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2015年6月 6日 (土)

【Jawbone UP 2/3発表】Apple Watch時代のJawbone UPってどうなるの?

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UP2を使ってみたら、進化しててビックリ!


取材用にお借りしてた、UP2 を付けてひと晩。とっても軽くてフィットする感じだ。

朝起きて、UP2を睡眠モードから普通のモードにして、顔を洗ってiPhoneを見たら……すでに、睡眠の結果について通知が来ている!

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そのまま、横にフリックすると、睡眠の内容が、もう表示されている! (締切中だったので、睡眠時間が短いのにはご容赦を……(^_^;)ちなみに、僕にしていは深い睡眠が短い)

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これは快適だ! 初代のUPはヘッドフォンジャックに差し込まないといけないし、Nike Fuelbandも、UP Moveも同期ボタンを押さないと同期しない(※訂正2015年6月8日:Moveも自動同期。ボタンを押さなくても同期する。私はいつも1回ボタンを押していたのだが、それは達成率表示の機能だった……。ちなみに、仔細確認中だが、同期のスムーズさは向上している模様)。いつの間にか同期しているの、素晴しい。そして、これは多分、最新のBluetooth LEのおかげだろう(ちなみにアプリは従来のものとは違うアプリを使う)。

Apple Watchもそう。従来のBluetoothってなかなか電波掴まなくて、同期に手間ひま時間がかかったものですが、LEはおそらく微弱な電波で繋がり続けているから、繋ぎ直す手間がないんだと思う。

そもそも、今回の発表会に前に『そもそも、Apple Watchが登場したら、UPは要らなくなるんじゃないのか?』と思ってた。でも、発表会の話を聴いてUP2を使ってから意見が変わりかけている。

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(ちなみに様々なスマートデバイス版のUPアプリもあるそう。それじゃ、UPが売れないでしょーが、と思うが、UPの計測の正確性とウォッチより腕輪タイプの方が常時付けていられるということに自信があるのだと思われる)

そりゃ、最初のJawbone UPは大変だった。よく壊れたし、iPhoneのヘッドフォンジャックに差し込まないと同期できなしし、よく壊れた(大事なことなので、繰返してみた)。

実はそのおかげで、UPに対してネガティブなイメージを持っている人は(特にアーリーアダプター層において)多いんじゃないかと思う。しかし、その後、UP Moveを使って、そして今回UP2/3に触れてみて、 UPは改善されたんじゃないかと思っている。

そもそも、常時身に着ける小さな機器を壊れないように製品に仕上げるのはとても大変なのだと思う。防水性だったり、対衝撃、対振動など、単に丈夫にするだけでなく、力を逃がしたり、大事な場所に伝えたりしないように設計されなければならない。以前時計メーカーの人に聞いたのだけど、それはそれは細かいノウハウがあるのだそうだ。

それが単なるコンピュータ回路との違いだ。たぶん、最初のUPはそのあたりでとても苦労したんじゃないかと思う。そして、最近のUPにはそこで苦労の結果が出てるんじゃないかと思うのだ。

さらに、自分の蓄積したデータを見るのも快適だし、自分の活動量に応じて表示されるアドバイスもまた親切で、蘊蓄のあるものになっていると思うのだ。

つまり、最新のUPは
1.同期が優れていていつの間にか同期している
2.以前からだが睡眠のログも取ることができる
3.浅い眠りのタイミングで振動で起してくれるスマートアラーム素晴しい
4.軽くて薄い、そして壊れにくそう
5.ソフトウェアが練られている
という点において良い商品だ。

Apple Watchは24時間付けるには、サイズが大きく、電池が持たない。その点UP2はとても快適に自分生活のログを付けることができる。Apple Watchがあっても、まだまだUPの出番はあるのではないかと思うのだ。



なぜApple Watch時代でもUPが必要なのか?


さて、発表会のお話。

会場は神宮前の瀟洒なレストランCopon norp。

話をして下さったのはプロダクトマネージャーのジェイソン・ドナヒュー氏。

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データインサイト部門のマネージャーで、とりわけ睡眠に関連したプロジェクトと製品を統括している人だそうです。

やはり、Apple Watchは気になるようで、現在のウェアラブルの製品の整理から話は始まった。

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ドナヒュー氏はウェアラブル製品を短期間の運動の効果を測定するワークアウト関連製品と、スマートウォッチ、ライフスタイルの製品に分けた。

そして、ワークアウト用品はとても短時間の測定に使われるもので、スマートウォッチは日中の記録のみを取る。そして、両者は大柄で、バッテリーの消耗が激しく頻繁に充電しなければならないとした。UPはライフスタイルを記録する商品で、小さくコンパクトで1日24時間、週に7日装着することで活動を記録するとのこと。

一般的な人の1年をまとめると、356日のうち112日は寝ている。そして、243日は起きているけど活動的ではない。つまり、デスクワークをしたり、テレビを見たり、パソコンに向かったりしている。起きていて、活動的なのはわずか8日間。そして、ワークアウトをしているような状況の時間はわずか2日間に過ぎないのだという。

だから、UPはワークアウトだけでなく、活動的でない時間や、睡眠中についてもログを取り、アドバイスをすることができるようなデバイスとして作られているというのだ。

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UP24の正常進化スリム版のUP2と、機能強化版UP3


UP 2は、UP24の後継モデルで、24よりはるかに小型で装着していて邪魔にならない。本体はアルマイト製のボディに内装されており、軽く、耐久性に優れているとのこと。

続いて、先にアナウンスされていたUP3(Moveと同じタイミングで話を聞いた気がする……)登場。

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UP2がUP24の基本機能を継承し、スリム化した後継機種であるのに対して、UP3は高機能版。

内側にバイオ・インピーダンス・センサーを装着しており、体表面の微弱な電気抵抗を計測することで、さまざまなデータを得るとのこと。今のところ、安静時の脈拍を取る事に使われているようだが、アップデートで機能を追加していく予定とのこと。現在は主に安静時脈拍数、つまり朝起きる直前の脈拍を計測するのに使われるとのこと。

計測を1カ月ぐらい続けると、安静時脈拍数の変化と、前日の歩行量、睡眠の不規則さなどのデータを統合して、「あなたの安静時脈拍数が不安定になっています。それは○○だからです」などとアドバイスしてくれるようになるとのこと。

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さらにUP3は皮膚温度と周囲の温度を計測するセンサーを持っている。総じて言えば、Jawbone UPは、常に身に着けるデバイス……というイバラの道を歩んできたが、着々と完成度を高めて、素晴しい製品になってきているように思える。


ラインナップがややこしいので総括


とりまとめると……。

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日本でのラインナップは上記の三つになる。

UP Moveは5961円(+税)で発売中。

これはボタン電池で動作する安価なアクティビティロガー。ボタン電池は半年ぐらい持つし、充電不要なので案外便利。ただし、バイブレーション機能を持たないので、目覚ましとしては使えない。とはいえ、価格の割には基本的なロギングはできるので、いい商品。

UP2は1万4400円(+税)で、6月中旬発売。

基本的には3軸のアクティビティロガー。Moveまでで使っていた旧アプリは手動同期だけど、UP2は以降で使うアプリは自動的にいつの間にか同期するようになっている(ような気がする。あとで気がついたので、Jawbone方面には未確認)。バイブレーションによる目覚まし機能があって、これが眠りが浅い時を見計らって起してくれるスグレモノ。バイブレーションは電池を消耗するのでボタン電池タイプでは使えないワケだ。

UP3は2万5000円前後で、今夏後半の予定。

UP2に加えて、バイオインピーダンスセンサーと、皮膚温度計と周囲温度計を搭載(どのぐらいの精度なんだろう。楽しみ)。

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というわけで、UP2とUP3をお借りしてきたので並べてみた。青いのは トリニティの星川さんから受け取った 初代。故に、僕のjawboneのアプリには2013年4月8日からログがある(それ以前からずっと楽しみにしてたのだけど、いろいろすったもんだあってね)。発売は20日でしたが、ちょっと先に使わせてもらっておりました。

Moveは去年の秋から。これも案外安いしお勧めですよ。充電しなくていいし。

というわけで、とりあえず借り物ですが、しばらくUP2を使って、その後UP3を試してみたいと思います(アプリの都合上同時には使えない)。また、何か気がついたらレポートしますね。








コメント

今年の1月からUP Move(アプリはAndroid版 バージョン4.4.0)を使用中です。
「トラッキングデータの同期は同期ボタンを押す必要あり」とありますが、同期は自動でできていますよ。そもそも同期ボタンがありません。
UP Moveの紹介記事はあまりみかけないので正しい情報が載っていたほうがいいと思いコメントしました。

> 初代のUPはヘッドフォンジャックに差し込まないといけないし、Nike Fuelbandも、UP Moveも同期ボタンを押さないと同期しない。いつの間にか同期しているの、素晴しい。

ご指摘ありがとうございます。

確認したら、Moveも自動同期でした。ただ、新型の2や3の方が、自動同期がスムーズにはなっているようです。このあたり、代理店さんに確認をお願いしました。

私は、半年ほど、同期させるためにボタンを押していたのですが……達成率表示だったようです(汗)。

復習すると、1回が達成率表示、2回が時間表示、3回が睡眠時間の表示、長押しが睡眠モードへの切り替えでした。

ずっと間違えたまま、使ってました……。

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    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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