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2015年3月 9日 (月)

89チーム350人のハッカソンの90秒爆速プレゼンがスゴイ!【Yahoo! Open Hack Day 3】 #openhackday

昨日からお伝えしている、Yahoo!さんのOpen Hack Day 3、いよいよ全チームのプレゼンです!

カンファレンスのレポートはこちら昨夜の開発途中のレポートはこちら

といっても、89チーム。プレゼンタイムは90秒とはいえ、かけ算するとすごく時間がかかります。30秒で次のチームに切り替えられたとしても(実際にはプレゼンの様式はさまざまだし、ケーブルを繋いだり音声をテストしたりと30秒で切り替えるのは困難)1チーム2分としても、3時間弱。24時間寝ずに開発してきたみなさんにとっては、かなりタフな時間です。

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しかし、エントラントの方のプレゼンも真剣、さらにそれを眼の前で見て審査する協賛各社の方々もさらに真剣。長時間、大変タイトなテンションが続きます。

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さて、そんなわけで89チーム(実際にはリタイヤがあって、87チーム)もあるので、ご紹介はごく一部ですが、こちらも爆速で。

↓ネコ用ドアのIoT。ネコの首輪にBTモジュールを付けておいて、ネコが出て行ったり、帰ってきたら開く。他のネコじゃ開かない。

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ログはネット上にこんな感じで記録されます。

さらに、スマホにもネコの行動が通知されるので、不在の時にもなんか安心できそうです。

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↓昨夜もレポートした、自走して道案内してくれるスーツケースはちゃんと完成していました。

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ユニットはこんな感じで、いろんなモノに取り付けられるということでした。重い荷物が勝手に道案内してくれるなんて、逆転の発想ですばらしいw

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ただ、良さがプレゼンでなかなか伝わってなさそうだったのが残念。

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そういえば、前日、何を作ってるのかがさっぱり分からなくて、写真を撮ったのに扱いようがなかったか分からない↓この機械。

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これはなんと、トイレットペーパーに墨色を付けた部分を作って、ストレージ化するという機械でした。もはやナンセンスw

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ただ、1バイト(だったかな?)を記録するのに96cmが必要という無駄っぷり。今どき、何十枚か写真を撮ったら到達しかねない2GBを記録するのに、東京ドーム4435個分のトイレットペーパーが要るそうです。

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ただの紙とはいえ、そんなに大量に必要だと、コストもかかります。

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バカバカしいけど、こういうの作っちゃうっていうのが面白いですよねw

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バカバカしいといえば、リア充を爆発させるガジェット↓。某非モテ界隈の人(今日は動画を撮ってらっしゃいましたが)に使って欲しいアイテムです。

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↓この『いかにも』な、帽子をかぶって、Facebookアカウントを入れると、友達の人数は結婚のステータスを見て、リア充だと認定されたら、風船が爆発するそうですw

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↓こちらのPokeMachは胸ポケットに入れたスマホで懇親会などで会った人を記録するサービス。

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お互いに顔写真を撮り、あとでソーシャル的に繋げてくれます。私、人の顔を覚えるのが苦手なので、これは欲しいw

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↓『食バン』は、食パンを加えて、街角を走ってる女子との出会いを促進するガジェット。

Dsc08759ちゃんと、プロフィールに見合った人とマッチングするそうです。

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あと、まぁ、テーマはアレですが、非常に重要かもしれないのが、トイレを探している人向けのマッチングサービスが『Unterest(ウンタレスト)』↓。

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トイレを貸してもいい人が『貸してもいい』としておくと、急にトイレに行きたくなった人から通知がきます。トイレ借りたい人はその旨宣言すればいいわけです。

そうすると、GPS的に近い人に通知がいって『貸してもいいよ』という選択肢を選ぶと、そのトイレへの距離が表示され、道案内が始まります。

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その他にも、↓5人のスマホを連動させてロボットを動かして、スイカ割りをする仕組み……とか。

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スタイラスの感圧センサーを使って、耳掻きにセンサーを入れた事例↓。力を入れ過ぎると、警告が出るサービス。

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↓iPhoneから、あまり使われていないサービスAir Printを上手く使って、フリンターではなく、画面上の絵馬に文字が入る仕組み。

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ほかの人が応援できます。応援すると、絵馬に写真が表示されます。Airプリントを使うあたりが、かなり難易度の高い説明だそうです。

↓これは私には全然わからなかったんだけど、リーマン球面を具体的に表現する機材。発泡スチロールの半球にリーマン球面を表示してくれるのだそうです。……リーマン球面って何でしょう……?

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↓Thetaの表示を球状に表示させ、それを右下の球で操作するというサービス。

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そんなこんなでひとつひとつは超短いのに超長いプレゼンタイムが終り、協賛各社が選んだ個別の賞と、最優秀賞が選ばれました。
協賛各社とその賞の内容はこちら。すごく多彩な会社がいろいろな機材を協賛されていて面白いです!)

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そして、最後、審査委員長のYahoo!の村上臣CMOから、最優秀賞が発表されました! 審査委員長とはいえ、最優秀賞は来場者の中から投票で選ばれるから、みんなと同じ一票しか持っていないとのこと(正確にはニコ生で見ていた人なども含めて、Facebookで投票可能)。

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最優秀賞に選ばれたのは、Hack ID 9の『立体逓信団』の『露光代理店』。複数の写真を撮って、それを合成して、1枚の写真にして、中に写ってる移動するものを消し込んでしまうという作品。非常によく出来ていて、すぐにでもリリースできる完成度とのこと。

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↑こうやって写っている人が、↓こんな風に忽然と消えます。

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投票で選ばれたこのチーム、常勝とのことで村上CMOとしてはもやもやする部分はなきにしもあらずということですが、しかしやっぱり作品としての完成度は高く最優秀賞に相応しいとのこと。

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最後に村上CMOが、全体の講評を細かく、非常に個別具体的にされていたのが印象的でした。


全体としては、とにかく参加チーム数が多いので、短時間でどんどん続くプレゼンが圧巻。とはいえ、見てる方としては、ちょっと長過ぎて疲れる部分も。24時間Hackするという参加者主体のイベントとしては、これでいいのかなと思いましたが、あるていど選抜されて最後の決戦というのがあってもいいのかなと思いました。

あと、最優秀賞は別として、あとの賞は協賛各社の商品の使用を前提として選ばれるので、どうしてもその使用商品に左右される。逆にいえば、全体の中では次点的にいい作品もあるのに、使用商品が競争率が高かったりすると何の賞にも選ばれていなかったりして、それはもったいない部分だなぁと思いました。

あと、チーム名や作品名が内容を表し過ぎていなかったりするのと、ちゃんと内容が一覧で見られるウェブサイトとかがなかったりするので(一応ここが本来その役目を果たすはずだが、チームによってはあまりちゃんと書き込まれていなかったりする)、どのチームが何を作っていたのか、現場にいてももうひとつ分かりにくい。そこがもったいない。そのへんが改善されると、見てる方としていいなーと思いましたが、いずれも見てる方からの意見ですので、参加者主体のこのイベントとしては、そこにパフォーマンスを割いている場合ではないのかもしれません。

が、ともあれ、これだけ優秀な頭脳と行動力をもった人が、自由なアイデア主体でモノ作りというか、開発をする空間というのは非常に面白かったです。

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参加者のみなさん、Yahoo!のみなさん、協賛各社のみなさん、2日間お疲れさまでした!






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  • 村上タクタ

    村上琢太。ガジェット好きの雑誌屋。'92年入社以来趣味誌ひと筋。バイク雑誌RIDERS CLUBから、現在はコーラルフィッシュRCエアワールドの編集長も務める。機能を突き詰めてカッコよくなったガジェットと、アイデアと楽しさに満ちたウェブサービスを紹介する本『フリック!』の編集活動に奮闘中。twitterアカウントは@flick_mag

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