかっちゃったもんね! っていうか、どうして、誰もこういう風に教えてくれなかったんだろう? 20年前にこういう風に教えてくれれば、僕は20年間Photoshopを使っていたのかもしれないのに!

さて、となれば作業はもっと簡単になる。

なんだか、よくわからないけど、自動選択ツールというのを使ってみると、切り抜きたい画像の一部が欠けてしまった。たぶん、背景色と同じ色だからだ。

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そこで、別のレイヤーでペン先だけ、ペンツールでプチプチと切り抜いた。クリップの金属部分も同様のことになっていたので、ペンツールで切り抜いた。

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パスを切って……選択範囲にして、その外側を消し飛ばす。

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これを自動選択ツールで作ったレイヤーと組み合わせればいいのだ。

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ひゃっほーい。延々とペンツールでプチプチするよりだいぶ簡単だ。

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つまりはおんなじ要領で、パス切るなりして、選択してそこの色を調整すれば、調整が反映されるし、透明度変えれば半透明になるし、ボカせばボカせるってことなんですね! パスと選択範囲! ああ、なんでこれを誰か教えてくれなかったか!

というわけで、Photoshopを使いこなしている人には、あまりに初歩的過ぎて何を言っているのか……という話だと思いますが、ここがずっと分からなかったのですよ私!


2015年7月17日 (金)

“陸・海・空”を制覇! Parrotの新ドローンズ

代表的なドローンメーカー、フランス・Parrot社が新製品を発表。一挙、5モデル(カラバリもカウントすると13モデル!!)をリリースします!

ニューモデルは昨年、2014年に登場、全世界で60万台! 販売されたMinidronesシリーズです。ゲッターロボよろしく「陸・海(水)・空」用に大きく3つにカテゴライズされています。

Minidronesは小型のドローンシリーズ。手頃な価格とサイズのホビー用で、屋内は厳しいですがあまり広い場所でなくても楽しむことができるモデルです。大人はもちろん、子供でも気軽に操作することができます。


猛烈に大地を駆け、跳ぶ! Jumping

大きなホイールで走り回るJumpingは『陸』のモデル。回転やジグザグ走行、ターンもボタンひとつで可能! 最大80cmの高さ、距離をジャンプすることもできます。

さらに広角カメラとマイク、スピーカーを内蔵し、ドローンからの視点をストリーミングで楽しむことができるだけでなく、離れた場所から友人に話しかけることも可能。声をかけられたほうは、ビックリするでしょう(いたずら!?)。

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Parrot Jumping Night

小売希望価格:2万5800円(+税)
・LEDライトをふたつ搭載し、暗い場所でも走行可能!
・駆動時間は20分
・動画、静止画の撮影可能

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Parrot Jumping Race
小売希望価格:2万6800円(+税)
・最大時速13km/h(従来モデルは7km/h)で高速走行可能!
・駆動時間は20分
・動画、静止画の撮影可能

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水中翼船と合体して、水面を滑るHydrofoil
一風変わったHydrofoilは、『海(水)』に対応したモデル。十分なフライト性能を持つミニドローンを、同梱の水中翼船にドッキング。オンにするとミニドローンが垂直(機体は前のめりな感じに)な状態になり、船体が浮かび上がり、水面を滑るように走らせることができます。
「海」にして語呂よくいきたいところですが、塩分が機体にサビを生じさせる可能性が高くなるので、湖や川など淡水での使用がオススメです。

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Parrot Hydrofoil
小売希望価格:2万1800円(+税)
・飛行可能なミニドローンと船体のセットで販売
・最大時速10km/h(5.4ノット)
・駆動時間は9分(船体着用時は7分)
・静止画の撮影可能

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屋内もOK! 賢く過激な小型、空用ドローン
そしてドローンの定番、空用のモデルも登場。いずれも180×185×40mm、重量63g(プロペラ保護用のハル非装着時)と手の平に乗るサイズながら、大型のモデルで採用される超音波センサーなどを搭載し、抜群のフライト安定性を実現! 小型モデルながら高速飛行や旋回、宙返りもスワイプひとつこなします。さらに、空中に投げられると自動でプロペラが回転しホバリングするなど欲しい機能も搭載。初めての1台にもピッタリです。

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Parrot Airbone Night
小売希望価格:1万7800円(+税)
・高出力LEDをふたつ搭載し、暗い場所でのフライトも可能
・駆動時間は9分(ハル非装着時)
・静止画の撮影可能

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Parrot Airbone Cargo
小売希望価格:1万3800円(+税)
・フィギュアなど30gほどのモノを搭載可能
・駆動時間は9分(ハル非装着時)
・静止画の撮影可能

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動画がとれるJumpingの2モデルは4GB、静止画のみ撮れる3モデルは1GBのフラッシュストレージを内蔵。いずれもフルチャージまで25分間の急速充電可能な550mAhのリポを搭載。いっぱい楽しみたい人には何よりな進化を遂げています。またすべてのモデルが、iOS、Androidアプリ『FreeFlight3』で操作します。

全モデルとも2、3種類のカラーバリエーションがあり、どれにするか迷ってしまいますが、発売は9月。夏休みに遊べない……のが残念なところ。価格も前シリーズと比べて、やや高めの設定になっています。


商品の詳細、そして実際のフライト、走行画像などは、Parrotのページで確認できます!

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Photoshop月額980円、Illustrator月額980円。今こそ封印を解く時だ!【 #AdobeCC2015challenge 】-00

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かけられた、呪縛

編集者と言うとPhotoshopやIllustratorを使いこなすイメージかもしれないが、そんなことはない。

私のいる出版の現場は分業が進んでいて(これは会社や分野によって違うかもしれない)、デザインを担当するのはデザイナーで、編集者が写真やイラスト、デザインに直接手を出すのは嫌われる。

もとより、写真はプロカメラマンが命がけで撮ってくるもので、私がかけ出しだった頃は、編集が勝手にトリミングしただけでも「オレが意図した画角と違う」ということで鉄拳が飛んで来かねない状況だった。

というわけで、編集は誌面の構想を練りタイトルなど文言を考える仕事であり、基本的には鉛筆で書くラフと、文字数を合わせたプレーンテキストで勝負する職種だった。

さらに、私はボスから「お前はPhotoshopとか、Illustratorとか触るな」と固く命じられていた。私は絵を描いたりするのは好きだったから、たぶん、PhotoshopやIllustratorを使えば、その魔法の力の虜になり、幾晩でも徹夜してしまったに違いない。しかし、私はプロカメラマンでも、イラストレーターでもないし、専門教育も受けていなかった。プロの集合体である当時の出版で、シロウトの写真加工やイラストが使われるはずもなかったから、ボスの命令は正しかったといえる。

どっちにしろ、当時のPhotoshopやIllustratorは20万円以上する業務用のソフトウェアで、手取り13万、デスクの上には型遅れのSE30……という私が手にできるソフトではかったのだが。

ついに呪縛を解く時ががやってきた

ボスの呪縛は24年間もの間、私をしばり続けた。

しかし、気が付いたら、そんな時代ではなくなっていた。編集者は自分で写真も撮るし、場合によっては絵を描いてもいいし、出版という大きな作業だけでなく、ウェブサイトの構築や、ブログの更新……などという仕事も編集者の仕事になって久しい。

ならば、写真の加工や、ちょっとしたロゴの製作だって、編集者がやったっていいのではないか? むしろ、それは武器にならないか? いや、いまや一般の人だって写真を加工し、ロゴを作っているのに、編集者だけが妙な呪縛にとらわれて、無能な人になっていないか?(たしかに、プロ中のプロが横にいるから、手を出せないのだ)。

そして、気が付けば、Adobe CC 2015では、Photoshopが月額980円、Illustratorも月額980円。

20150717_12015(23年来の禁を破って、ついに、Photoshopをインストールしたのだ!)


写真のリサイズや補正のひとつぐらいもはや一般の人がやるようになっていて、読み書きソロバン、Word、ExcelにPhotoshopが基礎教養になっている時に、そんなこともできない編集者はガラパゴスのイグアナのように滅びるしかないだろう。

だって、980円なんだから。

というわけで、私はここにPhotoshopとIllustratorを使う人になることを宣言する!

が、というようないきさつなので、一切何もできない。

実は、去年から980円Photoshopはインストールしていたのだが、画像サイズの変更さえできなかったのだ。

20150717_12117(Illustratorもインストールしたのだ。たしか、最初に表示されるイラストは23年前には『ヴィーナスの誕生』をモチーフにしたものだったような気がするが、気持ち悪い顔になっている。21世紀も始まって15年も経つとこんなことになるのだ。ディストピアかw)

人生で、初めての切り抜き

さて、ひとつひとつ勉強していかなければならない。

ともあれ、私はフリック!の他に枻出版社のメインページの更新も担当しているので、そのために画像サイズを変更する必要があった。そんなわけで、画像のリサイズや解像度の変更については、隣の席の女性に教えてもらってできるようになった。

次は写真の切り抜きを学ぶ必要があった。ペンツールでベジェ曲線というのを使う必要があるんだろうなぁ……ということは分かっていたが、いきなり高度なことをするのが無理っぽかったので、極端に拡大してプチプチと細かく直線で繋いでいくことにした。労力をかければベジェ曲線を使わなくても(とりあえず単純な形状の物体は)切り抜けることが分かってきた。

いや、Photoshopとか使う人にとっては、アホほど簡単なことだってことは分かってる。でもとにかく第一歩なのだ。23年の歳月を経て、私は初めて写真を切り抜いたのだ。これまで、ずっと「写真、切り抜きで」とデザイナーに指示していたにも関わらず。

(ちなみに、印刷の写真は印刷所の人が切り抜き処理するので、デザイナーが切り抜いたりするのは、あくまでデザインカンプ用の仮の物で、紙のエディトリアルのデザイナーは別に細かく細部を切り抜いたりはしない。仕事としては)

20150717_11816(本来の切り抜き用の写真は、エッジ部分にスミを写し込んでカタチをシメるために、周りに黒いケント紙などがあったりするので、切り抜きデータにしないと使えないのだ)

切り抜きの写真を並べて使ったりもできるようになった。

20150717_11438(その結果できたページがこちら

まだ、PhotoshopもIllustratorも使えないみなさん。私と一緒に現代人の基礎教養たる、PhotoshopとIllustratorを使えるようになりませんか?

……というわけで、今後も進捗があったら、【 #AdobeCC2015challenge 】としてレポートします。続かなかったら、進捗しなかったと思って下さい(笑)

2015年7月16日 (木)

Ingress、Android版の1.81で、Android Wearに対応【動画あり】


YouTube: Ingress Wear Update Preview


Android版の1.81で、Android Wearに対応したとのプレスリリースが、来ました。

とりあえず、今手元にAndroid Wearがないので、あとで試してみますが、最寄りのポータルを探してハックができる他、自分のポータルが攻撃を受けている通知などを受けとることができるようです。

アノマリーなどに行って、イベントを取材していると、周囲の人からはやっぱり『大勢の人が公園などでスマホを見ている光景はやはり異様、不健全』に見えるという意見も多かったので、その解消の一助にはなるかと。

というわけで、Apple Watchへの対応も何卒……。

2015年7月14日 (火)

愛するMX Masterの小型版登場【Logicool MX Anywhere 2】

待望のLogicoolの最高級マウスの最新型が出て、ご機嫌な昨今ではありますが、続いてそのMX Masterの小型版とでもいうべきMX Anywhere 2が登場しました。明後日、16日発売だそうです。

大きな発表会はなかったのですが、マウスマウスといつも騒いでいるせいか、Logicoolさんに内覧ってカタチで見せていただけたのでレポートを。スペックなど詳細は企業サイトでご覧いただくとして、ここでは実際触ってみてのインプレッションを。

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ご覧のように、デザイン、質感はMX Masterに酷似したもの。実際には上面の質感などは少々違って、MX Masterの方ゴムっぽくグリップがいい感じ。これはマウスの持ち方に由来するものだそうで、つまむような持ち方も多い小型のマウスだとすこしすべすべしていた方がいいらしい。

MX Master(12880円)と同じ質感ということで、小型なのにいいお値段(10130円)するが、小型でもハイクオリティなものが欲しいという人はいるだだろうから、それはそれかと。

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最高級のオムロン製のマイクロスイッチに独自のサポートスプリングを加えたり、耐摩耗性を向上するためにシリコンのシートを貼り込んだりと細部のチューニングが、最高級マウスならではの質感を提供している。


実際、触った質感、ボタンのクリック感のよさなどはMX Masterとまったく同等で質感が高い。レーザーもMX Masterと同じ、第5世代のダークフィールドレーザー、Bluetoothと Unifying両用、3つまでのデバイスを物理スイッチで切り替え可能とほぼ機能は同じだから価格が高くなるのは止むを得ない(為替の問題もあるだろうけれど)。

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違いは、横スクロールをメインホイールのチルトで行なうようになっていることと、サムボタンがないこと、ホイールのフリー<>クリックの切り替えが、自動の設定ができず手動のみになっていることぐらいだろうか。

フリーとクリックの自動切り替えは慣れると実に快適なのだが、このサイズのマウスには機構を組み込むことが難しいらしい。

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サイズの差はこれほど大きい。

僕は、MX Masterの大きさが気に入っているけど、このマウスを大き過ぎると感じていて、なおかつ使い心地のいいマウスが欲しいと思っていた人にとっては最高の選択肢になるだろう。実際、手のひらにマウスの背が当たるのがいやな人、手の小さい女性などには最高の選択肢になるのではないかと思われる。

私は、大型マウス派なので、MX Masterがメインだが、実際にはマーケットはMX Anywhere 2の方が大きいとのこと。これは興味深い。

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私はメインがMX Masterなので、取材用にMX Anywhere 2をお預りしても、使うことはあまりないかなぁ……と思っていたのだが、数分使っているだけで馴染んできている自分に驚いた。

外出中はMX Anywhere 2を使うようになるのか。それとも、MX Anywhere 2に馴染んでしまって、オフィスでもMX Anywhere 2を使うようになるのか。自分がどちらを選ぶようになのか楽しみに思う。

ボタンの数が若干違うので、機能のアサインをまったく同じにはできないので、両方兼用に馴染めるかどうか……というのも興味深い。

従来型からの進化はこんな感じ。

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高級感はググッと増している。

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単3乾電池2本内蔵だった従来型に比べて、飛躍的に軽くなっているのもありがたたい。ちなみに、従来型の905tは電池込みで132gだったのに対して、104gになっていて明らかに軽い。

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ファーストインプレッションとしては、小型マウス派の人には文句なくお勧めできると思う。

2015年7月 9日 (木)

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※例によって配信タイミングのズレる配信元さんもあるかもしれませんが、ご容赦を

※ZINIOでも最新号『flick! vol46・8月号』の配信が始まっております

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Dropbox、Evernote、Moneytree、MetaMoJi Noteなど、クラウドサービスにはまだまだあまり知られていない便利テクがある! そこで今回は各社の日本法人に訪問『とっても便利だけど、一般の人に知られていないテクニック』を取材しました。たとえば、Dropboxで、アカウントを持っていない人に「ここに書類を入れて!」と、サイトURLを送ることができるって、ご存じでした? Dropboxや、Evernoteって、消してしまった書類を復活できるってご存じでした?(一部有料版のみ)そんな超便利なテクニックをまとめて紹介。またMetaMoJi Noteは仕事の現場で使えるGEMBAコンセプトの新展開eYACHOを紹介。

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第2特集Apple Musicや、8ページで展開したIngress Persepolis仙台に加え、netatmo
Welcomeなど新製品も盛り沢山。

今月も、(約)200円とは思えない充実の記事をお楽しみ下さい。

2017年11月

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flick! editors

  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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