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2015年5月26日 (火)

Surface 3登場。で、Windows RTはどうなったのか?

Surface 3がいい。

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コンパクトで、ハイパフォーマンス。タブレットとして使えて、キーボードを組み合せればノートパソコン。多くの人にとって使い慣れたWindowsだし、セキュリティ的にも安心。

そこにはiPadとは別の使い勝手がある。

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日本マイクロソフトの樋口社長も自信ありげな表情。

ちなみに樋口社長は、「AppleにしてもGoogleにしてもそれぞれのエコシステムを構築した。今のMicrosoftはそれができていない。Windowsがあるけれど周辺がバラバラ。今となっては他社のエコシステム……iOSであれAndroidであれ、取り入れてユーザーの利便性を重視する」とおっしゃった。この姿勢が今のMSの強さだなぁと思った。

iPhoneや、Androidと連係できるのであれば、ビジネスユースで圧倒的なシェアを持つWindowsはやっぱり強いはずだ。ただ、マイクロソフトほどの大きさの会社が、Windows Phoneや、Microsoft Officeなどの自社サービスを優先せずに他社のサービスを積極的に取り入れるという姿勢を取れるのはやっぱり強い。

やっぱり、Microsoftは強いんだと思う。

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米MSのハードウェアセールス&マーケティング担当のブライアン・ホール氏によると、Surface 3はクアッドコアのIntel Atom x7プロセッサーを搭載し、1920×1280で10.8インチのフルHDのマルチタッチディスプレイを搭載。本体のみで622gの軽さ。

本当に申し分のないスペックだ。

ただ、冷静に考えるとちょっと変だ。このSurface 3にはWindows 8.1が搭載されている。Windows RTはどこへ行ってしまったのだろう?

だって、先に発売されているSurface Pro 3もWindows 8.1だ(こちらはPro版だが、一般使用には大きな違いはない)。

以前は、Surface、Surface 2 にはWindows RTというタブレット向け簡略版OS、Surface Pro、Surface Pro 2 にはフル版のWindowsという戦略だった。つまり、iPadのiOSに対抗するのがmetro……と言われたものだったはずなのに(ちょっと違うけど)。

というわけで、これにてRTは終了した。

となると、Microsoftがいろんなパソコンメーカーの反対を押し切って作った(競合になるから)Surfeceってだだのパソコンだったんじゃない? という話になる。

Surface 3とSurface Pro 3は、専門的にいえば前者がIntelのAtomプロセッサーで、後者がIntelのCore i3〜7プロセッサーを積むという違いはあるけれど、じつはタブレットというよりは、キーボード分離式でタッチパネル付きのパソコンだったんじゃないかっていう気がする。

まぁ、中のスペックと、フォームファクター、サイズファクターなどいろいろな要素が関わって製品になるわけで、結局のところ、自分たちが使いたい製品を使えばいいわけだけれど。

整理すると、こうなった感じ。

201505261たぶん、Appleのが一番整理されているような感じがする。電話とタブレットは仕様違いのタッチパネルOS。パソコンはMacOS。

対抗するAndroidは、Androidが基本。パソコンは現状クロームOSということになる。

WindowsはデスクトップPC、ノートPCから、タブレットまでカバーして、スマホ用だけ別のOSと。

今後、どういうことになるかは分からないけど、これは大事なポイントな気がする。

ちなみに、今回のSurface 3は、日本国内ではLTEモデルのみで、Wi-Fiモデルは発売されない。

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コンシュマー向けは64GBで8万1800円。加えて月々の通信費がかかる。

しかし、(繰返すようだが)Surfece Pro 3は64GBで9万9144円から。価格差は小さい。

ちなみに、回線はY!モバイルが提供する。月額料金は3696円。

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うーむ、難しい。

単にパソコンが欲しければSurface Pro 3、常時回線が繋がっていて通信し続けるモバイルデバイスが欲しければSurface 3ということなのだろうか? うーむ。わからん。

というわけで、現状の立ち位置はすごくはっきりと分かって方向性が見えてきたMicrosoftだが、商品展開はやっぱり若干謎な気もする……が、そこになんらなのニーズがあってこうなっているのだろうか? 不思議。

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flick! editors

  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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